水辺の生き物に出会う旅♪ 川崎市初の、新感覚エンタメ水族館 “カワスイ”に行って来ました!
2020年7月17日、JR川崎駅前に市内初となる水族館が誕生! その名も”カワスイ”。都心にいながら自然を感じることができるカワスイは、従来の水族館とはなんだか違う!? と噂の注目スポット。一体どんな場所なのか。一足お先に覗いてきました♪
*掲載内容は2020年7月14日時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。
SPOT DATA
カワスイ 川崎水族館
場所神奈川県川崎市川崎区日進町1-11
最寄り駅JR川崎駅東口より徒歩5分
入館料【大人】昼夜共通/3000円、昼チケ&夜チケ/各2000円 【高校生】昼夜共通/2250円、昼チケ&夜チケ/各1500円 【小中学生】昼夜共通/1800円、昼チケ&夜チケ/各1200円 【幼児/4歳以上】昼夜共通/900円、昼チケ&夜チケ/各600円 *年間パスポートあり
開館時間昼/10:00~17:00、夜/18:00〜22:00
休館日無休 *川崎ルフロンに準ずる
公式サイトhttps://kawa-sui.com
「カワスイ 川崎水族館」とは!?
JR「川崎駅」横にある大型商業施設「川崎ルフロン」内にある水族館で、同施設の大規模リニューアルにあわせオープンした注目スポット。
川崎はもとより、既存商業施設内でも初となる水族館。世界中の生き物が集う「水辺のオアシス」をテーマとし、地元を流れる多摩川からアジア、アフリカ、さらにはアマゾンと、世界の水辺散策を楽しみながら、そこに生息する様々な生き物を楽しめる水族館。展示する生き物が“魚”とは限りません! 水族館といえばでっかい魚や見上げるような水槽を想像されるかもですが、カワスイにはそういった驚きはありません・・・。
が、しかし! 光、音、映像などを駆使した昼と夜の開館時間で違った空間演出が味わえたり、最新技術を投入した映像が楽しめたりと、エンタメ性の高さが違います!
こ、ここが水族館!? と思わず目を疑うほどのオシャレなカフェやレストランが複数(!)用意されているほか、オフィシャルショップの品数も驚異的な充実度を誇るなど、なんだか違う!? を味わえる新スポットなんです。ま、まさかのネコカフェがあったりも!
スマホを使った鑑賞法のほか、世界初、日本初の注目技術を駆使した気になるスポット(後述)もありと、先進的なエンタメ水族館なんです。
【↑】川崎駅「東口」から表に出たあと、右を向くとある建物がそれ。地上だけでなく、地下からもアクセスできるため、雨の日も濡れません♪
【↑】元々スポーツジムや飲食店があったという10F&9Fの2フロアを使った延べ床面積7000平米に及ぶ広大なエリア内は、行き来自由。誘導線はありますが、気になるところから攻めても充分楽しめます!
【ココが違う!】
1/解説用ボードは一切ありません!!
カワスイでもっとも賛否分かれそうな部分が「解説」。水族館や博物館といえば、鑑賞対象がなにかを解説するボード類がつきものですが、なんとカワスイにはその類がありません! 「この魚はなに!?」と思ったら、各水槽脇にあるQRコードを読み込んでスマホでチェック。詳細が分かるという仕組みとなっています(・・・つまりガラケーの方は利用できません)。
面倒だなぁ・・・・・・と思う方には、より簡単なも。 それが「リンネレンズ スクリーン」と呼ぶアプリを使った鑑賞法。内容は単純明快。
無料専用アプリを会場でダウンロード
↓
アプリを立ち上げ、気になる魚にスマホを向ける
↓
スマホに魚の名前や飼育員の解説が見れる
というもの。
それ以外にも、会場内には至るところにモニターが設置されており、そのモニターでも生き物たちの情報を確認できるんです。
モニターに流れる映像は水中ライブカメラを駆使して撮影したもので、それをベースにAIがリアルタイムで解析。モニター両脇に表示されるリストから気になる生き物をタッチして情報を得ることができるという、世界初のテクノロジーが利用できます!
【↑】気になる生き物の情報を瞬時に得られる、世界初のリアルタイムAI解析映像を使ったサービス。来場者が自らタッチして操作することが基本です(現在コロナの影響によりタッチ操作は停止中。自動で情報が表示されるオートモードのみでの展示となっています)。
2/200度の広角スクリーン 日本初のデジタル展示が!
9Fにある「パノラマゾーン」は必見! グルッと取り囲むような200度の広角スクリーンを使った動物展示技術を、日本ではじめて常設展示。
天井に設置した5つのプロジェクターを駆使し、CGの生き物たちの映像を照射。単に流すだけでなく、来場者が近寄ると反応するなど、ふれあえたりも。絶滅危惧種の生き物たちに出会えたり、通常の水族館ではあり得ない体験が可能です♪
【↑】現在CG映像として流れているのは、マナティやイルカたち。ゆくゆくは広角スクリーンを使ってのイベントなども計画中とのこと。反応センサーが付いており、人が近づくとイルカがこっちを見たりも♪
3/夜の部がある!
照明や音響演出が変わる、夜だけの特別な時間帯も。夜行性の生き物もいたりもします! 昼の時間帯とは違う、2回楽しめる水族館です♪ *写真/カワスイ
エリアはどんな感じ!?
館内は大きく5つのゾーン+パノラマスクリーンで構成。順を追ってサラッと紹介しますね!
チケット販売&エントランスは10F。直通エレベーターもあるのでぜひご利用を。
【↑】ゲートの先にはまずプロローグスペースが。壁に描かれたチョークアートによるイラストにCG映像を組み合わせ、熱帯雨林の水辺に迷い込んだような雰囲気を演出するデジタルサイネージを展開。来場者を歓迎してくれます♪ 昼と夜では照射される生き物が変わるとのこと!
【10F/多摩川ゾーン】
まずはもっとも身近な水辺であり、川崎にも馴染み深い多摩川をフューチャー。30種・450点の生き物たちを鑑賞できます! こんな魚が多摩川に!? ときっと驚くはず!
【↑】水槽奥に幅11×高3mの巨大モニターがあり、カワスイのために撮影された、朝・昼・夕・夜で違う映像が照射されるとのこと! 結構見入ってしまう♪
【↑】上流・中流・下流に生息する魚たちのほか、多摩川に生息する一部外来種に出会えたり。エリア端にあるスクリーンでは、淡水魚などの質感を4Kで撮影された高精細な映像で楽しめます♪
【10F/オセアニア・アジアゾーン】
アジアアロアナやメコンオオナマズなどの淡水魚のほか、テッポウウオなど、珍しい生き物たちに出会えるゾーン。水辺に活きる生き物として、フクロモモンガも(内覧会では姿が見えず・・・)。カワセミの仲間もいますヨ! 【展示生き物数】約50種・650点。
【↑】ブルーの間接照明が効いた、幻想的な演出のもと観賞可能。
【↑】知っているいようで知らない、珍しい魚たちに大挙出会えます! アナタは何匹、名前言い当てられます!?
【10F/アフリカゾーン】
カラフルな魚たちがお出迎えしてくれるアフリカゾーン。世界最大のサカサナマズの仲間や、凶暴!? という気になる魚、さらに古代魚など、思わずへぇ〜となる、見慣れない生き物たちに出会えます! ショウガラゴという小さいお猿さんも、このエリアに(←夜行性のため、昼間はなかなかでてきません・・・)。【展示生き物数】約50種・1900点
【↑】アフリカのゾーンカラーは赤とオレンジ。アフリカの大地をイメージしたそう。
【番外】これも気になる!
【↑】10Fのアフリカゾーンの入り口付近には「ボデーガ」と呼ぶ売店が。喉を潤すドリンクやちょっとしたお土産類もここで買えます(大型ショップは9Fにもあり)。「マルボーロ」(300円)、の鳴くぬいぐるみの「ピラルク」(1200円)の2点がカワスイオリジナル♪
【↑】思わず足を止めたくなる、ガチャポンコーナーはアフリカゾーン奥にあります♪
【10Fレストラン】AOW
10F奥には「AOW」と呼ぶ、ビュッフェスタイルのレストランが。座席数153、幼児がスッポリはまるポケットシートが6席あり。天井のシェードに魚たちの映像が照射されるほか、壁側には無数のステンレス製のサカナプレートがオブジェとして吊るされています。なんでも1匹だけ違う形の魚がいるんだとか。見つけると良いことあるかも!
出入り口が2箇所あり、水族館利用者以外の方も利用可能です!
*ビュッフェレストランAOWは、2022年6月30日(木)で閉店しました。
【9F/南アメリカゾーン】
世界最大の熱帯雨林の「アマゾン」、そして同じく世界最大の湿地帯「パンタナル」など、いろいろな角度から楽しめます♪ もっともバラエティに富んだエリアです! 【展示生き物数】80種・9000点
【↑】10Fから9Fへ降りるエスカレーターの先に、来場者を歓迎するかのようにピラニアがお出向かえ♪
【↑】ひときわ目立つ位置に陣取っているのが、カメレオン。思わずおおおお〜となるはず!
【↑】世界最大の熱帯湿原として知られる「パンタナル」の雰囲気を、巨大な水槽で再現。なんと40tの水量のなかに、8000匹もいるんだとか!! 奥にある巨大モニターでは、実際にアマゾンで撮影した映像が流れ、こちらも朝・昼・夕・夜と時間帯で演出が変わる!
【↑】南米ブラジルにある「レンソイス」という砂丘に活きる不思議な生き物を紹介するコーナーも。乾期は水が引き砂漠となり魚もいなくなり、雨期になると湖が出現し、どこからともなく魚が現れるという、いまだ解明されていない現象をイメージしたコーナーとのこと。展示魚は文献を参考にしたもので、あくまでイメージとのこと。実際にご覧の魚たちがレンソイスにいるわけではないとのこと。
【番外】こんな施設も!
【↑】9Fの端には、なんと水族館内にキッズルームが。飽きてしまったちびっ子たちの気分転換に使える自由スペースで、塗り絵を楽しんだり、絵本を読んだりできます♪ もちろん無料。出入り自由です! 利用時間/10:00〜17:00
【9F レストラン】こもれびカフェ
まさに木漏れ日感満点な、森コンセプトの癒やしカフェも。SNS映えするオシャレカフェ。本格ワッフルデザートやココナッツカレー、写真のバタフライピーティーと呼ぶドリンクなども味わえます。ちなみにそのバタフライピーティー。一緒に提供されるレモンを入れると、青かったドリンクがみるみる紫に! 営業/10:00〜22:00 ■こちらは水族館利用者だけが利用できる限定カフェです。
コロナの影響により営業開始は未定となっているものの、「こもれびカフェ」に隣接するかたちで、なーんと猫カフェが。「ソラネコカフェ」には雌9+雄1の合計10匹の猫チャンが。利用は有料(価格未定)。営業開始は公式サイトで告知とのこと!
【9F/アマゾンゾーン】
自然光が降り注ぐアマゾンに迷い込んだような気分を味わえる注目スポット。通路の脇に5つの水槽が用意されているほか、ナマケモノなど、動物たちの生息する様子を楽しめる動物園的要素も(コロナの影響で、動物展示など、一部休止中です)。
不定期に雨(スコール)や霧が吹くリアルなパフォーマンスもあり。内覧会ではデモンストレーションは行っていませんでした。残念。ぜひご自身の目で確認くださいませ! 【展示生き物数】20種・100点
【↑】通路脇にあるボックス内に水槽があり、見たことがない魚たちがお出迎えしてくれます♪
【↑】不定期で開催するというスコールや雷等のパフォーマンス。ガラス張りの外で行われるため、来場者が濡れる心配はありません♪
【↑】(コロナの影響開始未定なものの)アマゾンデッキと呼ぶテラスに出ることも可能。眼の前をカピバラがモサモサと歩く様子が拝めるほか、将来的には餌やり体験なども計画しているそう。
【↑】ちなみにアマゾンゾーン入り口には、スコールなどを操作する機械類が設置されたバックヤードを、ガラス越しに拝めます!
エピローグコーナーも
アマゾンゾーン先、出口手前には、エピローグとなるアートな巨大壁画が。プロのアーティストさんが描いたジャガーの身体や背景には、クラウドファンディングやTwitterなどのキャンペーンで参加した一般の方が描いた模様ピース(120〜130枚)が貼られ、1つのアートが完成♪ 結構凄い迫力です!
オフィシャルショップも♪
出口先にある、ショップはなんと3000種類もの関連グッズを販売中。ほかではなかなか買えないグッズも多数。ちなみにショップは水族館利用に関係なく出入り自由。どなたでも購入できますよ〜。■営業/10:00〜22:00
出口横には「ふれあいパーク」と呼ぶ、体験コーナーも。30匹のモルモットとふれあえます! コロナの影響により営業開始未定。有料。利用料金、営業開始など、詳細は公式サイトで確認を! ■営業/10:00〜20:00
豆知識
【解説は!?】
先にもご紹介した通り、館内に展示されている生き物についての、個別の解説ボード的な物(表示)がありません。そのため、目の前で泳いでいる魚がなんであるか!? が直感的に判らないため、とくにちびっ子にはハードルが高いといえば高いかも!? 展示がシンプルでスッキリしているといえばスッキリしていますが、水族館や博物館慣れしている方はとくに違和感を感じるはず。QRコードなど、(来館者自身が情報が探りに行かなくてはならない)スマホを使ったデジタル表示となっていますので、ご注意を!
【再入場は!?】
出る際に手にスタンプを押して貰えば、再入場も可能とのこと。昼の部と夜の部の切り替えのため、毎日1時間の休館時間があり。共通チケットを持っていても、1度館外に出る必要があるとのこと!
【館内の移動は!?】
10F→9Fはエスカレーターで。エレベーターもあり、ベビーカー利用者にも上下階の行き来は可能です! 館内は段差がなく、平坦やスロープが基本。子供やシニアも安心です♪
【飲食は!?】
館内で購入したものや喉を潤すドリンクなどであれば基本可能とのこと。館内の売店やカフェなどでもドリンクや軽食は売ってます。
【トイレは!? 】
トイレは館内にあり、専用の授乳室も完備してます(完全個室授乳室「mamaro」は9Fに)。
*写真提供/カワスイ
【こんなゴミ箱も】
不要なパンフレットはリサイクルへと、なんとこんな専用ボックスが。出口にあります!
今回のレポートのまとめ
●大人も子供が楽しめるマルチな水族館!
●昼夜で光や音、映像の演出が変わる
●水族館なものの、鳥や動物にも会える!
●生き物の解説ボードがありません!
●猫カフェなど、らしからぬ施設も
今回ご紹介した記事は
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