【UMIKARA】 新鮮魚介を食べて買う! 若狭の“魚と食”の複合マーケットへ行こう!
北陸新幹線が「敦賀」に延伸! 東京からのアクセスがグッと便利になりました。
地元では「青々吉日」と銘打ち、地域を盛り上げるキャンペーンを大々的に展開中ですが、オソトイコでも今回から複数回に分け、地元の定番スポットをお届けします!
注目が集まりやすい「敦賀市」ではなく、あえてお隣の「若狭エリア」という点もポイント。1回目は、高浜町にある魚と食の複合マーケット『UMIKARA』を紹介♪
*掲載内容は2024年3月中旬時点の情報で、内容を保証するものではありません。2024年4月8日一部内容更新。
*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。
スポット概要
『UMIKARA(ウミカラ)』
所在地福井県⼤飯郡⾼浜町塩⼟5-1
営業時間9:00~19:30(マーケットエリアの場合) *夏季/冬季で変動あり
入場料無料 *物販飲食代等は別途必要
定休日年中無休(マーケットエリアの場合/1月1日除く)
公式サイトhttps://umikara.co.jp
【UMIKARA】とは!?
福井県の最西端に位置する「高浜町」は、魚と海と生きる人口約1万の街。定置網、刺し網、延縄、タコといった漁のほか、養殖業も盛んと、鮮度抜群なピチピチな魚介が獲れる漁師町です。
獲れる魚介は、マダイ、スズキ、イサキ、アジ、サバ、チダイ、メバル、カンパチ、ヒラマサ、キジハタ、カマス、サワラ、タチウオ、ハモ、マグロ、ブリ、タラ、トラフグ、マハタ、サザエ、イワガキ、アワビ・・・と、数え切れないほどいろいろ獲れる、水産資源が豊富な街なんです♪
町内には海水浴場が8箇所もあるなど、夏休みシーズンはとくに多くの方で賑わう観光地としても有名です。
今回紹介する『UMIKARA』は、そんな高浜町にあるマーケットプレイス。オープンは2021年(令和3年)7月。獲れたての新鮮魚介をいち早く手に入れることができるスポットで、年間利用者は約24万人。高浜町有数の人気スポットとして多くの方が利用されています。
そもそも建物自体がすごいオシャレなんですが、じつは屋根が尖ったこのカタチは、(施設目の前にある)海に向かって並ぶ「船小屋」がモチーフとなんだそう。
白と青の海を連想させる色やデザインがオシャレな建物は、グッドデザイン賞も受賞しています。設計は大阪にあるジオ-グラフィック・デザイン・ラボが担当。
『UMIKARA』の真横には、魚介類の選別・セリ・出荷を担う『新若狭高浜漁協』(2023年8月稼働)、水揚げした魚を加工する『加工販売所』(2019年11月開業)が隣接と、高浜漁業の中枢といえる海に面した場所にあるんです。
これら3施設*を同じ場所に横並びさせることで、「生産(漁獲)」→「加工」→「販売」という3つの産業を効率的に連携。3施設をまとめて《若狭たらふく市場》と呼び盛り上げています。
施設にはどんな魅力が!?
マーケットプレイス『UMIKARA』は、上下2フロアで構成。
最大の特徴は、海のごちそうといえる新鮮な魚介類が「買える」「食べれる」ですが、じつはそもそもここは地域のスーパーであったりも。生活に欠かせない様々な商品(青果・肉・惣菜・菓子・お酒・日用雑貨など)を取り揃える、高浜町を支える胃袋的存在でもあるんです。平日の場合では、7:3の割合で地元の方が多く利用されているそう。
近くにはビーチなどもありと、サーファーなど、シーズン中はマリンスポーツを楽しむ方たちも多く利用されています。
観光の途中でちょっと食べたいときや、ホテルに帰って飲みたいときなど、観光客もフラッと気軽に利用できそうです!
高浜の特産物の1つである「杜仲」を使ったオリジナルクラフトビールも、いい感じで売れているそう。ビール党の方、ぜひご賞味あれ。■657円/330ml
惣菜も充実していますが、なかでもバカ売れというのがこの「自家製コロッケ」。年間5万個も販売! 観光途中で小腹が空いた際に。2個セット/216円
ピチピチ活魚に会える「生けす」を完備
店内には「生けす」が!! 当日漁港で水揚げされたばかりの活きの、いい魚たちにいろいろお目にかかれますヨ〜。生けすにいる魚は、店内でさばいて奥にある食堂で食べることもできるんです。
生けす内の鮮魚は時々で変わりますが、取材時はイサキ、マハタ、ヤリイカ、マダイといった活魚が。常時5〜6種類用意。眺めるだけでも親子の会話が弾みそう!
手慣れた様子で、つぎつぎと魚をさばくスタッフさん。「地魚案内人」なる専門知識に長けたスタッフさんもおり、その日のオススメ魚や食べ方などを教えてくれます♪
店内では鮮魚パックから、「灰干し」「桜干し」「一夜干し」といった干し物系、加熱・解凍だけで食べられるお手軽系、職人さんがじっくり仕上げた仕込み系など、幅広い魚商品を取り扱い中です! 各種干し系など、一部商品は漁師さんのお母さんが商品開発に協力しているものもありと、地元の味が楽しめます。
いろいろな理由から金額が付きにくいレアな魚などを買い取り、すり身や漬け丼などに加工して販売する「若狭のええもん」特設コーナーも。調理法の紹介も参考に、気になる商品を選んでみてください♪ お土産にもいいかも!
写真の「おかずもん」シリーズは、レンジでチンしてすぐ食べられるお手軽食材パック。味付けを変えた4種類のアソート(詰め合わせ)です。864円
定期イベント「昼市」
漁師さんと交流しながら朝獲り鮮魚を購入できる「昼市」と呼ぶ販売イベントが、主に毎月第1土曜日開催中! 施設の目の前に特設ブースを展開し開催中。タイミングがあえば、そちらも覗いてみて。■11:00〜15:00
食堂で地魚をとことん味わおう!
施設にはいくつか食べるスポットも用意されているのですが、なかでも注目は屋内端にある、地元の魚を使った鮮度抜群メニューを幅広く取り揃える食事処『うみから食堂』!
72のテーブル席のほか、小上がりの座敷もあり。基本どこに座っても海が眺めることができる、眺望の良さも見所です! 先述した生けすの活魚を刺身にしてもらい、食堂内で食べることもできるそう!
丼もの・定食・麺類・創作料理など、お腹とココロを満たす満足度の高いメニューがズラリ。ランチタイム(10:00〜15:30)のほか、土日の週末のみ営業されるディナータイムの営業(18:00〜22:00)も。杜仲茶やへしこ*を使った、ここならではのスイーツの提供もありますヨ〜。
通年販売のグランドメニューのほか、季節限定のシーズンメニューもあり。一部メニューはテイクアウトも可能です♪
*「へしこ」若狭エリアの郷土料理
【ランチ】https://umikara.co.jp/wp-content/themes/umikara/asset/pdf/LUNCH.pdf?1
【ディナー】https://umikara.co.jp/wp-content/themes/umikara/asset/pdf/DINNER.pdf?1
海鮮丼、ごちそうになりました!
ランチタイムに提供されている、人気のグランドメニュー『若狭に恋する海鮮丼』(1900円)をいただきました!
中央丼の下から時計回りで・・・ケンサキイカ*、甘エビ、(ガリ、キュウリを挟んで)サワラ漬け、マダイ、サーモン、ブリと、高鮮度な6種類の具材がどーっさり盛られた贅沢丼です。それら食材はすべて地元若狭でとれたもの(お米も福井県産!)。わさび醤油をかけて、思う存分ガシガシ召し上がれ♪ プリップリで超美味。シアワセ〜!
*アオリイカの場合あり
ちなみに「あら汁」付き。様々な魚を使って毎朝仕込んでいるという濃厚な味わいで、これも超美味!
セレクトショップもあるです♪
若狭で作られた、地元の“ええもん”を厳選販売する特設コーナー&カフェ*『UMIKARA select』(9:00〜19:30)もあり。
*カフェは不定休/臨時休業あり
海鮮加工食品から調味料などの珍しい食材や、生活に彩りを添える雑貨類などを幅広く取り扱っており、例えば「GOMIKARA」ブランドのストラップは、高浜の名物の1つである「海」や「ビーチ」に、オフシーズン漂着するゴミを再利用したアップサイクル商品。なんときっかけは地元小学生の声だったそう!
高浜町ではこのように、町や環境を子どもたちの目線でも守っていければと、「コドモノ明日研究所」と呼ぶ活動を精力的に実施。大人の協力もあおぎつつ、子どもたちが主体となって企画製造や宣伝も含めたオリジナル商品の販売を行っています。ぜひ応援してあげてください♪
パッケージほか、見た目のデザインもオシャレなな商品がズラリ。お土産にも使える食品や雑貨をいろいろ扱っています。
『UMIKARA』は、自宅に居ながら商品を注文できるオンラインショップにもチカラを入れていますので、そちらも併せてご利用あれ。
【オンラインサイトも!】https://shop.umikara.co.jp
開放感抜群な屋上テラスも
外階段から上がれる2Fは、ご覧のテラススペースとなっています! テラスには1Fで購入したばかりの惣菜や食堂のテイクアウトメニューを持ち込んでOK。夏はBBQイベントを行う予定もあるそう。
今回訪れた日はあいにくの曇り空と残念でしたが、若狭湾と若狭富士などを拝める眺望の良さも自慢。景色を楽しみつつ、ゆったり開放的な時間をお過ごしあれ。タイミング次第では、漁船の出入りや水揚げといったシーンも楽しめます♪
東京からの行き方は!?
『UMIKARA』がある高浜町は福井県の左端。矢印があるポイントが、最寄り駅の「若狭高浜駅」です。
*素材提供:福井県嶺南振興局
『UMIKARA』がある高浜町は、京都と隣接するエリア。東京から行く場合は、延伸された北陸新幹線「かがやき」に乗り終点「敦賀駅」まで約3時間。
電車で訪れた場合、「敦賀駅」から先の選択肢は大きく2つ。
【1】JR小浜線を利用し、最寄り駅となる「若狭高浜駅」まで約1時間半乗車後、徒歩
【2】レンタカーで舞鶴若狭自動車道(若狭美浜ICー小浜西IC)を利用して約1時間
そのほかにも2024年4月より期間限定で、「敦賀駅」からバスという選択肢が増えました! その名も「若狭メモリーライナー」。バスは『UMIKARA』にも停車。若狭メモリーライナーはほかのエリアにも停まりますので、観光の足として利用してはいかがでしょう!? ■2024年12月29日まで運行/金土日祝限定
【「若狭メモリーライナー」について】https://www.wakasa-obama.jp/2024.2.16/
ちなみに最寄り駅「若狭高浜駅」から『UMIKARA』までは徒歩10分程度。ひたすら北上し、海が見えたら左折するだけとカンタン。街の風情を楽しみながら、ぜひ歩いてみてください。
【関西・東海地区からのアクセスはコチラ】https://umikara.co.jp/access/
レポートまとめ♪
・新鮮鮮魚を食べて&買える、地域密着型マーケット
・生けす、食堂、セレクトショップ完備!
・購入商品をテラス等ですぐに堪能可能!
いかがでしょう!? 朝獲れの美味しい地魚グルメを食べたり、お買い物したり、眺望を楽しんだりと、いろいろな角度から楽しめる『UMIKARA』。高浜観光の拠点と十分活用できるスポットですので、ここを起点に町内外へ足を運ぶのもオススメ。時期によりイベント等も積極的に行っていますので、そちらも確認のうえ足をお運びあれ。
福井といえば恐竜! 県内各所にそれと判る展示物が設置されているそうですが、『UMIKARA』には建物前に博士風のご覧のスタチューが。フォトスポットになってます!
若狭リポート、公開中!
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