2024.10.14

特集記事

文・写真: 山さん
2024.10.02

終了しました

【巾着田 曼珠沙華まつり】500万本の曼珠沙華で圧倒する、朱色の絶景!!

巾着田曼珠沙華まつり

秋を彩る草花の1つ「曼珠沙華」のシーズン到来! 今回お邪魔したのは、日本最大級規模を誇る埼玉県日高市にある「巾着田曼珠沙華公園」で開催中のイベント。絶景ですヨ!! 《2024.10.9まで》

*掲載内容は2024年9月30日時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

巾着田曼珠沙華まつり

イベント概要

『巾着田 曼珠沙華まつり』

撮影OK(写真・動画)
フード物販エリアあり
トイレあり

所在地巾着田 曼珠沙華公園(埼玉県日高市高麗本郷)
開催期間2024年9月18日(水)〜10月9日(水)
開催時間9:00~16:30 *群生地内への入場7:00〜17:00
入場料500円 *中学生以下無料
休催日会期中無休
最寄り駅西武池袋線「高麗駅」より徒歩約15分
公式サイトhttps://hidakashikankou.gr.jp/manjushage/

【巾着田 曼珠沙華まつり】とは!?

巾着田曼珠沙華まつり のぼり

埼玉県日高市にある、その名もズバリな「巾着田曼珠沙華きんちゃくだまんじゅしゃげ 公園」で開催中の曼珠沙華観賞イベントです!

曼珠沙華まんじゅしゃげ 」は、秋のお彼岸の頃に咲くことから「彼岸花ひがんばな 」とも呼ばれる、あの赤い花です。河原の土手などでも見掛けたことがある方も多いのでは!?

『巾着田 曼珠沙華まつり』最大のポイントは、なんといってもその規模。広大な土地に自生する曼珠沙華の数は、なんと500万本! 膨大なものです。

もちろんタイミングも重要ですが、満開となる最盛期は、まさに赤い絨毯。圧巻の光景が広がります!! 「群生」という言葉がピッタリな、まさにギッシリ! 圧巻です!

巾着田曼珠沙華まつり

その規模は日本最大級。「曼珠沙華」と検索すれば上位に表示される、国内屈指の規模を誇ります。

曼珠沙華は通常20度くらいが開花の適温とのことですが、温暖化の影響もあり年々ジワジワと開花時期がズレており・・・(汗)。今年は本来10月2日までの開催を予定していましたが、急遽会期を1週間延長しての開催となりました。

今回訪れたのは9月30日。本来であれば会期末期のため見頃は過ぎているはずですが・・・ちょうど満開! ジャストタイミングでした。

会場となる「巾着田曼珠沙華公園」は、高麗川こまがわと呼ばれる河川に囲まれた土地が、巾着の形に似ていることがその名の由来。曼珠沙華はその高麗川が増水した際に漂流した球根が、自然に根付いたものなんだとか。

群生地の規模は長さ600m×幅50mに及ぶ広大なもので、約3.4ヘクタールもあるそう。

巾着田曼珠沙華まつり 会場俯瞰図

イベントの会場となる曼珠沙華公園は、地図の赤いエリア。高麗川に沿って広がり、中間部に広場があり、そこでは飲食や物産ブースがたくさん軒を連ねイベントを盛り上げます♪

巾着田曼珠沙華まつり まつり会場

巾着田は曼珠沙華以外にも桜はもちろん菜の花、コスモス、アジサイ、ソバなど、季節の花も楽しめるのどかな場所でもあります。

巾着田曼珠沙華まつり 土手の様子

曼珠沙華は会場となる公園内だけか!? といえばそんなことはなく、会場への道中、いろいろな場所に自生しているなど、いろいろな場所で来訪者を楽しませてくれますヨ。

巾着田曼珠沙華まつり 自販機

管理事務所にある自動販売機もご覧の通り。曼珠沙華仕様に!

ちなみに「巾着田曼珠沙華まつり」には、2017年9月に上皇・上皇后両陛下も足を運ばれており、会場入り口にはその記念碑もあります。

アクセスは!?

会場へのアクセスは「電車」か「クルマ」ですが、駐車場は大混雑必至。正直オススメしません。最寄り駅はJR「高麗川駅」か西武線「高麗駅」のどちからになりますが、前者は駅から会場までが徒歩で40分(バス利用で10分)、後者は徒歩で15分〜20分程度。西武線「高麗駅」の利用が断然オススメ。

西武線の場合、池袋から飯能経由で高麗駅まで約1時間の距離です。

巾着田曼珠沙華まつり 高麗駅外観

イベント期間中は駅もご覧のように、イベント盛り上げムードいっぱいでホームも同様。

巾着田曼珠沙華まつり 案内図

多くの方が列をなして向かうため、迷う心配はないと思いますが、ご覧の通り案内板もそこら中にありますので、地図がなくても行けるはず。

巾着田曼珠沙華まつり 高麗川

高麗駅から訪れる場合は、右手に高麗川を見なが歩くことに。お散歩気分で会場へむかえます♪

会場内は曼珠沙華だらけ!

巾着田曼珠沙華まつり

今回は絶好のタイミングで訪れることができたため、右も左も前も後ろも、曼珠沙華だらけ! の世界を堪能できました! 先述の通り、会場までの道中にもそれなりに曼珠沙華が楽しめたのですが、会場はとにかくその数が違います!!

さすが日本一を謳う巾着田。500万本はざらではありません!! 覆わずため息が漏れるほどの凄さです!! 会場となる群生地は有料エリアとなっており、1人1日500円必要ですが、充分元は取れます! 

巾着田曼珠沙華まつり

会場内は散策路がしっかりと整備されています。とくに順路はなく、行き来も可能。曼珠沙華が咲き誇るエリアは、自生しているクヌギやムクノキ、スギ、シラカシの木が空を覆うような、ちょっとした森っぽくなっておりり、のどかな雰囲気。

巾着田曼珠沙華まつり

木々の枝葉により日差しが遮られている場所があれば、部分的に日が差し込む場所も。日の当たり加減で同じ朱色のはずの曼珠沙華の色合いがかなり違って見えたりも。ぜひいろいろな場所から、角度からお楽しみあれ。

巾着田曼珠沙華まつり 白い曼珠沙華

曼珠沙華といえば朱色(赤)というイメージかと思いますが、ごく一部であるものの、アイボリー(白)の花も見られます。アイボリーは有料会場内ではほんの数本しか確認できませんでしたが、無料エリアの一部土手などでも楽しめますヨ。

巾着田曼珠沙華まつり

会場内の歩道のすぐ脇から咲き誇る曼珠沙華。手を伸ばせば簡単に届くほど近い場所で楽しめますが、くれぐれも触ったりはせずお楽しみあれ。

巾着田曼珠沙華入場ゲート

会場で全4箇所ある、入退場ゲート。入場料は現金、または交通系ICカードで支払い可能でした。受け取れる半券があれば、当日中であればいつでも再入場可能です。

観賞ベストポイントは!?

巾着田曼珠沙華まつり

圧巻の光景ですが、どこから眺めるのが一番いいのかは悩み所。今回も会場内を何周かして探しました。下流エリアの端には「あいあい橋」という大きな橋があり、そこからの眺めがいいかも!?  と思いましたが・・・。

巾着田曼珠沙華まつり 橋のうえからの眺め

「あいあい橋」から見下ろした様子。橋へは一度有料エリア外へ出る必要があります。

先述の通り群生地は木々で覆われているため、ご覧の通り一部しか拝めずと、思わず「おおっ」となるような光景はあまり期待できないかもしれません。

広範囲で眺めたいのであれば、「あいあい橋」へ向かう坂道の途中で立ち止まって楽しむのがいいかかも。

巾着田曼珠沙華まつり

「あいあい橋」へ向かう途中の坂からの眺め。奥行きも感じられますよね。

会場内には特別な見晴らし台のようなものはありませんが、単純に群生地内で散歩しながらが楽しむのが、なんだかんだいってもベストかもしれません。 

ペット同伴OK

このイベント、愛犬連れの観賞もOKなんです。今回も多くの方が愛犬とともに楽しまれておりましたヨ。もちろん、ベビーカーやクルマ椅子の方でもそのまま入場可能です。

見頃はウェブで!

自然相手のイベントだけに、訪れるタイミングが難しいですが、公式サイトでは随時開花状況を掲載していますので、訪れる前には必ずご確認あれ。

巾着田曼珠沙華まつり 開花前

今回はかなり絶好のタイミングでしたが、それでも1割り程度はつぼみでした。ライブカメラ映像でも状況を確認可能です。

会場周辺には

巾着田曼珠沙華まつり ドレミファ橋

有料エリアを散策する途中には、高麗川を渡ることができる「ドレミファ橋」という小さな橋*があったり、下流エリアの末端にある「あいあい橋」の先には「高麗郷民俗資料館」があったりも。民俗資料館は入館無料、ぜひ立ち寄ってみてください。

*「ドレミファ橋」の先は通常通り抜け可能ですが、イベント期間中は出入り口が閉鎖されています。

そのほかにも、国の登録有形文化財に登録されている「高麗郷古民家」や、ハイキングコースも整備されている標高305mの「日和田山」などが周辺にあります。

高麗民俗資料館 外観

公民館として利用していた建物を民俗資料館として開放。農業、林業、漁業など、昔の暮らしが判る、興味深い展示品がいろいろあります。

レポートまとめ♪

巾着田曼珠沙華まつり バナー

・国内随一の曼珠沙華の群生地!
・高麗川の岸辺に500万本が自生
・朱色のじゅうたん! 圧巻の光景!

いかがでしょう!? 遠出してでも1度は見てほしい、朱の絶景。満開時はため息が出るほどの光景です! ぜひアナタも。

今回ご紹介した記事は 

 いかがでしたか?

以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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