【イサナブルーイング ブルワリー&ロースタリー】醸造設備を眺めつつ、絶品クラフトビールを堪能できるお店が昭島に♪
東京・多摩エリアの気になるお店やスポットを集中的に紹介する連載企画第2弾は、青梅線「昭島駅」南口にあるパブ『イサナブルーイング』をご紹介! 自家醸造クラフトビールが楽しめるお店なんですが、店内にブルワリー(醸造所)が! 珍しいクラフトビールがいろいろ楽しめます♪
*掲載内容は2023年12月上旬時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
スポット概要
『イサナブルーイング ブルワリー&ロースタリー』
所在地東京都昭島市昭和町2-7-15 エクセレンス昭島 1F-B
開店日2018年5月
営業時間【平日】12:00~14:30(火、水曜はランチ休)、17:30~22:00 【土日祝】12:00~22:00 (日曜は21:00閉店)
定休日祝翌平日 *ほか年末年始等
最寄り駅JR青梅線「昭島駅」南口より徒歩3分
公式サイトhttps://www.isana-brewing.com
【イサナブルーイング】とは!?
JR青梅線「昭島駅」から歩いてすぐにある、クラフトビールが楽しめるオシャレなパブであり、カフェとしてコーヒーや各種グルメも楽しめるお店です!
自家醸造のオリジナルクラフトビールを楽しめるお店ですが、ポイントは店内に醸造施設(ブルワリー)とタップルーム(飲食スペース)が一体となっていること! 発酵タンクを目の前にオリジナルクラフトビールをとことん楽しめるお店なんです。
木目と白壁のシンプルな店内は、テーブル席とカウンターの全15席
コンセプトは“苦い飲み物で、みんなを笑顔に”。
丹精込めて醸造したビール(とお店)が、スタッフとお客さん、お客さんとお客さんをつなぐ、コミュニケーションツール(スポット)になればという思いがそこにあるんです。
お店の代表である店長の千田恭弘さんは、脱サラして自らのブランドを立ち上げた情熱の人。大学で機械設計を学びながら、カフェ好きが高じて大学4年間をスターバックスでアルバイト。航空機械や半導体製造装置の設計を行う会社に入社後も、趣味としていろいろなカフェを巡っていました。
そのなかで日増しに“カフェをやってみたい”という思いが強まっていたのですが、現実を直視すると“カフェ(=コーヒー)だけでやっていけるのか・・・”という不安も抱えていたそう。
そんなとき、たまたま飲んだクラフトビールに感激しビール熱が開花。数々のクラフトビールを飲み比べしながら工場見学巡りを行うなかで、“クラフトビールが小さい規模でも作れる”ことを知り一念発起。
サラリーマン生活に見切りを付け、起業セミナー等にも積極的に参加。“自分のブランドのビールを、自分のお店で提供する場を、好きなように作りたい”として昭島にお店をオープンしたんです。それが2018年5月。脱サラしてから僅か4ヶ月後のことでした。
好奇心旺盛で行動力がある千田さん。「コーヒーもビールも考え方、接客の仕方は同じ。飲み手に近いお店作りを意識していますネ」。場を明るくする、快活な人柄に惹かれ訪れる方も多そうです♪
そもそもなぜ昭島に!?
最大の理由は“お水がおいしい”こと!
昭島は昔から水がおいしいことで有名で、市営水道水はすべて地下70mから汲み上げる「深層地下水」のみを水源としているんです。じつはこれはかなり凄いことで、東京都の区市町村の自治体では、なんと昭島だけ。そのおいしい水が、ビール造りにも大いに活かされているという訳です。
余談ですが、市内には無料で水をくめる給水スポットが4箇所ありますよ♪
お店の名前の由来は!?
ブルーイングは醸造の意味ですが、気になるのは「イサナ」。じつはこれ、クジラにまつわる言葉。はるか昔は、クジラのことを「勇魚(いさな)」と読んでいたとのことで、かの「万葉集」にもその記述が見られるそう。
お店のロゴは「クジラ」と「醸造タンク」を組み合わせたものになっているんです♪
では、なぜクジラかといえば、じつは昭島はクジラでも有名。アキシマクジラと学名も付けられている貴重な全身骨格*が、いまから約60年以上前に発掘されたことでも有名。市内には看板やマンホール、ステンドグラスなど、クジラをモチーフとしたオブジェなどもいろいろ。市による特設サイトまで開設されています!
*群馬県立自然史博物館で常設展示中
さらに店名にする決め手の1つとなったのが、その文字数。千田さんいわく「3文字は当たりやすい」とのことで、縁起も担いでいるんです♪
自慢のクラフトビールは!?
同店がもっともこだわるクラフトビールはすべて自家醸造。店内専用スペースにあるブルワリーには発酵用コニカルタンクが3機完備。1機300リットルで、3〜4週間程度かけて発酵させるそう。
ガラス越しに見える醸造タンクはスロベニア製。右端は煮沸釜。
これまで開発したクラフトビールは(販売終了しているものも含め)280種類以上! 発酵時に米麹を取り入れるなど、ほかでは見られない意欲的なビールなど、いろいろハシゴしてみたくなる銘柄が揃ってます! お店では常時10数種類を用意しており、うち3種類が定番として通年販売しています。
写真はこれまで販売した、ラベルデザインにもこだわりが見えるオリジナル缶ビール(ほんの一例)。映画愛にあふれたデザインも♪ ちなみにデザインは近隣にお住まいのお知り合いのデザイナーさんが担当されているそう。
お店で提供するビール以外にも、缶ビールでの販売も行っており、ほかでは手には入らない銘柄が多数あるんです。
とりあえずビター・クラシックペールエール
お店イチオシは、多くの方から親しまれている「とりあえずビター・クラシックペールエール」。文字通り“とりあえず”飲んでおきたい看板ビールです! モルト由来のパンを彷彿とさせる甘みと、優しいホップの香りがポイントで、アルコール度数を示すABVは3.4%。ビール初心者の方にもグイグイいってほしい逸品です♪
料金体系の判りやすさもポイント。販売ビールはそれぞれA・B・Cとカテゴリー分けされており、それをS・M・Lのグラスサイズで選ぶ。量り売りも可能!
日本初のナイトロビール!!
THE NITRO Y.A.K.I I.M.O.G.E.R.A
同店の自慢ビールの1つが、「THE NITRO(ザ・ナイトロ)」と命名された注目シリーズ。二酸化炭素が溶け込む前のビールに、純チッソ(100%)を高圧で詰め込んだ逸品。クリーミーで滑らかな味わいが大好評とのこと! 通常の炭酸ガスとの違いは、飲み比べれば判ります!
写真の「Y.A.K.I I.M.O.G.E.R.A(ヤキ イモ ゲラ)」(ABV は 5.8% )は、焼き芋ペーストと自社製オリジナルキャラメルソースを使った黒ビール。名前の由来は、なんと映画「ゴジラvsスペースゴジラ」に登場するキャラ「モゲラ」。千田さんは戦隊ものや特撮が大好きなんです。「商品開発はまず名前から」とのこと♪
ちなみに技術を使ってのクラフトビールは、なんと日本初なんだそう!
写真は「Y.A.K.I I.M.O.G.E.R.A」の提供直後の様子。ナイトロシリーズは、ビールがグラス下へドドドドーっと落下して泡が増えていく、不思議な光景が楽しめます♪
自家焙煎コーヒーやグルメも♪
『イサナブルーイング』はクラフトビールだけじゃありません! 出発点ともいえるコーヒーにもこだわったお店で、カフェとしての一面もあります。
提供するコーヒーもすべて自家焙煎。エチオピア、スマトラ、ブラジルなどの厳選コーヒーのほか、独自ブレンドを提供。焙煎豆の販売も行っています。うちブレンドは、焙煎してから混ぜる「プレミックス」ではなく、1種ずつ焙煎したうえで混ぜる、手間がかかるが美味しい「アフターミックス」にこだわって提供しています♪
ちなみに先に紹介したナイトロの、水出しコーヒーバージョンもあります!
こだわっているのはクラフトビールやコーヒーといったドリンクだけじゃありません! ちょっと摘まむ程度のものから、しっかり楽しめるグルメ系メニューも充実中。メニューの中心はスパイスカレーとのことですが、肉系やサラダなど、そのほかにもいろいろ。
ランチ提供もあり、テイクアウトも積極的に行っています♪
余談ですが、オリジナルグッズの販売も。写真はロゴ等をあしらった樹脂製のマンホールコースター(1200円)。そのほかにもオシャレなTシャツ(3300円)を取り扱い中。
レポートまとめ♪
・こだわりのクラフトビールが楽しめる、醸造施設付きパブ
・コーヒーやグルメも! ランチ営業も!
・場所は水がおいしい昭島。昭島駅の南側!
いかがでしょう!? 地元の方はもちろん、ビールにこだわる生粋のビール党からも熱く支持されている今回のお店。ビールだけでなく、各種メニューも楽しめるカフェ機能も充実していますので、ぜひ1度お立ち寄りあれ。最新営業情報等は公式サイトでご確認あれ。笑顔の絶えない千田さんに会いに行こう! ビール女子も必見!
ビール女子の入門書としてオススメする、TOAさんによる「恋するクラフトビール」(KADOKAWA/1320円)。そのなかで『イサナブルーイング』がマンガとなって紹介されています! 掲載部はお店で確認できるほか、書籍自体も販売中。そちらもお見逃しなく!
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
もう一度このページを先頭から見る
以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!