
日本橋のホテル「東急ステイ日本橋」が、リニューアルでアート系ホテルへ! 若手アーティスト6人が参加!

*素材提供/東急不動産
“アートを身近に感じる”ホテルとしてリニューアルされた、日本橋にある「東急ステイ日本橋」。単に泊まるだけでない、新しい癒しをアナタも体験してみて!
*掲載情報は2025年2月21日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。
*最終記事更新:2025年4月7日
スポット概要
『東急ステイ日本橋』
所在地東京都中央区日本橋本町4-7-9
リニューアル日2025年2月21日(金)
宿泊料部屋や時期等により異なる
定休日無休
最寄り駅JR総武線「新日本橋駅」8番出口より徒歩2分
運営東急リゾーツ&ステイ
公式サイトhttps://www.tokyustay.co.jp/hotel/NI/
【新しくなった東急ステイ日本橋】とは!?

《東急ステイ日本橋》は、「新日本橋」「小伝馬町」「三越前」「神田」の4つの駅からアクセス可能で、東京駅エリアや秋葉原エリアも徒歩圏内という好立地にあるホテル。
オープンは2000年。インバウンド需要が極めて高く、なんと70%(!)も占めるそう。電子レンジやミニキッチン、さらに洗濯乾燥機といった、リビング機能が備わる客室があることもあり、連泊者、長期滞在者、個人旅行者からの需要がとくに高い人気ホテルなんです。
そんなホテルが、今回リニューアル。日本のアートを世界に発信する場として、日本の若いアーティストの才能を後押しする場になればと、121部屋ある全客室(!)に、何かしらのアートを展示することになったんです。

ホテルは横長の構造となっており、アートが掲出されるのは全室全フロアとのこと。
リニューアルをサポートしたのは、新進気鋭のアーティストなどの活動支援等を行っているKアート株式会社。生活にアートがある。そんなライフスタイルが当たり前となるべく提案を行い、アーティスト、そしてその作品の価値を高める取り組みを行っている会社です。
リニューアルにあわせ、参画アーティストとともに、歴史のある日本橋を文化を感じてもらうべくアートの観点からなにができるかを検討したそう。客室はもちろんですが、共用部にも作品を展示と、アートに触れる機会を意識的に増やしています。
ホテルで出会ったアートとの新しい体験が、明日からの暮らしを変える切っ掛けに。単に泊まるだけでなく、ちょっとした気づきも得られるホテルに生まれ変わりました。
現時点未確定な部分が多くありますが、関係者によれば、各所と連携し、作品の販売も検討できればとのこと。

リニューアルにあわせ、盆栽等のネオンを新設したほか、写真向かって左側のガラスエリアからロビー内がチラ見できるように変更と、より開放的になりました。
部屋の感じは!?

客室はタイプ別にいろいろありますが、写真は「レジデンシャルダブル」と呼ぶ部屋。17㎡のエリアにベッドとテーブルがあるシンプルな仕様。

気になるアートは壁に! 美術館ではないため、派手に作品をアピールすることはしないと担当者。空間に溶け込むように“さり気なく”飾る程度で、アートをゴリ押しするような感じではありません。極めて控えめな演出です。
そういった意味では、とくに新しさはないかもしれません。作品名もアーティストの紹介もありません。空間の装飾の一部といった印象です。
ちなみに展示作品は、部屋ごとにすべて違うそう。どの部屋にどんなアートがあるかは泊まってからのお楽しみとして、公表はしていないそう。
今回のリニューアルでは合計6名のアーティストが企画に参加していますが、「●●●さんの作品がある部屋に泊まりたいんですが……」という希望も受け付けていません。ご注意を。
一期一会の出会いをお楽しみください。

各部屋に常備されているマグやプレートも、リニューアルにあわせ新調。このほかに同柄のボトルもあり、3点すべて販売もしています。1500円〜。
参加アーティストは!?
リニューアルに参加したアーティストは、各界で活躍する若手たち。6人中5名のアーティストさんの作品は1Fロビーにも飾られています。
リニューアルオープンとなった、初日の2月21日と22日に限り、8Fフロアの客室をギャラリースペースに見立てた参加アーティストの作品展も実施されました。
通常同ホテルにはそのようなギャラリースペースは用意しておらず、すでに拝見することはできませんが、雰囲気だけあわせてご紹介します。

各客室あるTVでは、参加アーティストのインタビュー映像を常時見ることが可能。*ただし英語字幕なし
カワグチ タクヤさん
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tac_kk/

1Fロビー:常設展示作品
カワグチさんは、広告や挿絵などで広く活躍中の新進気鋭のイラストレーター。
印象度の強い特長的な作品を多数手掛けていますが、ベースとなる作品は、白地の紙の上に黒のサインペン「ポスカ」を使って作画しているそう!
1Fロビーの受付カウンター奥には、カワグチさんが描いた作品を元に、西陣織で編み上げた1点モノも。「馬」というモチーフが、出かけるぞ! という旅の出発を印象付けますよね。

2日間限定のギャラリースペースでは、空間全体がカワグチ色に。ベッドからリネン、カーテン、レース、器のほか、なんとハンガーまでオリジナルで製作。西陣織だけでなく、有田焼ともコラボ。こんな部屋があったら泊まってみたいですよね!
清水 雄稀さん
【公式Instagram】https://www.instagram.com/yuki_shimizu0809/

1Fロビー:常設展示作品
「あったらいいな」「見てみたい」という願望を、陶器に込めて制作されている陶芸家である清水さんは、茨城県取手市に工房を構え活動中。

大小様々な陶器作品を発表している清水さんは、2022年東京藝術大学大学院卒の気鋭。
つちもち しんじさん
【公式サイト】https://shinjitsuchimochi.wixsite.com/wabisabipop

1Fロビー:常設展示作品
浮世絵や新版画と呼ばれるジャンルを、現代に復活させるプロジェクトにも参加されているつちもちさんは、刷り職人さんである版元と協力して作品を手掛けるアーティスト。
つちもちさんが作画したイラストをレザー加工で版木にし、そこに版元さんが和紙を使って刷り上げていくそう。
これまで200数十種類の作品を発表しており、作品集なども販売。風情あるタッチは様々な分野で注目されており、本の装画やポスター、カレンダー、CDジャケット、テレビ番組用のイラストなど、多方面で作品を発表されています!

カラー、モノクロと、どの作品も風情あり、思わず「おおお〜」と声を上げるほど。これが版画という点がまた凄い!
永田 惇也さん
【公式Instagram】https://www.instagram.com/atsuyanagata/

黒や白地のキャンバスに大胆に描かれた波打つ線は、自作の筆を使い、すべて一筆書きによるもの。
永田さんは日記を書くことをつねとしており、日記に込めた思いや感情の起伏を波打つ線で表現。作品の制作時間は、1回わずか10秒程度と一瞬ながら、無に近い境地で描いた大胆さ繊細さに注目を。
余白の残し方、筆の太さ、波打ちの角度なども、意識しながら無心に描いているそう。
*永田さんの作品は1Fロビーに展示はなく、客室のみとなります。
渡辺 明日香さん
【公式サイト】https://asukawatanabe.com

1Fロビー:常設展示作品/写真はライブペインシングの模様
グラフィックデザインや壁画、インスタレーションなど、いろいろな分野で精力的に活動されている渡辺さん。
今回のリニューアルにあわせ、1Fロビーに巨大な壁画アートをなんとライブペインティングで仕上げられたほか、ネオン製造の老舗企業「アオイネオン」とコラボした作品を入り口脇などに展示。

*素材提供/東急不動産
各客室に常備される、先述のマグやプレートのデザインも担当と、もっとも多くの作品を手掛けられています。

印象に残るグラフィックアートなどを多数手掛けている渡辺さん。実績は公式サイトで確認可能です。
アオイネオン

1Fロビー:常設展示作品
創業70年を超える、日本を代表するネオンサイオンや看板制作のプロフェッショナル企業「アオイネオン」。近年その役目を終えつつあるネオン管を、アートとして再生させるべく、様々な提案を実施。
今回のリニューアルでは先述の渡辺さんとコラボするなど、ホテルでも作品がご覧になれます。

レポートまとめ♪

・121の全客室にアートがある新ホテル!
・アートを身近に感じ、明日への暮らしに刺激を
・若手アーティストの才能を後押しする場に
いかがでしょう!? アートが身近にあるホテル。東京へ遊びに来る際など、宿泊候補地として検討しては!? 知らなかったアーティストとの出会いもありそうです♪
リカちゃんとコラボ中!
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