2020.12.05

新型コロナウイルスの影響で掲載中のイベントが中止になっている場合がございます。開催の有無については各イベントの公式サイトなどでご確認ください。ご面倒をおかけしますがよろしくお願いいたします。

特集記事

山さん
文・写真: 山さん
2019.09.27

『原鉄道模型博物館』精巧極まる鉄道模型と、世界最大級の屋内ジオラマが堪能できる、1度は足を運びたい噂の博物館がコチラ! 

原鉄道模型博物館メインビジュアル 入り口看板 入り口 模型 ジオラマ雰囲気 ジオラマスナップ 模型スナップ

 

鉄道ファンはもちろんのこと、圧倒するクオリティと迫力、規模、そして演出で多くの来場者を魅了する「原鉄道模型博物館」。一個人の情熱が結集した、鉄道模型の世界にどっぷりと浸れるスポットとして人気となっており、目と、そして耳で、リアルな情景に思い浸れる瞬間は、大人にはどこか懐かしく、子供にはどこか新鮮に映るはず。鉄道や模型に詳しくなくても大丈夫。極端な話、興味がなくても大丈夫。鉄道の知識が、ゼロに等しいワタシが楽しめたくらいですから。行かぬは損な、この話題スポットをご紹介しますネ! ハマりますよ、きっと!

*掲載内容は2019年9月21日時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。

 

大人大歓迎
子供大歓迎
女性大歓迎
学びあり
アクセス便利
トイレあり

場所神奈川県横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング2F
入館料【大人】1000円、【中高生】700円、【4歳以上】500円
開館時間10:00〜17:00(入館16:30まで)
休館日毎週火曜日(祝日の場合は翌営業日に振替)
アクセスJR「横浜駅」から徒歩約8分
■Googleマップでの確認はコチラ
公式サイトhttp://www.hara-mrm.com/index.html



 

案内看板 ジオラマ機関車 ジオラマ全景

 

「原鉄道模型博物館」とは!?

2012年7月にオープンした、鉄道模型専門の博物館。原信太郎さんという一個人が製作、収集した膨大な鉄道模型を公開している、鉄道ファン、模型ファンに有名なスポット。鉄道の歴史をさかのぼることができる、世界中の稀少な鉄道模型を展示するほか、原さんご本人がその足でかせがれた資料や写真、16㎜等のフィルム動画の一部を間近で見ることが可能。

なんといっても最大の話題は、館内でもっと大きなエリアを割くジオラマ。本物の鉄道技術をリアルに再現して走る鉄道模型の姿は惚れ惚れするほど。その規模は世界最大級です! ちなみに博物館がある土地が「横浜」であることには意味が。じつは横浜は、日本ではじめて鉄道が開通した、ニッポン鉄道史を語るうえではずせない発祥の地なんです!

 



 

館内構成は!? 

館内は(かなり大雑把ですが・・・)大きく2セクションに分かれており、1つは【展示】、もう1つが【ジオラマ】。【ジオラマ】は後半部に大小2エリアありますが、【展示】は原模型の原点といえるエピローグ的コーナーを皮切りに、膨大なコレクションを紹介するエリア、故人が撮影した写真や収集した貴重なコレクションを紹介するライブラリーエリアなどで構成。どこに時間をかけるかは、人それぞれですが、じっくり楽しめます!

 

模型

原信太郎さん(はらのぶたろう・1919年〜2014年)とは!?
世界的な鉄道模型製作者、兼収集家。乗って、撮って、集めて、そして作ってと、鉄道をこよなく愛し、自身の知見を深めるために、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語などの主要言語を習得。会社に勤務する傍ら380カ国(!)を訪れ、生涯で10万枚の写真を撮影し、440時間の動画を記録するなど、膨大かつ貴重な資料を残された、鉄道ファンに広く知られた偉人です。技術的造詣も極めて深く、そのノウハウは博物館のジオラマにも活かされています。館内各所には故人の鉄道愛が判る様々なエピソードを知ることができますが、その1つ1つが現代人の私達にとっても驚きの連続。解説ボードもじっくりチェックしてくださいネ。

 

ぜんまい模型ジオラマ 模型、切符、設計図

 

気分を盛り上げる粋な演出も!?

いざ入館! その前に、チケットを購入する必要がありますが、さすが鉄道系博物館だけあり、チケット発券機も、(飲食店などにあるようなカンジではなく)どことなくそれ風感を意識させる販売機に。入り口には自動改札機があり、チケットに印字されたバーコード部をかざすとゲートが開く仕組みに。うーん、否がおうでも、気分は盛り上がります! こういったさり気ない演出、ウレシイですよね!

切符売り場 入り口改札

【↑】チケットは回収式ではありませんので、持ち帰れます。記念にどーぞ。

 



 

【展示コーナー編】

目安観賞時間:約1時間〜1時間半

 

入ってすぐにある「第1展示室」で、まず驚く!

まず立ち寄る、円形の広いホール「第1展示室」には、故人が自ら製作した模型がお目見え。思わず「おおおおっ」となる、精緻で緻密な仕上がりにはまず驚きを隠せませんが、それを作った時期がなんと小学生時代であることに驚き、さらにそれら作品をしっかりと保存していることに驚きと、間違いなく3度はビックリするハズ! プラモデルのようなあるものを組み立てるのではなく、例えば屋根修理であまった素材を使って自作するなど、私のような凡人では一生辿り着けないほどの、驚くべきクオリティなんです・・・。ホント、スゴイです!

第1エリア全景 自作模型

【↑】博物館のアイコンともいえる「一号機関車」。小学6年生のときに自作(!)したモノ。圧倒的なクオリティと、保存状態の良さには驚くばかり。

展示模型

【↑】写真上段左の「自由型貨車」と呼ばれる車両は、リベット打ち出し器という専用機器を使い、鉄板の鋲をリアルに再現。上段右の「ぜんまい式おもちゃ」は、故人が鉄道に興味を抱く原点の1つともいえる、当時市販されていたおもちゃ。関東大震災でダメージを受けたそうですが、そんなおもちゃもしっかりと保存しているという事実だけでも凄い。写真下段左は「オリエント急行」の食堂車。天井絵が描かれた屋根が開くようになっており、内部も人の会話が聞こえてきそうなほど。ちなみに故人は、1977年、廃止寸前のオリエント急行に実際に乗車したそうです。

 

続けてある「第2展示室」で、さらに驚く!

故人が大切に所蔵してきた膨大な鉄道模型の、貴重なコレクションが一堂に会すホール的エリア。奥側には外国の鉄道関連の書籍があり、希望すれば閲覧できるとのこと。中央にあるテーブルはそのため。

閲覧室 展示模型

【↑】高速機関車、昭和の蒸気機関車など、ディスプレーはテーマ別となっています。海外の書籍は模型作りの参考にするため、故人が読み込んだもの。手前のガラス張りには、緻密な鉄道車両図面が展示されています。

 

続けてある「第3展示室」で、さらに、さらに驚く!

個人的には、館内後半にあるジオラマに並ぶほど興味深かったのが、この第3展示室。故人の鉄道への飽くなき欲求と探究心が垣間見れる、いろいろなエピソードが知れるコーナーになっています♪

1番切符
【↑】こちらは「一番切符」。対象電車の開業初日の、一番最初に買う切符だけに印字される「oo1」という数字。故人は一番切符のコレクターとしても有名で、雑誌に紹介されたことも。

運転した電車
【↑】驚かされたのが、このエピソード。なんと海外で、乗客が乗っている列車を実際に運転したことがあるとのこと!! 情熱もさることながら、そのネットワーク、コネクションも凄い方だったようです。

関西一人旅の様子
【↑】このエピソードも興味深い。当時の銀行員の月給が70円の時代に、祖父から75円援助してもらい、1930年(昭和5年)に関西へ一人旅へ出かけたというんです! 「本日無事」のハガキエピソードもオモシロイです。

子育ての様子

【↑】故人の独特な感性は、家庭内にも現れていた模様で、3人のお子さんの子育ての1つがコレ。つい先日破産してしまったあの「トーマスクック」の時刻表を読めるように・・・という課題があったそうです。
フォトライブラリー
【↑】故人は膨大な写真と映像資料も残されていますが、その一部は備え付けのモニターでライブラリーとして見るkとが可能。いまはなき珍しい車両など、鉄道ファンなずとも見て見たい、貴重な資料を閲覧できるんです。ちなみにそれらの記録に使ったカメラ機材のコレクション展示も必見。その数の多さにも驚かされるはず。

ケルンボン鉄道模型

【↑】ヴィンテージ中のヴィンテージともいえる、世界的にも貴重なコレクションも多くあり、その一部がコレ。この「ケルン・ボン鉄道」は、15台(1台3輌/合計45輌)しか生産されていない激レアモデルで、製作は1919年、つまり丁度100年前。貴重すぎるゆえ、製作を担当した独のメルクリン社が譲って欲しいと懇願したほどとか(!)。入手した時期も凄く、なんと1950年代。スイスで手に入れたそうです。
吊り下げ電車
【↑】この遊園地の遊具のような電車は「ヴァッパータールの懸垂電車」というシロモノ。同じメルクリン社が1919年に製作したもので、ぶら下がっている(懸垂している)電車が、電気で実際に動くとか。1980年代に英クリスティーズのオークションに、日本から国際電話(!)をかけっぱなし(!!)にして参加。落札したそうです。その情熱が凄いです。

 



 

【ジオラマコーナー編】

目安観賞時間:約30分〜1時間半

 

最大の見所は館内奥に!

館内を進んだ先にあるジオラマエリア「いちばんテツモパーク」は、訪れる者を魅了してやまない博物館最大の見せ場。世界最大級とされる広大なエリアには、街や人、動物たちの営みがリアルに再現されており、その中を縫うように列車が走り抜ける様は、じつにノスタルジック。スタッフさんがマイクを使って見所を紹介してくれるのですが、そのトーンがまた落ち着いた感じで、雰囲気がいいんです♪ 城達也さんの「ジェットストリーム」を聴いているかのような、そんな至福の時間が楽しめます。双眼鏡があると、さらに楽しめると思います!

ちなみにエリアの奥には、レイアウト全体を眺めることができる“観覧席”もあります!

 

ジオラマ全景
ジオラマ
【↑】ジオラマは細部まで緻密作られており、どの角度から眺めても見入ってしまうほど。
ジオラマ拡大
【↑】列車は実際走っている車両もあれば、車両基地などに停止している車両も。車両のディテールにもご注目を。
ジオラマ
【↑】ジオラマにはドラマがあり、昼間があれば夕方があり、そして夜が来るんです。
ジオラマ
【↑】列車はもちろん、街を歩く人や動物にも注目を。ちょっとしたドラマも隠されているんです♪ ちなみに写真上段右のケーブルカーも、実際に動きます(!)
ジオラマ全景
【↑】ナイトシーンで浮かび上がる街。それを眺めるだけでも、なぜかジーンと来るんです♪
動鉄実習の席【↑】来場者が実際に鉄道模型を運転できる「動鉄実習」という体験コーナーも。車載カメラの映像を見つつ、車両を操作できるんです♪

 

横浜の街を再現した、別ジオラマも!

現在の桜木町駅周辺、馬車道、中華街エリアといったお馴染みの街並みを再現したジオラマが、館内ラストに。

横浜ジオラマ

 

 

 

豆知識

【混雑状況は!?】

土日でも異様に混むことはなく、比較的ゆっくり、じっくり観賞できるはず。館内ラストの出口付近には休憩スペースもあり、幼児も体を動かせます♪

 

【写真撮影は!? お触りは!? 】

OKとのこと。ただし三脚を使ったり、ストロボをたいたりするのはNGです。また、模型などの展示物は、すべてショーケース内にあるため、触ることはできません。

 

【知識がなくても充分楽しめます!】

館内には展示物を紹介するボードのほか、ジオラマの上を走る列車の技術的な解説もありと、知識がなくても大丈夫。「そうなんだぁ」と頷く新しい発見も多く、大人も楽しめます♪ ご安心を。

解説看板

 

【ロッカーもあります】

入り口前にあるロビー脇にはロッカーもあり、荷物を預けることも。来場者の方はみなさん靜かに観賞されているため、荷物が多い場合はロッカーをどーぞ。大きい荷物は持ち込めないため、必ずお預けとなります!

ロッカー

 

【飲食物持ち込みは!?】

NG。館内での飲食は禁止で、販売もありません。ちなみに、お土産屋などの物販もありません。

 

【トイレは!?】

トイレは館内にあり、車椅子の利用もOK。授乳用の専用スペースはないものの、簡易的なものはあるとのこと。詳しくはスタッフさんへ。

 

 

 

 

いかがでしょう!? 早い方では1時間程度、ジックリ観賞すれば2時間〜3時間くらいといった印象ですが、興味深いエリアが多く、ついつい長くいてしてしまうはず。幼児や小学生低学年にはちょっとハードルが高い内容かと思いますが、ジオラマは年齢に関係なく、どなたでもきっと虜になるはず。横浜駅からのアクセスも便利ですので、ぜひ立ち寄ってみてくださいませ。入場料を払うだけの価値は、充分ありますヨ♪

 



この記事を書いた人

山さん

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

スポンサーリンク

この記事を書いた人

山さん

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

人気の特集記事

スポンサーリンク