2025.02.14

特集記事

文・写真: 山さん
2025.01.21

すべて無料! 有楽町のSusHi Tech Square、第5期展示スタート!! 見る学ぶやるコンテンツ多数♪

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町

一般の方に広く開放されている「SusHi Tech Square」。意欲的な企画を適時行っていますが、その最新シーズンとなる第5期のプログラムがスタート! アートあり学びあり体験ありと、そのすべてが“無料”で楽しめますヨ〜。《2025.3.23まで》

*掲載情報は2025年1月17日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

イベント概要

『SusHi Tech Square 第5期展示』

撮影OK(写真・動画)
トイレあり

所在地SusHi Tech Square内 1階Space(東京都千代田区丸の内3-8-3)
開催期間2024年1月18日(土)~3月23日(日)
開催時間【平日】11:00~21:00(最終⼊場/20:30)、【⼟休日】10:00~19:00(最終⼊場/18:30)​
入場料無料
休場日月曜日(2月24日は開場)、2月25日
最寄り駅有楽町線「有楽町駅」D9出口よりスグ
主催東京都
公式サイト【アート展】https://sushitech-real.metro.tokyo.lg.jp
*【いきもの展】はコチラ、【レガシー展】はコチラ

【SusHi Tech Square】とは!?

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町

SusHi Tech Squareスシ・テック・スクエア 》は、“デジタル”を切り口に様々な展示やイベントを行っている、東京都が主催・運営する常設施設です。

東京の「未来」を感じてもらうユニークな体験展示など、複数のコンテンツを見たり、やったり、感じたりと、大人だけでなく、子どもたちも楽しめる「無料」スポットです。

オープンは2023年8月。有楽町という土地柄、お仕事帰りや合間に立ち寄る方やインバウンド、さらに学生さん、小学生などの社会科見学としても利用されているそう。これまでにおよそ9万人の方が来場されたとのことです。

アクセスの良さも魅力。地下鉄有楽町線の有楽町駅がもっとも近いですが、最寄り出口から地上に出て、振り返ると目的地! という好立地に。JR「有楽町駅」からも徒歩数分の距離。「東京交通会館」の向いといえば、位置関係がわかりやすいかも。

有楽町ということで、銀座も徒歩圏内と、お出かけの合間にあわせて立ち寄るのも便利な場所にあるんです。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町

SusHi Techってなに!?

未来を見据えたアイデアなどをデジタル技術を駆使して形にし、それを強みに世界へ発信しようという、東京都が音頭を取って推進するプロジェクトのこと。今回ご紹介する「SusHi Tech Square」は、その拠点となる有楽町の施設の1Fにあり、2Fには、東京都が応援するスタートアップ企業などが入る「TiB」と呼ぶオフィススペースがあります。

第5期は3つの企画が同時開催!

会場は、《SusHi Tech Square》1Fの奥にある広いスペースで開催中です。

オープン以来、未来の東京を占うような興味深い展示や企画を開催してきましたが、ややこしいのが、すべての企画が会期ごとに入れ替わるわけではないこと。

開催しているのは……

【1】メインとなるアート展
【2】東京の生き物を知る展示会
【3】東京オリンピック2020のレガシー展

の3本柱となっています。

一定期間ごとに、第1期、第2期……と会期を区切ってイベントを行っているのですが、もっとも広いエリアを使って展開されるメイン企画以外は、(現時点)第1期からずーっと同じ展示が継続されている*異色な展開となっています。

*メイン以外の企画はたまたま第1期〜続いていますが、「常設展示」というくくりではないそう。今後の会期で消滅する可能性があるとのこと。
*会期と会期の合間は3週間程度の展示替えがあり、その間はイベントスペースは全域入場できません(1Fの入り口フリースペースは入場可)。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町

企画により使うスペースは変わるもの、この広い空間のなかで複数のイベントが同時展開。すべて無料です!

そのため、このリポートを読まれる方のなかには、「このイベント、前やってたよね!?」と思う方も多いかと思いますが、それは正解。すでに現地へ足を運ばれた方には、一部内容が古いかと思いますが、とりあえず第5期(2025年1月18日〜3月23日)で楽しめる企画はコレ! と、割り切ってご紹介しますので、混乱しないようご注意ください。 

【1】Alternative Living 展

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町

第5期のメイン企画が《Alternative Living 展》と呼ぶ、現代アート展。

現代アートクリエイターが考える、テクノロジーを駆使して生まれる“未来の東京の暮らし”に注目した展示会で、“こんな感じになったらいいな!?”を来場者に空想してもらい、来るかもしれない未来の暮らしに想いを馳せてもらおうという企画です。

新しい気づき、出会いを楽しんでもらえればと担当者。

アート展と言えば、「ホワイトキューブ」と呼ばれる白い壁や床など、作品だけにじっくり没入できる空間で展示されるケースが多い印象ですが、今回のテーマは“暮らし”であることから、リビングにいるかのような空間を再現したそうです。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 アート展

リビング感を演出するため、中央にくつろげるソファを用意するなど、通常のアート展とは趣向を変え開催。展示会場は楕円の鉄の枠で囲まれていますが、それ自体が1つの作品《透壁》(山田紗子さん)なんです。本来壁の中に隠れるはずの「軽量鉄骨(軽鉄)」を見せる、“壁のないリビング”という発想とのこと。

展示作品数は、8+1の合計9つ。

企画に参加されているクリエイターさんも、建築家がいたり音楽家がいたりと、多彩な顔ぶれ。展示作品自体も、目に見えるものだけじゃなく、聴覚のみに訴え掛ける“音”の作品《Fragranceフレグランスpurrパー”》(evalaさん)もあるなど、ユニークな内容となっています。

聴覚に訴え掛ける、未来の暮らし……って、ちょっと気になりますよね。

音の作品は、会場を囲む軽量鉄骨の作品との連動性も意識しており、鉄との反響も考慮したうえ作曲(イベントではあえて“調合”と呼びます)。天井に設けられた複数のスピーカーから降り注ぐ、ミストアロマのような音から、アナタはなにを感じるか。自分の感性・直感で思うがままお楽しみあれ。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 アート展

小林椋さん作《この囲いの戸(木の島)で組む島》は、目的のない動く装置を作るを念頭に制作した作品。家具にも家電にも見えるが、どちらでもない。動いているが、なんのために動くのかわからない。家具が“果たすべき役目からの開放”を狙った作品とのことです。

ちなみに勘違いしてほしくないのが、本展はあくまでアート展であり技術展ではありません。“実現可能”となるであろう、先進技術とアーティストのコラボではなく、主役はアーティスト。個々の感性で仕上げられた作品が集う展覧会です。

実際内覧会に足を運び作品を見た印象をお伝えすると……、“未来”がテーマとなっていますが、展示品のなかには製品としてすでに市販化されている“現在”の「商品」が展示されるなど、いろいろな作品が絡み合っているなど、正直複雑かも。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 アート展

人生をデジタル水鏡に可視化させるとどうなるか!? を1m四方の立方体で表現した落合陽一さんの作品《ヌル鏡止水》。通常水のしずくは丸い波紋を描きますが、本作ではあえてその常識を無視し、ゆがんだ映像を使い、時折ピチョンと水琴窟のような音を奏でます。広報によると、進化型作品とのことで、会期中にアップデートさせるそう。

現代アートに慣れていない方は、“未来の東京の暮らし”というテーマ性はあまり強く意識せず、先入観を捨て観賞しないと、やや混乱するように思えました。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 アート展

この猫のような、クッションのようなアイテムは、ユカイ工学が販売している既存商品《Qoobo(クーボ)》。ロボットです! 歩きはしませんが、なで方によって尻尾を振るなど、カワイイ〜。未来の日常に、ぬくもりと癒しを与えるテクノロジーの作例といえそう。2018年発売で、すでに5万台も販売しているそう(1万4300円〜)。

補足ですが、会場には解説ボードのようなものはありません。この作品の意図は!? と気になった方は、会場にいる首に“青いスカーフ”を巻いた女性を捕まえて下さい。こだわりをポイント、作品の見方を教えてくれますヨ。

自分のカタチをアウトプット!

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 アート展

会場ラストには、モニター2つあるエリアが。ここでは、会場をご覧になって感じた感想を踏まえつつ、自分ならこんな家具や家を作る(あったらいい)という想いを吐き出せる場所。

ゲームのようなコントローラーを握って、ブロックを積み上げたり色を変えたりと、自由な発想で自分だけの「Alternative Living」(=新しい主流となる暮らし)を具体化してみてください。作成したデータは、QRコードで読み取って手持ちのスマホ内にダウンロード可能となっています。

余談ですが、展示エリアはドリンク片手に観賞OK! 撮影も自由とのことです。

【2】東京自然いきもの展

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

《東京自然いきもの展》は、デジタル技術を駆使して東京都内に生息する生き物や自然を知ろう! という大人気コンテンツ。

《SusHi Tech Square》開館の2023年8月30日からの第1期を皮切りに、今回の第5期までずっと開催されている体験型イベントです。タブレットを使って生き物を調べてみたり、モニターを使って多摩川のなかに潜って魚の気分を味わったりと、これがかなり楽しいんです!

現に、社会人はもちろん子どもたちも大勢体験しているほか、インバウンドの方からも好評なんだそう。コンテンツは複数あり、具体的に見ていくと……。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

いきものAR図鑑》は用意されたタブレットを会場内にある東京都のマップにかざすと、生息する生き物がザッと表示され……。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

気になった生き物をタッチすると情報が拡大表示。写真も綺麗で、判りやすく。「へぇ、こんな生き物がいるんだぁ」ときっとなるはず。およそ200種類の生き物の情報が登録されているとのことです。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

鳴き声ミュージックメイカー》は、画面下段に並んでいる生き物をタッチすると、その鳴き声が聞けるというもの。

最大10種類追加可能で、押す時間を工夫するなど、自分だけのリムズミュージックを創作できるんです。もちろん、各生き物の情報も入手可能。

これ、結構ハマリます!

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

興味深いコンテンツはまだまだ続きますヨ〜。

こちらは《多摩川360°ツアー》。多摩川を上流から海間近の下流までを、段階的に見ていこう! という映像ツアーです。

驚きべきは、映像はすべて水中内であること。手元のレバーを動かして、360度から好きな角度から川の中を覗けるんです。

上流は綺麗だった多摩川が下流に行くにしたがい濁り始める様や、生息する生き物が変わる様子を楽しめます。1回約7分。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

さらに《東京外来種クイズ》は、昨今深刻な問題となっている「外来種」に着目。モニターに表示される生き物が「在来種」なのか「在来種」なのかを瞬時に判断。

全10問で難問正解できるかに挑戦。「あ、そうなんだぁ」となる、新しい気づきがきっとあるはずです!

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

ラストはコレ。東京の森などに生息する生き物を、スマホでお馴染みの指操作で確認する《東京ネイチャースコープ》。

青梅の御岳山、三鷹の井の頭公園など、自然豊かな都内の4箇所の、知っているようで知らない自然に出会えるんです。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京自然いきもの展

流れる映像のなかで、気になる生き物を見つけたら指操作。拡大してその情報を入手しよう。

【3】TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

東京オリンピック2020会場や関連イベントで実際に使われた衣装やアイテムなどを一堂に集めた展示会です!

展示内容はその都度一部変更しているとのことですが、このコンテンツも第1期から現在まで連続開催しています。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展
スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

会場には開会式やへ開式で、(例えばMISIAさん着用モデルなど)実際に着用された衣装が展示されているほか……。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展
スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

バスケットやサッカーなど、の競技球(←触れます!)などの展示があったり…

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

VTRで制作風景を映像で確認できる、オリンピックやパラリンピックの公式メダルの展示があったり……

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

大きな話題となったピクトグラムのパフォーマンスで使われた、小道具の展示があったりと、内容がかなり充実しています。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展
スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

体験コンテンツも複数あり、例えば「ボッチャ」競技に実施に参加してみたり……。

*VRバドミントン体験もあり。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

聖火リレーで実際に使われたトーチを持って、それらしい写真を撮影できたり……。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

表彰台に上がって記念撮影ができたりと、想い出に残る体験が可能です♪ ちなみに表彰台も、実際に使われた本物。3Dプリンター製なんだそう!

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 東京2020レガシー展

大会マスコット、「ソメイティ(右)」「ミライトワ(左)」にも出会えます♪

デジタルアーカイブ公開中!

東京2020大会に関する、東京都が管理するアーカイブ現物資産など、1000件をデジタルデータとして情報掲載しているアーカイブサイトも公開中です! そちらもお楽しみあれ。(詳細はコチラ

こんなブースも!

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 くりらぼベース

デジタル技術を駆使して、子どもたちの無限大の可能性を広げよう! と、小中学生を対象に東京都の主催で行っている《くりらぼ》をご存じですか!?

都内の市区町村などと連携し、図書館や児童館等に出張して開催している創作体験コンテンツですが、存在をもっとも多くの方に知ってもらうべく、《SusHi Tech Square》内に臨時の体験スポットを展開中です。

その名も《くりらぼベース》。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 くりらぼベース

ゲーム制作やイラスト制作、映像制作など、全8種類のデジタル創作コンテンツを、予約不要・体験料無料で楽しめるんです。

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 くりらぼベース

会場には3Dプリンターやレーザーカッターマシンも完備されており、例えば写真のようにコルクコースターに、自分が描いた絵を焼き付けて持ち帰る……なんてことが可能!

スシテックスクエア SusHi Tech Square 有楽町 くりらぼベース

ロボットの動きやLEDの光らせ方をプログラミングしてみたり、オリジナル音楽の作曲体験をしてみたりと、デジタルツールに慣れていない子どもたちでも安心して挑戦できる、興味深いコンテンツがたくさんあるんです。

基本小中学生を対象・優先としているものの、空きがあれば大人の参加も可能とのこと。

レポートまとめ♪

・入場無料&体験無料の東京都運営の施設
・アート展から生き物展など、コンテンツ複数あり
・多彩なデジタル体験が楽しめる「くりらぼベース」も!

いかがでしょう!? アート展は別として、大人も子どもも楽しめる今回のイベント。有楽町駅からもスグで、しかも無料。立ち寄らない理由は見当たりません! 子どもたち連れてぜひ!

今回ご紹介した記事は 

 いかがでしたか?

以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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