イベント

文・写真： 山さん

【からだウォーズ】 免疫軍vsウイルス軍に分かれ、遊びながら両者の仕組みを学ぶ体験イベントが、日本科学未来館で! 無料!

イベント概要

開催地日本科学未来館 1F 企画展示ゾーンa（東京都江東区青海2-3-6）
開催期間2025年11月26日（水）～2026年1月25日（日）
開催時間10:00～17:00 ＊最終入館／16:30
体験料無料
休催日火曜（1月6日は開館）、12月28日～1月1日
行き方ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」より徒歩5分
主催キリンホールディングス
告知サイトhttps://health.kirin.co.jp/special/

【からだウォーズ】とは!?

インフルエンザや新型コロナウイルスなど、いつなんどき自分の身に降りかかるとも限らない様々な感染症への意識を高め、感染してから対処するのではなく、予防策としてアクティブに動く切っ掛けとなればと開催される啓発イベントです！

すでにニュース等で報道されていますが、2025年は例年よりも早くインフルエンザがいま大流行中。驚くべきことに、2025年10月末からの1週間に報告去れた感染者数は、昨年の同時期の10倍*（!!）という驚異的なスピードで感染が広まっています。ああぁ、恐ろしい……。

＊厚生労働省発表

しかも近年はインフルエンザの時期に、ほかの感染症も同時に流行するなど、感染症を防ぐための対策は例年以上に急務となっているんです。

また、子どもや自分自身が感染し回復したあとに身近な家族が体調を崩す、“時差だおれ”と呼ばれる経験をした方が8割り*に及ぶなど、感染症対策は、“個人”はもちろんですが、“家族”全体で行うことがじつはかなり大切なんです。

＊キリンホールディングスが行った独自調査による

そんななかで企画された『からだウォーズ』は、感染症が蔓延しやすい秋冬シーズンである、11月26日から1月25日の約2ヶ月間に渡り開催される特別イベント。

普段から意識を高めるための切っ掛けになればと、「免疫」ケアに効果がある「乳酸菌」の研究にも長年チカラを入れているキリンホールディングスが企画。

害のある侵入者である「ウイルス」、そしてそれを打破する体の守り隊である「免疫」の両側面から“感染症を知ろう！　学ぼう！”というイベントです。

もちろん内容が内容だけに、専門用語が飛び出すなど、多少たりとも難しい面はありますが、すべてがお勉強とならないよう配慮されています。

事実を一方的に紹介するのではなく、”楽しみ”ながら知り・学んでもらうべく、テーマパークを楽しむ感覚で理解を深めてもらえればと、視覚的に親しみやすいビジュアルを駆使しながら、複数のコンテンツとともに展開されます。

なかでもメインターゲットとしているが、子どもたち。

ワクワクしながら子どもたちに楽しんでもらい、会場で学んだことを家に持ち帰り家族に伝え、“家族ごと”として健康意識をアップ。“時差だおれ”をしないよう、家族単位で感染症対策を行ってもらえればと企画されました。

PV公開中！

知る・見る・体験の学びの場

前置きが長くなりましたが、実際問題、会場ではどんなコンテンツが展開されるのか!? をザッと紹介すると、会場は「展示ブース」と「体験ブース」に二分でき……

体験者はまず、「免疫細胞軍」か「ウイルス連合軍」かのどちらかを選択。それぞれのゲートから入り、先へ進みます！

＊体験後1度会場外へ出て最後尾に並びなおせば、初回に選ばなかったもう一方の軍での参加も可能です。

展示エリアで学ぶ！

まずは展示ブースから。「免疫細胞軍」「ウイルス連合軍」ともに、どんな種類があるのかなどを、導入部として簡単に解説しつつ、疑問を解説するボードを用意。

その先では、さらに詳しい特徴や機能をそれぞれの「免疫」「ウイルス」ごとに、柱にして解説。視覚的要素を意識的に増やすことで、子どもたちにも判りやすくしているんです。

なかでも、素人目線でもっとも分かりやすいと感じたボードがこれ。

「免疫細胞軍」ではそれを維持するための食生活や生活習慣の情報を、「ウイルス連合軍」では感染しやすい人の傾向や予防の重要性をそれぞれ解説。視覚的にもわかりやすいため、まずはこれに気をつければいいのかぁと、すんなりと頭に入ってくるはず！

ゲーム感覚で学ぶ！

展示エリアの先では、「免疫」の仕組みや「ウイルス」の特徴を、楽しみながらインプットしてもらうべく、3つの体験コンテンツが展開。

「体内大戦リズムゲーム」は､上から下へと流れてくる「免疫」や「ウイルス」に関する適切な要素を、絶好のタイミングでボタンを押しスコアを稼ぐというもの。

「免疫細胞軍」「ウイルス連合軍」の対戦ゲームとなっており、1度に4人体験可能。1回約2分程度です。

ゲームの内容は至ってシンプルなもの。展示エリアで学んだ情報を思い出しつつ、高得点を狙って！

次に展開されるのが「かえってきた！　からだウォーズ」と呼ぶ、迷路エリア。

免疫の仕組みや、キリンホールディングスが行っている乳酸菌研究についての問題が全3問出題。あっていると思うほうへ進むだけ！

＊写真は、来場する楽しみを残すため、編集部サイドでボカシ処理を行っています。

進んだ先が「正解」か「残念（不正解）」かが即分かるようになっています。正解するには、前半部の展示エリア等で学んだ知識が必要となりますが、なかなか全部覚えきるのは厳しいかも。

でも、「残念（不正解）」でもまったく問題なし！　その回答が、正しくないという知識がインプットされることが、より高い感染症対策につながります。ポジティブに考えると、さらに楽しめると思いますヨ。

ファイナルラウンドとなる「免疫応援ボールゲーム」は、巨大モニターに映る「ウイルス」を、「免疫細胞」がすべて倒せばいいゲーム。体の中で実際におこっている仕組みを、視覚的に表示したものです。

イエローの「免疫細胞」のうち、司令塔となる「金」のリングに囲まれたものに「金」のボールを当てると、司令塔とそのほかの免疫細胞が活躍しウイルスを倒し、「白」のボールを「白」のリングに囲まれた免疫細胞にあてると、あてた細胞がウイルスを倒すという簡単な内容。

1回2分のボール投げゲームですが、実際に体験すると、ボールの色までしっかり見ている暇は正直なく、とにかく“投げろ〜” “当てろ〜”となりますが、それでOK。

ちなみに、「白」のボールを「金」のリングに囲まれた司令塔に当てても反応しませんからご注意を〜。

ボールが当たることで「免疫細胞」が活性化し、「ウイルス」を倒すという一連の流れが分かればそれでいいです！　親子で協力して楽しんじゃいましょう〜。

……と、足早にご紹介しましたが、会場の様子はこんなところ。子どもたちが遊びながら学べるイベントとして、約2ヶ月間の開催で7万人程度の来場を予定しているそう。

「無料」で楽しめる点も見過ごせません！

体験者プレゼントも！

なんと！　体験者には、感染症対策について学べる「ボードゲーム」がもらえる特典もあるんです。

＊数量限定配布

今回のイベントで学んだ内容とリンクしており、「免疫細胞」vs「ウイルス」を対戦して楽しむゲームとなっています。自宅に帰ってからも「免疫」や「ウイルス」についていつでも復習可能で、家族やお友達と一緒に遊べます！

ちなみにゲームを考案したのは、愛知県に在住する小学5年生3人組。将棋ゲームをもとに独自でアレンジしたもので、イベントのビジュアルと連動させた以外、構成やルール等は3人組が考えたオリジナルのままなんだとか。内覧会にも遊びに来てくれました♪

レポートまとめ♪

・「免疫」と「ウイルス」について楽しみながら学べる
・視覚的にわかりやすい、展示と体験の2エリアで構成
・ボードゲームがもらえる来場特典もあり！