終了しました
期間限定の企画展「工事中!」の現場を、早速覗いて来ました!
普段、一般の人が絶対に立ち入ることができない“工事現場”に潜入できるとして大きな話題となっている企画展「工事中!」(お台場・日本科学未来館にて5月19日まで開催中)に、オソトイコ編集部も早速オジャマしてきました! 間近に迫る重機を目の前にして、単純にデカイ! スゴイ! カッコイイ! の連続かと思いきや、予想に反し感触はやや違い、工事現場のうんちくも随所に盛り込むなど、なるほどぉ、そうなんだぁと感じることができる、学習の場でありました。新陳代謝を繰り返すことで、発展する世界。それを支える工事現場で実際に行われているいまが判ります。子供はもちろん、大人もしっかり楽しめるそんな企画展の、会場の雰囲気、お伝えデス!
*掲載内容は2019年2月7日に行われた内覧会開催時のものです。
*掲載写真はすべて編集部による。
EVENT DATA
企画展「工事中!」 〜立ち入り禁止!? 重機の現場〜
開催日2019年2月8日(金)〜 5月19日(日)
開催時間10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
開催場所日本科学未来館・1階企画展示ゾーン(東京都江東区青海2-3-6)
アクセス【電車】●新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」から徒歩約4分
●東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩約15分
入場料大人(19歳以上)/1600円、中人(小学~18歳以下)/1000円、小人(3歳~小学未満)/500円
主催日本科学未来館、読売新聞社、フジテレビジョン、BS日テレ
公式ウェブサイトhttps://kojichu2019.jp
企画展「工事中!」 〜立ち入り禁止!? 重機の現場〜ってそもそもなに!?
東京・お台場にある日本科学未来館で絶賛開催中のイベントで、実際の工事現場で活躍している油圧ショベル、ブルドーザ、ホイールローダ、最新の四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシンなどが大集合。重機展示のほか、素人目に判らない現場のリアルな状況を、多角的に紹介するこれまでにない展示会なんです!
より詳しい情報は、こちらのページもご参考に!
会場はどんなカンジで進むの!?
会場は開拓、建設、解体、未来の建設といった感じで、工事の流れを追うように、4つのセクションで分かれています。用途に応じた重機紹介のほか、その重機がどんな働きをして、なぜそれが可能なのかなど、工事と重機におけるポイントを、看板(漢字ルビ付き)を使ったり、カットモデルの部材で紹介したりと、判りやすく解説してくれます。幼児や小学生低学年のちびっ子には、正直内容が難しい(!? )と感じますが、知っているようで知らない発見も多々あるはず。監修を担当した京都大学の高橋教授いわく「土木工事は目立たぬほどいい」とか。知られざる世界観、勉強になります!
なんといっても気になる重機展示は、例えばこんなモノが!
企画展の大きな目玉が、“実物”の重機でそのスケールを味わえること。 写真や遠目からでしか目にする機会がない人にとって、次から次へと現れる数々重機は結構新鮮なはず。かなり間近まで近づけるため、重機を構成する部品(例えば先端部、タイヤやその奥、ボルトなど)にも注目すると、新しい発見が きっとあるはずです!
【↑】コチラは会場入り口にあるホイール。鉱石採掘現場で使われるダンプトラック用 の超大型モデルで、そのサイズは驚異の63インチ(約1.6m)、幅44インチ(約1.1m)、重量は2.8tにも!
【↑】2本の腕と、4本の足で、悪路でも自在に 動き、様々な動作を可能にする次世代重機。掴む、切る、持ち上げる動作も自由自在なのだ。
【↑】見掛けたことがあるのでは!? という重機がこれ。凸凹した道をフラットに整える整地のためのブルドーザです。
【↑】こちらは、土砂などをガッツリすくって荷台に詰め込むホイールローダー。土木工事の基本的な部分を成す、メジャーな重機です。
【↑】掘るだけでなく、ときにハサミとしても使う油圧 ショベルも、比較的馴染み深い重機のハズ。先端部をバケットと呼び、底を付け替えることで様々な作業をこなすそうです。
【↑】日本初の油圧ショベル「ユンボ/Y-35」。動体保存されており、いまでも稼働可能。車体色は全塗済み。現在業界では、“油圧ショベル=ユンボ”と捕らえるケースが多いらしく、その語源となったのがこのY-35という、名機中の名機なのだ。
【↑】高層ビル建設などでお馴染みの、重量のある機材や材料を水平に持ち上げて移動できるクレーン。残念ながら部分的な部品のみとなり、こちらは先端部のモノを掴むフック。
【↑】こちらはクレーンのウインチ。単体で見れば、なにかわからないくらいの大きさ。
【↑】これもクレーンの一部。いかに巨大であるかが判るシロモノです。
さらにコチラも!
【↑】都市を活性化させるには、解体も重要。解体に特化した重機はさながら、アニメに出てくるロボットのアームのような大迫力。絶好のフォトスポットです!
【↑】コンクリートを粉々に砕くハサミやカッターも、さきほどのオレンジのアーム同様、すべてタグチ工業のモノ!
【↑】こちらは廃材処理に役立つマグネット。まさにゴジラの足!
【↑】現場にはつねに新しい技術が求められており、重機に限らず素材もジワリジワリ と進化中。サソリのような重機は折り畳み式クレーン。最小69㎝まで小さくなる(エレベーターにも乗れる!)ます。
【↑】素材面では炭素繊維化が進んでおり、油圧ショベル用アームでは1/3軽さを達成。作業性の大きな改善が期待できるそうだ。
【↑】ワイヤーもカーボン化が進んでおり、スチールの1/5と驚異的な軽さを達成。
実際に “触れる” “乗れる” 体験コーナーも!
「工事中!」の嬉しいポイントが、実際に現場で活躍する重機 に乗ってみたり、重機のメカニズムを知ることができる体験型コーナーがあること。実際に動かすことはできないものの、実際にコクピットに座り各種レバーなどを引いたりするだけでも、貴重です。並んででも体験したいスポットです。
【↑】 企画展の最後には、ミニ油圧ショベルやホイールローダーの体験スポットも。これはちびっ子にもウレシイ♪
【↑】 体験スポットにある重機に実際に乗り込み、その雰囲気、見晴らしをぜひ味わってみて♪
【↑】 体験コーナーは撮影渋滞が予想されるため、会場に入ったら真っ先に行くのもいい!?
【↑】途中にあったクレーンのコーナーでは、運転席部分だけの展示もあり乗り込むことも。たくさんあるシフトやペダルを操作して、現場気分を味わってみては!?
【↑】これは油圧ショベルの、小さい力を大きな力に 変える仕組みを実体験できるコーナー。思わず、なるほどねぇ〜となるはずです!
【↑】コチラは、重い荷物を少ない力で持ち上げる原理を体験できるもの。ロープの本数違いでどう変わるかを体験できるんです。
こんな展示も見過ごし厳禁デス!
目に付くのはなにも重機だけではありません! 「こんなことができるの!?」と思わず2度見する革新的な技術のほか、普段見慣れたあのモノに「そーなんだぁ」と感じる、新しい発見も。大人の方にとっては、子供の頃に楽しんだ自由研究の気分が再燃するかも。結構じっくり読み込んでしまうはず。
【↑】 地面に 埋め込まれている水道やガス 管などを、特殊がゴーグルを掛けるだけで地上から対象物までの距離感などが把握できる。会場では動画解説も。
【↑】 災害地や場所によっては、人が近づけない場合もあり、そんな時に活躍する遠隔操作の技術もどんどん進化してます!
【↑】 「鉄筋コンクリート」は、一般にも馴染み深い言葉であるものの、実際どんなモノ!? と聞かれても判らないという人は多いはず。そもそも「コンクリート」がなんの素材で構成され、なぜ「鉄筋」が必要なのか。さらに「鉄鋼」と「鉄筋」の違いはなど、奥深いハナシ。いろいろ拾えます! 写真右下はクレーンの取り扱い説明書。
【↑】 会場の一角には、ミニカーファン必見のトミカコーナーも。工事現場でお馴染みの、働くクルマがズラリ。じっくり見たい・・・と思いつつも、ショーケースに収まっているので、触れません・・・。
雰囲気を盛り上げるポイントも!
会場には、工事現場の雰囲気を高めるそれ風なデコレーションが随所に。しっかりと上の方も作り込んであるので、水平に流れる視線をちょっと上に向けるだけで、企画展の違った一面が楽しめます!
【↑】 絶好のフォトスポット。普段街中などで見掛ける、工事現場の看板がズラリ。
< > >
【↑】 工事現場でよく見掛ける、建築計画の看板もこの通り。開催概要をそれ風に♪
【↑】 会場内は隅々まで作り込んであり、安全第一の看板や工事資材のラックなども。
【↑】 会場を出た先にはグッズ売り場も。気になるカレーが!
【↑】 ヘルメットはちびっ子にどーぞ。
【↑】 お土産に最適な、重機系ブックもいろいろ揃ってます。
【↑】 重機ファンに溜まらないグッズの数々。ぜひ会場でご確認くださいネ!
豆知識
来場するうえでの注意点は
会場内は通路が比較的広く確保されており、導線も明解。混雑状況によるものの、比較的しっかり楽しめるはずです。入り口付近にベビーカー置き場もあるため、預けることもできますし、ベビーカーのまま入ることも可能とのこと。
会場内の撮影は
会場内は撮影OK! 一部禁止展示物もありますが、大半は撮影可能です。インスタ映えするフォトスポットもいろいろ用意されています。要所にムービーが流れていますが、それは撮影厳禁とのこと。ご注意ください。
鑑賞時間は
重機や巨大な展示物が多数ありますが、エリアはそれほど広くはありません。解説文をどの程度じっくり読むかにもよりますが、サラッとみるだけであれば30分程度。混雑していて見れない場所もあると思いますが、会場内は戻ることも可能なため、空いている所から見ていくことも可能です。じっくり観賞すれば、1時間30分くらいかと思います。
ランチはどうする・・・
会場となる日本科学未来館の7階にあるレストラン「Miraikan Kitchen」では、「工事中!」コラボメニューを食することもできます。ショベルカーが乗ったビーフシチューやショコラのブルドーザ、ヘルメットモチーフのマンゴーパフェが楽しめます。販売期間は3月1日〜5月19日限定です!!
公式サポーターは「ANZEN 漫才」さん!
“工事現場は安全(ANZEN)第一”とのことで任命されたANZEN 漫才のお二人が、企画展を盛り上げてくれます! 即興で製作した公式テーマソングがウェブサイトで視聴可能。ちなみに会場内には、お二人のフォトスポットもあります!
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
もう一度このページを先頭から見る
以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!