『日本オリンピックミュージアム』学びあり、体験あり、刺激あり。いまもっとも注目度の高い話題スポット、覗いて来ました♪
開催まで1年を切り、日々いろいろな情報が更新されている東京オリンピックですが、その気分を盛り上げる観光スポットとして注目されているのが、都心のど真ん中にある『日本オリンピックミュージアム』。連日多くの観光客が訪れる、オリンピックの栄光の歴史を見て、学び、触れて体験できるスポットとはどんな場所!? オジャマしてきました!
*掲載内容は2019年11月時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真は編集部による。
SPOT DATA
日本オリンピックミュージアム
所在地東京都新宿区霞ヶ丘町4-2
入場料1F/無料、2F/有料【一般】500円、【高校生以下】無料
開館時間10:00〜17:00(最終受付16:30)
公式サイトhttps://japan-olympicmuseum.jp/jp/
「日本オリンピックミュージアム」とは!?
2019年9月14日にオープンした、オリンピック文化の啓蒙、学び、体験のほか、オリンピックレガシィ(遺産)の継承を目的とした専門スポット。東京オリンピック関連の展示はもちろん、古代&近代オリンピックの歴史を貴重な資料とともに追えるほか、出場選手であるオリンピアンの凄さを来場者が実際に疑似体験できるコーナーもありと、様々な角度からオリンピックを体験できる注目スポットです! 館内は2フロアからなり、1Fは出入り自由の無料エリア、2Fは有料エリアです(高校生以下無料)。知っているようで知らない、へぇー、そーなんだの連続です!
【↑】ミュージアムの建物がコチラ! 聖火を運ぶトーチにも見える独特なツイスト形状ですが、実際のミュージアムは1Fと2Fのみ。それ以上は上がれません・・・。
【↑】ミュージアムの目の前には、先日完成した「新国立競技場」がどーんと。12月21日のオープニングイベントを皮切りに、様々内ベントが予定されています。
【↑】建物前には、日本スポーツ界の発展に大きな足跡を残した柔道の嘉納治五郎さんと、近代オリンピックの創立者であるピエール・ド・クーベルタンさん(仏)の銅像が。
【↑】訪れた方がほぼ確実に写真を撮るのが、この五輪シンボルのモニュメント。全高2m以上はある、かなりデカイです!!
【↑】1964年開催の東京オリンピックで使われた旧国立競技場にあった聖火台の縮尺レプリカ。中はどうなっているんだろ!? と思い建物内から見下ろしてみると、蓋付きでした! 1972年の札幌、1998年の長野大会の聖火台も設置予定。
【↑】敷地内の広場にも注目を。日本人初の金メダリストである三段跳びの記録を通路に再現。その跳躍の幅が凄い!! 凡人にはマネできない驚異の身体能力。きっとアナタも唖然とするはず。
【↑】建物前にある段差のステップにはこんな文字が。オリンピックの基本となる言葉が、さり気なく刻まれているんです。ほかにも歩道やベンチにオリンピックを感じさせる刻印あります。ぜひご自信の目で。
【具体的にどーんなコンテンツが!?】
1F/無料エリア
誰でも自由に出入りできる1Fフロア。採光性の高い解放的な空間で、中は広々。東京オリンピックを盛り上げる展示物が随所にあるほか、大型ビジョンで繰り返し映像を流すなど、ついつい長居してしうはず。企画展が行われるスペースでもあり、今回訪れた際には「日本のオリンピックを創る」という2020東京大会目線の展示会が行われていました(〜1月19日まで)。カフェもあるため、待ち合わせにもいいかもです。
【↑】受け付け兼チケット販売を兼ねたメインカウンターが中央にあり、写真右手壁に大型ビジョン、奥に2020大会の様々な展示物が。天井には五輪シンボルが。思わずおおおーっとなるはず。
【↑】壁に設置されたこのモニュメントは、北海道紋別郡遠軽町の小学生によるものとか。ベースとなった木材は、前回の1964年大会の際に参加選手団により植樹されたもの(!)。館内に使われている、天井やこのモニュメントなどは、すべて遠軽町の木。50年をへて一部がこんなカタチで利用されているとは。計らいが粋!
【↑】休憩時に使えるテーブルやチェアも、遠軽町の木を使ったもの。木の温もりを感じさせる独特な風合い。スベスベしてました♪
【↑】現在開催中の企画展最大の見所がこのトーチ。2020大会で実際に使われる予定で、向かって左がオリンピック、右がパラリンピック。素材の一部には東日本大震災で作られた仮設住宅の廃材も利用されているそうです。
【↑】トーチの中心はどーなってるの!? とカメラを頂天に向けてみました。中央のバーナーを5つの穴ビラが囲む、桜模様になっているんです!
トーチについては、公式サイトのこちらのムービーもぜひ!
https://japan-olympicmuseum.jp/display_1f/movie/05.html
【↑】2020東京大会のシンボルであり、いまもっとも有名な「市松模様」エンブレム。3種類の違う四角形で構成した「多様性と調和」が、エンブレムに込められているとのこと。
紹介ムービーはコチラ↓
【エンブレム】https://www.youtube.com/watch?v=jROK4VbBK40
【↑】現品展示はありませんでしたが、2020大会で使われるオリンピックとパラリンピックメダルの紹介も。
紹介ムービーはコチラ↓
【オリンピック】https://japan-olympicmuseum.jp/display_1f/movie/03.html
【パラリンピック】https://japan-olympicmuseum.jp/display_1f/movie/04.html
【↑】2020東京大会のマスコット。市松模様や桜がモチーフとなったミライトワとソメイティの原画も。
紹介ムービーはコチラ→https://japan-olympicmuseum.jp/display_1f/movie/01.html
【↑】イラストを見るだけで、それがなんであるかが判る絵文字「ピクトグラム」は前回の1964年大会で広く使われ、その後一般化。2020大会ではその図案をさらに改良し、より判りやすく進化しているんです。
紹介ムービーはコチラ→https://japan-olympicmuseum.jp/display_1f/movie/02.html
2F/有料エリア
日本オリンピックミュージアムの見所は、2Fに集中。一般500円の入館料分は充分回収できます! 高校生以下は無料! 絶対覗くべし。古代&近代オリンピックを多角的に目で見て学ぶ一大エリア。オリンピアの凄さをその身をもって体感するコーナー、映像を楽しむコーナーなど、充実のコンテンツが一杯です!
2Fへは螺旋階段、またはエレベーターのどちらかで行けます。自由入退出は不可。チケットがあれば何度も出入りできるわけではありませんのでご注意を(トイレ利用時は除く)。
【↑】チケット(左)購入は、1Fのインフォメーションで。自販機ではなくスタッフからの直接購入のため、タイミングによっては並ぶ可能性も。館内パンフレット(右)ももらえます♪
【↑】見過ごされがちな「古代オリンピック」関連の展示も。写真はオリーブの枝葉で再現された冠が。
【↑】壁側に聖火トーチがズラリとディスプレイ。展示は一部ですが、編集部がカウントしてみたところ、夏大会で16本、冬大会で9本。知ってるトーチもきっとあるはず!
【↑】オリンピックに賛歌があるって知ってました!? 1896年の第1回大会で演奏された後、楽譜が行方不明となり、半世紀以上たってから発見。1964年の東京大会でも歌われたそう。備え付けヘッドフォーンで聴けますヨ。
【↑】五輪シンボルの好きな色を指でタッチすると、その色に紐付く参加国の国旗が現れるモニターも。遊び感覚で楽しめます♪
【↑】このビンテージフラッグは、1964年の東京大会で使われたもの。その色褪せに、歴史の重みが。ちなみに有名すぎるこの五輪シンボルは初回からではなく1920年のアントワープ大会(第7回)からとのこと。
【↑】一種なに!? となるコチラは、歴代大会の参加国数の変化が視覚的に判るグラフ的なもの。年輪風になっており、中心が第1回、一番外側が前回大会。途中ある隙間は、先の世界大戦での休止期間です。ちなみに日本初参加は1912年のストックホルム大会(5回)から。第1回大会は僅か14カ国。
【↑】一握りの限られた者にしか渡らない、オリンピック憲章が記された公式本もズラリ展示されており、最新版は実際に手にとって閲覧することも。思っているほど、内容ギッシリという感じではなく、英語と日本語が併記。ちなみに憲章は過去になんと60回も改訂されているそーです。
【↑】オリンピックの話題で常々あがる「レガシー」(遺産)とは、一体どんなものなのか!? が学べる展示。都市・社会・経済・環境・スポーツの各界にオリンピックが与えた遺産がズラリと。改めて見ると、その影響力の高さには驚くばかり。
【↑】日本人には馴染み深い、有名すぎるほどに有名なこのポスター。日本の象徴「日の丸」と、全世界のシンボル「太陽」をリンクさせつつ、縦横の余白もギリギリまでカットしてあえてキツキツにデザイン。シンプルななかに、力を感じる傑作です!
【↑】ん、これはどこかで・・・と来た方は鋭い! 前回のリオ大会のラストに行われた引き継ぎ式で実際に使用されたコスチュームです! ヘッドピースとコルセットは紙製なんだとか(動画の1:30すぎ辺りに登場)。
引き継ぎ式の模様はコチラヘ → https://www.youtube.com/watch?v=sk6uU8gb8PA&t=40s
【↑】過去日本で開催されたメダルも一堂に。会場にはそのほかにも歴代大会のメダルを紹介するパネル展示も。意外なことは、第1回大会には金メダルが存在せず、1位は銀、2位は銅、3位にはなにもなし・・・であること。金は高価すぎて見送られたんだとか。現在の金銀銅になったのは第3回のセントルイス大会から。ちなみに過去1回だけ四角いメダルも(!!)。どの大会でどんな形かは、ぜひご自身でどーぞ。
【↑】過去の大会を盛り上げた、日本人選手たちによる貴重な展示物も。1936年ベルリン大会の男子棒高跳びで2&3位を獲得した選手が功績をシェアした銀×銅ニコイチメダル(左)や、映画「硫黄島からの手紙」でも知られる馬術の西竹一選手の乗馬靴(中央)、さらに1968年のメキシコ大会で3位となった際のサッカーボール(右)と、貴重な品々が。必見です!!
【↑】カーボンの義足や競技用クルマ椅子など、もちろんパラリンピック関連の展示も。
並んでもやってみたい! 実体験ブースも!
日本オリンピックミュージアムの大きな見所が、2Fにある数々の体験ブース。オリンピアンの脅威的な能力を実体験できるブースがいろいろと用意されています! もちろんちびっ子も体験OK!
【↑】砲丸投げ、やり投げ競技で使われているツールも実際に触ることが。
【↑】トップアスリートの驚異的な跳躍に、どこまで挑める!?
【↑】時間制限内で、的を外さずどこまで正確に狙える!?
【↑】二人の息がどこまでピッタリあうか!? シンクロ率を競っちゃおう。
【↑】アスリートが実際にコースを走っているかのような疑似体験ができるコーナーも。
日本開催の過去オリンピックもしっかりアーカイブ!
東京、札幌、長野と過去3回行われた日本のオリンピックを、2Fの特設コーナーでプレイバック。なかでも必見は、1度は開催が決まったものの開催権を返上した、1940年の幻の東京大会。五輪シンボル入りの関連ノベルティなどが展示されているほか、大会ポスターも! これも必見デス!!
【↑】エリアが特別に仕切られているアーカイブブース。床が日の丸をイメージしていることは明らか。
【↑】ギリシャから日本まで聖火を運んだ、貴重な空路輸送用トーチも。
【↑】聖火ランナーが着用したランニングシャツの現品展示も。ユニークなのが、首のタグ。時代を感じます♪
【↑】1964年東京大会の顔ともいえる、有名すぎるほど有名なこのポスター。夜の国立競技場で、なんと50台のストロボを使って撮影されたそう(カメラ:早崎治さん)。オリンピック史上初の写真ポスターとのこと!
【↑】1964東京大会の入場券など、貴重なコレクションも。
【↑】幻の1940年大会のポスターも! デザイナーは洋画家の和田三造さん。
【↑】現在駒沢オリンピック公園と呼ばれている公園は、駒沢ゴルフ場と呼ばれていた時期があり、1940年開催に向け、10万人越えの巨大競技場の建設計画があったとのこと。その建設も幻になりましたが、それを再現した1/500スケールの建築模型の展示も。
豆知識
【混雑は!?】
1Fは比較的空いている印象ですが、オープンして間もないことや2020大会が迫っていることもあり、2Fは平日でも結構な混み具合。ツアーコースにもなっているらしく、団体さんも始終訪れますので、土日に限らず、それなりの覚悟は必要です!
【撮影は!?】
OK! 皆さんかなりバシャバシャと撮影されていますヨ。気になる場合は確認してから撮影を。
【物販は!?】
1Fにあるインフォメーションカウンターでは、ミュージアムショップ限定グッズの販売も。デザインもいい感じで、普段使いにも行けそう。お土産にもいいかもです!
【カフェもあり】
空間に絶妙に溶け込んだカフェも併設。建物外の広場にはベンチもあるので、そこで休憩するのもありです! あの地域限定コーラも販売してましたヨ〜。
【ロッカーも♪】
1Fフロア奥にはロッカーもあり、荷物を預けることも可能です。利用料100円ですが、嬉しいことになんと返却式でした。デザインも洗練されてます♪
【幼児連れも♪】
車椅子の方はもちろん、おしめ替えのベビーベッドもありますので、ママにも安心。絵文字もオシャレ!
いかがでしょう!? 今回ご紹介したのはほんの一部。あえてまったくご紹介していないエリアもあります。期間限定イベントではなく、常設施設とのことですので、ぜひ気軽に足を運んで見てくださいネ♪ 新しい発見、刺激が絶対あります!
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いかがでしたか?
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