2025.12.05

特集記事

文・写真: 山さん
2025.08.14

【藤野芸術の家】 相模原で子どもと一緒に楽しむ&学ぶ♪ お手軽アート体験のススメ!!

相模原 藤野芸術の家 ワークショップに参加する女の子

いろいろな経験をさせて、子どもたちの好奇心や探究心をのばしてあげたい! そんな思いを抱く親御さんはきっと多いハズですが、神奈川県相模原市には「創造」や「発見」、「刺激」と「驚き」といった、様々な“学び”を得られるスポットが複数あるんです。

ということで今回は、“モノ作り”という観点から「創造力」を膨らませることができる、『藤野芸術の家』で体験できるワークショップをご紹介。サンドブラストアートに挑戦しました♪

*掲載情報は2025年7月31日時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

*最終記事更新:2025年8月18日。

スポット概要

『藤野芸術の家』

ワークショップ/予約不要
宿泊・キャンプ場あり

所在地神奈川県相模原市緑区牧野4819
開館時間9:00~21:00 *1F工房は9:00~17:00
体験料サンドブラストの場合:1200円〜
休館日火曜日 *祝日の場合は翌日、年末年始(12/28~1/4)ほか
行き方中央道「相模湖東IC」よりクルマで約20分 *無料駐車場:約70台
施設公式サイトhttps://fujino-art.jp

【藤野芸術の家】とは!?

相模原 藤野芸術の家 外観

藤野芸術の家』は、“好きなことを、好きなように、好きなだけ”楽しめる芸術体験スポット。

今回紹介するモノ作り体験の場となる「工房」のほか、四季折々の自然も満喫できる「宿泊施設」、広大な敷地を利用した「キャンプ場」、さらにコンサートや演劇などを行う「ホール」や「音楽スタジオ」など、様々なコンテンツで構成された、都心にはない複合施設です。

場所は相模原市の西部。清流や緑に囲まれた自然豊かな場所にあり、最寄りとなる「相模湖IC」からもクルマで20分程度。都心からのアクセスもいいため、週末や連休、夏休み等、多くの家族連れや団体で賑わっています。

ちなみに施設がある「藤野」というエリアは、森や湖だけでなく、“芸術の街”として知られています。街に野外アートが点在するほか、芸術活動に勤しむアーティストも複数在住しているそうよ。

相模原 藤野芸術の家 内装

採光性が高く開放的な館内。小高い丘に位置するためメインゲートは3Fにあり。相模原の間伐材をタイル状に敷き詰めた、通路にも注目あれ。開館は1995年(平成7年)。県立施設としてスタートし、現在は民間で運営されています。

相模原 藤野芸術の家 講堂 ホール

「クリエーションホール」と呼ぶホールは、最大300人を収容できる規模。舞台、照明、音響等の各種設備も整った本格的ホールです。

相模原 藤野芸術の家 キャンプ場

写真はイメージですが、中庭にテント等を張ってキャンプを楽しむこともOK。炊事場、温水シャワー、水洗トイレもあるため、キャンプ初心者にもおすすめ。利用期間:4月〜10月。1張1泊3000円。デイキャンプも可能です。

相模原 藤野芸術の家 宿泊施設

宿泊エリアは洋室・和室など複数の部屋があり、最大100名あまりが宿泊可能。上下階で利用できる「メゾネットタイプ」も。家族はもちろん、仲間同士で合宿気分でも楽しめそう! 一部除き、風呂やトイレは基本共同。お風呂は最大60名が利用できる大きさ。1泊2食付きで大人/6000円〜。素泊まりも可能。

相模原 藤野芸術の家 レストラン

館内にはレストランもあり、もちろん食事だけの利用も大歓迎。手頃な値段で食事できます。「特選とんかつ定食」が人気なんだそう。朝・夕の利用は宿泊者のみ。

種類豊富なワークショップ

担当者によると、『藤野芸術の家』の利用者は年間6〜7万人。うち、モノ作りができるワークショップ関連の利用は2〜3万人前後にも及ぶなど、人気となっています!

その理由は複数ありますが、まず「コンテンツの多彩さ」。

大きく、土木系の「木」、陶芸の「土」、ガラスを使った「自由」と3系統のジャンルがあるのですが、それぞれのジャンルでさらに細分化された工作体験が可能です。

例えば土木系の「木」では、作るものによっては糸ノコ盤などの本格的機材を使ったり、絵の具を使って自由に彩色したりと、図工の授業の延長線的なモノ作りを楽しめます。

陶芸の「土」では、ろくろや型ではなく、基本指先だけで粘土を成形する“手びねり”と呼ぶ手法で、埴輪作りに挑戦したりといろいろ。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ作品

時期等によりますが、3ジャンルで合計15〜20前後のワークショップコンテンツを展開。「通年開催」コンテンツのほか、「季節限定」などの特別コンテンツがあります。作り始めたら楽しくなり、1つ終わったらほかも挑戦♪ なんて子どもたちもいるよう。

相模原 藤野芸術の家 工房

ワークショップは、団体やグループで利用される方も多し。取材当日も中学生らしき団体さんが大勢体験されていました♪

体験時間がどれも1時間〜と、比較的短いこともポイント。飽きっぽい子どもたちでも、集中して取り組める丁度いい制作時間のコンテンツが大半です。

気になる体験料は、コンテンツにより変動しますが1人1200円〜。一部を除き、制作物は基本的にその日に持ち帰ることが可能です。

そして見過ごせないのが、基本「予約不要」で体験できること! コレは嬉しい。

ワークショップを開催する団体やイベントは全国各地にありますが、(材料確保の問題から)多くが事前予約制としており、やりたいと思っても当日受付はNG、予約はすでに一杯……なんてこともよくあること。

『藤野芸術の家』では、一部例外を除き「予約せずに」突然来館しても体験できるんです*。

*混雑具合等にもよる。

施設がある相模原の西部はとくに自然が豊かなエリアですが、ツーリングやハイキングついでに立ち寄っても楽しめますし、時間に縛られることなく行動できるのは嬉しいですよね♪

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ ドールハウスキット

工房の入り口では、ご覧のような、おうちで楽しめる「ドールハウス」制作キットも販売しておりました。

サンドブラスト体験に挑戦♪

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラストグラス作例

今回は、数あるワークショップコンテンツのなかから、人気の高い「自由工房」の1コンテンツ、「サンドブラスト」によるアート制作に挑戦しました!

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト作業工程

『藤野芸術の家』には、ご覧のようなサンドブラストマシンを3台常備。

サンドブラストとは、文字通り「サンド(=砂)」を「ブラスト(=吹きつけ)」して、模様を描く(削る)手法。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト

『藤野芸術の家』では、グラスやお皿、マグ、ランタンなど、様々な対象物にサンドブラスト処理を施すことが可能。カラーグラスなどもあり。今回はうち、グラスで挑戦しました!

はじめてでも安心の「型紙」も

サンドブラストは、対象物となるグラスなどの、表面の”覆っていない”場所が模様(柄)として残る切削手法。その模様は型紙を使いますが、工房には初心者でも簡単に楽しめるよう、いろいろな型紙が準備されています。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト

アルファベットや数字、イラストなどの「型紙」があり、パンチやハサミ等を使って自分流にアレンジすることも可能です。

「型紙」は1つの柄につき2種類あり、それがコレ↓

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト 型抜き

「型紙」はシルエットそのもので対象物の表面(今回の場合はグラス)を覆うタイプ(写真左)と、シルエット以外の部分を覆う「中抜き」(同右)の2種類あるんです。

サンドブラストすると、前者はシルエット部分だけに元のガラス素材が残り、後者はシルエット部分だけに切削加工される仕組みです。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト作業工程

「型紙」はシールとなっており、好きな位置に、好きな量だけ貼ってOK。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト作業工程

今回は「中抜き」タイプのみで挑戦。模様(柄)部分にサンドブラストがかかるため、切削加工されてほしくない部分は用意されているテープで養生します。マスクする感じですね。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト作業工程

サンドブラスト加工も体験者自ら挑戦。マシンの左右から手入れ専用のゴム手袋を付け準備完了。表のカバーを閉じてガンを握ると、プシューと砂がグラスに吹きつけられます。足元にあるペダル操作で強弱をかけます。

作業時間は3分程度。一箇所に砂を当てすぎたり、対象物との距離が近すぎると型紙に穴があいてしまうので注意。隣でスタッフさんが見てくれますので、低学年の子どもたちでも充分扱えます。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト作業工程

ブラスト加工した面がマットな状態となっていることを確認し、先に行った養生テープを順にはがしていき……

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト完成写真

あとは用意されたぞうきんで汚れを拭き取れば完成! 今回がグラスの下まわりのみと、かなり控えめなデザインにしましたが、デザインのルールはなし。自由にやってOKです。

デザインに正解はありません。子どもたちや参加者が思うがまま挑戦していいんです!

グラスを使ったサンドブラスト加工は、体験料1200円。(柄にもよりますが)1時間程度で充分完成までもっていけるはず。もちろん当日持ち帰り可能ですよ。

*ちなみにグラスに限り、対象物持ち込みでの体験も可能です(1000円〜)。

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ サンドブラスト完成写真

サンドブラストは一見難しそうに思えますが、そんなことはなし。小学生低学年や未就学児でも(一部親御さんのサポートが必要な場合いありますが)体験可能です♪ ぜひ挑戦してみてください。

いがかですか!? 簡単ですよね! 家族で楽しめるアート体験としても、いい想い出になりそうです。

オシャレなレストランに行こう!

相模原 カフェレストランShu 外観

「藤野」がアートの街であることはご紹介した通りですが、じつは『藤野芸術の家』からクルマで5分くらいの距離に、アート感の強いおしゃれなレストランがあるんです。

それが『カフェレストランShu』。

相模原 カフェレストランShu 外観

地元ゆかりのアーティストが制作した看板やオブジェ、さらにブランコまであるオシャレさ!

地場食材や、店舗前にある畑でとれる野菜を使ったオリジナルグルメを楽しめるレストランで、ジャズ・クラシックなどの音楽イベントを行うこともあるなど、アーティストを含め、地域の方の集いの場でもあるんです。

相模原 カフェレストランShu カレー

写真はチキンとベジタブルの「ハーフ&ハーフカレー」(1400円)

イチオシメニューはチキンカレー。4時間以上かけて炒めたタマネギのほか、オリジナルブレンドのハーブやスパイス、野菜をじっくりと煮込んで、熟成させた提供する絶品カレーです。

オリジナルスイーツのほか、キッズメニューもあり。お皿や容器も、お店ゆかりのアーティストの作品(ガラス作家の髙橋禎彦さんなど)であったりするんですよ。

相模原 カフェレストランShu テラス席 綾戸智恵グランドピアノ

店内席のほか、開放的なテラス席もあり。テラス席ではペット同伴もOK 。店内には綾戸智恵さん寄贈のグランドピアノもあります。

同店の魅力は、こだわりメニューやお店の雰囲気はもちろんですが、アットホームなスタッフさんにもあり。一期一会の人との出会いも楽しみあれ。

『カフェレストランShu』

所在地神奈川県相模原市緑区日連981
営業時間11:30~17:00(L.O/16:30)
営業日金曜・土曜・日曜・祝日
公式サイトhttps://cafe-shu.com

レポートまとめ♪

相模原 藤野芸術の家 ワークショップ

・アートの街「藤野」で楽しめるモノ作り体験
・予約不要の体験コンテンツが多数!
・クルマですぐの場所に気になるレストランも♪

いかがでしょう!? モノ作り体験を通じて、子どもたちの無限大の可能性をのばす。そんなコンテンツが多数用意された『藤野芸術の家』。堅苦しいことは考えず、森や湖、清流といった相模原の自然に癒されながら、まずはフラッと立ち寄ってみては!? 親子で楽しまれる参加者も多かったですよ。

この学び・体験スポットにも行こう!

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以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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