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【ジブリパークとジブリ展】 話題スポットの制作の“裏側”、宮崎吾朗監督の“仕事”を覗きに行こう!
愛知県長久手市にある「ジブリパーク」制作指揮のほか、様々なスタジオジブリ作品に携わるなど、精力的な活躍を続ける宮崎吾朗監督の仕事を、パーク開園に至るまでの舞台裏を覗きながら探る展覧会が、いよいよ東京に上陸です!
*掲載内容は2024年6月28日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
Ⓒ Studio Ghibli Ⓒ Museo d’Arte Ghibli
イベント概要
『ジブリパークとジブリ展』
開催地寺田倉庫 B&C&Eホール(東京都品川区東品川2-1-3)
開催期間2024年6月28日(金)〜9月23日(月・祝)
開館時間9:30~20:00(最終入場/19:00まで) *9月23日は14:00閉館
通常入館料【大人】1900円、【中高校生】1600円、【小学生】1200円
休館日会期中無休
主催東京新聞、日本テレビ、ローソンチケット、ディスクガレージ、第一通信社、TOKYO FM
最寄り駅りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩4分
公式サイトhttps://ghiblipark-exhibition.jp
【ジブリパークとジブリ展】とは!?
2022年11月から段階的にオープンし、2024年3月に最後のエリアとなる「魔女の谷」が誕生し全面開園となった公園施設『ジブリパーク』。スタジオジブリ作品の世界観を再現したスポットとして連日大盛況となっているホットなお出かけ先です!
そんな「ジブリパーク」の制作を指揮したのは、スタジオジブリの宮崎吾朗監督。
開幕に先立ち行われた記念セレモニーに登場した宮崎吾朗監督。当初アナログだった作業がデジタル化されるなど、この20数年で、仕事をとりまく環境の大きく変化していると感じているそう。
今回の展覧会では、構想から7年の歳月をかけて完成した、「ジブリパーク」開園までの舞台裏を様々な角度から紹介するほか、宮崎監督自身がこれまで手掛けた(映画や美術館などの)作品制作の内幕を、貴重な資料や立体展示を交え紹介するイベントです。
この展覧会は巡回展となっており、2022年7月に長野県でスタート。全国各地を巡り、今回の東京で通算8会場めとなります。関係者によると、過去7会場の通算で115万人を突破と大盛況となっていますので、すでに訪れた方もいるのでは!? 東京開催のあと、青森、岡山でも開催されます。
会場の様子は!?
会場内は、パークや作品の制作現場の内幕が判る興味深い展示がズラリ。「ジブリパークを行った人・作品を見た人も、これから行く人・見る人どちらも楽しめる内容です!」と関係者。
例えば「ジブリパーク」の舞台裏を垣間見れる展示エリアでは、デザインの立案から、細部まで忠実にカタチにするまでの過程が判るパネル展示があったり・・・。
ジブリパーク内に設置された「ハウルの城」の制作過程を示す、興味深い制作ボード。
宮崎監督の妥協を許さない姿勢が垣間見れる、赤字入りの指示書類があったり・・・。
「ジブリパーク」内での展示物への、細部に渡る修正指示書といった興味深い展示。
完成後の様子を俯瞰して眺めることができる検討用の立体模型があったりと、本来であれば役目を終え、廃棄されてしまってもおかしくない、興味深い展示が数多く展示されます。
「ジブリパーク」の一部エリアを俯瞰できる、立体模型。会場に行くだけでは気が付かない、新たな発見があるかも!?
さらに興味深いのは、視覚的なインパクトも強く、ディテール感がより鮮明に判る数々の立体展示。
「ジブリパーク」に実際に足を運んだ方であれば、その感激がさらに増すと予想される、貴重な展示物の数々。
「ジブリパーク」を構成しているオブジェや建物などに使われた、試作品を含めた幅広い立体物の展示が続くほか・・・。
2005年の「愛・地球博(愛知万博)」の1パビリオンとして建設された「サツキとメイの家」が、5分の1スケールの模型として展示(この家の制作も宮崎監督が指揮を執りました)。
模型の近くには、制作過程を知る貴重な時系列のボードもあるなど、アニメの世界がリアルな現実となって展示する貴重なコーナーが複数あるんです。
今回の展覧会は基本撮影NGとのことですが、先の「サツキとメイの家」など、ごく一部に限り撮影が可能となっています。撮影できる展示物はフォトジェニックなものが多く、例えば・・・
リアルな再現力に思わずおおおとなる湯婆婆のオブジェは、展覧会用の特別バージョンでの展示です。
ジブリパークのハイライトスポットである「ジブリの大倉庫」エリア内の「にせの館長室」にある、『千と千尋の神隠し』に登場した仕事に没頭する湯婆婆など、複数あり。撮影OKな展示物については印が付いていますので注目してください。
東京会場は1Fだけでなく2Fにも展示室が。映画の美術セットのような、豪華な会場装飾も見所です。
体験展示も複数!
この展覧会のポイントは、単純に見るだけでなく、来場者が体験できる展示が複数用意されていること。例えば・・・。
入館後、真っ先にお目にかかる巨大ネコバスは、内部に入り、実際に座ったり、毛並みに触ったり、窓から顔を出したりできるほか・・・。
ジブリパークの最新エリア「魔女の谷」に用意された「メリーゴーランド」の展示エリアでは、『もののけ姫』(1997年)に登場した「ヤックル(写真右)」や「山犬(写真左)」に実際にまたがって*、写真撮影が可能なんです! ちなみにこの展示は東京会場で初登場!
*ただし動きません
「ジブリパーク」にある現物を移動することはさすがにできなかったため、まったく同じ2体を展覧会用に新たに制作して用意したそうです。
2体のオブジェの前には女性が座っていますが、こちらは撮影担当のスタッフさん。スマホ等を渡すと、写真を撮影してくれます♪
さらにさらに。『千と千尋の神隠し』(2001年)に登場した「カオナシ」の横に座って、作品を疑似体験しつつ写真も撮れるコーナーも。掲載写真は編集部で人影を合成しましたが、ご覧のような感じで楽しめちゃいます♪
そのほかにもこんな展示が
宮崎監督の“美術館”の仕事
宮崎吾朗監督がはじめてスタジオジブリと関わったのは、2001年に東京三鷹市に開館した『三鷹の森ジブリ美術館』の建設にあわせて。
宮崎監督はそれまで建設コンサルタントとして仕事をされており、美術館の建設で総合デザインを担当されたほか、初代館長もつとめられました。
会場では、宮崎監督のジブリ仕事のはじまりともいえる『三鷹の森ジブリ美術館』に関する貴重な資料等も複数展示されています♪
宮崎監督の“映画”の仕事
初監督作品となった『ゲド戦記』(2006年)を筆頭に、『コクリコ坂から』(2011年)、『アーヤと魔女』(2020年)といった話題作を手掛けてきた宮崎監督の、映画の仕事もフォーカス。
イメージボードやデザイン画、背景美術などの貴重資料のほか、スタジオジブリ初のフルCGアニメ作品となった『アーヤと魔女』の紹介コーナーでは、様々な角度からCG映画制作の舞台裏を紹介。興味深い内容ばかりです!
照明の明るさや色の変化で、どう雰囲気が変わるのか!? という再現展示も。ぜひ顔を近づけて見比べてみてください。
ショップエリアも充実
来場の楽しみの1つが、バラエティに富んだグッズの数々。展覧会のカタログのほか、日用品から雑貨、ぬいぐるみなど、ワンサカあります!
イベント限定グッズから「ジブリパーク」で販売しているグッズ、「三鷹の森ジブリ美術館」で販売しているグッズなど、いろいろ。
ちなみに来場者限定特典として、ショップエリアで入手できる有効期限付きパスコードを公式サイトで入力すると、一部グッズに限られるものの、おうちで購入することも可能です。
*ただしすべて数量限定のため、売り切れの可能性はあるとのこと。
レポートまとめ♪
・「ジブリパーク」の制作舞台裏が覗ける貴重展
・宮崎吾朗監督のこれまでの仕事もフォーカス
・ジブリの世界に没入できる体験展示も♪
いかがでしょう!? 「ジブリパーク」へ行ってから見るか、見てから行くか。迷うところではありますが、可能であればぜひどちらも! 体験展示やショップを覗き、展覧会の性格上、子どもたちにはややハードルが高いかな・・・という印象は否めませんが、親子で語りあいながら行くのもありかもです♪
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