2025.12.05

特集記事

文・写真: 山さん
2025.10.31

終了しました

【ジャパンモビリティショー2025】 未来が見える! 乗りモノ&動くモノの大型祭典が東京ビッグサイトで!

ジャパンモビリティショー2025 飛行機や車 会場風景

自動車を筆頭に、陸・海・空で活躍する、好奇心を刺激する“動くモノ(モビリティ)”が集まった2年に1度の祭典がスタート! 高校生以下は無料!! 親子で行っちゃいましょう〜。2回に分けてリポートします!《2025.11.9まで》

*掲載情報は2025年10月29日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

イベント概要

『ジャパンモビリティショー2025』

高校生以下無料
撮影OK(写真・動画)

開催地東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
開催期間(一般公開日)2025年10月31日(金)~11月9日(日)
開催時間開催日により異なる
当日入場料3000円 *高校生以下無料
休催日会期中無休
最寄り駅りんかい線「国際展示場駅」より徒歩5分、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」より徒歩3分
主催日本自動車工業会
告知サイトhttps://www.japan-mobility-show.com/

【ジャパンモビリティショー】とは!?

ジャパンモビリティショー2025 入り口の看板

最新モノ、話題モノ、未来モノと、多彩な“動くモノ”や、その技術が集う、2年に1度のビッグイベントです!

1954年にスタートした「東京モーターショー」が、前回から名称を『ジャパンモビリティショー』に変更し、カテゴリーも、それまでのクルマ中心の展開から、飛行機や船など、陸・海・空で活躍する動くモノへと拡大。

クルマ好きでなくても楽しめる、幅広いジャンルのカテゴリーを楽しめるイベントとなりました。

東京ビッグサイト ジャパンモビリティショー2025

会場は前回同様、2路線からアクセスできる「東京ビッグサイト」です。

そんな新生『ジャパンモビリティショー』の通算2回目となるのが今回も、前回同様、「見る」「乗る」「知る」「やる」を楽しめる内容となっており、出店社数は500社以上。過去最多となっています!

ジャパンモビリティショー 会場風景

今回も残念ながら海外自動車メーカーの出展は僅かでしたが、お膝元である日本の自動車メーカーは、各社ブース作りにもこだわるなど、気合い入ってます!

導入部はこれくらいにし、早速会場の様子を覗いて行きましょう〜。

乗り物、いろいろ!

『ジャパンモビリティショー』最大のポイントが、クルマに限定せず、様々な乗りモノ、動くモノに出会えること!

ジャパンモビリティショー2025 出展新型車

センチュリーやエルグランドなど、間もなく発売されると予想される、近い未来の新型車が多数お披露目されるほか……

ジャパンモビリティショー2025 出展車

キッズもワクワクする、未来のコンセプトスポーツカーたちがブースを賑わせていたり……

ジャパンモビリティショー2025 いすゞ 自動運転バス

いすゞ・エルガEV 自動運転バス

バスやトラックなど、最新の自動運転や水素を活用したエコな「はたらくくるま」が、間近でじっくりと観察できたり……

ホンダジェット トヨタ垂直離着陸機

トヨタ・垂直離着陸、ホンダジェット

自動車メーカーなどが開発した、でっかい「空の乗り物」があったり……

ジャパンモビリティショー カワサキ S×S クロスバキー

カワサキ・TERYX5 H2 DELUXE

子どもたちが歓喜しそうな、アニメの世界から飛び出してきたようなワイルドなクルマがあったり……

BRIDGESTONE エアフリー 送迎車

ブリヂストンの空気を必要としないタイヤ、「AirFree」を装着した電動バスは富山駅で運行中!

一部エリアですでに試験導入が始まっている、近未来の乗り物があったりと、いろいろあります!

10年後の未来を先取り!

ジャパンモビリティショー2025 フューチャーツアーゾーン

展示物の幅広さ、ユニークさでは『Tokyo Future Tour 2035』エリアが断然オススメ! 10年後の未来を予測した様々なモビリティが展示されていますが、なかには10年もかからず実用化できそうなものも。

ジャパンモビリティショー2025 自走発電風景

ワイヤレス走行給電の様子

会場は「西ホール 1F」と、端のほうにあります。しかも会場全体がなぜか暗いなど、隅っこに追いやられている感は否めませんが(汗)、ぜひ訪れてほしいエリアです。

通常の4輪や2輪の世界にはない個性的な展示物を実際に見れるほか、一部は実際に体験もできちゃいます♪

ジャパンモビリティショー2025 スカイドライブの空飛ぶ自動車

スカイドライブ・空飛ぶクルマ

同エリアには、大阪・関西万博にも登場し話題を集めた「スカイドライブ社」が、大阪メトロやJR九州など、現在4つの鉄道会社と業務提携しながら進めている最新の空飛ぶクルマとともに出展。その大きさに、まずびっくりするはず。

ジャパンモビリティショー2025 スカイドライブの空飛ぶ自動車 シート

展示モデルはあくまでコンセプトとのことですが、全長11.5m×全幅11.3m×全高3mという巨大さで、パイロット含め前後に3人が乗車できる電動モデルとなっていました。

空中を飛んでいる映像

1回の充電で最大40㎞程度の航続が可能で、最高速は時速100㎞程度。2028年度には、国の認可が取れる予定なんだそう。ちなみに実際に乗り込んでのシミュレーション体験が可能。ぜひ体験してみて!

ジャパンモビリティショー2025 商船三井の水素船

商船三井・ウインドハンター

この独特な形をしたものは「船」。……といっても客船ではなく、航行することで水素を作り出す「水素生産船」なんです。

水素を安定的に生産する1つの提案となるもので、航行すると、ボディ底に設置されたスクリューがまわり発電し水素を生産。航行スピードが速いほど多くの水素が生み出せるため、前後左右に12本の巨大な「帆」を設け、エンジン出力を強力にアシストして航行するそう。

現在小型ヨットでの試験が東京湾で開催されており、ご覧の生産船としては2030年以降の実用化を目指しているんだとか。

ジャパンモビリティショー2025 トヨタ 開発中のタコ

トヨタ・マザーシップ

頭上に掲げられたこの「タコ」のようなものは乗り物ではなく、「発電」「物流」「通信基地」と、多彩な能力を発揮できることが期待されている、トヨタ自動車が進めている話題事業。

横幅10mもある巨大なもので、高度1万mくらいまで上昇させ、上空を流れる気流等を利用して生活をサポートする新しいインフラとすべく、2018年から開発しているそう。

ちなみにトヨタが「タコ」を開発!? なんて意外な気もしますが、なんでも創業者はタコ好きだったそう。トヨタにとって、「タコ」はある意味身近なものでもある!?

ジャパンモビリティショー2025 ミズノ 早く走れるシューズ

ミズノ・モビラリアβ

見るからに瞬発力が上がりそうなこちらは、「ミズノ」が開発した、“板バネの力を利用して楽に走れる”シューズモビリティ。

シューズを支えている、地面と接しているフレームのような部分がカーボンFRPで造詣された板バネ部。

ミズノが長年行っている競技用義足開発で培ったノウハウをもとにしており、どんなシューズにも対応できるものではないものの、かかと部分と連動している靴紐を調整することでしっかりとホールド。ビックリするほど早く走れるそう! 普段使いとしても欲しい……。

ジャパンモビリティショー2025 日産サクラ

日産・Ao-Solar Extender (あおぞらエクステンダー)

こちらは「日産」が開発している、EV時代を見据えた、天井ソーラーシステムのコンセプトモデル。

電気自動車「サクラ」の天井には特別なソーラーパネルが追加されており、なんと前側に大きくスライド! 自動車の天井はいうほど広くなく、おのずと発電量に限界があるため、面を単純に増やしてはどうか!? との発想から形となったもの(発電量は天井部で300W、延長部で200W)。

年間最大で、3000km程度の電力を確保できるポテンシャルがあるそうで、面倒な外部充電の手間も相当省けそう! 停車時に起動させるシステムのため、例えば夏場であれば、(充電しながらの)フロントガラスの日よけ効果も期待できる!

ジャパンモビリティショー2025 トヨタ移動シアタートラック

トヨタ×TOPPAN・モバイルイマーシブシアター

トヨタとTOPPANが共同出展した「モバイルイマーシブシアター」は、トラックの荷室のような車輪の付いたボックススペース(トレーラー)を使った活用例。

今回は日本の四季の映像を鑑賞する1人用の没入(イマーシブ)ボックスとして展開したもの、トレーラー自体の用途はいろいろ。観光地のPR映像を流してみたり、移動展示室として利用したり、工事現場の移動事務所や更衣室などにもなったりと、様々な活用が可能とのこと。

高速道路上の工事や史跡等、新たに施設を建てることができない際にフレキシブルに使えそう。

ジャパンモビリティショー2025 村田製作所 動く石

村田製作所・エコーブ

村田製作所」ブースで見つけたこの妙なモノは、大阪万博にも出品され話題を集めた、不思議な石ころ「エコーブ」。

特殊な振動で、引っ張られるような感覚を味わえる「3Dハプティクス」と呼ばれる技術を使ったカプセルのようなもので、直感的にわかりやすい機能性を生かし、例えば目的地への誘導や、視覚障がい者の移動支援などのシーンでの活用を狙って開発。

耳に近づけると音が聞こえてきたり、色が変わったりと、手のひらサイズの、文字通り“不思議な石”なんです! もちろん体験可能です。詳しくは公式動画で!

ジャパンモビリティショー 会場風景 suzuki

スズキ×アプライドEV・貨物車

このかわいらしいルックスのクルマは、未来の運搬車。

自動車メーカー「スズキ」と、オーストラリアのスタートアップ企業「アプライドEV社」が共同で開発した、人手不足を解消するための、“自動運転”の貨物運搬車です。

テーマは、“人を使わず、いかにモノを運ぶか”と担当者。モノを運ぶだけでなく、キットを追加して、例えば水まき車や芝刈り車として使うなど、様々な可能性を模索しているそう。

大人気のジムニー風のルックスも粋!

ジャパンモビリティショー2025 小型三輪移動モビリティ

ロイズテック・ラプター

この3輪の乗り物「ラプター」は、F1カーのカーボン製造などを行っている「RDS社」と「千葉工業大学」が共同出資したスタートアップ企業「ロイズテック社」の提案で、プラットフォーム型モビリティ(EV)と呼ぶもの。

最大の特徴は、下部のベース部分と、上部のデザイン部分(架装)が自由に分離できる構造となっており、ベースはそのまま上部だけを交換することで、異なる用途に対応するフレキシブルなものなんです。

バイクのようにまたがって乗ったり、ときに荷物の運搬用として活用したりと利用方法はいろいろ。会場には、現役F1ドライバーである、角田裕毅選手とのコラボモデル『Sparrow Tsunoda Edition』も展示されています!

ジャパンモビリティショー2025 ポケモンライド コライドン ミライドン

©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

ホンダコライドン&トヨタミライドン

「株式会社ポケモン」と「ホンダ」、「株式会社ポケモン」と「トヨタ」がコラボしたことで話題の、キッズ歓喜のモビリティ『ホンダコライドン』と『トヨタミライドン』も登場!

赤の『ホンダコライドン』は、ゲーム「ポケットモンスター スカーレット」内で出会える「コライドン」を、青の『トヨタミライドン』は「ポケットモンスター バイオレット」内で出会える「ミライドン」をベースに開発されたもの。

両者ともに細部まで精巧に作られており、例えば『トヨタミライドン』では、4足モードとドライブモードが自在に変わる変形マシンであったり、両者ともに瞬きをしたり、口を開けたり、頭を動かしたりと、生きているように動くんです!

『ホンダコライドン』は8月に鈴鹿サーキットで実際に自立走行したほか、9月にはもてぎで有人走行デモンストレーションを実施し大きな話題となりました。

そもそも2台同時展示となること自体、初とのこと!

ちなみに両者は見るだけでなく、『ジャパンモビリティショー』では、身長100㎝以上のキッズ限定で乗ることもできるんです。事前予約制。予約はイベント公式アプリから!

対話型ナビ「Saya」ちゃん!

ジャパンモビリティショー2025 ナビゲーター サヤ

Tokyo Future Tour 2035』エリアには、エリア内の解説等を行ってくれる、ツアーナビゲーターのSayaちゃんと呼ぶ、AIを使った対話型モニターが設置されています。

Sayaちゃんは、フル3DCGのオリジナルキャラクター。人のような自然な動く対話型システムで、モニター前に立つと話かけてくれるんです。

エリア内には7台用意されており、うち4台は特別仕様となっており、体験者の好みなどを聞き出し、その人にあう未来のモビリティを提案する機能が付いていること!

実際体験した印象では、周囲のノイズを拾いやすいようで、思うようにいかない場合もありますが、タイミングを狙ってぜひ体験してみてください。

続けてレポート第2弾も!

ジャパンモビリティショー2025 バナー

https://osotoiko.com/area-info/outdoorspotreport-626

いかがでしょう!? 単純に「クルマ」を紹介するのではなく、様々な動くモノに出会えるこのイベント。好奇心旺盛な小学生たちには、とくにおすすめ。体験展示も多く、いろいろな乗り物に乗れますヨ〜。第2弾レポートもお楽しみに!

今回ご紹介した記事は 

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以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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