2025.07.08

特集記事

文・写真: 山さん
2025.06.19

大手町で竹あかり♪ 夏の夜を彩る竹アートの幻想的ライトアップが無料で楽しめる!

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

幻想的なライトアップを楽しむ限定イベントが、大手町でスタート。場所はエリア最大級の緑地がある複合施設《Otemachi One》。演出するのは、「竹あかり」と称する竹を使ったアートライトアップを全国各地で手掛けるCHIKAKENです! 《2025.8.1まで》

*掲載情報は2025年6月16日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。

イベント概要

『Otemachi One 竹あかり -灯りの蕾-』

鑑賞無料
撮影OK(写真・動画)

開催地Otemachi One(東京都千代田区大手町1-2-1)
開催期間2025年6月16日(月)~8月1日(金) 
点灯時間17:00~24:00
鑑賞料無料
休催日会期中無休
最寄り駅千代田線/丸の内線ほか「大手町駅」C4、C5と直結
主催Otemachi Oneマネジメント
告知サイトhttps://otemachi-one.com/art-event/

【Otemachi One 竹あかり -灯りの蕾-】とは!?

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

地下鉄「大手町駅」直結というアクセス便利な絶好スポットにあり、多くの企業や飲食店等が事務所や店舗を構える複合施設《Otemachi One》で開催の、夏季限定のライトアップイベントです。

同地には、大手町エリア最大級規模となる6000㎡に及ぶ“緑地”《Otemachi One GARDEN》があり、都心の喧騒を忘れて一息付こうとするオフィスワーカーや、街歩きを楽しむ方が憩いスポットとして利用されています。

Otemachi One 構成図

■素材提供/Otemachi Oneマネジメント

《Otemachi One》は三井物産ビルとOtemachi Oneタワーの2棟からなり、そのエリア内に《Otemachi One GARDEN》が存在する複合施設です。

今回始まった《竹あかり-灯りの蕾-》は、そんな緑地、そして《Otemachi One》のビル内各所をアートスポットとして始まった期間限定のイベント。

《Otemachi One》の館内外に、“竹あかり”と呼ぶ、本物の竹を使ったアートライトアップを展示するイベントで、2022年12月に《Otemachi One GARDEN》がオープンしてから定期的に行っている、エリアの魅力アップ、賑わい創出を目的としたイベントの一環として行われるものです。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

《Otemachi One》が通常行っている夜間照明とのコラボレーションも必見♪

プロデュースはCHIKAKEN

全8点の「竹あかり」作品をプロデュースするのは、全国各地で精力的に作品を発表している、熊本県を拠点とする《CHIKAKEN》。

穴を開けた竹のなかに光源となるLEDを仕込みつつ、様々な形にくみ上げて作品を構築する、竹アートライトアップで広く知られているアート集団が担当されました。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 竹拡大

和の温もりを感じさせる、粋なアートライトアップ。穴を開けるドリルは、兵庫県にあるスターエム社の竹専用を使っているそう。

今回のイベントでのテーマは、“都会の中に芽吹く、ぬくもりのあかり”。

複数のアート作品を順に楽しんでいくなかで、見る者の緊張感をほぐし、ほっと一息付いてもらえればと制作されました。日々忙しく生きる人たちから観光客まで、みなさんが対象。道すがら足を止め、気軽に楽しんでいいんです。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- ちかけん 池田さん

今回の作品作りを指揮した池田さん。プロジェクトは完成までに約半年。大手町と熊本を何度も往復したそうです。

オフィスビルや、そのビル群の合間にある緑地が舞台ということもあり、作品制作にあたりいくつか制約があったそうですが、「(ルールを遵守しつつ、過去の作品にはないような)かなり攻めた作品となっています!」と語るのは竹あかり演出家の池田さん。

池田さんはじめ、CHIKAKENスタッフの皆さんにとってもやりがいの高いプロジェクトだった模様で、「気合いを入れて作りました!」と、完成した作品にはかなり満足しているご様子。

強度耐久性の問題から、竹は建築素材とは認められていませんが、アート作品であればその可能性はまだまだ価値がありそう。竹の知られざる可能性を知る意味でも、今回のイベントは貴重な機会となりそうです。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

大手町のビル群に溶け込む「竹あかり」のアートライトアップ。平日はかなりゆっくり観賞できそうですので、お仕事帰りなどに寄ってみて。夏場は日が長いため、19時頃以降がベストな時間かも!

ちなみに作品ごとに、「凜」や「充」など、漢字一文字のメッセージが添えられているのですが、池田さんによれば、それをあまり意識しなくていいそう。「見たまま、感じたままのインスピレーションを大切にしてもらえれば」と、来場者へメッセージをいただきました。

「竹あかりの作品は、場所(今回であればOtemachi One)を際立たせる“額縁”のようなもの。ライトアップが際立つ夜はもちろんですが、日中、とくに日没が始まる夕暮れ時など、時間帯で変わる雰囲気にもご注目ください」とのこと。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

作品に使用される竹は孟宗竹(もうそうちく)と呼ばれる九州エリアに多い品種が主。竹が若すぎると加工時に割れるほか、光の色味が変わるため、直径12〜13㎝程度に成長した2〜3年程度の竹を使用。今回は納得いくまで作品を制作を続けた結果、制作期間中に竹が足りなくなり、急遽千葉県まで調達に出たそう。

全作品、無料で鑑賞可!

今回イベントにあわせ制作された作品は、全部で8点。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 会場マップ

■素材提供/Otemachi Oneマネジメント

複合施設《Otemachi One》とその一角にある《Otemachi One GARDEN》の内外に点在しています。

外エリア

まず館外、《Otemachi One GARDEN》エリアを中心に紹介していくと……

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

エリアの入り口ともいえる、もっとも目立つ場所に鎮座するのが「りん」。《Otemachi One GARDEN》の入り口に位置し、その後奥へと続く作品への導入ともなっており、単に立て掛ける、並べるではなく、斜めにしたり工作したりと、かなり立体的な作品となっています。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

「凜」の先に続くのが、芝生エリアに沿うように展開される「みちる」。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

竹の筒を使った作品だけでなく、頭上には竹を割って制作した毬が、ガーデンの奥へと誘います。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

さらにその奥、細長い池があるエリアに制作された「めぐみ」。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

水面に売り込む幻想的な光がじつにムーディーですが、注目は屹立する竹筒を取り囲むように配された、裁断した竹の輪のコラボレーション。竹の自然なしなりを活かし制作されました。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

《Otemachi One》の三井物産ビルの正面部にある水に浸されたエリアで展開される「ほめる」。奥と手前の前後2列で構成され、角度によっては灯りが交錯するように見えたりも。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

作品の目の前は、ビルのロビー。ロビーでくつろぎながら、ガラス越しに癒されるのもありです!

ビル内エリア

建物内にも作品が点在しており、まずロビーで出迎えてくれるのが……。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

造型物としての面白さにもこだわったという「つなぐ」。特異なオブジェとオブジェが、天から派生する竹の架け橋と竹毬でつながれている、不思議な作品です。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

三井物産ビルからOtemachi Oneタワーへとつなぐ途中にも作品があり、写真は大階段の脇に設置された「つむぐ」。上下階をつなぐ階段を、時間や記憶をつなぐ場所と捕らえ制作。元々ある植栽とのコラボレーションもいいかんじでした♪

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

大階段を降りきった先に見える「おどる」。ダイナミックなデザインに挑戦したで作品で、五角形の多面体に竹筒を挿すという斬新な構成。オブジェの合間を舞う割り竹は、ワイヤーを使って人工的に曲げるなど、その不自然さもポイントとなっています。

《Otemachi One》のロゴマークに似ていますが、とくに意識はしていなかったそう。スタッフの間では、“ウニ”と呼ばれているそうです♪

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

8つめの作品「ひらめく」は、Otemachi Oneタワー1Fに。タワーの入り口脇、大ロビーの一角にある、オフィスワーカーが日々もっとも眼にするであろうことを意識し、ひらめきや感性を刺激するような野心的作品に挑戦。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景

目測ですが、作品は軽く高さ3m以上はありそうなほどの巨大さ。ぜひ近くまで寄って頂き、様々な角度からお楽しみください!

キッチンカーも!

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 展示風景 キッチンカー

期間中、前後2部構成で、キッチンカーが《Otemachi One GARDEN》に登場します。お仕事帰りの1杯にも最適なクラフトビールやサンドイッチ、揚げ物など、いろいろ提供されます。

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- 飲食ブース

会場内にはベンチのほか、テーブル付きシートも複数完備。竹あかりの幻想的な光と、会場内を流れる音楽に実を任せお食事をおゆっくり楽しんではいかが!?

キッチンカーイベント【大手町で、MUSIC BAR。】
実施期間:前期/6月16日(月)~20日(金)、後期/7月28日(月)~8月1日(金)
営業時間:17:00~21:00
出店会場:Otemachi One GARDEN

《Otemachi One GARDEN》へ行こう!

そもそも《Otemachi One GARDEN》はどんな場所!? という方は、2022年12月のオープン時の情報となりますが、下記記事も参考になさってください。

レポートまとめ♪

Otemachi One竹あかり-灯りの蕾- バナー

・竹を使った、幻想的なアートライティングイベント
・大手町の話題スポット内に8作品展示
・鑑賞無料! 前後半でキッチンカーも登場!

いかがでしょう!? 場所は大手町のオフィス街ですが、エリア有数のグリーンがある憩いのスポット。皇居巡り等、大手町付近の街歩きのシメとして、立ち寄ってはいかがでしょう〜。

今回ご紹介した記事は 

 いかがでしたか?

以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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