【青葉山ハーバルビレッジ】 山の麓の、キャンプもできる薬草の聖地で“薬膳茶作り”に挑戦しよう♪
北陸新幹線が「敦賀」に延伸! 東京からのアクセスがグッと便利になりましたが、オソトイコではあえてそのお隣エリアとなる《若狭》の見所をリポート中です!
シリーズ5回目となる今回は、「高浜町」にある、薬草の聖地として知られる『青葉山ハーバルビレッジ』をフォーカス。健康長寿の里に足を伸ばしてみました♪
*掲載内容は2024年3月中旬時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。
スポット概要
『青葉山ハーバルビレッジ』
所在地福井県大飯郡高浜町中山2-4
開館時間10:00~17:00 *カフェは10:00〜、駐車場は8:30〜利用可
入館料無料 *物販飲食&ワークショップ代等は別途必要
休館日水曜日
最寄り駅JR小浜線「青郷駅」より徒歩40分
最寄りIC舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」よりクルマで25分
公式Instagramhttps://www.instagram.com/aobayama_herbalvillage/
【青葉山ハーバルビレッジ】とは!?
*素材提供:福井県嶺南振興局
福井県・若狭エリアの西、京都市舞鶴市のお隣に位置する「高浜町」。
象徴である「青葉山」は、多くの登山ファンに愛され、高浜側からの夕日が「日本の夕陽百選」にも選ばれるなど、県内有数の名所としても知られています。今回紹介する『青葉山ハーバルビレッジ』はその麓に位置する、“健康長寿の里”として知られるスポットです。
青葉山はその形の良さから、”若狭富士”と呼ばれ親しまれている県内有数の山です。写真は同館ビジターセンターにある立体地図。
じつは「青葉山」は、500種類あまりの(食料や燃料、工芸、薬品などに利用される)有用植物や稀少植物が自生する、“薬草の宝庫”としても有名な山。
麓にある『青葉山ハーバルビレッジ』は、そんな青葉山ならではの魅力を、薬膳茶などのドリンクや手づくりメニューなどの食、各種体験コンテンツを通して広く訴求。
「青少年旅行村」と呼ばれていた施設が、2016年(平成28年)に行ったリニューアルを機に名称変更して誕生した施設で、食や体験を通じて自然との共生を楽しむことが、結果として心と体の健康にもつながるという、都会の喧騒に疲れた方にもぜひ足を伸ばして欲しいオススメスポットです!
施設はいろいろな要素で成り立っており、広大な「芝生エリア」を筆頭に、シャクヤクやムラサキ、ヤマトトウキなどの薬草や、バジルやローズマリーなどを育てる「圃場」と呼ぶ畑のほか、薬草に囲まれたなかで楽しむ「小径(散策路)」、敷地内の通路から登れる見晴らし抜群の「展望台」、さらに芝生と林の2つのエリアを選べる「キャンプサイト」など、複数。完成したばかりのシャワー棟もありと、登山やキャンプを快適に楽しめます♪
そのほかにもマルシェなど、毎月のように何かしらのイベントも積極的に開催と、賑わい創出の場として地域の方からも支持されています。
天気の良い日は、地元の方はもちろん、観光客の方も多く足を運ばれます♪ とにかく開放感抜群!
*素材提供:福井県嶺南振興局
事前豊か、かつ広大なエリアを利用したキャンプも可能です! 「芝生サイト」は3名3000円、「林間サイト」はソロキャンプ向け。1名1000円で利用可能です。
*素材提供:福井県嶺南振興局
今回は取材時間の関係で、施設内をくまなくチェックすることはできませんでしたが、同施設を訪れた多くの方が利用される「ビジターセンター」内で行っているワークショップや、カフェ・ショップに搾って施設の見所を紹介します。
樹木を使ったブランコなどがあったりと、都心ではなかなか味わえない遊具も♪
「ビジターセンター」内には、ちょっとした体育館のようになっており、ジム機器があるなど、体を動かすこともできるです♪
訪れるタイミングにもよりますが、薬草を乾燥させている場などにも遭遇できることも。写真は婦人科系の漢方薬に利用される「ヤマトトウキ」。数ヶ月干すそうですヨ〜。
薬膳茶作りに挑戦!
「青葉山」登山や薬草関連情報の玄関口であり、幅広い情報が入手できる「ビジターセンター」。建物内には、インフォメーションエリアのほかにワークショップスペースも常設されており、そこでは適時いろいろな体験コンテンツ(地元の薬草を使った「ハーブ染め体験」や、インテリアのオブジェとして使える「苔玉作り」など)を開催しています。
今回はそのうち「薬膳茶作り」に参加させていただきました!
「薬膳茶作り」は3種類からの選択制。生活習慣病がちょっと気になる方向けの「健」、美肌やデトックス効果が期待できる「美」、血圧が気になり出した方やリラックスしたい方向けの「圧」があります。まずは気になるパックを選びましょう!
使う工具はコレ! 「薬研」と呼ばれる、薬草類を粉砕して粉末化する鉄製の機器を使います。なんかとってもアナログなイメージですが、これはこれで風情満点。薬膳茶作りはもちろん、「薬研」を知るのも見るのもはじめて! という方もきっと多いはず。貴重な経験、できますヨ〜。
今回挑戦したのは「圧」。ハトムギ、ヨモギ、カキの葉、ドクダミ、エビスグサ、トチュウの6種類を使った薬膳茶を作ります。なかでもトチュウは血圧を下げる効果が高いそう。
手順は単純明快。紙コップ2つ分の薬草類を、順番に薬研内で砕いていくだけ! 「薬研車」と呼ばれる鉄製のローラーを、前後に送る要領で動かしゴリゴリやってくださいませ♪ 「薬研」は鉄の重さで砕く機器で、すり鉢を使うよりも重心がかかりやすく、薬膳茶作りには適しているそうです。
砕いた薬膳を、市販のお茶用パックに入れ完成。2袋分作れます♪ おうちやホテルで召し上がれ。ちなみに体験料は1人1000円。約20分くらいのコンテンツです。
*会場ではお湯やコップの提供はありません。
テーブルに用意されているA4の白い紙を使って、ご覧のような持ち帰り用の袋(薬包紙)を作ることも可能と、思い出に残る体験が可能です。
ちなみに体験予約はお電話のほか、下記若狭高浜観光情報サイトからも可能です。
https://wakasa-takahama.jp/spot/herbal-village/
カフェやショップにも寄ろう!
「ビジターセンター」とは別棟に、カフェ「あおばやまてらす」とショップ「shop693」もあります。建物写真向かって右がカフェ、左がショップ。入り口は1つです! ちなみに「693」とは青葉山の標高693mです。
ガラスエリアも広く確保されており、カウンター席に座りながら、表の広場を眺めつつ旅の疲れをゆったり癒す・・・なんて贅沢な時間を過ごせます。
カフェでは、現地で採れた薬草を使った薬膳茶を実際に、ドリンクメニューとして注文することも可能です! 種類もいろいろありますので、ぜひお試しあれ。地場食材を使ったフードメニューの提供もあります。
*素材提供:福井県嶺南振興局
天気の良い日は、表のウッドデッキにテラス席を開設。気持ちいい空気を肌で感じながらティータイムをどーぞ。
一方の「shop693」では、山や麓で採れた植物などを使ったドライフラワー雑貨やアパレル、塗箸などのほか、薬膳茶やハーブ茶の茶葉など、いろいろ取り扱っていますヨ〜。お土産にどーぞ。
この大きな葉っぱは、なんと傘! 雨が降った際も楽しんでもらえればと常備しているもので、お子さんとの思い出作りにも使えそう!
数分の場所にこんなお寺も!
東京からの行き方は!?
『青葉山ハーバルビレッジ』がある高浜町は福井県の左端。矢印があるポイントが、最寄り駅の「若狭高浜駅」です。
*素材提供:福井県嶺南振興局
『青葉山ハーバルビレッジ』がある高浜町は、京都と隣接するエリア。東京から行く場合は、延伸された北陸新幹線「かがやき」に乗り終点「敦賀駅」まで約3時間。
電車で訪れた場合、「敦賀駅」から先の選択肢は大きく2つあり・・・
【1】最寄り駅となるJR小浜線「青郷駅」まで約1時間半乗車後、徒歩で約40分
【2】レンタカーで舞鶴若狭自動車道(若狭美浜ICー大飯高浜IC)を利用しつつ下道で約1時間半
駐車場が44台分ありますので、レンタカー利用が断然オススメです! ちなみに駐車場は8:30から使えますヨ。
レポートまとめ♪
・薬草の宝庫「青葉山」の麓にある、自然体験スポット!
・薬草に特化した「食」「体験」を楽しめる
・「薬膳茶作り」など、貴重な体験コンテンツも
・キャンプも可能! マルシェも適時開催中!
いかがでしょう!? 自然あふれる環境のなか、心も体をゆったりリラックスできる、カラダにやさしい薬膳茶やハーブティーなどが楽しめるこのスポット。薬膳茶作りほか、体験コンテンツもぜひ1度お楽しみあれ。
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