
【クックハル】 地産地消の絶品ランチや野菜販売に熱意を注ぐカフェは、スパイス開発にも力を入れて地元を盛り上げる♪

観光客自身が地域を知り、共感し、思いを馳せるだけでなく、迎え入れる観光業者や県民も、自然環境や伝統文化に配慮する。そんな相互理解の普及を目指し、旅の視点を変えよう! と提案中の“エシカルトラベルオキナワ”。
リポート第1弾は、旅に欠かせない「食」からスタート。地元のおいしさを知るだけでなく、作り手、迎え手のこだわりを感じるべく、名護市の《クックハル》へ。
“やんばる”の旬野菜を使った食事が楽しめるこのカフェは、地元食材に強くこだわりながら、同業農家を盛り上げ、生産者と飲食店、そして消費者との接点開拓にもチカラを入れる、地元愛に満ちたオーナーが切り盛りするお店です♪
*掲載情報は2025年1月下旬時点情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真は編集部による(一部除く)。
スポット概要
『クックハル』
所在地なごアグリパーク内(沖縄県名護市名護4607-1)
営業時間9:00~17:00(モーニング/9:00〜10:45、ランチ/11:00〜15:00)
定休日基本無休(年末年始除く)
無料駐車場260台分
行き方沖縄自動車道「許田IC」よりクルマで10分
公式Instagramhttps://www.instagram.com/cookhal/
【クックハル】とは!?

沖縄県北部に位置する、人口6万5000人の都市「名護市」。その北東部にあるカフェです! こだわりは、ずばり“地産地消”。
世界自然遺産登録地である広葉樹の森《やんばる》の恵を受けた、瑞々しい旬野菜をふんだんに使った食事が楽しめるお店です。
ポイントはそれら食材が、“沖縄県産”ではなく“やんばる産”であること。「観光客の方だけでなく、地元の方にも、“やんばるの食材がおいしい”ということを、広く知ってもらう場でありたいです」とは、オーナーの芳野サン。

その言葉通り、観光客はもちろん、地元の方からも話題を集めており、お昼どきともなると、その味を求め多くの方でにぎわいます。ドリンク販売等も行っているため、休憩ついでに利用する方もありと、憩いスポットとなっています。

お店は、2024年5月5日オープンした《なごアグリパーク》と呼ばれる食と緑の複合施設内に。グルメはもちろん、土地のお土産やいろいろな体験ができるマルチスポットであり、観光拠点として利用される方も多いスポット内にあるんです。

スイーツカフェ、マルシェなど、6次産業化を目指す多彩なお店が入居する《なごアグリパーク》。開放感抜群な広大な内庭も! 入場自体は無料なんです♪
余談ですが、2025年7月25日にオープンする話題のテーマパーク《ジャングリア沖縄》は、同店からクルマで15分程度、沖縄といえばの《美ら海水族館》は30分程度の距離にあります♪
自社農園で毎日収獲!

*素材提供/OCVB
《クックハル》は、お店からクルマで10分程度の距離に1ヘクタール(約3000坪)の自社農園を構えており、提供するその日に必要な量だけ収獲するスタイルです。その日のうちにランチとして使い切るほか、(連携農家さんの生産分も含め)野菜そのものを店頭で直接販売しています。
栽培する野菜は葉物を中心に、年間40〜50品種とかなりのもの。野菜目当てに同店を訪れる地元の方も多いそう。

店頭・店内では、その日に収獲した旬野菜(トマト、キュウリ、ねぎ、ハンダマ、ルッコラ、三つ葉など)を多数販売。オリジナルピクルスの販売もあります!
一番人気のランチプレートはある程度メニューが決まっているものの、当日に収獲できる野菜と相談しながら専属シェフと相談のうえ決定。つまりそのメニューとの出会いは一期一会。次に訪れて同じものが食べられるとは限りませんので、気になったら迷わずご賞味あれ。

少量ずつ、いろいろなご当地食材が楽しめるランチプレートは旅の思い出作りにもピッタリ♪
やんばる産スパイス!
オーナーの芳野さんは、自分のお店の切り盛りだけでなく、手掛けた野菜が(思うような価格で)売れないと悩む地元農家さんと共に、生産から流通までを一体で行える仕組みを作るべく尽力。
《やんばる畑人プロジェクト》と呼ぶ、農業従事者(=畑人)だけでなく、それを使う料理人や加工人、宿主などを巻き込んで交流会を積極的に行ったり、生産者と飲食店をつなぐイベントを開催したりと、“やんばるのおいしい”を地域をあげて盛り上げようと奮闘されています。
そのプロジェクトの1つの大きな目標となっているのが、「やんばる産スパイス」の開発。スパイスを継続的に栽培するには、気候が亜熱帯系であるなど条件があり、やんばるエリアはその北限。栽培できるギリギリのエリアなんだそう。
現在、島唐辛子やウコン、胡椒、コリアンダーなど、約20種類のスパイスの試験栽培を行なっており、スパイスが安定的に生産できるようになると、やんばる産食材100%のスパイスカレーが提供できるようになるんだそう。
「日本のスパイスはほぼ100%輸入頼りですが、やんばるには米や塩、砂糖、肉、魚、そして野菜と、スパイス以外はほぼ揃っています。あとはスパイス」と芳野さん。

笑顔が素敵な物腰柔らかい芳野オーナー。仲間を巻き込んで、地域を盛り上げるべく奮闘中。「やんばるが食が豊かな地域であることを、もっと多くの方に知ってほしいですね」
プロジェクトの一環として“にわかスパイス研究所”を立ち上げ、やんばる産スパイスやそれを使ったメニューの研究を行っており、一部商品化にこぎ着けたものもあるんです。

《やんばるスパイス》は2種類のウコンや生姜などに、5種類のスパイスをブレンドした商品。利用原料の58%がやんばる産。調理塩版もあり。

やんばる産のスパイスを、《やんばるパウダー》と銘打ち小袋に入れてワンコインで販売中(500円)。ウコンやカラキ、島唐辛子などあり。お土産にもいいかも!

胡椒も栽培しており、なんと胡椒栽培のワークショップ(!)も開催中。胡椒畑の見学、栽培方法レクチャー、胡椒の苗木、ランチ代込みで4950円。沖縄以外の場所でも、室内で栽培可能とのこと。
日替わりランチ、大人気!
実際、お店で楽しめるメニューを紹介すると……。

《日替わり畑のランチプレート》ドリンク付きで1760円〜。 *選択ドリンクにより価格変動。
お昼どきの定番メニューとなっているのが、今回実際に頂いたこちらのランチプレート。気持ちがググンと上がる、鮮やかな彩りにまず心が奪われますよね! 食べる前からおいしさが伝わります。
お皿に盛られたのは、お隣の村、名護市羽地産の地元米「ミルキーサマー」を筆頭に、レタス等の取れたて葉野菜、野菜の天ぷら、3品デリ、スープ。やんばる若鶏のグリルは、ブロッコリーの特製クリームソースとじゃがいもの千切りをのせてまとめてガブッと。うーん、どれも美味!
米、鶏肉、野菜とバランスも良く、とくに癖もなく、野菜嫌いな子どもたちでも難なくいけそう。ほぼ100%やんばる産の食材で構成したランチとのことです。

ランチセットとともに人気となっているのが、これまた見るからにおいしそう! なホットドック。地元やんばるの豚肉100%のお肉をハーブと絡めて焼き上げたソーセージと、自家製マスターバターをたっぷり塗り込んだ、全長20㎝(!)のビッグサイズ。
同店の名物メニューとして大人気なのも、頷けます。
サラダ・ドリンク・スープ付きのイートイン(1760円)、ドリンク付きイートイン(1540円)のほか、ドック単品のテイクアウト(1080円)も。

そのほかにもメニューはいろいろ。テイクアウト対応のランチボックスのほか、モーニング専用メニューも。ドリンクメニューはスムージーが大人気。沖縄といえばのシークワーサー系もあります♪ ドリンク片手に、表の芝生エリアでのんびりすごすのもおすすめ。

食を盛り上げる陰の立役者となっている、料理が盛られるお皿は、地元の陶芸アーティスト・紺野乃芙子さんの作品。一部お皿は購入することも可能です。

奥の黒壁に飾ってあるのは、自社農園で栽培された食材やスパイスを枯らしたもの。
飲食は店内でも、店外でもOK。座席は全部で16。ちなみにお店の壁は土塀。自社農園を開墾した際に出た粘土と100年前の瓦を使い、先の紺野サンが自ら塗り固めたそう!

店舗外には、ご覧のようなリクライニングクッションも。《なごアグリパーク》の施設側が用意したもので、自由に使ってOK。お店で買ったドリンク片手に休憩してください♪
行き方は!?
お店がある《なごアグリパーク》へのアクセスは、基本クルマのみ。
国道58号線沿いにある、ホームセンター「メイクマン」と、斎場「サンレー北部紫雲閣」の間の道を入り、大きなガジュマルの木があるロータリーを越え、直進した先が目的地です。
無料駐車場が260台分と大量。動物たちと触れ合えるテーマパーク「ネオパーク」も目と鼻の先。
もっとも近い高速出口「許田IC」からも、(信号がほとんどないため空いていると)クルマで10分とアクセスは便利。ちなみに「那覇空港」からは約78㎞/クルマで1時間程度です。
レポートまとめ♪

・地産地消のこだわりランチを提供
・自社農園で生産した野菜を調理、販売
・スパイス自社生産にも尽力中!
・農家同士の交流会等もプロデュース
いかがでしょう!? 彩り豊かなランチプレートなど、お腹も気持ちも満たすグルメ類はもちろんですが、なにより志の高い芳野オーナーの人柄が魅力。観光客中心のお店というよりも、地元密着型といった印象。オーナーとの会話も楽しむ目的で立ち寄って、地域を盛り上げる強い思いに共感しながら、食事を楽しむ。そんな旅もあってもいいのでは!?
オススメスポットはほかにも!
今回ご紹介した記事は
いかがでしたか?
もう一度このページを先頭から見る
以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!