2024.04.19

特集記事

文・写真: 山さん
2020.10.31

終了しました

『ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL&BEYOND』 ミッキーの過去、現在、未来を感じるアート展が気になる♪

ミッキーマウス展 ミッキーマウス展ミッキーマウス展

子供も大人もみーんな大好きなディスニー! そのもっとも有名なキャラクターである「ミッキーマウス」をフォーカスした展示会が六本木で開催中です! つねに時代をリードし続け、誕生から90年以上たっても色褪せないミッキーの進化を、アート目線で感じる展示会とはどんなものか!? 会場の模様をどどどーっとご紹介します!

*掲載内容は2020年10月29日開催の内覧会時点での情報であり、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
(C)Disney

 

 

 

ミッキーマウス展 ミッキーマウス展

 

EVENT DATA

ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND

大人向け
親子大歓迎
物販あり
館内トイレなし
ベビーカーOK
撮影OK(一部除く)

場所森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木六丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー52F)
最寄り駅地下鉄「六本木駅」3番出口から徒歩6分、「麻布十番駅」7出口から徒歩9分
入館料【大人/大学生以上】2800円、【中高生】2000円、【小学生】1200円、【未就学児】無料
開催日程2020年10月30日(金)〜2021年1月11日(月・祝)
開館時間10:00~20:00 *入館は30分前まで/火曜日は17:00閉館(例外日あり)
休館日無休(年末年始も開館)
公式サイトhttps://mtob.exhibit.jp

 

ミッキーマウス展ミッキーマウス展

 

 

 

「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL&BEYOND」とは!?

ミッキーマウス展

 

1928年のスクリーンデビュー以降、幅広い世代から支持されている希有なキャラクターであるミッキーマウスを題材に、現代アート界の気鋭クリエイターが個々の感性で仕上げた作品群が集まる一大アート展。
 
2018年11月〜2019年2月にニューヨークで開催され大盛況となったイベント「MICKEY:THE TRUE ORIGINAL」がベースとなっており、今回の日本展は、ニューヨーク展から選りすぐった作品を展示するだけでなく、“未来”にも目を向けた作品を追加と、日本展独自にブラッシュアップされてた内容となっています。

 

ミッキーの生みの親であるウォルト・ディズニーさんが、創作活動のなかでずっと大切にされてきた理念。

 

●「革新=INNOVATION」
●「創造力=CREATIVITY」
●「想像力=IMAGINATION」
●「物語性=STORYTELLING」

 

この4つを見失うことなく、作品から発信されるミッキーの新しい魅力や、無限大に広がる可能性を感じ取ることができるのでは♪

ミッキーマウス展

【↑】会場のレイアウトもかなりゆったりめ。会場内は行き来自由なため、気になる作品からご覧あれ。

 

対象年齢は!?

比較的大人向け

実際に会場を訪れて感じた印象を1つお伝えすると、今回の展示会は、親子でワイワイと盛り上がるような“遊び的”要素や、来場者が自ら体感するイベント的なもの、さらにその場の空間全体が作品と化す、昨今増えているインスタレーション的な要素は薄く、ゆっくり、じっくり、かつ静かに鑑賞する大人向けな内容と強く感じました。
 
直接触れ合う展示会ではないため、一部を除き、小学生以下のちびっ子には少々内容が難しい!? (といいつつ、ミュージアムショップには子供受けが良さそうなアイテムが数多く販売中です!)。
 
掲示ボード等もすべて大人目線。複数人やご家族での来場ももちろんOKですが、じっくり世界観に浸りたいのであれば、あえて1人で足を運ぶのも断然オススメですヨ!

 
 

鑑賞時間は!? 撮影は!?

1時間〜1時間半

21作家全49作品が展示。その内容も絵画系、立像系、映像系と、緩急ついており見応え抜群デス♪
 
映える作品が多く、その大半は撮影可能です。作品と来場者を分ける仕切りのようなものは、一部作品前の足元にラインが引いてある程度。思わず触れたくなる作品ばかりですが、お触りは厳禁! 館内スタッフさんも一般的な美術館よりもかなり多い印象でしたので、どこまで近づいていいのか判らない場合は、お尋ねを。
 
ミッキーマウス展

【↑】ごく一部の作品が撮影禁止となっており、その印がコレ。禁止マークもミッキーなんです♪

 

 

 

それでは早速見所をご案内!

会場は大きく3つのエリアに分かれており
 
●THE ORIGIN/原点
●THE TRUE ORIGINAL/現代
●& BEYOND/未来
 
で構成。うちTHE ORIGINと& BEYONDが、ニューヨーク展にはなかった日本展だけのオリジナルとして追加し構成されています。
 
 

エリア/1【THE ORIGIN】

ミッキーマウス展

現在まで90年以上に渡り続くミッキーマウスの栄光の歴史は、世界初の短編トーキーアニメーションである、1928年に公開された『蒸気船ウィリー』から始まりました。
 
第1エリアである「THE ORIGIN」では、『蒸気船ウィリー』に加え、公開80周年を迎えた『ファンタジア』(1940年)という、ディズニー映画の基礎を築いたエポックメイキングな2作品をフォーカス!
 
 
【蒸気船ウィリー】(1928年)

ミッキーマウス展ミッキーマウス展
 
会場入ってすぐに目にするのが、このエリア。ミッキーマウス、そしてディズニー映画の原点ともいえる作品を映像紹介(←あの有名な口笛シーン、見れます!)するほか、作品の世界観を追体験できるよう、オブシェとして展示。さらに必見は、作品の絵コンテであるストーリースケッチ(複製原画)の展示もあること! 作品の息吹を肌で感じるスポットです!
 
余談ですが、作品が公開された1928年11月18日は、ミッキーの誕生日となっているそう!

ミッキーマウス展
【↑】エリア内のオブジェ前ではもちろん記念撮影OK! 映画の世界観を大切にした白黒という構成も、とてもノスタルジック♪

 
【ファンタジア】(1940年)
ミッキーマウス展

音楽と動きをリンクさせた作品として、いまなお世界中で愛され続けている「ファンタジア」。そんな当時としては革新的といえる技術を駆使した作品を、“ウォルトがいまでも生きていたらどう表現する!?”との問いの元、現代の最新技術を使って表現した映像エリア。5枚の大型スクリーンを使い繰り広げられるファンタジアのを堪能あれ。
 
ちなみに上映はファンタジアの中から抜粋した、1本7分の作品を繰り返し上映。撮影自体は可能ですが、撮影可能作品、撮影角度が厳格に指定されていますご注意を!

 

 

 
 

エリア/2【THE TRUE ORIGINAL】

ミッキーマウス展

ミッキー誕生90周年を祝い、来場者が作品と会場と一体になれる没入型インスタレーションイベントとして大盛況を収めた展示会「MICKEY:THE TRUE ORIGINAL」で出展された作品を厳選して紹介する“現代”エリア。
 
創造性溢れる色彩豊かな作品から、驚きの立体作品など、目を見張るミッキーが会場の至るところに!

 

【Hiding Mickey】(ダニエル・アーシャム/2018)

ミッキーマウス展

来場者が思わず「おおおお〜っ」となりそうなのが、この作品。Hidingとは隠蔽、隠すという意味。壁に沿ってミッキーのフィギュアを伸ばすという手法に圧倒。正面、横と、じ〜っくりご確認あれ。写真映えする絶好のフォトスポットです!

 

【(L)imitation of Sound】(ブライアン・ロエッティンガー/2018)

ミッキーマウス展

ウォルト・ディズニー・プロダクションの漫画家が描いたオリジナルコミックに使われている、漫画特有のオノマトペ(擬音表現)や言葉を抜き出し構成した圧巻の作品。壁一面に広がる作品に圧倒されるはず!

 

【Velvet Laughter】(ターニャ・アギニガ/2018)

ミッキーマウス展
今展唯一となる天井吊り下げ。見る人が慰められ、インスピレーションをもらえる作品にしたとのこと。ブランケットや綿、ポリエステル、ベルベット、さらにぬいぐるみと、様々な素材を組み合わせて表現。
 

【Bale Variano No.0026(Ode to Mickey Mouse,My First Love)(シニク・スミス/2018)

ミッキーマウス展

いろいろな時代のミッキーのぬいぐるみを使った巨大タワー。使ったぬいぐるみ数や正確な数値は判らないとのことですが、目視では約2.5mくらいありそう。映えスポットです!

 

【Toon Town 1991】(マイケル・ジョン・ケリー/2018)

ミッキーマウス展

ミッキーの特徴をシルエットとして明確に落とし込みつつ、大胆な色彩で表現した油彩・アクリル・インクを使ったアート。

 

【Mickey’s Japan Tourism】(田名網敬一/2018)

ミッキーマウス展

ポップアート界のパイオニアであり、サイケデリックな画風で知られる日本人アーティストによる作品。デジタルプリント、シルクスクリーンプリントのほか、ガラスも使っているそう。

 

【Exactly(Mickey Mouse)】(ブライアン・ブレス/2018)
ミッキーマウス展
無数に並ばれたミッキーの後ろで、なにかが、う、動く・・・。ぜひ直接見て頂きたい作品です!

 

【Studio for Mickey’s hands】(ハビエル・サンチェス・メディナ/2018)
ミッキーマウス展

天然素材を使った作品作りを行っている工芸家が、ミッキーの印象的な手をアート作品に♪ 影までが作品かは不明とのことですが、きっとアナタも立ち止まって見入ってしまうはず。

 

【Untitled T-Shirt(NONAGENARIAN)】(アマンダ・ロスホ/2018)

ミッキーマウス展

クラシックなミッキーのTシャツのスケールを変え、1つのアート作品に。その大きさは会場で♪

 

【3000% Mickey BEARBRICK】(DRx/2018)

ミッキーマウス展

ロスを拠点に活躍されているDRx(ダレン・ロマネリ)さんの作品は、お馴染みのベアブリックを、様々な時代のビンテージテキスタイルTシャツでデコレーション♪

こんなシアタールームも!
エリア奥には、原点である『蒸気船ウィリー』をベースに、個々のアーティストがモダンな感覚で再構築した作品を上映するシアタールームが。オリジナル版と比較しながら、35編の作品を7分にまとめ連続上映。 ■『Steamboat Willie Redux』/上映終了後1分間の休止あり
ミッキーマウス展

 

 

 
 

エリア/3【& BEYOND】

ミッキーマウス展

ミッキーが歩む“未来”はどんなカタチ!? をテーマに、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのアーティスト5人と、5人の日本人アーティストがそれぞれの視点で製作した全11作品。その一部を抜粋してご紹介します!
 
 
【Future Mickey】(エリック・ゴールドバーグ/2020)

ミッキーマウス展

『アラジン』(1992)のランプ魔神“ジーニー”の生みの親でもあるエリックさんの作品は、広大に空間の中で扉を開く絵を描き、その先に広がる無限大の未来を表現。

 

【Pie-Eyed Wonder】(ポール・フェリックス/2020)

ミッキーマウス展

『ターザン』(1999)や『ベイマックス』(2014)など、数多くの作品に携わってきたポールさんは、2作品を展示。そのうちの1つがこの作品。恐る恐るなものの、扉の先に広がる期待に胸を膨らませる様子がたまりません♪

 

【Dancing Into the Future】(グリゼルダ・サストラウィナータ=ルメイ/2020)

ミッキーマウス展

ダンスは世界共通のポジティブの象徴ととらえ、『ファンタジア』の“魔法使いの弟子”から着想を得て製作。グリゼルダさんは『アナと雪の女王』(2013)、『アナと雪の女王2』(2019)などのコスチュームデザインを担当された方です。

 

【Untitled】(河村康輔/2020)

ミッキーマウス展

コラージュアーティストである河村さんの作品は、見る人がそれぞれの感覚で思い浮かべることができるよう、あえて表情を封印。作品の美しさよりも、自分のアイドルであるミッキーへの“気持ち”を優先し製作したとのこと。

 

【ZEN Mickey】(書道家 万美/2020)

ミッキーマウス展

ミッキーのシンボリックなカタチを、書と切っても切り離せない“漢字”と解釈し、茶室風の空間内で大胆に表現。200枚近くも書き上げたなかのベストを掛け軸に。その下に重なる書は完成系を導くまでの成長過程を示すそう。

 

【LOVE】(添田奈那/2020)

ミッキーマウス展

普段見慣れたミッキーとは違う過去の姿を抱きしめる姿をモチーフに、一部立体的アプローチも駆使。ミッキーが辿った歴史や、時代と共に変化したミッキーをアートとして表現。

 

 

エリアで出口にはこんなメッセージも!

ミッキーマウス展

すべての作品を見終わった先には、有名なあのメッセージが。

 

 

 

ミュージアムショップが充実!

グッズ販売点数、なんと400点越え

館内ラストにあるミュージアムショップは、ミッキーファン、ディズニーファン歓喜の充実ぶり。イベントオリジナルグッズ200点(←すべて日本展オリジナル!)を含む、400点以上を販売中です。1万2000円以上購入すると、先着2790名様にオリジナルモバイルバッテリーがプレゼントされる特典も♪
 
*ちなみにショップを利用できるのは、入館者のみです!

ミッキーマウス展

取り扱いグッズの一部はディスニー公式オンイランサイトでも販売!

https://shopdisney.disney.co.jp/special/mickey-mouse-exhibition.html

 

ミッキーマウス展

グッズ購入は現金、カード、〇〇payなど、ひと通りOK! レジ待ちの印となる、床のソーシャルディスタンスマークの足型はもちろんミッキー。ディズニー社認定とのこと!

 

 

今回のレポートのまとめ

ミッキーマウス展

●過去・現代・未来の3時代に渡るミッキーの進化を作品化
●アッと驚く作品から写真映えする作品も多数
●絵画作品だけでなく映像作品もあり
●ミュージアムショップが驚異的な充実度!

 

いかがでしょう!? 会期は2021年1月11日(月・祝)まで。年末年始も無休で開催中ですので、ぜひ足をお運びあれ。ミッキーに興味があるなしに関わらず、美術展示会として、興味深い内容となっていますので、美術ファンの方もぜひ。来場者特典としてオリジナルエコバッグがもらえますヨ♪

 

ミッキーマウス展
(C)Disney

 

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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