【すみだ水族館・オガサワラベース】アクセス便利な人気水族館に、“小笠原”をフォーカスした新常設スポット誕生! アオウミガメの赤ちゃんに会いに行こう♪
都内屈指のお出かけスポット「東京スカイツリー®」のお膝元にある『すみだ水族館』に、3年ぶりとなる新しい常設スポットが誕生! 《オガサワラベース》と名付けられたスポットはどんなものか!? 早速覗いて見ましょ〜♪
*掲載内容は2023年9月30日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
スポット概要
『オガサワラベース』
所在地すみだ水族館(東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F&6F)
開館時間【平日】10:00〜20:00、【土日祝・特定日】9:00〜21:00
入館料【一般】2500円、【高校生】1800円、【中小学生】1200円、【3歳以上】800円 *ほかに年間パスポートあり
休館日年中無休 *臨時休館あり
最寄り駅東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」より徒歩約4分、半蔵門線ほか「押上(スカイツリー前)駅」より徒歩約7分
施設公式サイトhttps://www.sumida-aquarium.com
【オガサワラベース】とは!?
東京スカイツリー®のお膝元にあり、ペンギンやクラゲの展示でも有名。近所の公園に遊びに行くような感覚でラフに楽しめる『すみだ水族館』に誕生した新スポットです!
《オガサワラベース》とは、東京から約1000㎞離れた“小笠原諸島”をフォーカスした新スポット。じつはすみだ水族館と小笠原村のある小笠原諸島は、水族館が開館した2012年(平成24年)の開業当初から連携している密な間柄。
260種類7000点の生き物を展示・飼育している「すみだ水族館」。総水量は700㎥に及び、ペンギンプールやクラゲ水槽でも有名。平日でも多くの方で賑わっています♪
館内には小笠原の生き物が優雅に暮らす「小笠原大水槽」と呼ぶ巨大水槽があるほか、ウミガメの赤ちゃんの保全活動を長年行っているほか、2021年には「AQTION!(アクション)」と称した“(小笠原の自然環境や地域との連携を)未来に伝える、未来に残す”サステナブル活動をスタートするなど、切っても切れない関係にあるんです。
今回誕生した《オガサワラベース》は、「AQTION!」の継続強化の一環として企画されたもので、東京都で唯一となる“世界自然遺産”に指定されている小笠原諸島の魅力を、よりディープに味わえる新スポット。「海」の生き物だけでなく、「川」、そして「陸」の生き物展示があることがポイントです!
注目したいのはこの《オガサワラベース》が、単なる新スポットではないこと。すみだ水族館ファンならご存じかと思いますが、同館には以前から小笠原の海の生き物たちに出会える「小笠原大水槽」のほか、その大水槽を専用穴から覗き見できる「アクアスコープ」といったスポットがあるのですが、この既存2スポットと、今回誕生した《オガサワラベース》の3つを含めたエリア一帯を、新たに《小笠原》と命名。
新エリア《小笠原》では、小笠原だけの固有種の生き物の展示・紹介はもちろんですが、小笠原村の親善環境、産業観光のほか、教育についての情報も積極的に発信する予定と、世界自然遺産・小笠原と共生する気づきを提供する、学びの場ともなっています♪
《オガサワラベース》を含む新エリア《小笠原》は、赤い円の部分。憩いの場ともなっている既存大水槽周辺一帯が新たに《小笠原》と呼ばれることになりました。
「小笠原大水槽」は、約45種450匹の生き物に出会える人気スポット。小笠原の、「ボニンブルー」と呼ばれる青々とした透き通った海が再現されています! カッポレと呼ばれる、ほかの水族館でなかなか見られない小笠原を代表する魚もいます!
オープニングに“さかなクン“登場♪
9月30日のオープン当日に行われた《オガサワラベース》開設記念セレモニーには、スペシャルゲストとして「さかなクン」が登場♪ 魚に関する驚くほどの博識ぶりと優しい語り口、イラストを交えたわかりやすい解説で様々なメディアに引っ張りダコのさかなクン。東京海洋大学の名誉博士であり、客員教授も務められている凄い方です!
小笠原の印象を聞かれ、「あの(海の)美しさが忘れられません♪」とのこと。
会場には、小笠原のゆるキャラで、ザトウクジラがモチーフとなっている「おがじろう」も登場♪ 久しぶりの再会を喜んでました♪
会場では、小笠原の海で見られる生き物の情報を、得意のイラストを使って解説してくれました♪ スケッチブックに即興で描いたイラストはハゼの仲間で、小笠原の固有種「オガサワラヨシノボリ」。川で生活して海へ渡り、再び川に戻ってくる性質があるそう。
具体的にどんなカンジ!?
イソギンチャクやクマノミなどを展示していた「岩の水槽」と呼ばれていた場所を刷新し誕生した、新スポット《オガサワラベース》。そのポイントは・・・。
アオウミガメ水槽
もっとも目立つ位置にアイラインドキッチンのようにどーんと構える水槽が1つあるのですが、そこには小笠原で生まれたアオウミガメの赤ちゃんが展示されています♪
先もチラッと触れましたが、すみだ水族館はアオウミガメの保全活動を開館当初から行っており、(一時休止期間があるものの)1年間に2頭ずつ飼育。赤ちゃんが外敵に攻撃されにくい大きさになるまで水族館内で育て、小笠原の海に放流する活動を行っているのですが、《オガサワラベース》でもそれは継続されています。
水槽内を元気よく泳ぐ姿を見ているだけでも、癒されます〜。
ちなみに水槽は中央付近で仕切りがついており、左右独立。いわば1頭ずつの個室状態となっています。なんでも赤ちゃんカメは、仲間同士で噛みあってしまうことがあるそうで、それを防ぐ予防策とのこと。
大きくなってしまうと目にする機会がなくなる、カメのお腹まわりが観察できるのも、体が小さい赤ちゃんの時期だけかも!?
《オガサワラベース》オープニングセレモニーでは、2頭の赤ちゃんカメの名前も発表! 赤ちゃんカメの名前は、小笠原村立「小笠原小学校」に通う5年生の児童に、現地にちなんだ名前を考えてもらっているんです。そして、今回決まったのが・・・。
「ボニン」と「ブルー」!
この名前を聞いて、「あっ」と思った方も多いはず。名前の由来となった「ボニンブルー」は、小笠原の澄んだ美しい青い海を指す言葉。まさに打って付けの名前ですよネ! ちなみに素人にはなかなか見分けがつきませんが、「ボニン」のほうがやや赤みがかっているそう。観察してみて下さい♪
名前が発表された赤ちゃんカメを、さかなクンが水槽へ戻すセレモニーも♪
余談ですが、水槽に戻す前には、「ボニン」と「ブルー」の体重測定も実施。「ボニン」は93g(甲長7.7㎝)、「ブルー」は108g(甲長8.2㎝)。測定は適時行う予定で、その変化などを水槽付近に掲示する予定とのこと。
*「甲長(こうちょう)」・・・甲羅の長さ。上端から下端までの直甲長の数値。
水槽で暮らす赤ちゃんカメは、約1年間「すみだ水族館」で飼育したあと小笠原の海に放流予定。ちなみに前回飼育した赤ちゃんカメでは、1頭が甲長10.9㎝→23.3㎝、もう1頭が甲長11.2㎝→21.0㎝に成長後、放流したそう。
ちなみに今回飼育する赤ちゃんカメの展示は、2024年8月下旬まで。1日3回のゴハンタイムも。実施時間は非公開です。
ちなみに水槽内はカメこそ1匹ずつですが、「ノコギリダイ」「ロクセンスズメダイ」「ユウゼン」といった小笠原の魚も。
川&陸の生き物水槽
アオウミガメ水槽の脇には、小笠原の「川」や「陸」に生息する生き物を展示する小水槽が5つ。ポイントはその水槽に沿うように、U字型の、入り江風のリラックススペースが用意されていること。座ってくつろぎながら観賞できる、憩いスポットになっています♪
水槽には「クマノミ」「ユウゼン」「ヤセタマ カエルウオ」「オガサワラクロ ベンケイガニ」「オガサワラ ヨシノボリ」が展示。ちなみに展示内容は、時期等により変更の可能性があるとのことです。
こんなコンテンツも♪
新スポット《オガサワラベース》、新エリア《小笠原》の誕生にあわせ、いろいろな企画やサービス、物販を開始。その一部を紹介すると・・・。
学びプログラム
小笠原の自然や生き物のことなど、小笠原についての理解度を深める「学び」プログラムを、不定期で計画中。写真はオープニングデー限定で開催された「小笠原ミニ講座」。《オガサワラベース》にあるU字のリラックススペースを使って、小笠原についての楽しみ方などを紹介♪
*次回開催等は現在未定。最新情報は施設公式サイトで告知予定。
限定スイーツ&ドリンク
館内にある「ペンギンカフェ」では、小笠原の食材を使ったスイーツやアルコールの販売も。写真は「小笠原サンデー」(680円)。
グッズ販売
ミュージアムショップでは、すみだ水族館が推進する「AQTION!」活動の関連グッズや、小笠原の稀少な生き物の肌触りを体験できる「さわれるオガサワラ」という触感体験グッズも!
「AQTION!」グッズとして販売される商品の中には、小笠原の海浜清掃で回収したプラスチックなどを使ったアップサイクルアクセサリーのほか、「ヘリーハンセン」とのコラボTシャツなどを販売中。お見逃しなく♪
NFT付き記念カード配布
《オガサラワベース》オープンにあわせ、オリックス銀行が音頭を取り、小笠原の生き物のNFT付き「オガサワラベース公開記念カード」を、期間限定で配布。
NFTとはブロックチェーン技術を使い、コピーや改ざんを困難にしたデジタルデータのことで、無料配布されるカードに印刷されているQRコードを読み込むと、5種類のNFTデータが入手可能。
配布は2023年10月15日まで。先着2万枚の限定です。配布は6Fの特設スペースにて。
レポートまとめ♪
・小笠原の海、陸、川の生き物に出会える新スポット♪
・アオウミガメの赤ちゃんを1年かけて飼育中!
・既存エリアとあわせ、一帯を「小笠原」と呼ぶことに
・関連グッズ、グルメもあります♪
いかがでしょう!? 東京スカイツリー®の足元にある立地の良さと、ちょっとした非日常感を味わえる人気スポットで追加された今回の新エリア。現地の生き物を知るだけでなく、環境意識を高める意味でも基調な場所となりそう。アオウミガメの成長も楽しみの1つと、家族のお出かけにもピッタリですネ!
「すみだ水族館」情報はコチラも!
*紹介内容は2020年7月時点の情報
今回ご紹介した記事は
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