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小石川後楽園・限定ライトアップ! 開催エリアを大きく拡大し、10日間限定開催!
「水戸黄門」で有名な徳川光圀が完成させた、江戸の大名庭園《小石川後楽園》が夜間限定開園! 10日間のみ特別にライトアップされることになりました。実施エリア大幅拡大しての第2弾です!《2024.10.6まで》
*掲載内容は2024年9月26日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
『秋の夜長の小石川後楽園』
開催地小石川後楽園(東京都文京区後楽1-6-6)
開催期間2024年9月27日(金)~10月6日(日)
開催時間18:00~21:00 *最終入園/20:00
入園料【前売】900円、【当日】1100円 *小学生以下無料
休園日会期中無休
最寄り駅JR総武線「水道橋」西口より徒歩5分
公式サイトhttps://www.tokyo-park.or.jp/special/koishikawa_lightingup2024/index.html
【秋の夜長の小石川後楽園】とは!?
都内屈指の江戸大名庭園であり、現存する庭園として最古とされる「小石川後楽園」で開催される秋のライトアップイベントです!
「小石川後楽園」は江戸時代初期、水戸徳川家の徳川頼房の命で造成が始まり、二代藩主の光圀の時代に完成した由緒ある庭園。395年の歴史を誇ります。
中国・明の時代の儒学者であり、日本に亡命した「朱舜水」にアドバイスを得るなど、そこはかとなく中国テイストが息づく都内屈指の庭園として知られ、国の特別史跡・特別名勝に指定されているんです。
水面に映り込む様をはじめ、風情あるデザインで来園者を魅了する「円月橋」や、園の中央に位置する「大泉水」と呼ばれる大きな池など、数々の名所がある見応え抜群な庭園であり、梅、椿、桜、睡蓮、紅葉といった、四季折々の草花を楽しみに多くの方が足を運ばれています。
手前に広がるのは花菖蒲園、奥が稲田と、気持ち安らぐのどかな風景が広がります。
ちなみに後楽園は、江戸幕府滅亡後明治政府に没収。陸軍の管理下の元で兵器工場が置かれ、軍備増強による工場拡充にあわせ、園全体を潰す計画があったそうですが、当時陸軍長官であった山縣有朋の英断で中止に。山縣は庭園への造詣が深かったそう。山縣がいなかったら、現在の「小石川後楽園」はなかったかもしれません。
そんな「小石川後楽園」ですが、現在の広さは約7万850㎡(約2万1500坪)。東京ドーム約1.5個分という広大なものですが、元々は約95万㎡(約29万坪)と、現在の13.5倍もあったそう!
園の真横には、ご存じ「東京ドーム」が。今回のイベントは前回同様、(株)東京ドームが総合演出を担当しています。
今回紹介するライトアップは、「小石川後楽園」の一部エリアに限定して、閉園後に行う特別イベント。同園でライトアップが開催されるのは、2024年1月12日~21日に続き2回目。わずか10日のみの開催ながら、前回は5000人弱も来園と、予想を超える反響がだったそう。
実施エリア拡大!
前回は園の東側(「東門」付近〜「松原」と呼ばれる広場周辺)のみの、ごく一部に限って実施されましたが、今回はイッキに倍増とエリアを大きく拡大しての開催です。
ちなみに前回は1日に受け入れる来園人数に制限をかけていたそうですが、今回は行わないとのこと。
「赤枠」が前回、「青枠」が今回拡大したエリアと、倍以上になりました。
前回エリアに加え、園の名所である「大泉水」や池の中央にある「蓬莱島」、シンボルツリーともいえる「一つ松」、そして「円月橋」と、園の西側エリアも対象に。ざっくりですが、園の3割りくらいを使って行われます。
光を常時あてるライトアップのほか、対象物にあわせ映像が次々と投影されるプロジェクションマッピング、さらに一部では影絵も駆使と、昼間の光景では味わえない幻想的な時間を楽しめます。
実際どんなカンジ!?
ここから先は、イルミネーションの様子を駆け足で紹介していきますね。
唐門と内庭
園の東側にある「唐門」は、東京大空襲で焼失し長く石段や石積みだけの状態となっていましたが、数年前に復元され2020年12月から公開が始まった木造の門です。
中央の「唐門」は高さ4.2mと、近づくとかなり大きい! 門の手前がすぐに池になっていますので、足を踏み外さないよう充分ご注意を。
正式には「唐門」から先が後楽園であり、唐門をくぐれるのは身分の高い人のみだったそう。復元されたのは、唐門と両脇にある袖塀のみとごく一部。門にある「後楽園」という文字は、先に紹介した「朱舜水」によるものだそう。
通常「唐門」は閉門しておりますが、イベント期間中は特別に開門した状態で公開されます。
「唐門」前には「内庭」と呼ばれる、池を中心としたスペースがありますが、ここはもともと水戸藩の書院があった場所なんだとか。周囲の樹木が水面に映り込む様が、これまた風情あり見応え充分。紅葉が進むとより興味深い眺めになりそう!
*中央に小島があり両側から橋がかかっていますが、通行禁止です。
一つ松
園のシンボルツリーとなっている「一つ松」は、「大泉水」と呼ばれる大池の脇に。「大泉水」は琵琶湖を、「一つ松」は琵琶湖の湖畔にあり万葉集にも登場する「唐崎神社」にある松が、そのモチーフ。現在の松は3代目、樹齢は200年を超えているそう。
蓬莱島
昔は池で舟遊びをしたともいわれている「大泉水」と呼ぶ大きな池の中央付近にある「蓬莱島」は、仙人が住む島と言われ、島中央に弁財天様のほこらも。島自体がカメの形をしているそうですが、渡ることはできません。
松原
松の大木が来園者を出迎えてくれる、園中央付近にある広場「松原」でもライトアップ。稲穂を天日干しにする「はざかけ」もライトアップの対象に。エリアに隣接する稲田では、間もなく本格的な収穫時期を迎える予定。近隣の小学生が手作りした黄門様風のかかしもお見逃しなく!
この「松原」ではイベント期間中、お団子やドリンクを販売する臨時茶屋が用意される予定です。
築地塀
園の東側(東京ドーム側)にある、内庭から松原へと向かう園路の白壁(築地塀)を影絵で演出。前回からガラッと雰囲気を変え、徳川紋章や梅、円月橋など、庭園にゆかりのある作品が複数投影されています。
ちなみに塀の端では、文京区観光協会協力による区内の見所案内や、小石川後楽園の四季を上映するスライドショーもあります。
円月橋
水面に映る様(矢印)と、実際の橋のアーチが組み合わさることで、満月のように見えることから名付けられたとされる「円月橋」ではプロジェクションマッピングを実施!
橋の建造にあわせ、光圀が朱舜水とのやりとりした手紙などを交えつつ展開されるプログラムは1回約2分。
本編終了後は約1分間のインターバルがあり、それも見応え充分です!
ちなみに「円月橋」は、8代将軍の吉宗が真似ようとしたものの、同じ橋を作ることができなかったというほど、高度な技術が駆使されているそう。震災や戦渦をくぐり抜け約400年ちかくこの地にある、歴史的価値も高い石造物とのこと。
暗い園内を案内するエスコートランプも雰囲気満点ですが、迷子にならないための、道路標識のような道案内ランプもあります!
関連イベントも
イベント期間は10日と短いものの、関連イベントは複数用意されています。
期間中毎日、「江戸城下のにぎわい」をテーマとした、神田囃子や大江戸玉すだれなどの伝統芸能のライブ*を1日3回行うほか、最終日には1日限定で「灯篭流し」を実施します。
*場所は西門から入園後すぐんにある広いスペースを予定
「灯篭流し」は参加無料。先着30名様限定で、すでに用意されている灯籠を使っての参加となります(開始阿場所:白糸の滝付近/予定)。開催日は、「灯篭=トーロー=10月6日」ですヨ!
そのほかにも、「一つ松」周辺では、和雑貨やポストカード、クリアファイルなどを販売するお土産コーナーを展開。10月6日には、プレゼントにも喜ばれそうな飴細工の実演波ーフォーマンスも行うとのこと。
これ注意です!
訪れる前に知っておきたい点をいくつかお伝えすると・・・。
イベント専用チケットが必要
同園は昼間も開園していますが、昼間から夜まで続けての利用はできません。17時で一度閉園となります。イベントを楽しむには、イベント用のチケットが別途必要となります。また、イベント入場に関しては年間パスポートが利用できません! ご注意を。
ちなみにイベント時の入園は、飯田橋駅側の「西門」のみ。退園は東京ドーム側の「東門」からとなります。
三脚等NG
イベント期間中は相応の混在が予想されるため、三脚や一脚、自撮り棒などの持ち込み&利用は禁止です。充分ご注意を!
虫刺され注意!
大きな池があることもあり、この時期、園内にはまだまだ蚊がいます。実際取材担当も、気が付くと腕に数匹・・・なんてことが(泣)。写真撮影で立ち止まるケースも多い井ベントですので、虫刺され対策はしていかれたほうが無難です!
レポートまとめ♪
・園の名所を幻想的にライトアップ!
・前回よりも規模を大きく拡大して開催
・10日間限定開催/関連イベントも!
いかがでしょう!? 写真では伝わらない、ライブならではの感動がありますのでぜひ足をお運びあれ。お仕事帰りにもオススメです!
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