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『活版TOKYO2019』 1度知ったらきっとアナタも虜に♪ なんだか気になる噂のイベントを、初日に覗いてみました 【19.8.30〜9.1】
抜き差し自由で自在に文章が変えられる活きた文字、「活字」というピースを組み合わせ、グッと圧力をかけて印字する「活版印刷」。現在、主役の座は量産性、効率性に優れたデジタルに奪われているものの、活版ならではの凹凸感のある独特な風合い、質感、味わい深さに対するニーズは根強く、とくに女性を中心に盛り上がりっています! そんな活版の世界をより身近に感じる必見のイベント『活版TOKYO』をチラッと覗いてきました♪ 雑貨好き、文具好きの方にもオススメな注目イベントをご紹介です!
*掲載内容は2019年8月30日時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
SPOT DATA
活版TOKYO
場所神保町三井ビルディング 1Fエントランス(東京都千代田区神田神保町1-105)
テラススクエア 1F&2F(東京都千代田区神田錦町3-22)
入場料無料(物販、ワークショップ、トークショー等別途料金必要)
開館時間【30日】12:00〜19:00、【31日&1日】11:00〜17:00
アクセス【電車】東京メトロ・半蔵門線&都営三田線「神保町駅」から徒歩3分
公式サイトhttps://kappan.tokyo/
「活版TOKYO」とは!?
活版印刷の技術にスポットをあてつつ、活版ならではの魅力を幅広い方に知ってもらうべく年1回行っている人気イベント。有志の製版屋さんやデザイナーさんが音頭を取って開催しており、今回で通算5回目(初回は2015年)。開催期間中はクリエイターさんや工房が参加するマーケットプレイス(物販)や、実際に活版印刷体験を味わえる複数のワークショップのほか、活版をよりディープに知れるトークショー、さらに特別展示会などを開催。最大50に迫るほどのブースが軒を連ね、多くの来場者で賑わいます♪
活版は文字ヅラの印象もあってか、お硬い(!? )先入観があるかもしれませんが、かしこまる必要は一切ナシ! 難しい勉強会でもありません。「ふーん、そーなんだぁ」程度でも全然OK! 活版がどんなものか知っていても、知らなくても全然いいんです。会場でその雰囲気に触れるだけで、きっと新しい発見がありますヨ♪
メインは物販、そしてワークショップ!
開催日により出展者数に違いがあるものの、3日間ともにイベントのメインは「マーケットプレイス」と「ワークショップ」で構成。会場は道を挟んだ向かいあわせの2つの建物で開催しており、神保町三井ビルディング 1Fは「マーケットプレイス」、テラススクエア 1Fは「ワークショップ」と、両者の棲み分けが明確で判りやすいです。会場マップもぜひゲットしてくださいネ!
企画展示会やトークショーはテラススクエアの1F&2Fで行われますが、コチラは開催日限定コンテンツ。オジャマしたのは初日の30日だったため、両者とも開催されておりませんでしたので、今回は「マーケットプレイス」と「ワークショップ」を中心にご紹介します!
*企画展示会の詳細はコチラヘ
*トークショーの詳細はコチラヘ
【↑】ちなみに会場では開催日ごとの会場マップを無料配布。表と裏に2つの会場のブーズマップなどが印刷されているんです。もちろん活版。不動産の物件チラシのような、オシャレな体裁。これだけも気分、盛り上がります♪ 保存しておきたくなる出来です。
気になる雑貨がワンサカと! マーケットプレイス/物販
「思わずどこで!?」と聴きたくなるような、ユニークな雑貨がいろいろ揃うマーケットプレイスは、始終人だかりが絶えない一番人気のエリア。初日30日は25社、31日は47社、最終日の1日は46社が出店。初日は平日開催ということもあり、出店数は少ないですが、それでもじっくり見ると1時間〜2時間程度はかかるボリューム。掘り出しモノ探しを楽しんでください♪ *出店数はワークショップブース含む
コネタ【どの日に行くが賢い!?】
比較的空いているなかでゆっくり楽しみたいなら断然初日ですが、初日は出店数が約半分と少なめです(←はじめてイベントにオジャマした担当の印象では、少ないはずの初日でもブース数が結構あるなぁと感じワクワクしましたヨ♪)。となると、2&3日めがオススメですが、相応の混雑、行列は必至。開催日別の出店ブーズ情報は事前にウェブで告知されるため、確認したうえ足を運ぶのがいいかもです♪ 初日は会社帰りに立ち寄れそうです。
【例えばこんなブースがありました】
紹介ブースの出展者は、オリジナルサイトも充実しており、一部商品はネット通販で購入可能
です。
【↑】PRIMART DESIGN STORE(プリマートデザインストア)さん/ちょっとしたときに使えそうなカード類など、女子人気が高そうな多彩な雑貨を揃えるなかで眼を引いたのはブックカバー(写真上段)。ウェブテックスと呼ばれる革風の特殊紙を使ったモノで、水や汚れにも強いんだとか。ジーンズのタグなどでも使われているアレです!
【↑】TENBIN PRESS(てんびんプレス)さん/素朴で優しい風合いがなんともいえないカード&封筒は、和紙製かと思いきや、じつは綿製。海外では結婚式などの特別な日に使われるというコットンペーパーなんです。スタッフさんご自身でも素材の手漉きを行っているそうです。
【↑】ほしおさなえさん/大ヒット小説「活版印刷三日月堂」シリーズ(ポプラ文庫)などで知られる人気作家ほしおさなえさんのブースには、「140字小説活版カード」という、名刺に1話完結のプチ小説を活版印刷したカードが。テーマにそったパッケージ販売もあるんです。
【↑】Kumpel(クンペル)さん/昔懐かしい硬券とも呼ばれる切符と同じ素材を使った、切符に紐付いた様々な文具を手掛ける注目のブランド。一部商品購入で、改札鋏(かいさつきょう)と呼ばれる改札パンチの体験ができたりも♪ 鉄道ファン、文具ファンにも!
【↑】Kino.Q(キノキュー)さん/「錆び紙シール」や「100年後の特殊紙」といった珍しいオリジナル文具や雑貨を出品する傍らで、ルーレットでとまった数字のカードをつなげてお話を楽しむ「一行作家」というユニークな提案も。
【↑】ORGAN(オルガン)活版印刷室さん/活版ピアスに、電球などの小型容器に閉じ込めた活字ネックレスなど、ユニークな雑貨を販売されたORGAN活版印刷室さんは、岐阜県岐阜市から参加。活字とカード入りのガチャポンも!
【↑】河童堂さん/オリジナルの猫とカエルキャラのイラスト入り雑貨を多数販売。写真手前の「サンキューベリーマッチ箱」は、なかにストラップ付きミニカード入り。ちょっとしたお礼を伝える際にどーぞ。
【↑】ALBATRO DESIGN(アルバトロデザイン)さん/複数のインキを使い印刷する幻想的なグラデーションカードや、センスフルなグラフィックカードといった、活版印刷の可能性を広げるデザイナーズカードを提案。ポスター的に壁に貼って楽しんでも♪
【↑】knoten(クノーテン)さん/1枚ごとに使えるユニークな星座のマスキングテープや、「木々」「星座」などの切手風シールなど、相手とのちょっとしたやりとりや、マイ手帳に彩りを添える際にどーぞ。
【↑】AUI-AO Design(アウイアオデザイン)さん/“言葉はときに良薬に”のコンセプトとする昔の薬袋を模した一口便せんセットや、牛乳瓶のあのシールを模したおちゃめなシール、おにぎり型のメッセージカードなど、思わずにっこりしてしまうユニークな文具雑貨がいろいろと。一部ポチ袋は、切り取って紙相撲として遊べます♪
【↑】FUP(ファーストユニバーサルプレス)さん/ブースはテラススクエア会場にありましたが、こちらでは鉛の活字を1本単位から販売する販売会も。お探しの活字を探すべく、みなさん血眼になってました! ハンコにもしてもらえるのがウレシイ♪
活版体験! ワークショップ
「買う」「見る」「感じる」だけでなく、実際に「やってみる」ことができるのも、活版TOKYOのいいところ。ノウハウ無用で楽しめるワークショップも複数あります。しかも、予約不要! 一部は「無料」で楽しめたりもするんです♪。
コネタ【どの日に行くが賢い!?】
(とりあえず今開催の状況を踏まえての話ですが)物販ほどではありませんが、ワークショップも若干開催日により出展者数が変わるため、混雑などを考えるとワークショップは断然初日が良さそう。時間帯にもよりますが、長く並ばずにやりたい体験がほぼできるはず。ワークショップ内容も、ウェブで事前に公表されるため確認しておきたいですね。例えば初日はワークショップ中心で、2日〜は物販中心でと、割り切るのもありかもですね!
【例えばこんな体験できました♪】
ワークショップブースのスタッフは、どなたも親切。気負いすることなく、ぜひ挑戦を!
【↑】毎回大好評のうちわワークショップは、無料! 今回は三井ビル側の物販エリアにありました。来場記念にゲットすべしです! シリアルナンバー入り。
【↑】テラススクエア側にあった、美篶堂製ミニノート印刷体験。今回のイベントロゴの限定です。私も実際挑戦しましたが、ちょっとズレた・・・ものの、むしろ文字が裁ち切れしているほうが格好いい! ちなみに角丸加工もあり♪
【↑】ノートとして使ったり、御朱印帳的に使ったり、ときにアルバムとしても使える、じゃばらノート作り。箔押名入れも可能デス! ■こいずみけさん×田中箔押所さん
【↑】すでに印刷されたイラストに、檻となる籠を追加でプレスして完成させるブックマーカー。■TAKO LABOさん×中野活版印刷店さん
【↑】実際に自宅で活版印刷体験ができる、印刷機のキット販売&ワークショップも。必要な道具素材セットで1万円後半〜2万円くらいでできるとか。とくに写真右のすたんぷつくーる! ストアさんの印刷機にご注目。パスタ製麺機を改造したものなんです♪ 両者とも、印刷までの一連の流れを体験できるんです。■写真左/COFFEE PAPER PRESS(コーヒーペーパープレス)さん
ほかにもこんなモノ、コトが!
【↑】会場では今後の開催の参考にすべく、来場者へのアンケートも実施。回答するとくじがひけ、運が良ければノートやポスターなど、イベント限定グッズがもらえるんです♪ *数量限定
【↑】前評判も高かったオリジナルグッズの缶バッヂ。イベントロゴを印字した紙を貼った限定モデル。価格も400円と良心的デス!
豆知識
【混雑状況は!?】
初日は平日ということもあり、基本的にゆったり見れますが、2日目以降は例年大混雑。今回もTwitter情報などを見る限り、かなりの来場者となっているようです。初日は会社帰りの時間帯も意識した開催時間となっているため、帰りにチラッと寄るのもいいかもです♪
【事前情報の有効活用を!】
繰り返しとなりますが、開催日で出展内容、コンテンツが違います。公式サイトでの内容確認はサラッとでもいいのでしておきたいです♪
【トイレは!?】
トイレは両会場ともビル内にあり、利用可能。ただし、飲食スペースはありません。商品が紙モノ系であるなど、一部汚れやすい場合も。飲食しながらの来場は避けるべし。ちなみに会場付近には飲食店はたくさんあります。出入り自由ですので、休憩はそちらで。
【トークショーはどうなの!?】
いろいろな話が聞けるトークショーは、最終日のみの開催。基本的に事前予約が必要ですが、(立ち見となる可能性があるものの)当日入場も可能とのことです!
【来年の開催は!?】
もちろん開催予定。ただし東京オリンピックがあるため、時期や会場が変更となるかもとのことです。最新情報はウェブなどで確認ください。決まり次第発表されます!
いかがでしょう!? 活版を知っている人も知らない人も楽しめるラフなイベントです。街の文具店や雑貨店ではなかなか手には入らない商品も多く、ウェブ通販では判らない質感が確認できるだけでなく、作り手から直接こだわりが聞けるチャンスでもあります。次回開催日には、ぜひ足をお運びを!
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
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