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『特撮のDNA ウルトラマン Genealogy』 ちびっ子以上に大人が歓喜!? 刺激満点の会場を、早速を覗いてみました♪
日本が世界に誇る特撮技術にフォーカスをあてる人気イベント『特撮のDNA』が、ウルトラマンを大特集! 世代を越えて愛され続けている国民的ヒーローを支えてきた技術者の息吹と、歴史の重みを感じさせる注目必至のイベントを早速リポート! 紹介数は多いですが、これは一部です!!
*掲載内容は2020年9月4日の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
SPOT DATA
特撮のDNA ウルトラマン Genealogy
開催期間2020年9月5日(土)~10月18日(日)
場所東京ドームシティ Gallery AaMo(東京都文京区後楽1-3-61)
最寄り駅JR総武線「水道橋駅」から徒歩6分
入館料【一般】2000円(18歳以上)、【小人】1000円(6~17歳以下)、【一般ペア】3800円(一般チケット2名分)
開館時間【土日祝】10:00~19:00、【平日】12:00~20:00 *最終入場は閉場30分前まで
休館日会期中無休
公式サイトhttps://www.tokusatsu-dna.com/statics/ultraman
「特撮のDNA ウルトラマン Genealogy」とは!?
2016年から各地で開催され、累計13万人以上の方が訪れた人気イベント。当時モノを含む貴重な造形物などを目の前に、日本が誇る特撮技術とその技術者たちの偉大さを感じよう! というイベントです。
今回主役は「ウルトラマン」。
昭和、平成、令和と支持されている偉大な“ヒーロー”に着目した内容のため、怪獣たちはいません! 誰もが心躍らせた各世代のウルトラヒーローを、コーナーを自由にまわって楽しむ展示会です。
マスクの変遷や、誰もが1度は欲しがったはずの変身道具、メカ類など、そのディープ、かつ懐かしすぎる内容から、子供そっちのけで、大人のアナタがはしゃいでしまうハズ!! 激レアな当時モノ、驚くほど大量にありますヨ!!
念のために補足しておくと、このイベントは技術の詳しい紹介は一切ありません。お勉強的なイベントではなく、入り口でもらえる展示物の紹介チラシを片手に、ひたすら見て楽しむ、感覚的には博物館的なもの。解説ボードなども少なめなので、気軽に楽しめます!
チケット販売は!?
チケットはすべて事前販売。会場で販売は一切ありません! ご注意を!
【公式サイト/デジタルチケット】
https://www.tokusatsu-dna.com/posts/eventticket
【セブンチケット】
http://7ticket.jp/sc/wgaz
購入についての詳細は特設サイトでご確認を。
https://www.tokusatsu-dna.com/pages/faq3
【↑】入り口では体温検査や消毒が必須です!
【↑】会場に入ると、まずお出迎えしてくれるのが、歴代ウルトラマンたち。どこまで知っている!? 所々にある直筆サインは、作品に携わった出演者や技術者のもの。
【↑】2021年公開予定の新作映画「シン・ウルトラマン」の紹介も。シン・ウルトラマンの着色前後の雛型が2体展示中。
【↑】会場は各ウルトラマン別のショーケース展示となっており、とくに導線はナシ。気になるコーナーからどんどん見ちゃいましょう! 会場中心には、イベントの目玉のひとつである「光の国」をイメージしたお立ち台コーナーも!
会場までの道中はコチラ!
「水道橋駅」から会場までの行き方は複数ありますが、一番わかりやすく間違わないのが、このルート。大人で6分、子供連れで8〜10分くらいです!
それでは早速見所を! ズバズバッと行きます!
広報担当によると、展示総数はなんと200数十点!
昭和ウルトラマンを中心に、気になるモノだけ見繕って紹介します!
DNA/1【ウルトラQ】
1966年1月〜同年7月放送/TBS系。記念すべきウルトラシリーズ第1作。
第28話「あけてくれ!」や第7話「SOS 富士山」などの撮影で、実際に使われた小道具類が目の前に! 倒れている人形「タケル」は、怪獣の背中に乗っていたもの! 中央にあるのは、火星怪獣ナメゴンの眼!
DNA/2【ウルトラマン】
1966年7月〜1967年4月放送/TBS系。ウルトラマン関連だけでも、ザッと13点も。注目は壁掛けのマスク。
【↑】A〜Cまでの3タイプあるマスクのうち、BとCを展示。口元の形状が微妙に異なり、なんと放送当初(A)は口が稼働式だったそう。
【↑】で、出たー。カラータイマーです!! 実際に撮影に使った現物。1灯2色切り替え式ではなく1灯1色。右の青タイマーは、内部に青いセロファンを仕込み色を変えているそう。
【↑】科学特捜隊の制服! その胸元には、あのベーターカプセル(レプリカ)が! 制服やヘルメットは当時モノ。
【↑】子供時代、怖くて眼をそらした記憶がある“ニセウルトラマン”のレプリカマスク。
【↑】手前にあるのは流星バッヂ。右が前期、左が後期。左奥に見えるのは、シーボーズを宇宙へ返すために製作したロケットの一部。撮影に使った本物です!!!!
【↑】こちらはウルトラマンの基礎となる雛形。実際に造型を担当された方(佐々木明さん)が、後年、再度製作したものという。
DNA/3【ウルトラセブン】
1967年10月〜1968年9月放送/TBS
話のスバラシサ、斬新さからいまなお熱く支持されているセブン。セブンといえばの、あれが眼の前に!!
【↑】セブンマスクも2タイプ展示。放送当時に複製された最終型のDタイプと、それをベースに再現した初期のAタイプ。なにが違うか、会場でお確かめを!
【↑】ぬおおおおお〜っと、思わず声を上げそうになったアイスラッガー。なんと少しずつ進化していたそうで切り込み部などのアールや正面の溝の有無など、微妙に違う!
【↑】飛行シーンに使った三尺(約90㎝)のミニチュア。下から見ると、どことなくセブンが半笑い・・・。
【↑】ウルトラマン好きのちびっ子はみな真似をし誰もが欲しがったアイテム、ウルトラアイ!
【↑】警備隊の衣装はアンヌ隊員、ヘルメットはアマギ隊員のもので、後者は実際に撮影で使用(ご本人のサイン入り)。
【↑】セブンを助けるカプセル怪獣「ウインダム」の頭部。ラテックス製にオリジナルをベースに、FRPで製作したレプリカ。造型、かなり複雑です!
DNA/4【帰ってきたウルトラマン】
1971年4月〜1972年3月/TBS系。セブン終了から数年の小休止を挟み、再開されたシリーズ第4弾。
【↑】撮影で実際に使われたオリジナルマスク。約50年ものです! 奥の戦闘機「マットアロー1号」はレプリカ。
【↑】警備隊MATの制服は丘隊員、ヘルメットは南隊員のそれぞれオリジナル。手前の拳銃のような「マットシュート」も同様で、電気で発火する金属製とか。
【↑】マットアロー1号・2号の内部の設定を示す、大澤哲三さんによる図解設定書。設計者の熱量が感じられる、手書きの注釈入り。
DNA/5【ウルトラマンA】
1972年4月〜1973年3月/TBS系
男女の合体変身で知られるA(エース)。展示品は少なめで7点。
【↑】僅かな傷も残る、撮影当時のオリジナルマスク。
【↑】超獣攻撃隊「TAC」のオリジナル制服。北斗隊員版。右奥には「ウルトラリング」(レプリカ)も!
【↑】北斗隊員のヘルメット(写真左奥)、TACガン(左手前)はともにオリジナル。右奥のTACアローは、着水シーンの撮影で臨場感を出すため、内部が石膏で埋められているそう。
DNA/6【ウルトラマンタロウ】
1973年4月〜1974年4月/TBS系。ウルトラの母の登場も大きな話題に。シリーズ第6弾。
【↑】タロウのマスクはオリジナルの初期型。大きな手のひら(右手)は、登場シーンの撮影用。
【↑】主人公が肩に付けていた「ウルトラバッヂ」。展示品はレプリカ。
【↑】宇宙科学警備隊ZATの制服、ヘルメット、ガンはすべてオリジナル。
【↑】撮影で実際に使用した、オリジナルの特殊車両「ラピットパンダ」や戦闘機「コンドル1号」。
【↑】ウルトラマンAのコーナーにもある「ウルトラの父」マスクは、タロウコーナーにも。じつは微妙に仕様が違ってます。マスク内も必見!
【↑】ウルトラの母(放送当時オリジナル)と、少年時代のタロウのマスク。タロウマスクは1984年公開映画「ウルトラマン物語」の際に製作した型から、後年再制作したレプリカ。
エース&タロウと写真を撮ろう!
会場隅にエースとタロウが。お触り禁止ですが、近くに行っての撮影はOK! ぜひ記念に。
DNA/7【ウルトラマンレオ】
1974年4月〜1975年3月/TBS系
弟のアストラや、キングの登場でも知られるシリーズ第7弾。
【↑】劣化が激しく現存わずかとなったスーツを使い、マネキンで補強して胸像に。マスクもオリジナル。
【↑】シリーズを彩った、レオ、キング、アストラのマスク。手前中央には「レオリング」(レプリカ)も。
【↑】宇宙パトロール隊「MAC」の制服やヘルメット。もちろんオリジナル。
DNA/8【ウルトラマン80】
1980年4月〜1981年3月/TBS系。アニメ「ザ☆ウルトラマン」を挟んだシリーズ第9作。主人公が教師、女性ウルトラマンの登場と、2〜7作とは大きく設定が異なる。
【↑】写真左「80(エイティ)」はオリジナル、右のユリアンはレプリカ。
【↑】第47話で登場する大技「ダイナマイトボール」の撮影のために製作した発泡スチロール製。激しい劣化が時間の経過を物語る。脇の空きスペースに並んで記念撮影する人、きっと多いはず!
【↑】地球防衛軍「UGM」の制服、ヘルメット、ライザーガンなど、すべてオリジナルの当時モノ。
これ、超必見!光の国が会場に!
会場中央には、各時代を彩った人気ウルトラヒーローがズラリ! その数11体。絶好のフォトスポットですが、じつは20分に1度、光と音、スモークの胸躍るパフォーマンスが行われます♪
【光のパフォーマンスショー】
DNA/9【ウルトラマンG】
1990年/海外。オーストラリアで製作した海外版ウルトラマン「G(グレート)」。
【↑】手前は遠景撮影用に製作された稼働式ミニチュアだが、ウレタン製のため劣化も激しい。
【↑】飛行シーンに使われたミニチュアグレート。
DNA/10【ウルトラマンパワード】
1993年/海外。アメリカ・ハリウッドで製作された海外版。1995年にTBSで放送。
【↑】特徴的なカラータイマーをはじめ、撮影用ミニチュア、マスク、さらに検討用の最終雛形と盛りだくさん。胸像は広報担当によると、放送当時現地でイベント用に製作されたものという。
【↑】ケイン・コスギさんら隊員が着用したユニフォームやヘルメットなども(着用者不明)。
こんな展示も!
【↑】拳側を大きく、足側をすぼめてデザインし迫力を強調したミニチュア。別名「ぐんぐん人形」と呼ばれているそう。
【↑】「ウルトラマンガイア」や「同ダイナ」「同マックス」ほか、各ブースには実際に飛行シーンで使われたミニチュアも多数あり。
【↑】ファンならずとも思わずおおお〜と見入ってしまう、ヒーローたちのデザイン決定稿や初期デザインの原画展示も♪
【↑】半世紀近く前のものなど、時代を感じさせるポスター展示もズラリ。ほかの円谷作品もあり。
【↑】口絵、挿絵、プラモデルのボックスアート界の巨匠「梶田達二さん」の原画展も。
DNA/11【そのほかの円谷作品】
会場にはウルトラマン以外の、懐かしい円谷作品も多数。その一部がコレ!
【怪獣ブースカ】
いまなお根強く支持されているブースカの着ぐるみほか、実際に撮影で使われたブースカの尻尾やラーメンどんぶりなども!
【トリプルファイター】
赤・青・黄色の信号機イメージさせる3色ヒーローが、合体して最強の最終形となる画期的な構成で知られる。
【ミラーマン】
1971年12月〜1972年11月までフジテレビで放送。背面に主人公を演じた石田信之さんのサインも。
【ジャンボーグA】
1973年にテレビ朝日系で約1年間放送。巨大ロボという設定。右側にチラッと背面が見えるのが2号機ロボ「ジャンボーグ9」。
豆知識
【撮影は!?】
OK! ただしスチールのみ。動画禁止、ストロボ、三脚も禁止です。
【触れる!?】
お触り厳禁。ほとんどの展示物はケース内に収まっていますが、一部手の届く展示も。ご注意を。
【飲食、ベビーカー、ロッカーは!?】
飲食禁止。トイレも会場外です。ベビーカー入場は可能ですが、混雑時は畳んでの入場をお願いする場合もあるとのこと。ロッカーはありません。
【再入場は!? 】
できません!
【物販は!?】
あります! 会場端に専用コーナーがあり、販売総数は500点以上。多くは、通信販売での扱うそうですが、うち10数点は会場でしか売らないとのこと。内覧会当日はまだ準備中で撮影できませんでしたが、詳細は公式サイトヘ!
同日開催のレセプションではこの方も。
9月4日に行われた内覧会(別会場)では、「ウルトラマン」のスーツアクターであり、「ウルトラセブン」のアマギ隊員で知られる俳優の古谷敏さんと、「ウルトラマン」にフジ・アキコ隊員役で出演された女優の桜井浩子さんが登場。
お二人は、期間中4日間だけ行われる「ウルトラマンシリーズ・歴代出演者のトークショー」にもご出演。
詳細は公式サイトでご確認を! *古谷さん・桜井さんご出演の9月5日開催のトークショーはすでにチケット完売とのこと。
今回のレポートのまとめ
●貴重すぎる造形物、資料が盛りだくさん
●とくに昭和世代ウルトラマン関連が充実
●撮影もOK!
●光の国のミニショーもある
●関連グッズを扱う物販充実
いかがでしょう!? 館内は比較的コンパクトですが、展示物が多くあっという間に時間はすぎてしまうはず。とくに昭和人にとって馴染み深い展示が多いため、子供たち向けというよりは、お父さん向けかも!? 懐かしのあの時代へ、ディープにタイムスリップしてください!
(c)円谷プロ
(c)円谷プロ (c)ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
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(c)円谷プロ (c)Eiichi Shimizu、Tomohiro Shimoguchi (c)ULTRAMAN製作委員会
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