『はつはな』 客室全室に露天風呂! 貸し切り風呂や大浴場も! 大規模リニューアルで豪華度を増した、箱根湯本の話題ホテルが気になる件について!! ここはスゴイですよ!!
都心からのアクセスもいい好立地にある人気温泉地、箱根湯本にある『はつはな』が、開業以来初となる大規模リニューアル! 湯巡りできる複数の温泉、豪華な個室&共有スペース、こだわりの食事、至れり尽くせりなサービス・・・と、うっとり要素満点なホテルへと生まれ変わりました。目に付く箇所は、ほぼなにかしら手を加えたといっても過言でなく、なんと90%以上は変わったそう。非日常感を思う存分リッチに味わえる、至福のホテルをご紹介します!
*掲載内容は2022年9月7日に行われた小田急リゾーツ主催による内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
SPOT DATA
『箱根湯本ホテル「はつはな」』
●所在地神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
●客室数13タイプ全35室(全室露天風呂完備)
●宿泊料金/1人4万3000円〜(平均価格:6万円〜6万5000円) *入湯税別
●チェックイン/アウト15:00/11:00
●定休日無休
●最寄り駅各線「箱根湯本駅」から送迎バス10分
●公式サイトhttps://www.hakone-hotelhatsuhana.jp
「はつはな」大規模リニューアルとは!?
日本有数の温泉街であり、首都圏からのアクセスも便利な箱根湯本。今回紹介するホテル『はつはな』がオープンしたのは1993年。数多くの温泉付きホテルがある箱根湯本のなかでも、とくに女性に優しいホテルとして愛されてきましたが、そんなホテルがより多くの方に利用してもらうべく、大規模リニューアルを実施したんです。
高級料亭? 酒蔵? お屋敷? 博物館? と見間違うほどの、新生『はつはな』の荘厳なたたずまい。ホテルは高台に位置し、入り口やロビーは6F部分にあります。
2022年1月〜8月までの長期に渡り行われた、過去最大規模となる今回のリニューアルのテーマは、ズバリ“心と五感が満ちる静かなとき”。訪れた方に、より上質で快適な時間を過ごしてもらえればと、客室を47室→35室、宿泊定員を200人→117人へと大幅に減らし、各部屋のプライベート性を一段とアップ。なんと“全室”に「露天風呂」を完備しているんです!
眺望の良さも、リニューアルで強くこだわったポイントの1つ。全室、「湯坂山」や「須雲川」に面し、開口を広く確保するなど、眺めがとってもいい♪
その客室は、なんとも贅沢なもの。広さや設備、備品などの違いから全35室を大きく5つのカテゴリーに分類。予約時に希望にあった部屋を選べます。
部屋は木材をふんだんに取り入れ安らぎを意識しつつ、機能性にも配慮した“和モダン”と呼ぶ客室に生まれ変わりました!
そんな客室露天風呂とは別に、趣向を凝らした「貸し切り風呂」を4種類、さらに(男女時間入れ替え制の)「大浴場」を2種類用意と、客室の温泉だけでなく、ホテル内で湯巡りできるよう様々な温泉が楽しめます。ホテルがある場所は、アクティビティなど、お出かけスポットが少ないため、訪れる方が『はつはな』内だけで満足してもらえるよう、設備やサービスには十分こだわったとのこと。
ちなみにリニューアルの設計は、旅館やホテル、施設などを幅広く手がけている、有名な「石井建築事務所」によるものです。
客室の露天風呂だけでも十分豪華ですが、それとは別に貸し切り風呂も。その数4つ。嬉しいことに、宿泊者は“無料”で利用できるんです!
そもそも自慢の温泉は、“自家源泉”でしかも“温度が高め(56〜57度)”。ホテルによると、この組み合わせ自体が箱根湯本でも珍しいとのこと。アルカリ性の単純温泉で肌がなめらかになるなど、美人の湯としても親しまれているんです。
備品にも配慮しており例えば写真上段右の菓子箱のフタは、箱根といえばの寄せ木細工は、かの有名な「金指(かなざし)ウッドクラフト」によるもの。
豪華な客室には、客人をもてなすための設備・アメニティも充実。南部鉄器やバルミューダのコーヒーメーカーや熱海・強羅のお菓子、オリジナルブレンドのお茶など、充実。客室よってはコーヒーはなんと豆からひくことも可能! シャンパンの用意もあったりも。
宿泊は2回の食事付き。新生『はつはな』はこれまで以上に食にもこだわり、ダイニングエリアとともにメニューも刷新。地元神奈川の食材を中心に新鮮で美味しい料理を提供。朝食は和と洋が選べ、夕食は“モダン懐石”という、和の懐石料理に洋のテイストを加えたメニューを味わえます。ホテルでよくある、バイキングのようなものはありませんヨ!
ダイニングは、窓ありと窓なしの大きく2エリアあり、プライベートを重視する方が多いことから、すべて個室化。後者は4名〜最大10名まで利用できる拡張型。全部31室・114席分も用意されています。
まずラウンジが豪華
前置きがかなり長くなりましたが、ここからはホテル内をリポート。入った先から、おおお〜となる豪華な仕様になってます! 宿泊者がまず利用する「ラウンジ」が、まず豪華なんです!
新生『はつはな』には、一般的なホテルで見かける、受付カウンターらしいカウンターがそもそもありません(驚)!
宿泊者はホテルに到着すると入館時からスタッフが案内され、そのままご覧の「ラウンジ」へ。チェックインの手続きは、スタッフが宿泊者の元までやってきてなんとラウンジで個別に行うそう。入っていきなり、セレブな気分になれそうです♪
ラウンジに備え付けの飲食類はすべて無料。ジンなどで割って飲むことのできます。
ラウンジには、常時灯がともっている暖炉や雑誌などを読めるライブラリーを完備。19:00〜22:00には、オーガニックデトックスのお茶、コーヒー、ビール、ワインなどのほか、ウェルカム用に独自に製作する菓子類の提供も。すべて無料です! *すべてセルフ
無料お菓子は、グループホテルである「山のホテル」でも提供されているものが食せます。フォーク1つとってもオシャレです!
もっとも気になる客室は!?
今回のリニューアルの目玉の1つが、部屋数を減らし空間を広くした客室。客室は桜をイメージした「宙(そら)」「白」「地」の3つのいずれかのイメージカラーを基準に刷新。今回は、5タイプ35室あるうちの3室を紹介すると・・・。
●プレミアム Bタイプ
広いガラスエリアと開放的なスペースを有すプレミアムBタイプ。リビングは畳、寝室はカーペット。テーマカラーは「地」。アースカラーを意識したシックな色合いでまとめられている客室です。広さは87.27㎡。
客室専用の露天風呂は大人2名がゆったりできる、ゆとりある大きさ。風呂専用チェアもあります。
ベッドは140×200㎝のゆったりサイズ。ちなみにホテル内のベッドや枕等には、回収した海洋プラスチックを加工して再利用した綿が使われているです!
パウダールームもご覧の通り。写真左手に見えるのは、座って洗えるシャワー室。真逆側にあるクローゼットも広々。
●プレミアム Cタイプ
プレミアムCタイプのテーマカラーは「白」。和テイストを強く意識した和室や半月型の露天風呂を完備。メインのリビングルームはもちろん畳です。備え付けのソファやテーブルの形にもほかの客室との違いが。88.09㎡。
景色を眺めながら優雅な時間を過ごせる半月型風呂。腰掛けやすい段差付き。浴槽は秋田の十和田石。風呂をのぞき込むと、水面がグリーンに見えるんです♪
気持ちも落ち着く、白木調の和室エリア。思わずごろっとしたくなります♪
ベッドの先には、眺めのいい景色が自慢のカウンターも。
●ラグジュアリーCタイプ・緋(ひき)
「ラグジュアリータイプ」は、それぞれ固有のネーミングがつけられており、部屋ごとに仕様が異なるんです。「緋(ひき)」は全5部屋あるラグジュアリーのなかでもっとも広い92.29㎡。位置が建物の中央付近にあるため、とくに見晴らしもいいとのこと。天井も高く、なんと最大4mも! テーマカラーは「宙(そら)」。
露天風呂は四角型。山に向かって腰掛けできるよう設計されています。
ベッドルームの注目はフロア。木材の表面が、スプーンでえぐったような“なぐり加工”と呼ばれる凹凸が付いており、踏み心地満点♪
ハイエンドなラグジュアリールームは、もっとも眺望がいい6Fに。6Fはホテルエントランスがある位置と、アクセス的にも便利。
こんな貸し切り温泉が、無料なんて!
客室個別の露天風呂のほかに、4つの貸し切り風呂を用意。利用には予約が必要なものの、宿泊者はすべて無料で利用できるんです。これは満足度高い! 1回45分の時間制限あり。
4つのうち3つは「温泉棟」と呼ぶ別棟にあり、その際通過する石畳は従来からあるものを、あえて残したとのこと。ちなみに石畳の途中には、ビールやコーヒー牛乳、そしてアイスクリームが無料(!)で楽しめるクーラーボックスがあるんです。入浴前後にどーぞ。
●水面(みなも)の湯
大きな窓の先に水が流れる水盤があり、風呂の水面がそこへつながっているかのように見える幻想的な風呂。
●明灯(あかり)の湯
円形の石盤の湯船に身を委ねつつ、空間を彩る光ファイバーの演出を楽しむ。窓も大きくじつに開放的。
●静寂(しじま)の湯
八角浴槽もさることながら、注目は頭上にも。格子状の梁が自慢の天井は高く、吹き抜け状になっています。
●川音(かわと)の湯
常時温泉がこぼれ落ちる、インフィニティスタイルと呼ばれる縁のない浴槽を持つ、貸し切り風呂では唯一の露天仕様。目の前の自然を感じながら、近くを流れる須雲川の川音に耳を傾けつつ、プライベートな時間を貸し切りで満喫できます!
浴槽は深さが場所により異なり、もっとも深い場所で110㎝も。
川音の湯は場所がほかと異なり、途中に専用階段を使うなど、まるで秘湯に向かうかのような気分にさせてくれます♪
予約不要の大浴場も♪
宿泊者なら誰でも利用できる大浴場も2箇所あり。「山の端(は)」と「竹の葉」は、元々あった「女性大浴場」と「やまざくら」という大浴場をリニューアルしたもので、今回から時間での男女入れ替え制に。今回紹介するのは、元やまざくらの「竹の葉」です! 屋内外の2エリアに4つの風呂が。1つ1つは特別大きくはないものの、キャラクターの異なる雰囲気のなかで疲れを癒やせますヨ。
東屋風の円形風呂は、見ための雰囲気も抜群です!
円形風呂の反対側には岩で囲まれた浴槽が。
竹林を眺めがらゆったり疲れを癒やせる、横長の風呂も。
もちろん内風呂も。この対面に体を洗うスペースがあります。
風呂に隣接したスペースには、水分補給にぴったりな冷えた無料茶も。ちなみにパウダールームのドライヤーは使い勝手がいいと評判の「SALONIA」でした♪
館内には、客室を含め、複数のビューポイントがありますが、大浴場の休憩室からの眺めも、じつにムーディー♪ 竹林を目の前に、静寂の時をお過ごしあれ。利用者が少ないときは、ちょっとしたお寺に来たかのような気分を味わえるかも。
●大浴場にはスロープカーで!
大浴場「竹の葉」へは、な、なんと専用のスロープカーを利用します! これも元々あったものですが、リニューアルにあわせ利用者が乗るカゴを新しくしたほか、レールも一部修理したとのこと。定員は6人です!
スロープカーは温泉棟の各階に停車する無人機。最上の4階から1階までの高低差は12mくらいあるそう。
展望テラスもお見逃しなく!
エントランスやラウンジがある6Fには、絶景を満喫できる、贅沢すぎる展望スポットを新設。目の前の「湯坂山」は山桜、新緑、紅葉と、訪れるたびに違った表情を見せてくれるそう。晴れた日には相模湾も拝めます!
土産ショップも♪
6Fフロアの一角にあるギャラリーショップでは、客室で無料提供されるお茶セットや、はつはなオリジナルのクラフトリキュール&ビール、寄せ木細工といった工芸品の販売も。正面棚に飾ってある寄せ木細工のトロフィーは、箱根駅伝で優勝校に贈呈されるもの。同じものを2個製作し、1つは製作元である「金指ウッドクラフト」が保管しているそうですが、ご厚意でその一部を展示しているとのこと。レプリカでなく本物です!
余談ですが・・・。
館内にある案内表示であるピクトグラムや部屋のナンバー、そして「はつはな」のロゴは、すべて一筆書きとなってるんです! ロゴは水引がモチーフとなっており、堅くほつれにくい淡路結びというしめ方がベース。宿泊者とのご縁を強く結び続けるという思いを込めたとのこと。
館内には桜からインスパイアされた装飾もさりげなく。白とピンクの花びらが舞うような印象を受けるロビーの壁(写真)や、フロアに敷かれたカーペットも、よく見るとそれらしさが施されていたり♪
個人的にスゴイなと感じたのが、客室のトイレ。なんとおしぼり付き! 手洗い場やトイレットペーパーホルダーをブラックアウトし、雰囲気を壊さないよう配慮しています。味気ないはずのトイレスリッパには刺繍が!
レポートまとめ♪
●ゆったりスペースの客室すべてに露天風呂が!
●貸し切り露天風呂が4つ、大浴場も2つ
●朝夕の食事も豪華、飲食フリーのラウンジも
●贅沢な展望テラスも完備
いかがでしょう!? 贅の限りを尽くしリニューアルされた新生『はつはな』。1人1泊最低4万3000円と、気軽に利用できるホテルではないかと思いますが、ここぞというときに利用を検討しては!? 部屋が広く快適、お風呂がいろいろ、食事も豪華と、宿泊者を身も心もリッチな気分にさせてくれるはずです! ちなみに歯ブラシやブラシなどのアメニティは、プラスチックごみ削減の観点から用意がありません! 持参、お忘れなく。
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