2024.11.21

特集記事

文・写真: 山さん
2023.11.14

【アニメ東京ステーション】 資料保存に努めつつ、日本が誇るアニメ文化を世界に発信する、新しい常設スポットが池袋に! 期間限定の企画展も随意開催! 訪れるたびに新しい発見、あるかも!?

池袋のアニメ東京ステーションのシャンデリア

日本が世界へ向けて発信できるキラーコンテンツの1つである「アニメーション」の文化継承、発展のほか、観光誘致のコンテンツとして積極的にアピールする場となる新スポットが池袋に誕生!

*掲載内容は2023年10月30日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

スポット概要

『アニメ東京ステーション』

撮影一部のみOK
物販あり

所在地東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東5号館
開館日2023年10月31日(火)
開館時間11:00〜19:00 *最終入館18:45(企画展示は18:30)
入館料無料 *企画展は内容により有料の場合あり
休館日月曜日、年末年始 *臨時休館あり
最寄り駅JRほか「池袋駅」東口より徒歩約4分
公式サイトhttps://animetokyo.jp

【アニメ東京ステーション】とは!?

池袋のアニメ東京ステーションの看板

日本はもちろん、世界各国に多くのファンを抱えるニッポンのアニメーション文化の発展・振興の場となるだけでなく、後世に残すべき貴重な資料、制作機器等を維持・保存する場となるべく誕生した常設スポットです!

制作技術開発やマーケット情報の収集・発信、著作権保護、海外への紹介等、アニメーションをとりまく幅広い分野を取り扱う「一般社団法人日本動画協会」と「東京都」が音頭をとり開設したもので、海外からの観光客を含め、多くのアニメファンが過去の名作から最新の話題作に出会える場となるアニメのベース基地となるべく誕生。

場所がアニメが強い「池袋」という点もポイントです!

新施設は3つのフロアで構成されており、1Fフロアは施設のアイコニックな存在となるであろう、名作アニメのワンシーンをピックアップした“進化する”モニュメントが天井から吊り下がるコミュニティフロア、2Fフロアは期間限定で開催するイベントの展示スペースとショップコーナーを展開。

ラストフロアとなる地下のB1Fフロアでは、貴重な資料等を収蔵保管しつつ、それらの一部展示紹介するほか、不定期で開催予定というワークショップスペースとして活用される・・・という構成となっています。

池袋のアニメ東京ステーションのビル

施設が入るビルは、以前大型書店が入居していたビル。1Fフロアに電車のモニュメントがあることでも広く知られています。

各フロア紹介!!

1F _コミュニティフロア

池袋のアニメ東京ステーションの1F

入館後、まず目にするのがこの1Fフロア。ウエルカムエリアとなるスペースで、憩いの場として開放するだけでなく、適時イベントなどを開催し、盛り上げていければとのこと。外国の観光客の方も大好きな「ガチャ」エリアもあります♪

池袋のアニメ東京ステーションのシャンデリア

天井から吊り下がる象徴的なモニュメントは、トルネードのようにグルグルと上昇するような仕様。みんなが胸を熱くした名作アニメのワンシーンをつなげるようなデザインとなっています。

そのシーンは、TVで実際に放送されたワンシーンはもちろん、キービジュアルとして利用されたもの、ポスター画など、いろいろなものが混在しているそう。

懐かしい作品から最新作まで118作品*がピックアップされており、広報担当によると、もっとも古い作品は1917年制作の『なまくら刀』とのこと!

*2023年10月31日の開館時時点

池袋のアニメ東京ステーションのシャンデリア

モニュメントは完成系ではなく、適時作品を増やしていく現在進行形とのこと! ちなみに並びは古い順とのこと。

池袋のアニメ東京ステーションの検索用パソコン

1万5400作品を検索できる、日本アニメの総合データベースとして知られている「アニメ大全」をチェックできるモニターも完備。

B1F _アーカイブフロア

池袋のアニメ東京ステーションの館内

地下1Fは、「アニメ東京ステーション」の重要な役割の1つである、過去の作品の貴重資料を保管するエリア。アニメ制作の工程を順を追って知ることができ、そのなかで人気作品の当時モノの貴重資料を拝むことが可能です!

池袋のアニメ東京ステーションの資料

制作工程が知れるガラス張りコーナーは必見。

保管されている資料は、90年代〜2000年代を中心とする約120作品5万点以上!! アニメ制作会社16社から集めた、セル画、絵コンテ、台本、美術設定など、アニメ制作に関わる様々な貴重資料を維持保管*しています。元々、中野新橋にあった倉庫に保管していたそうですが、新施設開館を機に池袋へ移動したとのこと。

*「アニメ東京ステーション」はあくまでも維持保管を代行(寄託)しているのみ。所有権は各制作会社のまま。

担当者によると、過去の古いアニメ作品では、制作に使われた様々な関連資料の多くが廃棄されたり、所在が不明となっているなど、散逸しているそうなんです。そういった意味でも、新施設が果たす役割は大きいといえそうです!

池袋のアニメ東京ステーションのファイル

資料、とくにフィルム関連は、温湿度の管理が極めて重要で、ガラス張りの奥にあるスペース(一般の方立ち入り不可)は、つねに一定温度湿度に維持しているそう。

地下1Fはそれら展示のほか、ワークショップ(例えばキッズ向けアニメ制作体験など)を開催する予定とのことですが、そのほか展示方法含め現状未定な部分も多く、管理している貴重資料の活用方法などもすべて未定とのこと。今後いろいろ変わっていきそうです。

【注意】担当者に確認したところ、B1Fはもちろん、1Fも一切撮影不可とのこと。十分、ご注意ください!! 

*2FはコンテンツによりNGとなる場合あり

2F _企画展フロア

池袋のアニメ東京ステーションのナルト企画展

2Fフロアは、内容を適時変更し、年4回程度のペースでイベントを開催する企画展フロア。開館1発目は、日本は当然、海外でも大人気のアニメーション『NARUTO -ナルト-』をフォーカス。アニメーションから派生したフィギュアやぬいぐるみなどのグッズ関連から最新ゲーム、そして体験コンテンツなどを用意しています。

池袋のアニメ東京ステーションのナルト企画展

外国の方にも人気抜群ということで、解説表記は日本語のほか、英語、中国も。

池袋のアニメ東京ステーションのナルト企画展

最新ゲームの無料体験コーナーもあります♪

池袋のアニメ東京ステーションのナルト企画展

企画展のハイライトはコレ。主人公の技を自ら体験できる特設コーナーも! その姿をとらえた写真は、スマホにデータとして保存持ち帰り可能です!

内容はイベントにより適時変わるとのこと。対象作品の魅力を楽しめるコンテンツをいろいろ企画できればとのこと。

企画展『NARUTO -ナルト-』の開催は、2024年1月28日まで。「入場無料」「撮影OK」とのことですが、企画展により「入場有料」「撮影NG」の場合もあるそう。ご注意を。

池袋のアニメ東京ステーションの物販エリア

2Fにはショップエリアも。企画展でフォーカスした作品の関連グッズを含め、約400種類を販売。支払いは現金からカード、交通系ICほか、一通りOK! ショップ目当ての来館ももちろんOKですヨ〜。

レポートまとめ♪

アニメ東京ステーション 池袋バナー

・ニッポンが誇るアニメ文化を、日本、そして世界へ発信する場!
・貴重な制作資料等を保存・維持・管理する重要な拠点
・年4回ペースで、企画展を適時開催予定

いかがでしょう!? これからどんなイベントを行うかも大いに気になる施設ですが、なんといっても基本「無料」という点がウレシイ♪ ワークショップなどの最新情報は、公式サイト等で随時発表するとのことです。

今回ご紹介した記事は 

 いかがでしたか?

以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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