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『千代田のさくらまつり2023』 満開の桜に癒やしをもらい、夜桜に酔い、ボートからの眺めにジ〜ンと感動♪ 4年ぶりの復活開催で賑わった、都内屈指の名所へ行ってきました!
東京都千代田区は、桜のお花見スポットがとくに多いエリアですよね！ なかでも賑わいをみせるのが「千鳥ヶ淵緑道〜靖國神社」周辺ですが、このエリアを中心にお花見を盛り上げよう！ と実施されてきたイベント『千代田のさくらまつり』が、4年ぶりに復活開催されました！ そこで今回は「千代田区観光協会」主催のプレスツアーに参加。そこで出会った会場の様子に加え、優雅に桜を楽しめる近隣スポットを2箇所あわせてご紹介。今年は間に合わなかった・・・という方は、次回の参考になさってください♪
＊掲載内容は2023年3月28日開催のプレスツアー時点の情報で、内容を保証するものではありません。
＊掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
千代田のさくらまつり2023
開催地千鳥ヶ淵緑道～九段坂公園、靖國神社周辺（東京都千代田区）
開催日2023年3月24日（金）〜4月4日（火)
入場料・観賞料無料
観光案内所開設時間9：00〜18：00
休催日会期中無休
主催一般社団法人千代田区観光協会、千代田区
アクセス各線「九段下駅」からスグ
特設サイトhttps://visit-chiyoda.tokyo/sakura/
『千代田のさくらまつり2023』とは!?
都内屈指、関東屈指の桜の名所として知られている、東京・千鳥ヶ淵エリアや、間近の靖國神社周辺をベースに毎年開催されているお花見イベントです！
開花状況により前後するケースはあるとのことですが、開催は例年3月下旬～4月上旬ごろ。アクセス便利な好立地であることもあり、イベント期間中はなんと100万人（!!）を超える方が足を運ばれる、国内有数の人気スポットで開催されます。
イベント自体はとくに入場料などはなく、老若男女、大人から子供まで、訪れた方はどなたでも桜を観賞可能ですが、期間中だけの特別な演出として華麗に咲き誇る桜を夜ライトアップする「夜桜演出」を行うほか、千鳥ヶ淵名物である「ボート」の夜間営業が行われます。
2023年は、観測をはじめて以来、過去最速の開花（3月14日）となり、満開日（3月22日）も過去2番目に早く訪れるなど例年以上の早咲きとなりましたが、イベント自体が4年ぶりということもあり、連日多くの方が来場。
開催日限定ではあるものの、千代田区の桜スポットを巡回する無料シャトルバス「さくらまつり号」運行*のほか、有料キットを片手に区内を練り歩きながら謎を解く謎解きゲーム企画*を初開催するなど、様々なコンテンツでイベントを盛り上げました。
＊丸の内エリアのみを巡回するシャトルバス「丸の内ダイレクトシャトル」も開催日限定で運行。
＊謎解きゲームの会期は2023年3月17日(金)～4月16日(日) 。
イベント期間中は会場各所でご覧のようなマップのほか、見所を案内した公式ガイドブック（英語表記もあり）を無料配布。とくにマップはとても便利。ぜひ手に入れてくださいませ。
千代田の桜は、断然ここ!
今回は、桜観賞スポットがとても多いことで知られる千代田区内でも、とくに人出が多いイベントのメイン会場を中心にご紹介。
メインエリアである「千鳥ヶ淵緑道」（１）、その先に続く「千鳥ヶ淵公園周辺」（２）、そして「靖國神社」（３）の3スポットをクローズアップ。そのほかに、桜シーズンにもぜひ利用したい、千代田区観光協会がオススメするスポット2箇所ピックアップ（A・B）。実際に現地を歩いてみての感想も踏まえつつご紹介します。
今回紹介するエリアのほかにも、「北の丸公園」「丸の内エリア」「飯田橋駅〜四ツ谷駅間の土手」「日比谷公園」「東京ガーデンテラス紀尾井町」「三越前駅周辺」「神田明神周辺」など、千代田区内には数多くのお花見スポットがあります！
【１-１】千鳥ヶ淵緑道／昼間
ここを見ずして「千代田のさくら」は語るなかれと断言したい、是が非でも訪れたいメインスポット、それが『千鳥ヶ淵緑道』です！
全長約700mの緑道にズラ〜ッと続く、桜並木は圧巻！ 訪れる方に覆い被さるかのように、ドーム状に咲き誇ります♪
ソメイヨシノ（染井吉野）、オオシマザクラ、カンヒザクラ、シュゼンジザクラなどいろいろな品種が植栽されているとのことですが、約260本のほとんどはソメイヨシノなんだそう。
ちなみに日本全国で楽しめる桜のスタンダード品種「ソメイヨシノ」は、明治時代以降、東京から全国に広まった品種。「染井」とは現在の豊島区駒込周辺の地区名で、「吉野」はそこで活動していた植木屋さんの名前なんだとか。
車道沿いに咲く桜のような直立した木は少なく、ご覧のように枝先がお濠に向かうなど、斜めにグイグイと伸びる桜が多いのも特徴。緑道内にある桜は、古参のものでおおよそ5、60年くらい前からあるとのことですが、どの桜も生命力にみなぎったパワフルなもの。
巨大な桜の盆栽を観ているかのような、荘厳な桜がズラリ♪
千鳥ヶ淵緑道の（九段下側の真逆となる）英国大使館側の緑道入り口には、「荘川桜（しょうかわざくら）」と呼ぶアイコニックな桜が。岐阜県天然記念物「荘川ザクラ」の苗木から育てた二世桜とのこと。
ちなみに英国大使館側は、九段下側に比べやや桜の数が少ない印象。いきなり桜をガッと楽しむなら九段下側から、少しずつ気持ちを高めながら楽しむなら英国大使館側から歩き始めるのがいいかもです！
みなさん、至るところで撮影を楽しまれていますが、とにかく千鳥ヶ淵緑道は人が多い。後ろから来る方への配慮だけはお忘れなく！
千代田区内最大のお花見スポットのため、イベント期間中はとても多くの方が訪れます。そのため、緑道内のお花見は、中央の花壇を挟んでの一方通行制を実施。交通整理のガードマンも配備されるほど。途中ベンチ等もあり休憩しながら楽しめます♪ 外国からの観光客の方も極めて多いです。
頭上の桜が気になるところですが、じつは桜以外の花々もたくさん。とくに必見は「ルピナス」。「ノボリフジ」とも呼ばれている、藤の花を逆さまにしたような独特な花が花壇を賑わしていました！ 色も複数ありと写真映えも十分。この植栽は区の道路公園課が管理しており、時期により入れ替えているそうです。
【１−２】千鳥ヶ淵緑道／夜間
『千鳥ヶ淵緑道』の醍醐味は“夜”にもあり！ イベント期間中限定として、日没／18：00頃〜22：00まで特別に桜がLEDでライトアップされます！
緑道の桜を煌々と照らす桜並木に誘われ、多くの方が集まる千鳥ヶ淵緑道。環境に配慮し、電力の一部は太陽光を利用。緑道だけでなく、お濠を挟んだ先の土手に咲き乱れる桜もライトアップされます。幻想感極まるその光景は必見ですヨぉ〜。
元々千鳥ヶ淵緑道は来場者が多いエリアですが、ライトアップ後は（お仕事を終えた方なども多く立ち寄られるため）昼間以上にかなり混みます！ 相応の覚悟は必要ですが、訪れる価値は大あり。1度は目にしておきたい光景ですヨ♪
緑道からの眺めもオススメですが、（緑道の九段下側入り口の真横にある）「九段坂公園」からお濠を眺めるご覧の光景も超絶景♪ 多くの方が撮影を行うため、会場はすさまじい混み具合となり、交通整理まで行われるほどですが眺めは最高!
ライブカメラも活用を！
桜の名所だけに、開花状況などもかなり気になるポイントですが、現地の最新情報を確認できるライブカメラもあります！ ■https://www.youtube.com/c/東京千鳥ヶ淵ライブカメラ/live
【１−３】千鳥ヶ淵ボート場
千代田区のお花見の醍醐味は、ボートの上からも楽しめること！ 特別な景色はきっといい想い出になるはず。
千鳥ヶ淵緑道といえば中間地点の「ボート」も有名。ボートは通年で運行されていますが、「さくらまつり」のイベント期間中は特別に営業時間が変更されます。本来10：00〜17：00営業ですが、期間中は9：00〜20：30と前後に延長されるんです♪
水面ギリギリの位置から桜を眺めることができるほか、ボートでなくては絶対に撮影できない位置まで近づけます！
ちなみに利用料金は、観桜期間中は30分800円（通常30分500円）。はっきりいって十分元はとれると思います！ ちなみに中学生以下だけの利用はNG。1艘につき最大3人まで利用可能。通常60艘程度の運行ですが、イベント期間中は90艘まで増やしているとのことです。
【紹介サイト】https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/450
営業時間延長に伴い、夜間のボートに乗れます。周囲の桜は特別にライトアップされており、水面に反射する桜と光がムード満点♪ 天候に左右される部分ではありますが、チャンスがある方はぜひ夜間ボートもご利用あれ。
ちなみにライトアップは、ホワイト系＆アンバー系と、場所により照明の色が違うんです！
【２】千鳥ヶ淵公園周辺
「千鳥ヶ淵緑道」を九段下側から進み、英国大使館側の出入り口を抜けた先を進むと見えてくるのが「千鳥ヶ淵公園」までの歩道です。
【紹介サイト】https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/800
南北に約450m伸びる公園内には、「自由の群像」と呼ぶ野外彫刻があったり・・・。
遊具があったり。桜をみながらゆったりブランコに乗る・・・なんていうのもオツですね！
この周辺はソメイヨシノやヤマザクラなど約170本の桜が植栽されているそう。「千鳥ヶ淵緑道」に比べ道幅が広いことや、皆さんのお目当てが緑道に集中しているため、シーズン最盛期でも人でごった返しておらず、空いている印象。
緑道側がほぼソメイヨシノで閉められていますが、こちらの公園側は、「枝垂桜（しだれざくら）」など、素人目にも分かるそのほかの品種もチラチラとあるなど、緑道とは違った意味で興味深いお花見ができそう。ほんのちょっと足を伸ばすだけで、ゆったり桜を楽しめますヨ♪
エリア内の名物の1つとして多くの方が足を止めるのが「舞姫（まいひめ）」という淡いピンクの桜。八重紅枝垂（やえびにしだれ）の種から生まれた桜とのこと。
【３】靖國神社
「千鳥ヶ淵緑道」の九段下側出入り口からほんの数分の距離にある「靖國神社」（1869年創建）も、絶対はずせないマストなお花見スポットです！
【紹介サイト】https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/474
エリア内には、桜の開花状況をはかる、気象庁・東京管区気象台指定の「標本木」なる指標となる桜があることでも知られ、境内ほかエリア全体でなんと500本（！）も植栽されているそう。
境内にある桜は密集感も強く、どこを観ても桜。今回はあいにくの曇り空でしたが晴天下での眺めも気になりますね！
イベント期間中は、夜間も幻想的にライトアップ♪ 本殿周辺は夜間閉鎖され近づくことはできませんが、遠目からであれば観賞可能。
「靖國神社」前の九段下〜市ヶ谷までをつなぐ、「靖國通り」の桜並木も見過ごせません。
千代田に来たら、ここにもどーぞ!
桜のお花見シーズンはもちろん、皇居周辺の区内観光など、お近くに来た際に訪れてみてはいかが!? なスポットを2つご紹介。1つは大規模リニューアルで風情を残しつつ新しく生まれ変わったあの有名施設、もう1つは遠方からお越しの際に宿泊スポットとしても使える人気ホテルです！
【A】九段会館テラス
2022年10月に正式オープンした新生『九段会館テラス』は、2011年に発生した東日本大震災による天井崩落により閉鎖された（大ホールやレストラン、ホテルなどがあった）「九段会館」の一部姿を残しつつ、地上17階、地下3階建ての複合ビルとしてリニューアルした新スポットです。
【公式サイト】https://kudan-kaikan-terrace.jp
「九段会館」時代の面影はエントランス部や建物下部の外壁などで確認できますが、実際に当時モノ（オリジナル）を保存・復原したのは全体の床面積の10％程度。レトロモダンな建物の奥に連結するオフィスビルをはじめ、90%が旧九段会館を解体し新たに建て直した部分となるそう。現在はオフィスを中心に、カフェ「VMG CAFE 九段会館テラス」、屋上庭園「ルーフトップガーデン」、会館の歴史がわかるミュージアムなどが用意されています。
敷地に入った奥側（お濠側）には、休憩もできるテラスも。
5Fには、九段会館時代にビアガーデンなどを行っていたスペースを利用した、約300㎡の屋上庭園「ルーフトップガーデン」を完備。どなたでも無料で利用可能です！ 眺望も抜群。カフェも併設されていますので、優雅なひとときをどーぞ。■開園／8：00〜20：00
野外テラスや屋上庭園からの眺望を、ゆったりお楽しみあれ。お濠を挟んで靖國神社や武道館を眺めることも可能です。絶好のお花見スポットでもありますが、意外や意外、ほかのスポットに比べれば空いている印象。穴場かも！
4Fには九段会館の歴史等を開設した、「九段会館テラス ギャラリー」と呼ぶミニミュージアムも用意しています。■開館／9：00〜18：00 ■無料
【B】ホテル グランドアーク半蔵門
皇居半蔵門の斜め向かい、国立劇場や最高裁判所の目と鼻の先にあるのが、2024年1月でオープン25周年を迎える『ホテル グランドアーク半蔵門』（運営：帝国ホテルグループ）です。
17階建ての全204室。客室はすべて7階以上に位置し、部屋によって皇居やお濠、都心のビル群など、昼夜を通し開放的な眺めを楽しめます。
【公式サイト】https://www.grandarc.com
エントランスロビーの天井は、6F部分までが吹き抜けとなっており開放感抜群。各階フロアを見ても分かる通り、建物自体ががラウンドしている珍しいホテルです。
なんと「さくら」をモチーフとした専用フロアも完備。エレベーターホールには桜の香りが漂い、カーペットも桜柄になっています！
7Fの「さくらフロア」は和室専用フロア。畳ばりに障子、ふすま付きと、落ち着いた高級民宿のような雰囲気。外国の観光客からも好評とのこと。眺望抜群!
残念ながら今期はすでに終了していますが、桜のお花見シーズン中は特別なメニューが楽しめる「お花見フェア」も開催されました。
眼下に広がる桜を眺めつつ、ランチボックスやお弁当、アフタヌーンティー、ステーキプレートなどを楽しめるんです。リッチなお花見観賞をお楽しみあれ。
レポートまとめ♪
・都内屈指の桜の名所「千鳥ヶ淵緑道」周辺でお花見を！
・イベント期間中だけ特別なライトアップが！
・人気のボートはイベント期間中、夜間営業を実施
・無料マップがあると散策に便利です♪
いかがでしょう!? 今年お花見に行かれた方は来年も、行けなかった方は来年ぜひリベンジしてください。観賞スポットは一見どこも混みそうに思えますが、ちょっと外れると意外に空いている場所もあったりするんです。今回はあいにくの曇り空でしたが、晴天時はもっと華やぐお花見が楽しめるはず。ぜひ訪れてみてくださいネ。
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか？
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