2020.10.31

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OSOTOIKO SPOT RePORTS

 オソトイコ編集部のお出かけスポット取材報告

2019.11.14
山さん
文・写真: 山さん

『下町風俗資料館』 目に映るモノすべてが懐かしく、ときに新しい。下町風情を体感できる貴重な資料館。上野に行ったらぜひ♪

下町風俗資料館バナー下町風俗資料館下町風俗資料館 下町風俗資料館 下町風俗資料館

日本を代表する観光地であり、外国からの観光客も多く訪れる上野。その人気観光地で長年愛され続けるスポット「下町風俗資料館」は、失われてしまった下町風情を肌で感じることができる絶好な場所。新しいモノがどんどん生まれては消える現代ですが、手作り感と温もりに満ちた、大正・昭和初期の下町懐古の旅は、新しい刺激と発見をきっとアナタにもたらしてくれるはず。小中学生の社会科見学コースの定番ともなっているようですが、大人もしっかり楽しめます♪ 上野へ行ったらぜひお立ち寄りを。

*掲載内容は2019年11月8日時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真は、すべて編集部による。

下町風俗資料館下町風俗資料館下町風俗資料館

 

SPOT DATA

下町風俗資料館

大人大歓迎
子供大歓迎
体験エリアあり
物販あり
弁当持ち込み可
トイレあり

場所東京都台東区上野公園2-1
入場料【一般】300円、【小学〜高校生】100円
開館時間【3月〜10月】9:30〜17:30、【11月〜2月】9:30〜16:30(入館は30分前まで)
休館日月曜日/祝日・振替休日となる場合はその翌日、年末年始等(詳細はウェブへ)
アクセスJR「上野駅」から徒歩5分 ■Googleマップでの確認はコチラ
公式サイトhttp://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/



 

下町風俗資料館下町風俗資料館

「下町風俗資料館」とは!?

1923年(大正12年)の関東大震災、1945年(昭和20年)の第二次大戦、さらに1964年(昭和39年)東京オリンピック開催に伴う再開発で、姿を変え続ける古き良き下町風情を後世に広く伝えるべく、1980年(昭和55)に開館した区立資料館。1Fは大正時代の下町の町並みを再現し、2Fは歴史と文化が知れる資料や生活道具のほか、実際に使われていた銭湯の番台があり、それら一部は実際に座敷に上がる等、下町風情に直接触れることができるんです。

■目安観賞時間:1時間〜2時間

 

下町風俗資料館
【↑】不忍池の角に構える、コチラの和風な建物がそれ。3F建てですが、上がれるのは2Fまで。

上野地図

【↑】上野駅の目の前に広がる「上野恩賜公園」は、動物園や国立博物館など、観光スポット盛りだくさん。1日では回りきれないほど、見所多数。「下町風俗資料館」は不忍池の下の赤丸部分。



【1F・下町の街並み】

入り口右手にある受付で入館料を払った後は、1F&2Fは行き来自由です。
 
1Fはフロア全体が大正時代の下町の趣を再現した展示室となっており、館外の上野の町並みとはガラッと雰囲気が変わります。入り口から向かって左手に「駄菓子屋さん」と「銅壺(どうこ)屋さん」の長屋が連なり、右手には下駄や草履の花緒問屋の「商屋さん」と、大きく3ブロックからなり、それらすべて見るだけでなく、“座敷に上がって”当時の生活観を間近で体験できるようになっています!

下町風俗資料館

【↑】入り口入ってまず目に飛び込むのが電話ボックスや、呉服店の商品や俵を運んだ箱車と、どれも関東大震災前にはごく普通に見られたものとか。写真右側にあるラックはミュージアムショップの商品です。
下町風俗資料館
【↑】電話ボックス内に実際に入ることも。赤い電話ボックスは1910年(明治43年)頃から普及したもの。「自動電話」とは、通話相手との仲介役となる交換手が必要な(自分でダイヤルを回さない)タイプで、自分でダイヤルを回して通話する(交換手を介さない)「公衆電話」という呼び名が普及したのは1926年(大正15年)頃からとか。
下町風俗資料館
【↑】1F左手にある二棟続きの長屋前の小道。建物はもちろん、路面まで当時の雰囲気をリアルに再現。ちなみに向かって左側は建物の雰囲気のみで、内部に入ることはできません。
下町風俗資料館
【↑】隣接する家に手ぬぐいなどの洗濯物が干してあったりと、なんだかほっこりする光景も。
下町風俗資料館
【↑】左手長屋の1番手前にある「駄菓子屋さん」の入り口部分。壁一面も商品がギッシリ。解説文には「駄菓子屋は子供たちの社交場」とありますが、まさにその通り。現代にも通じる光景が目の前に広がります♪
下町風俗資料館
【↑】駄菓子屋さんの奥は住居となっており、タンスや丸いちゃぶ台、障子など、質素な雰囲気がなんとも味わく。足を踏み入れると足に伝わる、ミシミシと僅かにきしむ畳も良い感じなんです。
下町風俗資料館
【↑】関東大震災前の大正の生活は、水は共同の井戸水を使い、熱は炭でまかなっていたとか。手前にある波状のギザギザが入った洗濯板やたらい。白い四角のようなものは石けん。注目はそれを推しているトレイで、なんとアワビの貝殻。貝殻についている穴が水切りがいいとのことで、当時は重宝されていたそうです。
下町風俗資料館
【↑】大量生産大量消費が始まる以前は、1つの道具を修理しながら長く使うのが当たり前。長屋奥にある「銅壺(どうこ)屋」さんは、給湯器(=銅壺)のほか、鍋、やかんなど、銅製品を作ったり修理したりする職業。を使う「鋳掛(いかけ)屋」さんと区別していたとか。写真では右端が作業場、中央が居住スペース、左にお稲荷さんが。
下町風俗資料館
【↑】お稲荷さん脇にはおみくじが。穴が開いた四角い筒の中に棒おみくじが入っており、その番号の引き出しの中のくじをもらうというもの。
下町風俗資料館
【↑】長屋の細い裏通りもちゃんと通行できるんです。手ぬぐいなどが干してあったりも。
下町風俗資料館
【↑】浅草などでもお馴染みの「人力車」は、明治初期の発明で、当時欧米からの輸入品が増え続けていたなかで珍しく、日本で発祥した国産の乗りモノなんだとか。最盛期には国内で20万台も走っていたそーです!
下町風俗資料館
【↑】表通りに面して建てられた、「表店(おもてだな)」と呼ばれる、鼻緒製造卸問屋の店先。入り口部分は少し盛り上がった「揚戸(あげど)」という仕様。溝が刻まれた左右の柱に戸板と呼ぶ板を刺し込み、その戸板を上下させて入り口を開閉させていたんだとか。もちろん内部に入れます♪ 写真左手の壁に、花緒が吊してあります。
下町風俗資料館
【↑】客人を迎えた接客場ともなる、お金のやり取りをする「帳場」。招き猫があるほか、格子の裏には「銭箱(ぜにばこ)」という金庫や、そろばんがあったり。もちろん座敷に上がれます。
下町風俗資料館
【↑】商家の天井を見上げると、大きな籠が。火事などのときに必要なモノを持って逃げ出せるように準備していたとか。



【1F→2Fの踊り場】

1Fから2Fへはエレベーターか、階段で。階段で上げる場合は、途中の踊り場にご注目を。下町の仕事(物売りほか)の様子を味わい深いイラストで紹介。

下町風俗資料館

 

 

【2F・下町の文化と歴史】

2Fは戦前戦後の下町を、貴重な資料と展示物で紹介するコーナー。街並の変化とあわせ、ときに消え、ときに姿を変えて生活に溶け込んできた様々なモノコトが紹介されています。

下町風俗資料館
【↑】展示室はゆったりしており、じっかり観賞できます♪
下町風俗資料館
【↑】2Fに上がってすぐにある玩具コーナーは、中央にあるものであれば、全品触って実際に遊ぶことができるんです♪ *写真下段左にあるベーゴマ・バイゴマは除く。
下町風俗資料館
【↑】1890年(明治23年)に建立された当時日本一の高さ(52m)を誇った、展望台付きの商業施設「浅草・凌雲閣」の復元模型。八角レンガ作り+木造の12階建てで、日本初のエレベーターが設置されたことでも知られるタワー。関東大震災で崩落してしまったそうです。
下町風俗資料館
【↑】日本初の地下鉄は、1927年(昭和2年)に開通した「上野〜浅草」間。当時の様子がうかがえる貴重な写真や路線図も。開業初日だけで10万人も利用したとか。車両の情報は葛西にある「地下鉄博物館」で。
下町風俗資料館
【↑】大正時代初期の東京都地図など、当時モノの資料は文字が細かいのですが、ちゃーんと用意があります! 虫眼鏡が。
下町風俗資料館
【↑】懐かしの黒電話など、いろんな電話がズラリ。看板も味があるんです。
下町風俗資料館
【↑】昭和24年に、ほおったらかしの状態だった上野の不忍池を埋め立てて、なんと野球場にする計画があったとか! 識者による論争の様子をリポートする当時の新聞記事も。
下町風俗資料館 下町風俗資料館
【↑】2F奥には、昭和30年台の下町アパートを再現。ちゃぶ台、茶タンス、白黒テレビ、炊飯器、そしてミシンなどが目に付きます。頭上のデッドスペースに空き缶&空き箱があるなど、モノを大切にする時代を感じさせる1コマ。もちろん、上がれます。
下町風俗資料館 下町風俗資料館
【↑】1950年(昭和25年)〜1986年(昭和61年)まで実際に蔵前で営業していた銭湯「金魚湯」さんの番台をそっくり移設。内湯が当たり前となっている現在は、銭湯も数少なくなっていますが、昔ながらの番台を間近で見ることが。ちなみに番台に上がったり、体重計に乗ることもできるんです♪
下町風俗資料館
【↑】五右衛門風呂を発見! 銅製の窯全体が熱くなるため、底に板を敷いて、入浴中じっとしていなくてはいけないなど、かなり不便ではあります・・・。
下町風俗資料館【↑】2Fの窓からは不忍池を見渡すことも。ベンチもありますので、休憩がてら眺めるのもいいかもです♪

 

 

 

豆知識

【混雑ぶりは!? 】

入館料の手頃さまもあったり、修学旅行生のコースにもなっていたりするため、混雑まではいかないまでもそれなりの来館者がおられます。体験したり、あがったりできるブースも多いため、臨機応変、譲り合いましょう! ちなみに、場所柄、外国人の方も多い印象です。

 

【撮影は!? 】

撮影は基本OK。フラッシュや三脚利用はNGです。はっぴの貸し出しもありますヨ。

下町風俗資料館

 

【飲食は!?】

飲食はNG。ジューズ片手に来館など、絶対に止めましょう。ちなみに、トイレもちゃんとあります。

下町風俗資料館

かなりザックリとご紹介しましたが、いかがでしょう!? 古き良き時代を懐かしめる、独特な空気感はならではのもの。ドラマや映画で見たことがあるような光景にも、きっと出会えるはず。見るだけでなく、敷地内に上がったり、実際に手に取ってみたりできるのもきっといい経験になると思いますよ♪

 

上野の西郷さん 上野恩賜公園
【↑】西郷さんや動物園はじめ、上野は観光ポイントがとにかく多数あります! あわせてぜひどーぞ。



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この記事を書いた人

山さん

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、不肖の編集者。

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