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【クリムト・アライブ】 非日常の没入感! 流行のイマーシブアート体験、今度はクリムト! 東京で世界初開催!

アート鑑賞の新しいスタイルとして完全に定着した、エンターテインメント性の高い楽しみ方である“イマーシブ型”イベントの最新コンテンツが日本橋で開催中! 今回の主役はウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト! 全身でクリムトを浴びてください!《2025.10.5まで》
*掲載情報は2025年7月17日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
『クリムト・アライブ 東京展』
開催地日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 4F)
開催期間2025年7月18日(金)~10月5日(日)
開催時間10:00~18:00 *最終入館/閉館60分前まで
観覧料【一般】3000円、【高校大学生】2000円、【小中学生】1500円 *土日祝、お盆期間は日時指定制
休催日会期中無休
最寄り駅銀座線「三越前駅」A6出口より2分
主催クリムト・アライブ東京展実行委員会
特設サイトhttps://klimtalive.jp
【クリムト・アライブ】とは!?

19世紀末のウィーンを代表する、世界的画家であるグスタフ・クリムト(1862-1918)をフォーカスしたアート鑑賞イベントです!
アートイベントといえど、美術館でゆったり、静かに、マイペースで鑑賞する美術展ではありませんよ。
現在絶賛開催中の『クリムト・アライブ』は、美術鑑賞スタイルの新スタンダードとなっているイマーシブ系。プロジェクターを使って照射された映像(作品)を、大画面モニターやスクリーン越しに楽しむ、いま流行のスタイルです。
単に映し出すだけでなく、次々とめまぐるしく映像が変わるほか、会場となる空間全域で画家(作品)の世界観にどっぷりと浸かる没入型展覧会です。

ここ数年で、世界で、そして日本で数多く開催されているイマーシブ系アートイベントは、作品1つ1つをじっくりと楽しむ従来のスタイルとは根本的に違い、映像とともにサウンドが奏でられ、ときに香も漂うなど、エンターテイメント性が強い点も大きな特徴。
今回の『クリムト・アライブ』もこれまでのイマーシブ系と同じく、単純に見るだけでは、作品のタイトルや、そこに紐付くコネタ的な情報はほぼ入手できません! シャワーをあびるように、世界的アートを“全身で体感”。そんな感覚のイベントです。
このスタイルには、作品をしっかり鑑賞したい方からみれば賛否あるようですが、アートに疎い方や、美術館の敷居をまたぎずらい方などにとっては、極めて入りやすく、画家の存在を知る“入門”としてはかなり有意義。
肩肘張らずに楽しめる、予備知識すらいらない、非日常感満点のアートイベントなんです。

投映される映像(作品)は目の前のモニターだけにあらず。ときにフロア全体にも映し出され、流れるように動きます!

セクションの合間などに時折投映される、クリムトの言葉にも注目あれ。
ちなみに今回の『クリムト・アライブ』は東京開催が世界初! 世界に先駆けて公開される東京会場のあとは、2025年12月に大阪へ巡回*されることが決定しています。
*大阪以降は未定

『クリムト・アライブ』は、写真だけでなく、なんと動画撮影もOKなんです!
没入系のオーソリティが企画制作!
『クリムト・アライブ』の企画・制作を担当したのは、没入型イベントの立案・開発・制作等のオーソリティである、オーストラリア・メルボルンに本社がある「GRANDE EXPERIENCES社」が担当されました。
手掛けたイマーシブ系作品では、世界100都市以上で合計900万人以上を動員した『ゴッホ・アイラブ』や、日本でも大盛況となった『モネ&フレンズ・アライブ』など有名。実際にそれらを楽しまれた方も多いのでは!?
同社は、映像と高水準のサラウンドシステムを融合させた、どんな展示会場でも臨場感のある映像音楽体験ができる独自システムを有しており、最新作『クリムト・アライブ』でもその威力が遺憾なく発揮されています。
ちなみにモニターに照射される映像はすべて同じではなく、どれも違っており、複数のモニターで連続している場合もあれば、作品を部分的にカットした状態であったりと様々。
実際に会場で体感した印象では、ガツンと作品が単純に照射されるような(全体像が分かる)シーンはないため、ある意味掴みにくい部分もあるものの、大胆に切り取るような演出は、通常の美術館鑑賞ではありえないため、新鮮かと思います。
正面左右、後ろと、会場をグルッと取り囲むように設置された巨大スクリーンは、全部で21面。高さ7m、最大横幅はなんと12mもあるんですよ!

天井に設置されるプロジェクターの数は非公開とのことですが、ザッと数えるだけでも数十台。どの角度からでも楽しめるよう、無数の機材が投入されています。

本会場内では作品に関する解説は一切ありませんが、本会場入館前のスペースでは、クリムトがどういった画家で、どんな作品を残されたかなどが分かる、予備知識エリアも。没入体験前に見るか、体験後に見るかはアナタ次第!
本編は5章構成
そのリアルな没入体験はぜひ会場でしっかり体験してほしいところですが、ここから先は、実際に投映される映像をお触り程度に紹介!
1プログラム全5章構成となっており、約30分かけて一気に投映されます。終了するとすぐに次の回が始まる構成で、インターバルはありません。
めまぐるしく作品が投映されるイベントのため、実際問題登場する作品数がどの程度かも正確に把握できないほど。主催者に確認しましたが「・・・」と明解な解答は得られず。それほど、多くの作品が登場するということです!
本会場に入場するタイミングによっては、いきなり途中からということも充分ありえますのでご注意を。仮に途中入場となっても、滞在時間制限はありませんので、そのまま次の回をお楽しみあれ。
問題は、鑑賞する際のベストスポットがどこか!? ということですが、実際に訪れた印象では……、正解はなし。どの位置で見ても楽しめる内容となっており、立ち位置により視界に入るモニターが異なるため、角度をいろいろと変更しながら楽しむのがいいかもです。
ちなみに座って鑑賞できるソファもありますし、フロアに直接座っての鑑賞もOKなんです。
【1】ジャポニズム

クリムトが過ごしたウィーンの街から始まる、粋なオープニング映像のあとに続く《第1章》は、クリムトの創作活動にも多大な影響を与えたことで知られる日本画、そして浮世絵が展開。
クリムト作品をいきなり流さず、そのバックグラウンドとしてある日本画をまず紹介する点がポイントです。
クリムトは日本画が持つ大胆な輪郭線や流れるような模様、平面化された空間の使い方に強いインスピレーションを感じ、様々な日本ものを蒐集。アトリエは浮世絵や布地、陶器などであふれていたそう。
【2】ウィーン分離派

《第2章》では、芸術的な伝統に沿った保守的な作品作りを強要されることに息苦しさを感じたクリムトが、仲間のアーティストと共に結成した「ウィーン分離派」時代をフォーカス。
固定観念で縛られた伝統的な手法を破壊し、自由な創作活動に挑戦した時期に残した、グラフィックデザインとしても秀逸な作品群が次々と展開されます。
【3】女性の力

女性を主題とした作品を数多く残したクリムト。女性はクリムトにとって、究極の美であり、神秘な存在であり、欲望の対象だったそう。
《第3章》では、ときに写実的であり、抽象的であり、さらに官能的でもある、見応えある作品が展開。
クリムトは作品の題材となった女性たちの多くと関係を持ったそうですが、その女性たちは単なるモデルやパトロンにあらず。自分自身の姿を多くの人にさらし、注目を集め、不滅の存在として残すべく、女性自らクリムトに肖像画の制作を依頼していたそう。
【4】自然

《第4章》では、避暑地として夏に訪れていたオーストリアの田舎で出会った風景からインスパイアされた「自然」をテーマにした作品が展開されます。
作品によっては、それは印象派であり、点描派でもありと、様々な影響が見て取れるはず。
【5】黄金時代

クリムトといえば「金」、というイメージを持つ方も多いはず。
1900年代の初期の創作活動から、次第に「金」に取り付かれていったというクリムト。主人公を引き立てる豪華な装飾であるはずの「金」は、ときにそれ自体が主役と思えるほどに強烈なんです。
《接吻(恋人たち)》《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ》など、クリムトの「金」を代表する名画が次々と展開されていきます。
特設フォトスポットも!
『クリムト・アライブ』では、作品の世界を身をもって体感できる特別なフォトスポットが、本会場と連結した別室に2つ用意されています。
1つはアールヌーヴォーの傑作として高く評価されている、《生命の樹》と呼ぶ、渦を巻く黄金の枝が特徴的な作品に四方を囲まれながら写真撮影が楽しめ……

さらに奥へと進むと、《接吻(恋人たち)》の再現パネルが展開。パネル下部にある花壇部分はベンチとなっており、実際に座って写真が撮れるんです。

グッズも多数あり

『クリムト・アライブ』はオリジナルグッズ販売も充実! 日用品から文具、雑貨、食品とバラエティ豊富に用意されています。
例えば定番のポストカードが木製であったり、名古屋発の人気カフェ&パティスリーである「カフェタナカ」とコラボしたオリジナル黄金クッキー缶があったりと多数。クリムトの代名詞ともいえる“黄金”をモチーフとしたり、傑作名作を取り入れたりといろいろ購入できます。
イベントオリジナルキャラクター「クリムトさん」のグッズもあります! 大好きな猫を抱いているんです。
物販はイベント入館者しか利用できません!
【詳細はこちらへ】https://klimtalive.jp/tokyo/goods/

イベントを紹介したフルカラーのガイドブックもあり。一部ですが作品の解説もあります。2200円
コラボメニューも

会場となる「日本橋三井ホール」がある複合施設「COREDO室町」に入居する飲食店では、イベント開催を記念した様々なコラボメニューを提供中。
お店により、注文特典として「ランチョンマット」や「ステッカー」が先着でもらえます。
【詳細はこちらへ】https://klimtalive.jp/tokyo/event/
コラボメニューのほかにも、「COREDO室町テラス」の2Fにある「誠品生活 日本橋」では、本を購入すると「ブックカバー」が、イベントの半券を提示すると「ブックマーク」が先着でもらえる特典を実施中です!
【コラボキャンペーン告知サイト】https://mitsui-shopping-park.com/urban/muromachi/special/23-085/
レポートまとめ♪

・会場全域で展開される、圧巻の没入アートイベント
・「黄金」系の代表作のほか、クリムトの創作活動を展観
・グッズ販売、コラボ企画も複数!
いかがでしょう!? アート慣れしていない方も肩肘張らずに楽しめるはず。今回のイベントを機に、クリムトファンになる方もいるのでは!? はじめてのアート鑑賞というよりも、1つのエンターテインメントショーとしてとらえるのがいいかもしれません。
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