イベント

文・写真： 山さん

『DETECTIVE CONAN THE MOVIE 展 〜銀幕の回顧録（メモワール）〜』 主役はアナタ!　映画のワンシーンをリアルな体験展示で味わえる、巡回イベントへ行ってみよう!

幅広い世代に支持されている人気アニメーション『名探偵コナン』の劇場版作品に焦点を絞り、ファンの誰もが胸を熱くした名シーンを、リアルな再現展示等で体験できる全国巡回イベントがいよいよスタート!　東京会場の模様をリポートです!　

＊掲載内容は2022年4月29日開催の内覧会時点の情報。内容を保証するものではありません。
＊掲載写真はすべて編集部による。
©1997-2022 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

『DETECTIVE CONAN THE MOVIE 展』とは!?

1997年に第1作が公開され、2022年で通算25作品が公開されている人気アニメ『名探偵コナン』の”劇場版作品”にフォーカスした期間限定展です。

会場に入るとまず目にするのが、この大型フォトスポット。メインビジュアルに使われている凛々しい表情のコナンくんのイラストは、今展のために書き下ろしたオリジナルとのこと！

過去の劇場版作品から厳選した有名なシーンを、来場者自ら体験できる没入型のコンテンツを中心に、ファンが胸を熱くした劇場版の名シーンを集めたギャラリーコーナー、作品を彩った人気キャラクターたちのフォトスポット、そして映画館さながらの迫力映像を目の前で体験できるコーナーと、様々な角度から劇場版の世界を追体験できる、文字通りの“THE MOVIE”展です！

東京会場の開催前日に開催された内覧会には、リアルコナンくんも登場♪　＊一般会期中にはリアルコナンくんは登場しません。

今展は東京会場を皮切りに、全国8都市をまわる巡回イベント。「遠くて行けないし・・・」と諦めるのは早いです！　北は札幌、西は福岡と、各地をキャラバンします。開催スケジュールをぜひご確認ください。

ちなみに、会場内には解説や説明などのボードもありますが、そのすべてで漢字に「ルビ」がふってあります。子ども歓迎をうたうイベントでもルビがないケースはままありますが、今展はそんな心配はなし。子どもにも優しいイベントなんです。

見所を紹介すると！

それでは早速会場の様子をご紹介。会場は大きく4エリアに分かれており・・・

【１】まずはプロローグエリアで気分を高揚♪

まず訪れるのが「導入ムービー」ゾーン。上映映像は、イベント用に編集＆録音したオリジナル。上映は約3分ですが、まずはこちらで気分をグ〜ッと盛り上げてから次のゾーンへどーぞ。

【２】過去の事件をプレイバック

レンガの壁を展示場とした第2エリアは、コナンくんが過去の劇場版で解決した事件の名場面を抜粋したプレイバックゾーン。壁面がコラージュ風となっており、とくに印象的な作品を名台詞とともに紹介。場面写真を見ただけで、作品を言い当てあられるファンの方も多いはず。ちなみにここも、位置付けとしてはあくまでイントロダクション。このあとに続く、体感エリアへの導入部の一部なんです！

天井からぶら下がる名場面集は、会場をつなぐ通路部分も含め全部で約150点あるそう。ずーっと読み続けると、気が付くと首がこってしまい・・・。なんて方がかなり増えそうな予感!?

【３】作品の世界に没入できるメインエリア！

今展の最大の見所はこのメインエリア。来場者が劇場版の名シーンを模した大型展示内で、実際に写真を撮影したり、シーンを再現したりと、ファン歓喜の没入体験が♪

大型展示は全部で7種類。その一部を足早に紹介すると・・・。

【 名探偵コナン　時計じかけの摩天楼 】

1997年に公開された記念すべき劇場版第1弾のあのシーンが立体オブジェに。コナンくんの対となる赤いフロア側に来場者が上がり、コナンくんと蘭の名シーンを再現できます！

【 名探偵コナン　ゼロの執行人 】

2018年公開作品「ゼロの執行人」の印象的なシーンである、手に汗握ったドライブシーンの臨場感を、視覚と触覚で味わうコーナー。振動あり、風もありと、思わずおおおっとなるはず！

展示物の途中には、劇場版の見所を特集としてまとめた紹介ボードも♪

【 名探偵コナン　異次元の狙撃者（スナイパー） 】

目の前にあるサッカーボール。思わず蹴りたくなるところですが、それをグッとこらえ・・・。

足元にあるスイッチを踏むと現れる青い波紋のようなものを蹴ると・・・。

目の前にモニターにびゅーんと向かって飛んでいき・・・。

スナイパーの狙いをサッカーボールで阻止!　作品をご覧になった方であれば判る、有名シーンを自ら体験できます。

【 名探偵コナン　紺青の拳（こんじょうのフィスト） 】

怪盗キッドが繰り出すトランプを拳でかわし、ラストに現れる光るサッカーボールを撃破！　もはやちょっとしたアトラクション。子供だけでなく、大人もハマリそう♪

・・・と一部ですがこーんな体感展示が用意されています。

ちなみに、残りの3つは『天国へのカウントダウン』（2001年）、『から紅（くれない）の恋歌（ラブレター）』（2017年）、『純黒の悪夢（ナイトメア）』（2016年）。これら7つの展示は、主役となるキャラクターがハッキリしている作品、かつ体感展示できそうな印象的なシーンを持つ作品であることから選ばれたそう。

作品を彩った多彩なキャラクターのパネルが、メインエリア内の随所に。隅々までよーくご確認あれ。

【４】特製エンディングムービー

メインエリア後には、360度（180度×2画面）のどの角度から見ても楽しめるシアタースペースを用意。劇場版の世界観を名場面とともにイッキに振り返るエリアで、まさにそこは劇場。臨場感溢れる映像演出をお楽しみあれ！

映像はイベントのために再編集したオリジナル。コナンくんの脳に記憶された過去の事件を振り返るという演出。細胞のように見えるのは、そこが脳の中という設定のため。上映は約4分。ラストに、コナンくんからの粋な演出もあります！

そのほかにも、こんな展示も♪

劇場作品の設定資料（複製）を紹介するコーナーがあったり・・・

劇場版最新作『名探偵コナン　ハロウィンの花嫁』をより深く楽しむための特設解説がったり・・・。

会場を出たあと、すぐにある下りエスカレーターで下の階に降りると、グッズ販売コーナーが、どどどどーんとあったりします！　お見逃しなく！

＊グッズ販売コーナーは、「コレド室町テラス」2Fにある大型セレクトショップ「誠品生活日本橋」内で販売中。イベント入館に関係なく、どなたでも利用可能です！　販売エリアは店内に複数あります。

これってどうなの!?

Q.映画を観ていないと楽しめない!?

そーんなことはナシ。コナンについての知識はあったことに越したことはありませんが、体験展示はやり方の解説ボードが用意されているほか、スタッフが近くに必ずいます。体験法もじつにシンプル。作品を知らなくても基本大丈夫と思います。

ただし、会場内に個々の作品を紹介する解説（ストーリーボード）や、たとえば劇場版25作品の時系列ヒストリーといったものはありません。コナンの知識が、ある程度あることを前提としたイベントであることは確かです。

Q.音声ガイドは!?

もちろんあります！　お馴染みのキャストによるイベント撮り下ろし。ユニット自体のレンタルではなく、手持ちの「スマホ」に指定QRコードを読み込んで聴くシステムです。■700円。

【注意】音声ガイドはイヤホン必須です。会場ではスマホはもちろん、イヤホンの貸し出しもありません。イヤホンを忘れると、料金を払っても利用できません。また、指定QRコードからの読み取りは1回限り。リピート再生はないとのことですので、くれぐれもご注意くださいませ。

Q.会場は一方通行!?

イエス！　美術館や博物館のように、行ったり来たりはできません。くれぐれもご注意ください。導線は1つのみ。完全一方通行制です。つまり鑑賞・体験のチャンスは、基本すべて1度きり。「混雑しているから、ここは飛ばしてあとで来よう」「この体験は（先に進んだあとに）もう1度やろう」など、逆行できませんのでご注意ください。体験エリアは相応の待ち時間が予想されますが、粘り強〜くお待ちあれ。再入場もできません。

Q.ほかの会場でも展示内容は同じ!?

開催会場の大きさなどにもよるとのことですが、基本的に全会場、同じ展示内容で巡回するとのこと。「東京会場ではあったのに、○○会場はない・・・」なんていうことはない予定とのことです。

Q.受け付け場所が違います

東京会場は3Fですが、直接3Fには上がってもは入れません。B1の特設受付を必ず経由する必要があります。B1にはフォトスポット（写真）もありますヨ。

Q.関連イベントも♪

東京会場の「コレド室町」では、各所にフォトスポットを設けるほか、館内のアナウンスが「名探偵コナン」でお馴染みの人気声優陣によるイベントオリジナル仕様に。オリジナルうちわがもらえるスタンプラリーもあります。詳細はコチラヘ！

レポートまとめ♪

●劇場版作品に特化した体験展示とスペシャル映像
●ファン歓喜のリアルな再現展示が7種類
●充実のグッズ販売は誰でも利用可能！
●目安鑑賞時間は1時間。逆行不可・一方通行制
●音声ガイドはスマホ。イヤホン必須です！

いかがでしょう!?　今展の醍醐味はなんといっても、来場者自ら作品の一部になれる再現展示。想い出のあのシーンを味わいにぜひ会場へ足をお運びあれ。会場内は一部除き、写真撮影も可能です！