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「ろうけつ染め」と呼ばれる、溶かした蝋で布に絵を描いて染色し、蝋を落とし水洗いをして・・・という手間のかかる工程を繰り返して1枚の作品を完成させる技法などを駆使し、激動の1950年代を生きた前衛女性画家、芥川（間所）紗織さん（1924-1966）の作品を巡る、全国でも珍しいプロジェクトが進行中であること、ご存じでしょうか？

全国10カ所の美術館が協力し、各館が所蔵する作品を、期間限定で開催する展示会にあわせ、展示作品の1つとして紹介。2024年が生誕100周年となる節目であることから、日本の現代美術史における芥川（間所）さんの位置付けを改めてとらえ直そうと企画されました。

作品を展示する美術館は、川崎市にある「川崎市岡本太郎美術館」や「横須賀美術館」「東京都現代美術館」など、オソトイコの紹介エリアである関東1都3県内だけで4つ。展示イベント、展示作品等、詳細は各館公式サイト、またはプロジェクト特設サイトでご確認ください。

イベント概要

「生誕100年 芥川（間所）紗織　Museum to Museums 軌跡を回顧する旅へ」
■開催期間：2024年4月18日（木）〜12月22日（日）

＊展示会期は開催美術館の開催展により異なる

■開催美術館：川崎市岡本太郎美術館、栃木県立美術館、国立国際美術館、豊橋市美術博物館、刈谷市美術館、名古屋市美術館、高松市美術館、横須賀美術館、東京都現代美術館、東京国立近代美術館
■特設サイト：https://saori-100th-anniversary.com