2024.04.30

特集記事

文・写真: 山さん
2023.06.21

終了しました

特別展『古代メキシコ  ―マヤ、アステカ、テオティワカン』 これは見過ごせない! 3文明の貴重な出土品140点あまりが集う、今夏最大の話題展が上野の国立博物館で! 【2023.9.3まで】

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

3000年以上に渡り栄華を極めた古代メキシコ文明の代表的文明である「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に焦点を絞り、過去発掘された貴重な出土品の数々を目の前にして、文明の奥深さを体験する話題の巡回展が、東京・上野の国立博物館でスタート。早速覗いてきました!

*掲載内容は2023年6月15日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

イベント概要

特別展『古代メキシコ  ―マヤ、アステカ、テオティワカン』

撮影OK(写真のみ)
夜間開館あり(実施日限定)
グッズ販売あり
福岡・大阪開催あり

開催地東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
開催日2023年6月16日(金)~9月3日(日) 
入館料【一般】2200円、【大学生】1400円、【高校生】1000円 *中学生以下は無料
開館時間9:30~17:00 *土曜日は19:00まで *6月30日(金)~7月2日(日)、7月7日(金)~9日(日)はメキシコウィークのため20:00まで *入館は閉館30分前まで
休館日月曜日、7月18日(火) *7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館
主催東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
アクセスJR「上野駅」公園口より徒歩10分
展覧会ホームページhttps://mexico2023.exhibit.jp


特別展『古代メキシコ  ―マヤ、アステカ、テオティワカン』とは!?

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの約3000年に及ぶ長く栄えたメキシコ古代文明のなかで、恐らく1度や2度はその名を耳にしたことがあるであろう、メキシコ南東部に栄え天文学や暦、文字を発展させた「マヤ」を筆頭に、中央部の「アステカ」、そして中央高原に巨大都市を築いた「テオティワカン」という3つの主要文明を、数多くの貴重な出土品とともにフォーカスする特別展覧会です!

展示品の総数は約140点。メキシコ国内にある6つの博物館に加え、35箇所登録されているユネスコ世界遺産のうちの2つの遺跡の協力のもと、厳選した貴重な品々が、東京・上野にある博物館の殿堂「国立博物館」に集結しました。

そのなかには、メキシコ国内以外ではアメリカにしか貸し出されたことがない、貴重すぎるほど貴重な、初公開となる出土品も含まれています!

ちなみに会場となる国立博物館で、メキシコ古代文明の展覧会を開催するのはじつに70年ぶり。前回は1955年(昭和30年)とのことです。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

会場は、第1章となるプロローグ的エリアを含め、4章で構成。「テオティワカン」「マヤ」「アステカ」の順で古代3文明を横断展示。

今回セレクトされた展示品は、関係者いわく「3文明を象徴する品々」が数多いとのことで、文明の理解を深める切っ掛けとしても最適といえそう。途中複数箇所に、メキシコ現地で撮影した特別映像のループ上映もありますので、そちらもお見逃しなく!

展示数の多さもさることながら、大きな見所の1つといえるのがその展示方法です。

単にショーケース内にドーン! チーン! と並べるだけでなく、例えばメキシコ古代文明ではピラミッドが1つの象徴的建築物として知られているそうですが、壁一面に写真を拡大してそれ風感を演出したり、本展最大の目玉となっている「赤の女王」の墓室をイメージし、特別なエリア(詳細後述)をわざわざ設けるなど、来館者をときにアッといわせ、とき厳粛な気持ちにさせる、ちょっとした没入演出を実施。考古学ファンならずとも興味を注がれる空間作りも必見です。

またアイランドキッチンならぬ、アイランドディスプレイと呼ぶかは不明ですが、グルッと回って鑑賞できる展示品も多数。正面だけでなく、側面、そしてなかなか見る機会のない貴重な背面も確認できます!

余談ですが、世代を超えて支持されている長期連載マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の読者であれば、思わず「コレってアレ!?」的な発見もあるかも。日本に居ながらにして聖地を巡礼をしているかのうような気分に浸れるシーンもありそうです!・・・というか1986年の連載開始当初からライブで作品を読んでいた者にとっては、ちょっと感慨深いものもありました。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

メイン会場となる「第2章〜第4章」は文明の区分けが明解に分かるよう、壁紙の色も変えられています。「テオティワカン」は青、「マヤ」は赤、「アステカ」は黒。「第1章」は緑です!

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

展覧会をよりディープに楽しむツールとして欠かせないのが、オーディオガイド。写真の会場レンタル版(650円)のほかに、アプリ配信版(700円)があります。ナビゲーターは俳優の上白石萌音さんと、声優の杉田智和さん。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

会場は左右大きく2エリアに分かれていますが、それぞれの入り口に、見所を紹介する案内板もあり。ちなみに本展は、展示品に限り全点写真撮影OKなんですヨ〜。*動画は禁止

【第1章】古代メキシコへのいざない

プロローグ的エリアとなる第1章では、シベリア → アメリカ大陸 → メキシコ中央高原&湾岸部、(マヤ文明の地となる)ユカタン半島へ移動した人々が、それまでの狩猟採集を中心とする“移動”生活から、菜園農耕を中心とする”定住”生活に以降し、「メソ(核)アメリカ」と呼ばれる古代文明領域を形作った全体像を紹介。

本展で紹介される古代3文明は「メソアメリカ」の代表的古代都市であり、この第1章では「メソアメリカ」最古の文明であり、古代メキシコでもっとも古く、その後に続く文明に大きな影響を与えたとする「オルメカ文明」(前1500年〜後400年)にも軽く触れつつ、「メソアメリカ」の特徴を示す出土品を3文明ごとに紹介するエリアとなっています。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

貴人の土偶/マヤ文明 600〜950年/メキシコ国立人類学博物館 ■マヤ文明時の王侯貴族の墓の副葬品として出土した、大きな帽子や首飾り、コートが特徴的な土偶。コートの青色はマヤブルーと呼ばれる、インディゴなどをベースとした顔料が使われているそう。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

チコメコアトル神の火鉢(複製)/アステカ文明 1325〜1521年/メキシコ国立人類学博物館 ■熟したトウモロコシの女神「チコメコアトル」を表現した土器。芳香樹脂を燃やすための火鉢とのこと。ちなみにトウモロコシは、メソアメリカの文明域のなかでもっとも重要な食料源だったそう。

【第2章】テオティワカン 神々の都

前100年〜後550年の約600年に渡り栄えた「テオティワカン」は、メキシコの中央高原に一角、海抜2300メートルにある盆地の中央の築かれた都市。2000程度の住居が建ち並び、およそ10万人が生活していたそう。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

死のディスク石彫/テオティワカン文明 300〜550年/メキシコ国立人類学博物館 ■「太陽のピラミッド」正面にある太陽の広場から1964年に発掘された、高さ126㎝×幅102㎝の巨大石彫。地平線に沈んだ夜の太陽を表す。「沈む」はすなわち「死」。中央の頭蓋骨は「死」、すなわち「夜」の暗示と解釈できる。元々表面に赤い顔料塗られていたと考えられる。

「死者の大通り」と呼ばれるメインストリートを中心に住居等が規格化されていたとのことで、(テオティワカン遺跡の大きな見所となっている)「月」「太陽」「羽毛の蛇」と呼ばれる3大ピラミッドも大通りに沿って建造されているんです。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

モザイク立像/テオティワカン文明 200〜250年/テオティワカン考古学ゾーン ■300ピースあまりの蛇紋石やヒスイ輝石岩、貝殻などを木の土台に貼り付けて制作された、呪術的雰囲気を感じさせる立像。なんと、立った状態で出土。

都市内では、工芸品が盛んに生産されたほか、一定の市場経済活動があり、さらに外部との交易が行われていたことが分かっているそう。移民だけの移民集団居住区なるものも発見されているんだとか。血なまぐさい話ですが、生贄(いけにえ)の儀式もあったほか、戦士をモチーフとした土偶が多く出土するなど、高い軍事力を有していたとのこと。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

トランペット/テオティワカン文明 150〜250年/テオティワカン考古学ゾーン ■「羽毛の蛇ピラミッド」から出土した、巻き貝の先端をカットした吹奏楽器。表面にはワニのような神話の神が描かれている。別の土地との交易を示す。

まだまだ謎も多い文明であるものの、テオティワカン遺跡はメキシコ有数の観光スポットとなっており、年間200万人もの観光客が訪れるそう。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

鳥形土器/テオティワカン文明 250〜550年/メキシコ国立人類学博物館 ■いろいろな動物をモチーフとした土偶なども多く出土しており、こちらはアヒルの土器。交易を担っていた貝商人の墓地で発見。

会場では1980年代から90年代に行われた、3大ピラミッド内のトンネル調査で出土した貴重な遺物を数多く展示。巨大なものでは1mをゆうに超える、石彫などの大きな展示もあります。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

羽毛の蛇神石彫/テオティワカン文明 200〜250年/テオティワカン考古学ゾーン ■高さ61㎝×長さ185㎝のこの石彫は「羽毛の蛇ピラミッド」から出土したもので、安山岩の表面に漆喰を塗り仕上げたもの。ピラミッドの四方の壁面に添えられていた。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

嵐の神の壁画/テオティワカン文明 350〜550年/メキシコ国立人類学博物館 ■多くの色を使った壁画はテオティワカン文明の1つの特徴。嵐の神は雨を呼ぶとして崇められたそうで、右手と背中のカゴには重要な食料だったトウモロコシが見える。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

マスク/テオティワカン文明 350〜550年/テオティワカン考古学ゾーン ■石灰岩で制作された石の仮面! テオティワカンのマスクは、現在世界で550点も確認されているそう。

【第3章】マヤ 都市国家の興亡

前1200年〜後1500年代のスペイン征服まで長期に渡り栄えた「マヤ文明」は、文明期間中、多くの王朝や小都市が生まれては消えを繰り返したといい、全土を政治統一するような王朝は現れなかったそう。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

吹き矢を使う狩人の土器/マヤ文明 600〜830年/メイダ・マヤ世界大博物館 ■会場には保存状態のいい土器も多数展示されており、こちらは粘度玉を使って鳥を撃つ、狩りの神が描かれている。

その盛衰のなかで、建物の向きと日の出の方向から緻密な暦を生み出し、天体観測を行ったほか、マヤ文字と呼ばれる文字や、上部に神殿を持つピラミッドに代表される建築技術、彫刻技術に独自の発展を見せるなど、高度な文明を誇ったことでも知られているそう。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

香炉台/マヤ文明 680〜800年/アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館 ■儀式に欠かせなかったとされる香を焚くための炉。

なかでも特徴的なカタチでも知られる「マヤ文字」の解読は、スペインによる征服後すぐから行われたものの、解読が急速に進んだのは1950年代になってからと比較的最近(!?)のこと。現在分かっていのは文字は700種類くらいあり、組み合わせにより何万通りの読みができるそうですが、一説にはなんと80%は読めるほど解読が進んでいるそう。会場ではそんなマヤ文字を使って掘られた石板展示もあります。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

96文字の石板/マヤ文明 783年/アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館 ■石灰岩に掘られたマヤ文字はすでに解読されており、歴代の王の即位についての記録が見られるそう。

そのほかにも、マヤ文明は熱帯低地という環境にあわせ、都市機能や住居地、農耕地が入り組んでおり、例えば農民も石器作りを行うなど、人々はいろいろな仕事を掛け持ちしていたとされ、出土した土偶からも文明を生きた人々の多様性が伺い知ることが可能。

マヤ文字や天体観測、暦の記録、さらに土器の制作も行っていたという書記のほか、織物をする高い位置にいた女性、道化師や戦士、貴族の生活様式が垣間見れる貴婦人など、会場では、当時の生活の一端が垣間見れるバラエティに富んだ土偶たちにも出会えます。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

骨製品/マヤ文明 600〜950年/ユカタン地方人類学博物館 カントン宮殿 ■先端が指の形をしたこちらは、マヤ文字を記した書記が使った筆の柄という意見と、かんざしなどの装飾品という意見も。全長27.2㎝とかなり長め。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

神の顔形エキセントリック(両面加工石器)/マヤ文明 711年頃/メキシコ国立人類学博物館 ■高い技術力がうかがえる、火山性ガラスの黒曜石を使ったエキセントリックと呼ばれる祭祀具(さいしぐ)。

ハイライト“赤の女王墓”

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

展覧会最大の目玉は、「マヤ文明」エリア中盤に用意されている“赤の女王墓”。マヤ文明を代表する都市国家であったパレンケのパカル王の妃とされる、「赤の女王(レイナ・ロハ)」と呼ばれている墓から出土した品を、わざわざマネキンを使って墓室風に展示と、特別なエリアが用意されているんです!

メキシコ本国とアメリカを除けば、海外に貸し出されるのは今回が初とのこと。

強烈なインパクトを与える石の仮面を筆頭に、頭や耳、腕、胸、足と、いろいろな部位に飾りが施されており、脇には小さなマスクもありと見所満載。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

イベントのメインビジュアルにも採用されている「赤の女王のマスク」(マヤ文明 7世紀後半/アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館)は、孔雀石と呼ばれる石でできた石の仮面。瞳は黒曜石、白目は白のヒスイ輝石岩と、116のパーツで構成。バラバラの状態で発見され、復元されたもの。見る者に強烈なインパクトを与える、本展最大の見所です!

ショーケースを側面から見ると、マネキンの頭が縦に長いことが分かりますが、これは子供の時期に頭を板で挟み変形させるという習わしによるものだそう。

象徴的な赤を際立たせる照明演出効果も抜群で、それまでのエリアとは明らかに異なる、周辺一帯の張り詰めた厳粛な空気感のなかじっくりご堪能あれ。来場者は遠目から眺めるのではなく、棺のショーケースを取り囲むように、四方八方から覗きこんで鑑賞できます。

【第4章】アステカ テノチティトランの大神殿

北部からの部外者、メシーカ人を中心とした三国同盟で誕生したアステカ王国(1325年〜1521年)。スペイン人の侵攻を機に滅亡するまでの200年たらずで人口は20万人と、強国として君臨しました。首都テノチティトランを中心にモニュメントなどが数多く制作されるなど、建築や絵画、彫刻の分野でも飛躍的に発展。クリエイティブな面では大きな進歩が見られた時代だったそう。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

マスク/テオティワカン文明 200〜550年/テンプロ・マヨール博物館 ■アステカ王国を築いたメシーカ人は、過去の繁栄都市の遺跡に頻繁に訪れそこで遺物を掘り起こし、自分たちの神殿に手直しして納め直していたそう。アステカ文明時代の耳飾りとともに出土したのはそのため。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

笛/アステカ文明 1325〜1521年/テンプロ・マヨール博物館 ■メソアメリカでのおもな管楽器とされる土製の笛。大神殿から出土したもので、全長18.5㎝。会場にはさらに小さい笛の展示もあり。

会場にはそれらを忍ばせる大小の出土品が幅広く展示されており、小さいものでは10㎝ちょい、大きなものでは高さ170㎝と、(展示エリア自体は3文明中でもっとも狭いものの)、技術力の高さがうかがえる見応えのある品々がいろいろ。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

トラロク神の壺/アステカ文明 1440〜69年/テンプロ・マヨール博物館 ■祈祷、供え物、ときに子供の生贄を、トラロクと呼ばれる雨の神に捧げ、降水を祈願したという。

発掘調査は現在も続けられており、驚くべきことに、近年だけで10万点(!)に及ぶ遺物が出土しているんだとか。会場ラストにはその最新成果を展示するコーナーも。メキシコでは珍しいという「金」の出土品も展示されています。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

最新の発掘成果である金の遺物を特設コーナーで展示。

巨大な戦士像!

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

「アステカ文明」エリア中盤にそびえるこの土偶のような立像は、展覧会のメインビジュアルにも採用されている「鷲の戦士像」(アステカ文明 1469年〜86年/テンプロ・マヨール博物館)。

首都テノチティトランにある大神殿の北側にある「鷲の家」と呼ばれる建物の入り口に置かれていた2体のうちの1つ。腰から上に衣装をまとった男性像で、高さは170㎝、幅は118㎝もあり。なにを表しているのかは諸説あり、戦場で死んだ戦士の魂の具現しているという意見や、太陽神の守護神の化身という意見もあるそう。

立像を中心にグルッと回って眺めてみてくださいませ。

ミュージアムショップへ行こう!

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

展覧会開催にあわあせ製作したオリジナルグッズのほか、メキシコ現地から仕入れたご当地物グッズなど、幅広く揃うミュージアムショップは、第4章を先にあります!

展示品含め詳細な解説を楽しめる「図録」(2800円)のほか、文具やポーチ、シャツ、雑貨など、多数。中南米を中心とした色彩豊かな服や雑貨を数多く取りそろえる、あの「チチカカ」とのコラボグッズも。

図録のみオンラインでも購入可能ですが、ショップの利用は入館者のみ。支払いは現金、カード、交通系IC系が利用できますが、QRコード決算は利用できません。ご注意を。

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

イベント限定ガシャも! マヤ文字の缶バッヂ、遺物キーホルダーのほか、ルチャリブレ(プロレス)のキーホルダーも!

レポートまとめ♪

国立博物館 特別展「古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」上野

・メキシコ古代文明を代表する3つの文明をフォーカス!
・展示総数約140点! 一部映像上映も
・没入感の高い「赤の女王墓」は必見です!
・展示品すべて写真撮影可能!
関連イベントも複数あり

いかがでしょう!? 今回ご紹介したのはほんのひと握り。会場にはそのほかにも興味深い展示品が多数あります! いまだ謎も多いとされるメキシコ古代文明。ミステリアスな世界へのプチトリップを上野でお楽しみあれ♪

*本展は東京・上野開催のあと、2023年10月3日(火)~12月10日(日)に福岡、2024年2月6日(火)~5月6日(月・休)に大阪でも順次開催される巡回展です。

8月7日・こども限定イベント開催!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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