2024.04.28

特集記事

文・写真: 山さん
2023.11.21

終了しました

中銀カプセルタワービルのカプセルが銀座に凱旋! 屋上スケートリンクにもオブジェが!

中銀カプセルタワーのカプセル

銀座にある人気商業施設『GINZA SIX(ギンザシックス)』で、恒例のクリスマスイベントがスタート! スケートリンクも気になりますが、今年の目玉はなんといってもカプセル! 「中銀カプセルタワービル」にあったアレが、期間限定で装い新たにカムバックです♪

*掲載内容は2023年11月16日開催の内覧会の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。

銀座シックスのスケートリンク

イベント概要

『GINZA SIX Xmas2023』

撮影OK(写真・動画)
グッズ販売あり

開催地GINZA SIX/ギンザシックス(東京都中央区銀座6-10-1)
開催期間【入り口オブジェ】2023年11月10日(金)~12月25日(月)、【屋上スケート】2023年11月17日(金)~2024年1月21日(日) 
鑑賞料・滑走料【入り口オブジェ】無料(入室NG)、【屋上スケート】大人(高校生以上)/2000円、小人(中学生以下)/1500円、付添料/300円 *靴料含む
滑走時間【平日】14:00〜21:00、【土日祝日】11:00〜21:00 *最終受付/20:30 *12月23日(土)~2024年1月4日(木)は土日祝日扱い *12月31日(日)は11:00〜18:00(17:30受付終了)
休催日2024年1月1日(月)
主催GINZA SIXリテールマネジメント
行き方銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A3出口から徒歩2分
告知サイトhttps://ginza6.tokyo/gsix2023/christmas_art


【GINZA SIX Xmas2023】とは!?

銀座エリアを代表する商業施設の1つ『GINZA SIX(ギンザシックス)』で開催中のクリスマスイベントです。新型コロナウィルスのパンデミックが終息し、日本、そして世界各国の観光客が銀座を訪れるようになり、街に以前の活気が戻って来たことを歓迎すべく、今年はテーマを“Hello Again(また会ったね!)”に決定! クリスマスシーズンを盛り上げるべく、館をあげて様々なコンテンツを展開中です。

そんななかでも最大のニュースは、銀座中央通り側に面した館正面1Fエントランスに設置された四角いボックス。これです、これ(↓)。

中銀カプセルタワーのカプセル

幅4.1m×奥行き2.5m×高さ2.6mの白いボックス。真円の窓に入り口は1箇所のみという、じつにシンプルな仕様なのですが、じつはこれは2022年に老朽化により惜しまれつつ解体された『中銀(なかぎん)カプセルタワービル』を構成していた140個あったカプセルのうちの1つなんです!

『中銀カプセルタワービル』は1972年(昭和47年)に、“新陳代謝”する建築として銀座8丁目に誕生。日本を代表する建築家である黒川紀章さんが設計した、建築史に残るエポックなマンションです。

カプセルを交換・移動することで、代謝を繰り返す(半永久的に使える)ことができるというコンセプトは、半世紀以上たった現在でも異色といえますが、残念ながら当初の狙いであった“交換”自体は1度もなく解体されています。

中銀カプセルタワー全景

写真提供/中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト

1度見たら忘れない、一見異様ともいえる『中銀カプセルタワービル』。首都高から目にした方も多いのでは!?

しかし、そのユニークかつ斬新すぎるコンセプトや理念は世界で支持されており、惜しむ声も多数。保存を望む声も多かったこともあり、オーナーと住人を中心メンバーとする「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」によりカプセルの救出が行われました。

ダメージが少なく、比較的コンディションが良いカプセルはわずか23個。プロジェクトでは黒川紀章建築都市設計事務所と連携し、修復して再生。美術館や商業施設などのほか、宿泊施設などでの再利用を念頭に、段階的に譲渡が始まっています。

中銀カプセルタワーのカタログ

そのコンセプトは半世紀以上過ぎた現在でも色褪せることなし。当時のカタログにはマンションのカタログとは思えない、読み応えのある内容となっています!

現在公表されている譲渡先ですが、例えば国内では・・・

・淀川製鋼所(移動可能なトレーラー式)
SHUTL(東銀座)
・和歌山県立近代美術館(和歌山市)

といったところ。海外ではカリフォルニアにある「サンフランシスコ近代美術館」への譲渡が発表されています。

ちなみに23個の内訳は、オリジナルに近い形に再生された「オリジナルタイプ(展示用)」が14個、アレンジの自由度が高い(ガランドウの)「スケルトンタイプ」が9個というもの。

今回GINZA SIXのエントランスに登場したカプセルは、そんなカプセルのうちの1つ。今回展示されているカプセルは2023年12月25日までのレンタルでGINZA SIXの所有ではないとのこと。イベント終了後の展開は現状未定とのことですが、イベント開催にあわせ内装各部をいろいろとリフォームしています。

“当時感”維持しモニュメントとして再生

ここから先はカプセルの“中”を具体的に紹介していきます。

リフォームを手掛けたのは、世界で活躍するクリエイティブ集団「YAR(ヤール)」。コンセプトは“当時の空気感を織り交ぜつつ、現代カルチャーを融合させたアートモニュメント”というもの。

と同時に、宇宙船での旅、SF感を連想させるような”非日常感”も意識したそう。

中銀カプセルタワーのカプセル内部

空間はわずか10㎡という狭さですが、アイボリーの壁面・天井に、ブルーのカーペットという、当時感はそのままに、1970年代の音楽機器を取り入れ、シティポップから往年の名曲25曲を楽しめるプライベート感のあるリスニングルームとして再生されています♪

中銀カプセルタワーのカプセル

パネル左上にあるデジタル表示部は、カプセル内で流れるBGMのリストが流れる仕組みです!

部屋奥にあるレコードプレーヤーなど、音楽機器をインストールしているオーディオのベースパネルは、今回のリフォームにあわせ1枚の鉄板をベースにくり抜いて製作したワンオフ。スイッチ類など、そこに与えられた機器は1970〜80年代の中古を探しあて組み合わせたとのこと。

当時のカプセルには、元からスピーカーやテープデッキ等が備わっていましたが、その雰囲気を模して作り上げています。

*各スイッチや機器は実働可能とのことですが、今回は展示用のため、実際の楽曲再生は装備裏のiPadで行っているとのこと。

中銀カプセルタワーのカプセル

カプセル内には複数のスピーカーが装備されていますが、実際に音がなるのはディスプレー上部の2つのみ。

プレーヤーの上部には横長のディスプレイをインストール。ここでは様々な色が交錯し溶け合うグラフィックサイネージが流されます。単純にオンオフするのではなく“変化”し続ける様子は、『中銀カプセルタワービル』のコンセプトである“新陳代謝”にも通じるものがありますね。

1980年代のレコードジャケット

そのほかにも、リスニングルームの雰囲気を盛り上げるべく、1980年代の様々なレコードがギッシリとラックに収まっていたり・・・。

*再生される楽曲はカプセル内だけでなく、外でも聞こえます(楽曲再生時間/10:00〜23:00)。

黒のクラシックチェア

1950年代などのビンテージチェアで雰囲気を盛り上げたり・・・。

サーフボード風吊り下げオブジェ

天井からはなにやらボード風のオブジェがぶら下がっているのですが、これはカプセルのバスルーム入り口の扉を再利用したもの。天井から吊すことで浮遊感、無重力感を演出しているそう。

中銀カプセルタワーのカプセルの窓

外観からのポイントといえば、断然この丸窓。直径1m30㎝の正円窓から室内を覗くことが可能で、夜になるとグラフィックサイネージのマーブル調のヒカリが漏れ、さらに雰囲気がアップします!

特別なライトアップ等は行っていませんが、施設のライトアップもあるため夜間でも十分映えます♪

中銀カプセルタワーのカプセル

写真提供/GINZA SIX

【ご注意を】

展示されているカプセルは外観(丸窓)から覗くだけで、内部に入ることはできません。

屋上にもカプセルが!?

銀座シックスのスケートリンク

GINZA SIXといえば屋上(14F)に庭園があることでも知られており、なんでもそこは銀座で一番“星に近い”場所なんだそう。

そこでは昨年に続きスケートリンクを特設。スケートリンクにも『中銀カプセルタワービル』のカプセルをモチーフとしたオブジェが用意されているんです!

銀座シックスのスケートリンク

銀座最大という敷地面積4000㎡のある庭園のうち、通常「水盤エリア」「芝生エリア」と呼ばれている320㎡を使って展開されるスケートリンク。昨年は4000人の方が楽しまれたそうですが、今年はそれをさらに越えるべく、エントランスに設置したカプセルと連動したマーブル調カラーでを採り入れるなど、より映える方向にグレードアップ♪

銀座シックスのスケートリンク

リンク自体は、昨年同様“濡れない、冷たくない”樹脂リンクですが、利用者からの声を受けリンク自体も変更。より滑りやすいタイプとなっています!

銀座シックスのスケートリンク

高さ4m×幅2.5mと、遠目から見るとそうではないかもしれませんが、近づくとかなりの大きさ! イベント終了後の活用法は未定とのことですが、隅っこでもいいので庭園に残してほしい!

スケートリンク最大の話題は、なんといってもモニュメント! 『中銀カプセルタワービル』をイメージしたワンオフで、カプセルの象徴である丸窓は昼夜を問わず常時光が点灯。ヒカリはゆっくりと明滅を繰り返すなど、複数の点灯パターンが用意されています。

銀座シックスのスケートリンク

写真提供/GINZA SIX

夜の様子はこんなカンジ。リンクにはエントランスと同じ、1980年代の厳選25曲がBGMとして繰り返し流れます。

銀座シックスのスケートリンクを滑る親子

1度に滑走できるのは最大75人。ご家族、お友達とぜひ♪

リンクの利用は、3歳以下を除き基本どなたでも可能。未就学児は保護者同伴が必須です!

平日は時間制限ありませんが、混雑が予想される土日祝は1時間制(延長可能/有料)。GINZA SIXのアプリ会員や館内のレストラン・カフェなどの利用者は割引が受けられます。詳細は告知サイトでご確認あれ。

【告知サイト】https://ginza6.tokyo/news/177596

*「YAR」デザインのオリジナルグッズの販売もあります。

スケートの白いシューズ

滑走料はシューズ代込み。手袋着用必須ですが、手持ちのモノでもOK。販売もあります。プロテクターなどの貸し出しもありますヨ。

100円コインロッカー

100円コインロッカーも完備しています。

銀座シックスのスケートリンクのベンチ

休憩スペースも用意されており、そのベンチがなんとカプセルのカタチに! *写真にある長椅子は実際にはありません。

銀座シックスの屋上風景

スケートリンクがある屋上庭園は、豊かなグリーンや眺望を求め多くの方が利用される人気スポット♪ スケートするしないに関わらず、気分転換に訪れるのもありですヨ〜。

レポートまとめ♪

銀座シックス・クリスマススケート

・『中銀カプセルタワービル』のカプセルがGINZA SIXに!
・当時感を意識しつつ特別なリスニングルームにリフォーム
・屋上では特製オブジェがお出迎えするスケートリンクも♪

いがかでしょう!? 銀座の街歩きやショッピングにあわあせて、ぜひ立ち寄ってみてください。『中銀カプセルタワービル』のホンモノのカプセルを、間近で見ることができるチャンスです! 濡れないスケートリンクも併せてどーぞ。体もポカポカしてきます!

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以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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