豊洲 千客万来、連日大盛況! 江戸風情香る空間で楽しむ、“食”の新名所が豊洲市場横に! 【食楽棟編】
築地から移転した豊洲市場に隣接する、食べて、癒して、泊まれる『豊洲 千客万来』がオープン! 大きな話題を集める新スポット、東京観光の一環としてアナタもぜひ。まずは“食”からリポート!
*掲載内容は2024年1月29日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
スポット概要
『豊洲 千客万来(食楽棟)』
所在地東京都江東区豊洲6-5-1
営業時間【物販・食物販】10:00~18:00、【飲食店】1&2F/10:00~22:00、3F/10:00~20:00 *最新営業時間は公式サイトでご確認ください
入場料無料 *飲食物販代等は別途必要
定休日年中無休
最寄り駅ゆりかもめ「市場前駅」より徒歩3分
駐車場あり/有料 *施設合計/574台(乗用車)
公式サイトhttps://www.toyosu-senkyakubanrai.jp
【豊洲 千客万来】とは!?
縁起物の水引をロゴに採用。お客さんとお店の縁をつなぐ場になればという思いのあらわれ。
新鮮な生鮮食料品を扱う中央卸売市場であり、2018年10月に築地から移転開場した『豊洲市場』。紹介する『豊洲 千客万来』は、その市場に隣接する新エリアとして誕生した、飲食店を中心とした【食楽棟】と、温浴宿泊施設を中心とした【温浴棟】の大きく2エリアで構成される大型商業施設です!
運営するのは、「万葉の湯」で知られる温浴施設を全国で10店舗展開している「万葉倶楽部」。
写真手前がいろいろなグルメを楽しめる【食楽棟】、奥に見えるビルような建物が【温浴棟】です。
本来、市場移転と同時期のオープンを予定していたものの、運営事業者の撤退・変更や、物資高騰、人手不足、コロナ蔓延など、問題が次々と襲いかかり、開発は遅れに遅れ、移転から5年以上過ぎてからの開業となりました。しかし、コロナショックもほぼ落ち着き、外国からの旅行者も増え続けているいまは、タイミングとしてはむしろ絶好の機会ともいえそう。
事実、様々なメディアで紹介されていることもあり、連日大盛況。扱っている食の“価格”でも大きな話題を集めるなど、注目度の高いスポットであることは間違いありません!
最寄り駅「市場前駅」から東西に細長く延びる『千客万来』。江戸を意識したという風情ある建物が目を引きます。ちなみに土地は東京都所有。50年契約の借地とのこと。
日本人はもちろんですが、なんといっても熱い視線が注がれているのはインバウンド(外国人観光客)であることは明白。豊洲市場にも飲食店はあり、新鮮な食材を使っていることもあってか、それなりお値段は覚悟でちょっと奮発というイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、新たに誕生した『豊洲 千客万来』は、そのイメージを遙かに超える高額グルメがズラーリ!
フードコートには、6000円代〜1万円代の海鮮丼など、SNSで「インバウン丼」などと揶揄される、日本人の庶民の感覚からすれば「うっ・・・」となりそうなメニューも正直少なくないのですが、インバウンドの方にはそれほど高いという認識はないよう(!!)。高額グルメが次々と売れている様子を、TVなどで目にした方もきっと多いのではないでしょうか。
地元民である日本人が指をくわえているなか、外国の方がじゃんじゃん楽しむ姿を見るのは、なんともやるせない気持ちになるかもしれませんが、うーん、難しいところですネ。
食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」とは!?
【温浴棟】ビルから【食楽棟】を見下ろすことが可能です!
今回まず紹介するのは、もっとも利用者が多いであろう【食楽棟】。見込み客数を年間約200万人と予想する、『豊洲 千客万来』のなかでももっとも賑わうエリアがここです。隣接する「豊洲市場」から仕入れた新鮮食材を使った、絶品グルメがいろいろ楽しめます♪
江戸の古式ゆかしき街並みを再現した、オープンセットのようなエリア内に入居するお店は約70店舗。2024年2月1日の開業時点で実際にオープンしているのはうち65店舗とのことで、残りは順次開店予定。2024年4月中旬にはフルオープンとなるそうです。
【食楽棟】は地上3階、地下1階で構成されており、一般客が通常利用するのはうち1F〜3Fの3フロアです。
表通りに面した1Fは、ラーメン屋さんや食堂などが入る「飯屋・茶屋」エリア。お店に併行して桜が植樹されており、開花シーズンには見事な花を咲かせそうです! 裏手には団体用バスが駐車するスペース*をガッツリ確保と、観光客どーんと来い!! という意気込みと期待がヒシヒシと感じられます。
*駐車場は観光バス用で27台、乗用車用で458台分用意。【温浴棟】含めると乗用車用は合計574台分
ちなみに1Fにはコンビニ「ローソン」もありますが、景観に配慮し店舗の色が変わっていたりも♪
いきなり飛んで3Fは、フードコートエリア「よりどり町屋」。うどんやそばなどの麺類から海鮮系、焼き肉系など、いろいろなできたてグルメが楽しめるお店がズラリ。エリア奥には、もっとも広い店舗面積を確保して営業する海鮮バイキングがあります。メインの母屋と向かいの建物をつなぐ、渡り廊下的な通路が2本あるのも特徴です。
そして2F。最寄り駅「市場前駅」とデッキでつながっており、駅を利用した方はほぼ間違いなく真っ先に辿り着くであろうスポットが2Fです。
開放感ある屋外と屋内エリアから構成されており、屋外中央にある「豊洲 目抜き大通り」は、全長約106mに及ぶ本施設のブロードウェイ的スポット。小腹を満たしたくなる様々なグルメを扱うお店が、ハシゴしたくなるお店が両脇にズラーっと軒を連ねているんです!
「豊洲目利き大通り」には、地元江東区の人気飲食店ほか、いろいろなグルメを提供するお店が軒を連ねます。
その大通りと併行して展開されるのが、棟内エリアとなる屋内の「目利き横丁」。天候に左右される楽しめるエリアで、フード類のほか、スイーツや物産店など、いろいろあります♪
屋内エリアとなる「目利き横丁」。天井には多数の大漁旗と、雰囲気も上々♪
注目したいのは、大通りに面した店舗は、屋内の横丁側と表裏一体の店構えとなっている店舗が多いこと。たとえば、大通りでは食べ歩きもできる軽食を提供し、屋内ではカウンターを設けゆっくりグルメを楽しめるといった具合。同じお店でも2通りの楽しみ方ができるスポットもあるんです。↓ こんなカンジです。
「豊洲 金ぷら」は、大通り側では揚げ蒲鉾など、すり身や甘酒などのテイクアウト系を提供しつつ、屋内側では「おでんバー」としてカウンター営業といった感じ。提供全メニュー食べ歩き可能です! ちなみに浮世絵風コースターはAIで製作。店内に掲げられている絵も販売中です!
ちなみに【食欲棟】2Fには、同施設のシンボルとなるランドマークの「時の鐘」と呼ぶ鐘の櫓が! 広報担当によれば、掲げられている大きな鐘は、毎日9時/12時/15時/18時/21時に実際に鐘をつくそう。
全高10mくらいはありそうな「時の鐘」は、待ち合わせにピッタリ♪ 周囲は広場となっており、定期的にイベントも開催予定。広報によると、神社・仏閣のように柱に千社札を貼るといった計画もあるそう。
余談ですが、【食楽棟】各所に使われてる木材は、多摩産材である杉の木が中心。フロアには御影石が敷かれ、棟の瓦は淡路島の伝統瓦「いぶし瓦」を使っています。
ちなみに「東京豊洲 万葉倶楽部」が入る【温浴棟】ビルは、2Fで直結。詳細は↓へ!
アクセスは!?
最寄り駅であるゆりかもめ「市場前駅」からスグであり、東京BRTと呼ぶバスが市場前まで運行されるなど、交通の便は比較的いいものの。とくに東京BRTは20分に1本と便数が少ない点がネック。新施設は夜間利用も多いと予想されるだけでに、現在増便願いを出しているそうです。
どんなお店があるの!?
長くなりましたが、ここから先は【食楽棟】で軒を連ねるお店を、もっとも賑わうと予想される2Fを中心に、無作為にチョイスしてご紹介。さらに詳しく知りたい方は、公式サイトもご確認くださいませ。
2F/ハシゴしたくなるお店がズラリ!
「江戸深川屋」
食べ歩きにも便利なコロッケなどの揚げ物を提供。「名物 深川コロッケ」はブランドさつまいも「紅はるか」とアサリのブレンドが絶品。タコ、海老、帆立を使った「豊洲海鮮せんべい」もオススメ。屋内側にイートインコーナーもあり、お酒を楽しみながらお食事も可能です♪
「濱風茶房」
お茶の品評会で長年1位を獲得している福岡の銘茶「八女茶」を使った、抹茶ラテやモンブラン、ソフトクリームなどのスイーツ系を提供。いちご大福(写真)も通年販売中。
「肉好き 大黒天」
肉おろしが運営する肉屋台のお店。揚げたての肉惣菜から、串焼き、すき焼き豆腐、メンチカツなど、いろいろな肉グルメが揃ってます♪
月島といえばの、出汁と食材にこだわった“もんじゃ焼き”を楽しめるお店。本店が通算15店舗めとなり、店内ではここでしか食せない、ウナギやうになどを使ったグレードの高い限定メニューも。お好み焼きの提供もあるそう。
「相馬水産」
創業60年を超える、マグロの仲卸業者が運営するマグロ専門店。なかでも注目は、刺身や焼きで味わう「串」。大トロ、中トロのほか、頬や喉といった稀少性の高い部位の提供も。高い解体技術がないと、取り出せない珍しい部位も味わえます♪
「漁火」
創業150年を数える、豊洲市場の超老舗水産仲卸「水長水産」が新しく展開する新事業。市場からダイレクトに仕入れた新鮮食材を元にした海鮮炉端焼きなどのグルメに加え、厳選酒を提供予定。開店は2024年3月を予定しています。
2F/屋内エリアも覗いてみよう
「かっぱ村粋品店」
浅草かっぱ橋で親しまれているお店が豊洲に登場。ほうれん草を練り込んだ生地が自慢の「かっぱ肉まん」や蒸しガニなどを販売。豊洲市場見学+高鮮度海鮮グルメが楽しめるツアーもあり。詳細は公式サイトへ!
「豊洲物産」
全国各地で販売されている乾物や瓶詰、調味料、ふりかけなど、和食にあう食材等を幅広く取り揃えているお店。お土産にも喜ばれそうな珍しいモノがたくさん。
見た目も鮮やかなこちらは、季節の花をモチーフとしたフラワーおはぎの専門店「Oh! huggy!!」。北海道産の小豆や、飛騨の餅米を使い、店内で手作りするという、お土産にも喜ばれること間違いナシ。23区内で初出店です! 旬な食材を使った、月替わりのおはぎの提供も♪
「たまごや新海商事」
日本全国のうまい卵を、常時20種類以上販売しする卵の専門店です! 築地場外市場で長く営業されてきた、創業64年の老舗鶏卵問屋が「千客万来」にも登場。定番系から週替わり系まで、訪れる度に新しい卵との出会いがあるはず。取材時のイチオシは栃木の「頂」。なんと4個で1400円! 店内には卵にある、醤油や塩などの調味料も販売中です。
2Fにはこんなお店も! お土産も!
「豊洲 えんぎもの」
一際広いエリアで営業しているのは、お土産や和雑貨などを扱うお店「豊洲えんぎもの」。「千客万来」でしか買えないお土産や、日本の和を感じさせる、外国人受けがよさそうな各種商品を販売中です!
その物販エリアの対面には「豊洲のみよし」と称した、全国のお酒を楽しめる利き酒コーナーや、見た目も鮮やかなスイーツなどを楽しめる、もなかやぜんざい、さらに金箔入りソフトクリーム(!)などを扱うカフェ「豊洲ふくらすずめ」を展開。
なかでも注目は「豊洲のみよし」。北海道から熊本まで、30種あまりの日本酒を楽しめるサーバーを用意。利用法がユニークで、1回2000円のガチャに挑戦し、カプセル内にあるオチョコとコインを使って楽しむというもの。コインは通常5枚入りですが、運が良いと7枚入っていることも! オチョコは持ち帰りOKです!
「貴和美」
「千客万来」にお店を構えるなか、もっとも異彩を放っているのがこちらの包丁専門店。オリジナルを中心に、常時300種類の展示包丁を販売。かっぱ橋でお店を展開しており、「千客万来」で通算4店舗めとのこと。用途にあわせた、切れ味抜群な包丁が購入できます! 外国人の方も引き合いもかなり多そうな予感。オーダーメイドの相談にも乗れるとのこと。
3F/高額メニューも話題のフードコート
3Fフロアは、その場で座って食べられるフードコートエリア。ホンカク・ホンモノの食を楽しめる、絶品グルメを扱うお店が13店舗が軒を連ねます。
どれも見るからに美味しそう〜なメニューばかりなのですが、提供されるメニューは全体的に高額系が目立つ印象・・・。その金額には誰もが一瞬「えっ!?」と驚くはず。学生さんはもちろん、社会人であってもサッと決断できるメニューはちょっと少ない!? かもしれません。
「銀座 鮨たじま」
絶品海鮮丼やお寿司を提供するこちらは、銀座6丁目に本店を構える寿司の名店による初の海鮮丼専門店。写真はウニ、蟹、いくら、大エビ、大トロ、中トロなどがのった「ぜいたく丼チャンピオン」(5500円)と、いくらが盛り付けられた「ぜいたく丼」(2420円)。そのほかにも様々なメニューを展開中です。
ポキボウルと呼ばれる、豊洲市場で仕入れた魚類を中心とした新鮮食材とサラダを、様々な調味料で味付けしどんぶりとして販売。ヘルシーフードとしてハワイなどでもお馴染みなんだそう。1度に複数種類(6/8/10種)の味を楽しめる手巻きセットの販売も。2000円代〜と比較的手頃な価格で楽しめます。
「いろは 豊洲」
新鮮な海鮮が食べ放題となる、バイキングも! 市場がやっている日であれば、1日1回マグロの解体ショーをライブで見ることができるなど、1度は訪れたい気になるお店です。運営は大手旅行会社「H.I.S」。座席はエリア最大となる130席。ズワイガニやサイドメニュー、スイーツ含め、約50種類以上から楽しめます♪ 珍しい海鮮系のバイキングだけに期待は高まりますが、飲食料は大人で6578円(70分)〜。
1F/ラーメン店や海鮮食堂が
大通りに面した1Fフロアには、「九十九里らぁめん くくり」「本まぐろそば 䱻」「北海道ラーメン 醸」といったラーメン屋さんのほか、海鮮グルメが楽しめる「北海道港町食堂」「魚々屋たかぎ」、さらに2月中旬には「松屋精肉店」、4月には「豊洲のイタリアン かにやかに」も登場と、比較的手軽に楽しめるお店で展開。近隣住民の方やサラリーマンなどの利用も想定しているとのこと。
無料の足湯庭園があるんです!
「千客万来」の利用者は【温浴棟】8Fにある、足湯スポットが“無料”で使えるんです! 足湯は湯河原温泉の源泉から、毎日20tタンクローリーで輸送(!!)しているホンモノの温泉水。オープンエアーで豊洲の街を眺めながら、ゆったりくつろげちゃいますヨ〜♪
足湯内にはブルーの照明付きと、夜もムーディーです♪ タオル販売(200円)もあり、手ぶらで楽しめます。最大60人くらいが同時に利用できるほどの大きさです。同じフロアにはカフェもあります。
レポートまとめ♪
・豊洲市場仕入れの新鮮食材を使ったグルメを楽しめる
・ハシゴしたくなる食べ歩きグルメもいろいろ
・お土産屋さん、無料足湯スポットもあり♪
いかがでしょう!? 新鮮な絶品グルメをまとめて楽しめるこの新スポット。無料足湯スポットもありますので、まずは1度、お出かけしてはいかがでしょう〜。リポート第2弾は【温浴棟】。近日公開!
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