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【金曜ロードショーとジブリ展】 ファンにはたまらない巨大展示や、作品の一部になった気になる体験コンテンツが充実の話題イベントへ行こう! 《2023.9.24まで》
世代を超えて支持されている『スタジオジブリ』作品の魅力を、『金曜ロードショー』からの視点のほか、楽しい体感展示やリアルな展示で楽しむ話題イベントが天王洲で開催中! 夏休みのお出かけはここでキマリ!
*掲載内容は2023年6月28日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
金曜ロードショーとジブリ展 東京展
開催地寺田倉庫B&C HALL/E HALL(東京都品川区東品川2-1-3)
開催日2023年6月29日(木)~9月24日(日)
入館料【大人】1800円、【中高生】1500円、【小学生】1100円
開館時間10:00~20:00 *最終入館19:30
休館日会期中無休
主催日本テレビ、ローソンチケット、ディスクガレージ、第一通信社、TOKYO FM
アクセスりんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩4分、東京モノレール羽田空港線 「天王洲アイル駅」中央口より徒歩5分
特設サイトhttps://kinro-ghibli.com
【金曜ロードショーとジブリ展】とは!?
日本テレビ系で、1985年(昭和60年)から放送されている映画TV番組『金曜ロードショー』と、日本が世界に誇るアニメ制作会社『スタジオジブリ』。『スタジオジブリ』の作品は、これまで同番組で、なんと203回*も放送されているそうですよ! ご存じでした!?
*2023年6月28日時点
両者の関係は極めて深く、そもそも番組が始まった1985年は、『スタジオジブリ』設立の年でもあるんです。『スタジオジブリ』の作品を映画館で親しんだ方も多いかと思いますが、“切っ掛けはTV(=金曜ロードショー)”だったという方も1人や2人ではないはず。
1997年〜2009年まで『金曜ロードショー』のオープニングに登場していた“フライデーおじさん”は、宮崎駿監督が生み出し、『耳をすませば』の近藤喜文監督が仕上げたキャラクター。
同番組は、ジブリ作品の認知拡大に大きく貢献してきたことは紛れもない事実であり、同社代表取締役でありプロデューサーでもあられる鈴木敏夫さんが「トトロは“金ロー”のおかげで有名になった」と断言するほど。
『となりのトトロ』(1988年/昭和63年)*は、ジブリ作品のなかでも屈指の人気を誇る、名作中の名作として世代を超えて支持されていますが、劇場公開当時の観客の入りは芳しくなかったそう。それが現在、ジブリ作品のなかでもとくにファンの多い作品となりえたのは、繰り返し放送を続けている『金曜ロードショー』であり、その貢献たるや・・・との思いが先の言葉となったようです。
*『となりのトトロ』は、高畑勲監督の『火垂るの墓』との同時上映で公開。公開後4週間の累計観客動員数は42万人。一見多い様に見えますが、10数年後に公開された『千と千尋の神隠し』(2001年/平成13年)では、この42万人をなんと“初日”で達成。いまでは考えられないほど、勢いに差があったということ。
イベントのオープニングイベントにはスタジオジブリの鈴木敏夫さんも登場。「美術展ではなく、エンターテインメント性が強いイベント。見るだけでなく、参加型という点が違う」と鈴木さん。ちなみにイベントのメインビジュアルにも使われている、写真背景にある2つのキャラクターは鈴木さんご本人が描かれたものがベースとなっているそう。右が宮崎監督、左が鈴木さんご本人です!
会場では『金曜ロードショー』と『スタジオジブリ』の歩みを、時代の変遷とともに紹介し、様々な“記憶と記録”を呼び起こすほか、いつの時代にも通用するジブリ作品の魅力を貴重な資料や映像等を交えフォーカス。そのほかにも、作品の顔ともいえるポスターになりきるユニークな参加型展示や、『風の谷のナウシカ』の“腐海”をジオラマ化した圧倒的造型美で迫る没入展示など、多彩なコンテンツが目白押しです!
会場は天王洲にある寺田倉庫の「B」「C」「E」ホール。来場は日時指定予約制ですのでご注意を!
会場展示案内!
前置きが長くなりましたが、それでは早速会場の様子をリポート! 本展は撮影可能な場所と、厳禁な場所がありますので十分ご注意あれ。スタッフさんの指示に従ってくださいませ。
入館後まず訪れるのが、プロローグ的エリアとなる映像ルーム。鈴木プロデューサーが宮崎監督との出会いなどを語るインタビュー映像(3,4分)を観賞後、第1エリアへ。この映像室と第1エリアは撮影厳禁。詳細はぜひ会場でご確認ください!!
第1エリアでは、1984年の『風の谷のナウシカ』から2020年の『アーヤと魔女』までの、『スタジオジブリ』が手掛けたほぼ全作品(!)の、貴重すぎる絵コンテを鑑賞可能! 単に絵コンテを展示するだけでなく、その時代になにがあり、なにが流行したのかなど、ジブリ作品が公開され、放送された当時の時代とともに振り返ります。アーカイブ映像も必見!
ちなみにお伝えできる写真素材はありませんが、かなりの充実度。隅々までじ〜っくり鑑賞あれ。
第1エリアを過ぎた先に突如現れる階段。そうなんです、このイベントは1Fと2Fの2フロア構成となっているんです! 思わずのぼってみたくなる階段ですが、先に1F奥を見てから上がってもOKですし、2Fを楽しんでから、1Fの残りを楽しんでもOK。混雑具合を見つつお楽しみあれ。
ちなみにスタッフさんにお伺いしたところ、階段左右の街並みの装飾は『魔女の宅急便』の背景の一部を使っているそう。マニアの方ならどのシーンで登場したものか、分かるかも!?
階段を上りながら、1度振り返ってみてください。壁一面になにやら新聞が。よーく見ると、それはTV蘭。なんと『金曜ロードショー』でジブリ作品が放送されたときの新聞がズラリ! 結構圧巻です!
なりきり体験展示!
階段を上がった先には、名作のポスターになりきれる『ジブリ映画大ポスタースタジオ』が。左右エリアに分かれ、あのポスターの一部にアナタ自身が入り込めるんですヨぉ!
*『借りぐらしのアリエッティ』はAR技術を使った体験となります
なりきり体験ができるのは『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など。リアルな造型にまず驚かされるはず!
ジブリの名作のポスターが立体オブジェとなっており、来場者がキャラクターとなってポスターが完成するフォトスポット。絶好のポジションで写真が撮れるよう、椅子も用意されています!
『猫の恩返し』では、主人公が原っぱに寝そべっている姿をこんな感じで撮影。撮った写真をクルッと回転させると、作品のポスターと同じような構図になるという仕組みです!
撮影は手持ちのスマホでOK! 要望があればスタッフさんが写真を撮ってくれますので、1人で来場しても楽しめます♪
会場に用意されているポスターオブジェはとにかくリアル! 細部まで忠実に再現されており、例えば『魔女の宅急便』ではショーケースに映り込む街並みまで、しっかり再現されているんです!!
幻燈楼が東京に!
2018~2019年に富山で開催された展覧会「ジブリの大博覧会」のために作られた、ファンには有名な『ジブリの幻燈楼』が東京に上陸! 床面や壁面、そして天井にガラスの影を映し出しながら、空間全体をゆっくりと回転しながら照らす幻想的なブジェ。富山ガラス造形研究所や富山ガラス工房、地元作家らが協力して制作したそう。高さは4mもあるんだとか!
「ジプリの幻燈楼」に光を当てるかのように、空間の端からフライデーおじさんが映写機を投影中です♪
腐海が、王蟲が会場に!!
イベントのハイライトの1つが、この腐海ジオラマ! 王蟲の世界! 会場となっている「E」ホール内全域が、なんとナウシカに登場したあの腐海に。目の前には、お、お、お、王蟲がぁ!!
ハンパないディテール感に、きっと度肝を抜かれるはず。モチーフは映画版王蟲ではなく、どちらかといって漫画版をイメージして制作されたそう。制作にはのべ80人くらいが携わっているとのこと!
日本が誇る世界的造形作家として知られている竹谷隆之さんが監修し、作成した超巨大ジオラマに圧倒!! 映画に登場する“腐海”が目前に迫ります!! その素晴らしすぎる仕上がりには、万が一、ナウシカファンでなくともきっと驚くハズ。思わず、ぬおおおお〜っなカンジですヨ!!
体自体は動きませんが、王蟲は目の色がご覧のようにに変わるんですヨ!!
見所は王蟲だけじゃありません! 作品に登場した、腐海に住む生き物たち(大王ヤンマ、ムシゴヤシなど)もリアルに再現。会場奥にあるディスプレー内をよーく見ると、なんとそこにはあの方が!?
「王蟲の世界」は特別展示エリアとなっていますが、そこへ続く道には、ご覧のような演出が。空から胞子が降ってくるトンネルを抜けた先に、目指す世界があります! まずはエリア入り口で赤ちゃん王蟲が出迎えてくれます! お楽しみに。
アプリを使った特別体験も!
会場内でダウンロードできるアプリ「SATCH X」をインストールし、「王蟲の世界」の展示会場にあるARマーカーを読み込むと、手持ちのスマホ内に変化が!! ぜひお楽しみくださいませ。
会場に足を運んだ人しか楽しめない、不思議なAR体験が可能です!
ショップも充実
今回のイベントは物販もチカラ、入ってます! イベント特製グッズはもちろん、既存グッズなど、いろいろ販売中。店内はもちろん、入り口部分のしっかりと作り込んでおり、そこにはなんと『ハウルの動く城』(2004年公開)に登場した“ゴム人間”がお出迎えしてくれます♪
グッズ総数は非公開とのことですが、ザッと見渡してもかなりの数。このショップエリアは、珍しいことに展示と展示の合間にあります。つまり入館しないと利用できません! 鑑賞ルートの一部となっていますので必ず通ります! 財布のひもがゆるゆるになりそうな予感・・・。
【グッズ紹介サイト】https://kinro-ghibli.com/tokyo/goods/
特製グッズのほか、「三鷹の森ジブリ美術館」の出張コーナーもあり。オススメは図録。3000円とちょい高額ですが、内容充実。保存版です!
レポートまとめ♪
・参加できる体験コンテンツ!
・圧倒される、驚愕の巨大ジオラマ!
・グッズ販売も多数。オリジナルも!
いかがでしょう!? 貴重な絵コンテ展示といった一般的な展示イベント的内容に終始せず、来場者が参加して楽しめる体験型コンテンツや、さらに驚愕のジオラマ展示など、内容盛りだくさん。とくに目玉となる「王蟲の世界」は必見。そのクオリティの高さを感じるための術として、双眼鏡を持参するのもいいかも! ちなみに本展は富山でも開催予定。「東京には遠くて行けない・・・」という方、しばしお待ちください♪
【富山展の情報はコチラ】https://kinro-ghibli.com/toyama/
コラボ企画もいろいろ
本展開催と連動した様々なコラボ企画も実施中。例えば東京メトロでは、記念スタンプラリーを期間限定で開催中です!
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
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