
【ジブリの立体造型物展】 胸躍る再現展示多数! 立体造型物で楽しむジブリ展が天王洲で!

世界で愛されるスタジオジブリの名作群を、超絶リアルな“立体造型物”として楽しめる話題展が天王洲でスタート! スクリーンを飛び出してきたような作品群は圧巻! 2025.9.23まで開催と、夏休み中もやってます。行かなくちゃ!
*掲載情報は2025年5月27日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
『ジブリの立体造型物展』
開催地寺田倉庫 B&Cホール/Eホール(東京都品川区東品川2-1-3)
開催期間2025年5月27日(火)〜9月23日(火・祝)
開館時間9:30~20:00 *入館は閉館1時間前まで
通常入館料【大人】1900円、【中高校生】1600円、【小学生】1200円
休館日会期中無休
最寄り駅りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩4分、東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」中央口より徒歩5分
主催日本テレビ、博報堂、ローソンチケット、ディスクガレージ、第一通信社、TOKYO FM
特設サイトhttps://rittai-ghibli.com
【ジブリの立体造型物展】とは!?

名作・傑作を次々と世に送り出し、アニメーションの世界に多大な足跡を残し続けている「スタジオジブリ」がこれまで手掛けた作品の名シーンを、驚くほどリアルな“立体造型物”で紹介していく話題イベントです!

『となりのトトロ』 メイちゃんが落ちたトンネルの先に、トトロが気持ち良さそうにスヤスヤと……。印象的なあのシーンが目の前に!
対象となる作品は、『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』、『紅の豚』、『千と千尋の神隠し』、さらには『君たちはどう生きるか』などのほか、『平成狸合戦ぽんぽこ』『耳をすませば』『コクリコ坂から』も含め、1度は見たこと、聞いたことがあるはずの名作・傑作がズラっと揃います。

『千と千尋の神隠し』 狂暴化したカオナシが奥の壁に浮かび上がり、床にはご馳走が散らばって……。
年齢・性別を問わず胸を熱くしたジブリ作品に登場した印象的なシーンが、3Dの造型物として再現された様は、作品に親しんだ方ならずとも、思わず「おおお〜」となる緻密な仕上がり。きっとアナタも食い入るように見入ってしまうはず。

『紅の豚』 夜なべして飛行艇の設計に打ち込むフィオと、その仕事部屋も。
ちなみに本展は2003年6月〜9月に東京都現代美術館で行われ、現在まで続く様々なジブリ展の原点ともなっている《ジブリがいっぱい スタジオジブリ立体造型物展》がルーツ。造型展と銘打っての開催は、じつに22年ぶりとのことです。
会場となる「寺田倉庫」は近年ジブリ展との縁が深く、《鈴木敏夫とジブリ展》(2022年)、《金曜ロードショーとジブリ展》(2023年)、《ジブリパークとジブリ展》(2024年)、そして今回と、4年連続での開催。最寄りの「天王洲駅」はもちろんですが、「品川駅」からも充分歩ける距離にあります。

展示はなんと屋外にも!

見所は各展示物だけでなし。エリアとエリアの合間にある通路等も作り込んであるなど、没入感の高いイベントです♪
造型物だけじゃありません!
本展の見所は2つあり、1つは先述したイベントタイトルにもある“立体造型物”ですが、もう1つの大きな柱が“海外のパートナー”の紹介。
例えば『君たちはどう生きるか』は、80カ国以上の国や地域で公開と大きな話題を集めましたが、ジブリ作品ははじめから多くの国々で親しまれていたわけではなく、ここまでくるにはそれぞれの国や地域にいる現地パートーナーの尽力があってこそ。
本展では、作品を世界へ伝えるためにチカラを注いだ、北米・欧州・アジアなどのパートナーたちの仕事もフォーカス。国や地域ごとに異なる、独自のポスター作りなど、ローカルな魅力が知ることができるなど、これまである意味見過ごされてきた部分ともいえ、かなり興味深い内容となっています。
*【注意】このパートナーたちを紹介する展示関連物はすべて撮影厳禁です。詳細は会場でお確かめください。
アンバサダーは小泉孝太郎さん

開催初日に行われたオープニングセレモニーには、俳優やタレントとして活躍中の小泉孝太郎さんが登場。
小泉さんは日本テレビ系のTV番組「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」(毎週土曜/朝10:30〜)内で、後述する『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS-21」を再現する過程を追っていたこともあり、実際に完成した姿を眺め「素晴らしい」と大きな感銘を受けたご様子でした。
立体造型物の見所は!?
ここから先は、実際に会場で楽しめる“立体造型物”のポイントを紹介します!
様々な角度から満喫!
本来スクリーンやTV等の画面を通じてでしか見ることがなかった作品の名シーンを、立体造型物として楽しめる本展。
展示物の多くは近くまで寄ることが可能で、アニメと同じ角度から眺めるもよし、左や右から眺めるもよしと、オリジナルの作品では判らない角度からも名シーンを楽しめるのは立体造型物の特権です!
立体となったことで、それまで気が付かなかった作品の新たな魅力に出会えるかもしれません。

例えば『ハウルと動く城』内に登場する、ハウルとソフィーの空中散歩シーンを再現した展示では、ご覧の角度だけでなく……。

オリジナルのアニメーションでは描かれていない、展示会ならではの角度から楽しめます!
一部展示は“動く!”
会場ではBGMとともに名シーンを再現した展示のほか、展示物そのものが動くものも!

『ハウルと動く城』の、リアルに動く城!
例えば『ハウルと動く城』内で登場した1シーンである、荒れ地の上に現れた動く城の再現展示では、文字通り城が“動き”ます。

『紅の豚』に登場した、石灰岩の洞窟にある隠れ家
ちょっとしたところでは、『紅の豚』に登場した主人公ポルコ・ロッソの隠れ家シーンに注目。砂浜に打ち上がる波が静かに動いたりと、展示品ごとに異なる演出があったりもします。
体験フォトスポット複数
館内は一部NGスポットを除き、全域撮影可能です。
展示作品の脇に立って一緒に撮影するだけでなく、座るなど、実際に展示品に触れることも一部可能。作品内に入り込んだような体験を写真に残すことができるコーナーも複数あります。
例えば……

『耳をすませば』
『耳をすませば』に登場した電車内シーンを再現した展示では、実際にシートに座ってご覧のような写真を撮ることも!
スマホやカメラを渡せば、スタッフさんが撮影を代行してくれますよ♪

『君たちはどう生きるか』
そのほかにも、眞人は「本当!!」と答え青サギは「ウソッ!!」と答える、『君たちはどう生きるか』内の1シーンを再現した展示では、来館者であるアナタが眞人になりきることもできるんです。
ジオラマ展示も
立体造型物はある意味巨大なジオラマですが、会場には、緻密な作りの縮尺(情景)模型の展示もあります!

写真は、情景模型作家として活躍されているWildRiverの荒川直人さんが制作された作品です。
会場にはそのほかにも同様の展示が複数ありますが、注意したいのはその高さ。それらはどれも大人目線の高さで展示されており、子どもたちにはちょっと鑑賞が厳しい……かも!?
踏み台などの用意はないそうですので、抱っこして見せてあげて下さい!

ジオラマとは違いますが、『魔女の宅急便』に登場したキキの手紙といった、ファンには嬉しい展示もありました。
サボイアS-21、登場!!
本展のハイライトは、『紅の豚』に登場した飛行艇、サボイアS-21の再現展示があること!

アンバサダーの小泉孝太郎さんも絶賛されていたサボイアは、特撮界のエキスパート、マーブリングファインアーツの伊原 弘さんが中心となったチームが、本展開催にあわせ「木」を使って制作したものなんです。

特撮界の大家、伊原さん。ミニチュア造型の世界で、“伊原式”と呼ばれるビル壊しの独自の仕掛けを考案するなど、知る人ゾ知る超エキスパートです。
事務局に確認したところ、両翼の端から端までで約10m、ノーズ先端から末端までで約7.8mもあるそう。本展展示物中最大となる超ビッグサイズです!
完成した際、宮﨑駿監督は自ら操縦席に乗り込んで、静かに「美しいですね」とおっしゃったそう。

来館者は実際に乗り込むことはできませんが、360度全方位から眺めることは可能ですので、ぜひいろいろな角度からその美しい姿を堪能あれ。
ちなみに本展は「巡回展」ではなく、開催は今回の1回限り。つまり、このサボイア含め、紹介した展示物が見れるのは天王洲の会場だけなんです。お見逃しなく!!
グッズ販売もあり

ジブリ展といえば、グッズ販売も充実したイベントですが、今回も期待を裏切らない品揃え。展覧会オリジナルグッズほか、雑貨、アパレル、文具、フィギュアなど、様々なグッズを取り扱っています。
ちなみに本展では、展示物のシーンを解説する簡素なボードこそはありますが、展示物製作にまつわるコネタ等は載っておらず、音声ガイド等も残念ながらありません。
……となると「図録」(2500円)が気になるところですが、販売は6月11日(水)から。それ以前に来館の方には受注販売となりますのでご注意ください。先述のサボイアS-21制作に関わる、とても気になるメイキングの話なども含まれているそうです!
レポートまとめ♪

・ジブリ作品の名場面が精巧な立体造型物として多数展示!
・来館者自身が作品の登場人物になれるフォトスポットも
・海外のジブリパートーナーの“仕事”が知れる貴重な機会
いかがでしょう!? 映画で観た作品の展示が数多くありますので、親子での会話も自然と弾みそう。夏休みのお出かけにもピッタリ! 撮影厳禁ですが、館内では2002年制作の6分の短編『空想と空とぶ機会達』の特別上映もあります!
【注意】チケット発券必須
今回のジブリ展は「日時指定予約制」。指定チケットサイトで事前に購入するだけでなく、入場する際にはお近くのローソン・ミニストップで「発券」したチケットが必須です。会場近くにはのローソン・ミニストップがありませんので、くれぐれも発券し忘れないようご注意ください! 詳細は特設サイト)へ。
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
もう一度このページを先頭から見る
以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!