都会の喧噪を忘れるに最適な、憩いの庭園。小石川後楽園を、あえて“冬”にじっくり観賞してみた!
東京都内には都民の憩いの場となる庭園が複数ありますが、今回立ち寄った「小石川後楽園」は全国に数ある史跡のうち、とくに重要で、日本文化の象徴と評価される「特別史跡」と、芸術上、観賞上の価値が高い土地を評価した「特別名勝」の両方に指定された、日本にわずか5つしかない特別な場所。高層ビルや東京ドームに囲まれるなど、都心の中心に位置し、アクセスも便利。意外にスルーしがちだった方も多いはずですが、ぜひこれを機会にアナタもぜひお出かけを。
SPOT DATA
小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)
開園時間9:00〜17:00(入園16:30まで)
休園日年末年始(12月29日〜1月1日)
無料公開日5月4日/みどりの日、10月1日/都民の日
場所東京都文京区後楽1-6-6
アクセス【電車】JR総武線「飯田橋駅」 徒歩10分/JR総武線「水道橋駅」 徒歩15分
入園料個人300円、65歳以上150円*団体割割引、年間パスポートあり。
お問い合わせ先小石川後楽園サービスセンター ℡03-3811-3015
公式ウェブサイトhttps://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
小石川後楽園ってそもそもなに!?
1629年(寛永6年)に水戸徳川家が作り始めた庭園で、完成したのは二代め藩主の光圀(水戸黄門の光圀です!)の時代。大きな池を中心とした回遊式庭園となっており、庭作りのモチーフは、中国の「明」の時代の趣向文化。中国の名所から名前を拝借したポイントが随所にある、和漢折衷庭園として親しまれています。敷地は真横にある東京ドームの1.5倍と、広大なもの。ゆっくり見れば2時間以上はかかる、大庭園です。戦災や関東大震災の影響で消失倒壊し基礎しか残っていない場所も一部あるなど、歴史を感じさせる場所でもあります。
【セクションA】入り口横にある涵徳亭から、時計回りで観賞スタート
出典:東京都公園協会
小石川後楽園はとにかく広いため、今回は3つのエリアに区切ってご紹介します! チケット購入後、右手にある涵徳亭(かんとくてい)と呼ばれる茶屋(2019年5月下旬まで改修工事中のため、利用不可)からスタート。庭園の名物の1つである、通点橋付近までをご案内します。
【セクションB】名物「円月橋」から「梅林」、「丸八屋」へと周回
出典:東京都公園協会
【セクションC】名物「蓬莱島」を右手に、「内庭」のある東門エリアへ。
出典:東京都公園協会
豆知識
観賞時間は!? 混雑具合は!?
隅々までじっくり回れば、2時間〜2時間半かかるほどの広さです。紅葉のシーズンなどは、自然と足がとまるためもっとかかるはず。今回は冬の1月に訪れましたが、(外国人も含め)お客さんもそこそこいらしてます。都心のど真ん中という場所がら、泉や池にビルや東京ドームが写り込んでしまったりするため、やや景観が損なわれている部分もありますが、見所豊富なためあまり気にならないのでは!?
無料ガイドツアー
見所を色々とレクチャーしてくれる、無料のガイドツアーは曜日と時間限定。開催は土曜、日曜、月曜、祝日の各11時と14時の2回行われています。
注意点は!?
東京ドームが真横にあるため、ドームがイベント期間中は、音楽やアナウンスが頻繁にかかるため、結構うるさい印象。頭に入れておいた方がいいかもです。
こんなモノ、見つけました♪
入り口にある売店で見つけたコカコーラに、な、なんと徳川印が! その名も「コカコーラスペシャルエディション・TOKUGAWA」なる限定モデルで、水戸黄門でも有名な「三つ葉葵」の家紋入り。250mlで140円とちょいお高いものの、思わず買ってしまいました! なんでも、これが売っているのは、徳川家にゆかりのある場所だけとか。都内では「小石川後楽園」と「浜離宮 恩賜庭園」のみとのこと。日光でも売られているらしいですヨ。
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