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PLAY! MUSEUM【どうぶつ展】 科博コラボエリアやインスタレーション、現代アーティスト作品展など、内容盛りだくさん!

開館5周年を迎えた立川にある「PLAY! MUSEUM」が、上野の国立科学博物館とコラボ! 大人気展の内容に加え、著名クリエイターが参加した同館独自のインスタレーションのほか、現代アート作品の展示もありと内容盛りだくさん♪ 《2025.7.6まで》
*掲載情報は2025年4月15日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
『どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの? 〜WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?』
所在地PLAY! MUSEUM(東京都⽴川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F)
開催期間2025年4⽉16⽇(⽔)〜7⽉6⽇(⽇)
開館時間10:00~17:00 *土日祝は18:00まで *入館は30分前まで
入館料【一般】1800円、【大学生】1200円、【高校生】1000円、【小中学生】600円 *未就学児無料
休館日会期中無休
最寄り駅JR「立川駅」より徒歩10分
主催PLAY! MUSEUM
告知サイトhttps://play2020.jp/article/doubutsu/
【どうぶつ展】とは!?

青々とグリーンが心地いい開放的な空間の一角に施設を構える、常設ミュージアム「PLAY! MUSEUM」で始まった期間限定特別展です。
タイトルにもある通り、どうぶつをテーマに、“私たち⼈間は誰なのか、そしてどこに向かうのか!? ”を、様々な展示や体験、作品とともに問いかける展覧会となっています。

会場は大きく3つのエリアで構成。
様々な分野で活躍するクリエイターさんが仕掛けたインスタレーションが楽しめる「PLAY! MUSEUM」独⾃エリアや、9人の現代アーティストによる“どうぶつ”くくりの作品展示エリアがありますが、実際に会場を訪れてみて最大の見所だなと感じたのは、入館後いきなり展開される「WHO ARE WE わたしたちはだれ?」コーナー。

ここでは哺乳類と⼈間との関係性を考えるうえで参考になる、大小様々の貴重な標本を複数展示しているのですが、エリア内にある展示物はすべて、国⽴科学博物館が2021年から全国各地で実施している巡回展「WHO ARE WE 観察と発⾒の⽣物学」で利用した展示キットを利用したものなんです。
“科博”の愛称で知られる「国立科学博物館」は、およそ500万点といわる天文学的な収蔵数を誇る大型博物館ですが、あまりの数の所蔵品を抱えるゆえ、その多くは収蔵庫に保管され続け公開されていないのが現状です。
今回のイベントで使った展示キットは、そんな普段倉庫に眠りがちな貴重な標本類を約180点厳選したもので、<ちがいの整列><はえている道具><かもしれない模様>など、合計11にテーマ分け。哺乳類が持つ多様性のほか、人間との違い・共通する点を紹介する移動式キットなんです。
キットには、ハワイの日系二世であるワトソンT.ヨシモトさん(1909~2004)が手掛けた「ヨシモトコレクション」*を含め、様多くの貴重な資料が展示されています。
*「ヨシモトコレクション」は、表情1つとっても世界指折りとされる剥製標本界の大家。1997年に国立科学博物館に寄贈。約400点あるうち、約100点は上野で常設展示中とのこと。
余談ですが、「PLAY! MUSEUM」で“どうぶつ”関連展を開催するのも、科博とのコラボも初とのことです。
好奇心を刺激する引き出し!
ユニークな点はその展示方法。展示キットはほかにはない仕掛けが施されており……

各コーナーに鎮座する標本を単に観察するだけでなく……

展示台にある引き出しを手間に引くと、さらに深い情報が入手できたり、異なる標本に出会えたりと、子どもはもちろんですが、大人も思わずワクワクしてしまう好奇心を刺激する仕掛けが施されています!

(ひとりで1度に全部引き出すことは、さすがにありえませんが)判りやすく引き出しを全部引いてみました! 前横後ろなど、いろいろな箇所に引き出しありと、単なる「見る(観察する)」展示会ではなく、「発見する」「出会う」要素もある展示会となっています。
ちなみに今回の展示会では、博物館での展示会でよくある、「展示」+「解説」というオーソドックスなタイプの、じっくり読ませるような解説ボード的なものは基本ありません。展示物を目の前にし親子で語り合いながら楽しむ、担当者いわく“対話の生まれる”展示会。
“鑑賞は静かに!” なんていう縛りはとくになし。おしゃべりしながら楽しんじゃってください♪
ちなみに引き出しの総数は「46」もありますヨ〜。1つ残らずくまなく引き出し、じっくり観察しちゃいましょう!

11あるコーナーの1つ〈かもしれない模様〉。どうぶつたちの模様にまつわる、標本を様々な視点で紹介。
体験型インスタレーション
2つのエリアは「WHERE ARE WE GOING? わたしたちはどこへむかうの?」と題し、どうぶつの不思議についてエリアを5つにテーマ分け。様々な分野で活躍する、5名のクリエイターが作品を展開します。
その一部を紹介すると……
<笑顔の森>

横浪 修さんと松原卓二さんという2人の写真家による<笑顔の森>は、哺乳類特有の筋肉である表情筋が作り出す「笑顔」を集めた写真展。
「人」担当は横浪さん。「どうぶつ」担当は松原さん。見ているだけで気持ちも和む、瑞々しい笑顔の瞬間が揃います。

展示パネルのなかには、こんな鏡も。来場者自身を移し込み自らの作品の一部に! 写真とともに、偉人、有名人の言葉にも注目あれ。
<ずばぬける!>

〈ずばぬける!〉は、どうぶつが持つ個性の豊かさを、数値とともに紹介するコーナー。
担当クリエイターは、芸人・漫画家として活躍される矢部太郎さん。自分ならではのずばぬけエピソードを、矢部さんならではの優しいイラストとともに紹介。

矢部さん作画の作品は全部で10点ありますが、会場には来場者自身のずばぬけエピソードを書いて披露することも可能。担当者いわく、エピソードがおもしろかった場合、(手書きのままでなく)しっかりと印刷して会期中会場に展示する可能性もあるそう!
<しっぽはすごい>

人間にはないけれど、どうぶつたちには存在する「しっぽ」。しっぽにはしっぽが存在する理由があるわけで……。人間にも「しっぽ」がほしい! そんな願いを叶える体験展示を制作したのは、松山真也さん率いる「siro Inc.」。
テクノロジーとデザインを融合させた作品を次々と生み出す同社が、夢の「しっぽ」を提供! 会場の片隅に並べられたカラフルな椅子にぜひ座ってみてください。

なんと、座って数秒後に、椅子の後ろから「しっぽ」が! 椅子内部に設置された感熱紙が人を感知して、ニョキニョキっと「しっぽ」を出力するユニークな仕掛けが。
座ってすぐに出力されず、少し間があるのですがそれも狙い。「(でない!? など)少し不安になる」よう設計しているとのことです!

「しっぽ」デザインは複数あり、その下に「クイズ」や「慣用句」が印刷されています。出力パターンはなんと39通りもあるそう! 「おみくじ」感覚でぜひお試しあれ。
現代アーティストの作品エリア

3つめのエリア「ユートピア」では、現代アーティストが“どうぶつ”をテーマに制作した作品を紹介。

表現力・創造力は、人間だけに与えられた特権として、9人のアーティスト*がこれまでに制作した、絵画や立体作品を約30点集中紹介。
*【参加アーティスト】⼤曽根俊輔さん(乾漆彫刻家)、瀬⼾優さん(彫刻家)、鷹⼭真彩さん(陶芸家)、⼟屋仁応さん(彫刻家)、名和晃平さん(彫刻家)、はしもとみおさん(彫刻家)、ミロコマチコさん(画家)。
それは写実的であったり抽象的であったりと様々。なかにはどーんと4mを超える、原寸大というキリンも!
音声ガイド”無料”提供
「PLAY! MUSEUM」では初となる、音声ガイドも用意。無料です!
特定の作品の解説を順番に聞いていく一般的なガイドではなく、動物たちの鳴き声や解説、詩が聞こえる「ながら聴き」と呼ぶガイドを制作。
会場にいるなかで、偶然の出会いや発⾒を楽しんでもらえればと企画されたもので、「オーディオテクニカ」の新製品イヤホン「ATH-AC5TW」を使って視聴。Bluetoothで接続できるスマートフォンが必要です。

音声ガイドキットは展示室入り口に。イヤホンが入っている小袋のストラップが、どうぶつの「しっぽ」風となっています♪
ショップやカフェにも行こう!

施設内にはミュージアムショップやカフェもあります。うちショップは展覧会入場者だけが利用可能。カフェはどなたでも利用可能です。
グッズは、どうぶつ関連の既存品のほかに、イベントにあわせ新しく制作したオリジナルもありと、大小多数あり。
【グッズについて】https://play2020.jp/article/doubutsu-goods/

一方カフェでは、「はらぺこあおむし」とコラボした限定メニューを提供。来場記念にぜひご賞味あれ。
【カフェについて】https://play2020.jp/article/ericcarle_cafe/
行き方は!?
会場となる「PLAY! MUSEUM」は、JR「立川駅」、または多摩モノレール「立川北駅」から、モノレールの線路を見上げながら北上。徒歩10分程度。
注意したいのは施設があるのは2Fであること。2Fが施設にとって1Fとなります。
施設の専用駐車場や駐輪場はないため、施設がある「GREEN SPRINGS」の共同有料駐車場・駐輪場をご利用あれ。

施設は「PLAY!」の大きなブロックが目印です!
「PLAY! PARK」で関連企画も

「PLAY! MUSEUM」の上には、子どもたちの創造力を刺激する屋内型の遊び場「PLAY! PARK」がありますが、そちらでは今回の《どうぶつ展》にあわせた関連企画を実施中。
お時間許すのであれば、お子さん連れて遊びに行ってはいかが!?
レポートまとめ♪

・展示方法が話題の国立科学博物館の人気展が立川に!
・豪華クリエイター陣のインスタレーションや現代アート作品も
・物販、カフェ、関連施設でのワークショップも!
いかがでしょう!? お勉強的な堅苦しさは一切なしの、見て感じて楽しめる今回の展示展。ユニークな展示方法や体験コンテンツなど、子どもたちも大いに喜びそう! お出かけにピッタリ!

今回の《どうぶつ展》は、一部例外を除き、基本的に写真撮影・動画撮影がOKとのことです!
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
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