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文・写真： 山さん

『無印良品・東武ストア』 東武動物公園駅の西口に、地域に寄り添う2つの商業施設、誕生!　人と人の出会いがそこに!

都心へ電車で約1時間。自然豊かな好立地にあり、東武動物公園といったお出かけスポットでも知られる「東武動物公園駅」の西口駅前に、地域の方や来街者が利用するに便利な2つの商業施設が誕生しました!　オープンしたのは『無印良品』と『東武ストア』。新しい試みもある新店をご紹介です♪

＊掲載内容は2021年9月15日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
＊掲載写真は一部除きすべて編集部による。

『東武動物公園駅 西口 商業施設』とは!?

写真提供：東武鉄道

2021年9月16日（木）にグランドオープンした、東武スカイツリーライン「東武動物公園駅」の駅前にあるお店のこと!　地元である「宮代町（みやしろまち）」「杉戸町（すぎとまち）」で生活する方々の利便性向上を第一に、街を訪れる方との交流の場となるべく誕生した新スポットです。

豊かな自然や農業といった街の強みを積極的に発信する場ともなっており、野菜などの地場産食品の販売など、地域の方と一緒になって盛り上げる場にしたいとのこと。

敷地面積1万6500㎡（5000坪）、延べ床面積4900㎡（1500坪）の横長の敷地内に、衣料品・雑貨・食品等で有名な『無印良品』と、食品を中心としたスーパーマーケット『東武ストア』という2つの店舗が入っており、建物内で自由に行き来できるようになっています。

東武鉄道によれば、西口にはこれまでスーパーなどの商業施設ななかったはずとのこと。西口にできたことだけでも、地域の方はかなり嬉しいはずです!　ちなみに両店あわせた、エリア一帯を示す総合名称のようなものは特別ありません。設定する予定もないとのことです・・・。

場所は西口駅前。東武スカイツリーラインと並行した店構えとなっているのですが、それもそのはず。じつは新店舗がある｢敷地は元々東武鉄道の車両基地があった場所で、基地機能をほかと融合させたことで空いたスペースを使って新たな商業施設をオープンしたというワケです。

通常店との違いはいくつかありますが、なかでも大きな特徴が、店舗前に広がるご覧の芝生エリア。「みんなの広場」と呼ばれるその広場は、マルシェやキッチンカーが出店するほか、来店者が誰でも利用できる憩いの場。店内で購入したテイクアウトフードを広場で食べるなど、晴れた日にはピクニック気分を味わえます♪

余談ですが、環境にも配慮し、施設で使う年間電力消費の32%を屋根に設置したソーラーパネルで賄うそう。今回特別に屋根にもあがらせて頂きましたが、1450枚というパネルがギッシリと敷き詰められた様は結構圧巻デス!

出店ブランドを覗いてみよう♪

【１】無印良品

みなさん、よーくご存じの「無印良品」です。いまさら説明するまでもありませんが、衣料・食品・家具・文具など、ありとあらゆる生活用品が揃うメガブランド。スーパー隣接店は意外に珍しく、今回で通算7店舗めとのこと。

新店は売り場面積2000㎡（600坪）と、店内に入った瞬間まず思ったのが「広い!」ということ。ありとあらゆる最新の無印が揃います。その広さは、担当者によれば“中規模クラス”とのことでしたが、広く感じることは間違いないかと思います。

店内中央付近にあるご覧の円卓のようなオブジェは、オープン記念に作成したもので、グランドオープンから2週間程度展示したのち、常設のアート作品的なものに変更することが決まっているそうです。

店内で販売されている商品は、な、なんと7500品種（!）。生活に必要と思われるアイテムがほぼ揃いそうな勢い。「アウトドアファニチャー」と呼ぶ、庭などで使えるくつろぎチェアなど、他店ではなかなか見掛けないアイテムもあります!

ちょいと一息入れたいときに最適な「オーガニックコーヒー」のドリンク販売も。1杯100円で飲めます♪　なんとコーヒー片手に店内を散策していいとのことです!

無印良品といえば、多くのお店で無料で使えるスタンプが置いてありますが、新店のそれはちょっと違い、ぜ〜んぶ動物柄。なんと、「東武動物公園」のスタッフさんが描いたオリジナルなんです!

東武動物公園（https://www.tobuzoo.com）の最寄り駅ということもあり、動物をモチーフとした限定アイテムも!　写真の動物ラグは1枚990円。全部揃えたい!　そんな方も多そうです♪

食品系の充実度は無印良品の大型店に匹敵するほどとのこと。なかでも注目は「冷凍食品」。取り扱いは国内で92店舗目、埼玉県内で7店舗目とのことで、大量90品種も取り揃えています!　

お店独自でセレクトした、生活に彩りを添える様々な書籍が数多く並ぶほか、なんと無印オリジナル文庫まで販売中。ぜひ手に取ってみてください。

新店の「無印良品」はここが違う!

東武動物公園駅前店ならではの違いは、メインとなる物販ではなく、サービスに!　「地域と何科を生み出す場所」にしたいという強いコンセプトのもと、店内には３つの『初』な試みがトライされています!

写真提供：良品計画

『みんなの台所』

「みんなの台所」は飲食店を営業してみたい!　お菓子製造・販売をしてみたい!　といった意欲のある方をサポートする“創業支援の場”。2つの厨房、パントリー、飲食スペース（食事処）からなり、実際に調理・販売・提供する側として利用する場合は、所定の手続が必要となるものの、まずはやってみたい!　という方には最適な場となりそう。

＊写真は内覧会時のもの。説明用に椅子が並べられていますが、実際にはテーブルも設置され食事処となるそう

現在、利用申し込みは店頭、または電話、メールのみ。利用料金、規約等を含め、まずはお問い合わせを。

オープン時は「あじまんま」さんが出店。元八百屋さんであるオーナーである安島さんが、地元の食材を使ったメニューを提供。ちなみに一般の来店者は、単純に食事処として利用することが可能です。座席は満席で30席（コロナの感染拡大防止の観点から現時点座席数を減らして営業）。

『まちの案内所』

地元の魅力や楽しみ方などを案内する、無料インフォメーションを完備。利用は予約不要、来街者はもちろん、地元の方の利用も大歓迎とのこと。既存店にある「MUJIサポート」とは違い、地域の情報発信の場であり、例えば「東武動物公園」への往復の道中で「あんなものやこんなもの、ありませんか!?」的な相談ができるそう。ニュアンス的には観光案内に近いですが、観光案内ではないとのこと。ご注意を。

壁には「TOBUKO to GO」という街の俯瞰マップも。周辺の見所などが記されており、情報は適時更新するそうです♪

『Open MUJI／学び舎』

「学び舎（まなびや）」は、例えば「自慢の商品を売ってみたい!」「○○の作り方を子供達に教えたい!」など、教えたい人や学びたい人、売りたい人や買いたい人といった、モノコトをつなぐフリーレンタルスペース。取り組み自体は一部既存店ですでにあるとのことですが、ワークショップの開催や地域学生さんの発表の場も検討と、ここまで広い利用は新店が初とのことです。＊レンタルスペースとしての正式稼働は2021年11月〜。

コロナ感染拡大防止の観点から、当面の間、自由に使える場として開放するとのことですが、今後出店や催し等を行う場合は、所定の予約が必要とのこと。その方法等は現在詳細未定。確定次第、店頭やウェブで告知するそうです。

オープンの9月16日〜20日までの期間限定で、「こころらへん みやげ店」というなんとも気になるポップアップショップが出店。思わず「それどこで!?」と聞きたくなる、地元ならではのユニークなアイテムが揃っています♪

「みんなの台所」「学び舎」についての問い合わせは、現在、直接店舗か電話、メールのみとなっていますが、2021年10月に各サービスの専用サイトを開設するとのこと。詳細はそちらでご確認を。

どんどん利用しよう! 『みんなの広場』

先述した『みんなの広場』は、1200㎡に及ぶ天然芝エリアで、出入り自由!　平地あり、丘ありと、結構たのしめるはず。子供を自由に遊ばせてくださいませ〜♪

運営管理は「無印良品」が担当しており、マルシェの開催やキッチンカーの出店、各種催し物など、イベント系・団体等で利用する場合は、所定の手続が必要とのこと。手続は店内にある「まちの案内所」にて。

『みんなの広場』で行うマルシェ等の出店スケジュールは、店頭等で告知したいとのことですが現時点未定とのこと。

【２】東武ストア

同時オープンしたもうひとつのお店である「東武ストア」は、文字通りのスーパーマーケット!　通算66店舗め（東京27、埼玉26、千葉13）となる新店で、売り場面積1800㎡（540坪）。野菜や肉、惣菜、加工食品、お菓子、生活用品など、「スーパー」の名に恥じないいろいろな商品を取り扱っています。

「RF1」と呼ばれる、都内の百貨店や商業施設などで広く展開している人気食品ブランドの商品も取り扱い中です。

新店は東武ストアチェーンのなかでも大型系で、店舗面積や通常の1.8倍。店内にはベーカリーの「リトルマーメイド」や「モスバーガー」も。イートインコーナーもあります。

キャッシュレス決済も積極的に導入しており、セルフレジもあり。ポイントはTポイント、TOBUポイントが貯まります♪

忙しい方、学生さんなど、幅広い方に重宝されるであろう「惣菜」系はとくに充実。和洋中といろいろ揃います♪　テイクアウトメニューも複数。テイクアウトメニュー片手に「みんなの広場」でくつろいでは!?

植物由来100%の大豆を使ったハンバーグ等も販売。調理済みのテイクアウト商品もあります!

地元の宮代町など、近隣の生産者さんから仕入れた地場野菜など、地元食材もふんだん。特設コーナーが用意されています♪　クラフトビール特設コーナーもあります。

家族で訪れるファミリー層も多と予想し、キッズが楽しめるお菓子コーナーも、特別なデコレーションで。「東武動物公園」が近いことから、動物を意識した楽しいスポットになってます!

新店だけの特別な演出が、商品案内板や区分け板に動物のイラストが描かれていること。こういったちょっとした演出がウレシイです!

リポートまとめ♪

●生活に必要な幅広い食材、アイテムがほぼ揃う!
●人と人をつなげる新しい試みも
●天然芝の自由広場も♪
●東武動物公園を意識したいろいろなモノコトも

いかがでしょう!?　地元の方にとってはこの上なく便利なお店であり、来街者にとってはちょっとしたお買い物にも使えそう。天気の良い日は広場でゆったりしてもいいですし、学びの場もありと、地域の交流が期待できそうです!