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『しょうぶまつり』 いろいろな品種を一度に楽しめる、都内屈指のハナショウブの園へ足を運ぼう♪ 公園自体もとても魅力的♪
5〜6月の花として、見る者に潤いと癒やしを与えるハナショウブの季節ですね! 今回は都内有数の規模でハナショウブが楽しめる場所として知られる、足立区の『しょうぶ沼公園』にオジャマ。そこで開催中の恒例イベントを覗いて見ました♪
*掲載内容は2022年6月上旬時点の情報。内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
しょうぶまつり
会 場足立区しょうぶ沼公園(東京都足立区谷中2-4-1)
開催日2022年5月28日(土)〜6月24日(金)
開催時間24時間開放
入 場無料
休催日会期中無休
最寄駅東京メトロ・千代田線「北綾瀬駅」からスグ
紹介サイトhttps://www.adachikanko.net/syoubumaturi2022
『しょうぶまつり』とは!?
5月中旬から咲き始め6月上旬から中旬ごろが見頃となる季節の花である『ハナショウブ』(アヤメ科)が楽しめる、この時期限定の恒例フラワーイベント。『ハナショウブ』は紫系や白系、ときに黄色系などの花びらで知られる多品種の花で、日本の伝統園芸植物の1つに数えられているそう。
会場となる『しょうぶ沼公園』は、元々野生のハナショウブが多く自生していた土地にあり、周辺の旧地名(菖蒲沼耕地)にちなんで名付けられたという区立公園です。
約28平方メートルと公園自体の敷地は(一般的公園と比較してかなり)広く、広場やちょっとした雑木林、遊具エリアなどがあり、せせらぎが心地良い小川も流れるなど、自然一杯。目指すハナショウブが咲くエリアは、その一角にあります。
公園の俯瞰図。真下側が最寄り駅「北綾瀬駅」。ハナショウブが咲く「しょうぶ田」は左側のうっすら紫がかっている2つのエリアです!
公園は駅・線路と並行して位置と、アクセス超便利。駅含め、周囲にはお店も多く、エリア自体も綺麗に整備されています。
園内には140種8100株が♪
公園全体に占める割合こそ多くはありませんが、大きく2エリアに分けて栽培されているハナショウブの数は、なんと140種8100株と膨大なもの!
↓画像が切り替わります
花びらの形、大きさ、色、タレ方など、バラエティに富んだ品種を1度に楽しむことができるんです。ヒトコトで「ハナショウブ」といっても、個々の品種の違いは結構あるんです♪
園内は、ご覧のような“列植え”となっています! 密集感こそ薄れますが、それぞれのハナショウブをしっかり鑑賞できるよう、1種ごとに整列させて栽培されているんです。
それぞれの花の前には、お品書きのような名札が。末端にある( )内は、ハナショウブの“系統”を示すもの。ハナショウブは栽培鑑賞が盛んとなった1800年代頃から品種改良が盛んに行われ増えた花であり、複数の系統に分かれているんです。
2箇所追加された木道は「柵なし」。より近くでで見ることができますが、写真撮影される場合は、後続の方に十分ご注意ください。
イベントシーズンは通常期ににはない、特別な“木道”も設置。より間近で観賞できます。一方通行です!
木道以外にも、常設の柵付き歩道も用意されていますが、臨時の「木道」ほど、花の近くには寄れません。
具体的にどんな品種を楽しめる!?
ここからは取材時に観賞できたハナショウブをいくつかピックアップしてお届け。先に紹介した「系統」ごとにご紹介します!
1. 江戸系
花びらが横方向に向かって、比較的“ピッ”と張っている「平咲き」品種が多い江戸系。ハナショウブ品種の最大派閥(!?)で、葛飾区にある「小高園」を中心に江戸の世に広まったそう。
酔美人
源氏蛍
水の都
舞仙女
2. 肥後系
花びらが比較的大きく力強い「肥後系」は、室内観賞の鉢植えを前提に品種改良されたもの。
邪馬台国
京舞
3. 長井古種
野生に近い固体と江戸系の品種改良で生まれた、小さめの花びらが特徴。
三筋の糸
野川の辺
4. 伊勢系
花びらがタレ気味となっている、女性っぽい雰囲気の品種。鉢植え品種として改良されたものですが、露地植えにも適しているそう。
衆華の誉
寒紅梅
咲き頃は 品種によりけり
品種それぞれに咲くタイミングがあるため、すでに咲き終わっているものもあれば、これから咲くものも。会期中、前中後半と訪れる時期で、観賞できる品種も変わります。
5年に1度株分けし、キレイな花を維持♪
ハナショウブは株の成長にあわせて花が小さくなる傾向にあるんだとか。そのため、毎年キレイで大きな花が楽しめるよう、種から増やすのではなく、5年に1回のサイクルで株分けをし景観を整えているんだそう。田んぼごとに、栽培の進捗具合が判るようになっています。
園内にはこんなコトも、こんなモノも
しょうぶ田には雰囲気を盛り上げる「水車」があったり・・・
小休憩しながらハナショウブを眺められる「東屋」があったり・・・
しょうぶ田を見渡せる、高台の見晴らしエリアがあったり・・・
公園内には2箇所「藤棚」もあったりします。とくに「しょうぶ田」を取り囲むような藤棚は、シーズンオフの時期でもご覧のように青々。日差しをさけるにも最適です。
今回訪れた際には「しょうぶ田」に鴨さんもいました♪
6月からは“あじさい”も♪
しょうぶ田の脇には、梅雨時期の花、あじさいも楽しめますヨぉ♪ 見頃は6月中旬〜下旬とのこと。
公園がそもそも魅力的です!
イベントの会場となっている「しょうぶ沼公園」は、公園自体も、じつに魅力的。せせらぎが心地良い小川のほか、な、なんと滝もあるんです。
園内を流れる小川で、ザリガニとりを楽しむちびっ子も。
小川を登った先には見事な吊り橋「あやとり橋」が! 思わず「おおお〜」となるはず! もちろん渡れます♪
「しょうぶ沼公園」のハイライトといえるのがこの「岩屋の滝」。ゴゴゴーッと延々と流れ続ける滝は、見ているだけも癒やし効果十分。涼をとる場としてもぜひ足をお運びあれ。
滝裏は通り抜け可能! ぜひ裏側からも覗いてみてください。
園内では、「サクラ」や「メタセコイヤ」「プラタナス」など、様々な樹木も楽しめます♪
クローバーが咲く丘もあり、ゆったりくつろぎランチをとってみたり、寝そべってみたりできます♪
そのほかにも大きな広場があったり・・・
キッズ用遊具エリアがあったりします! 大型滑り台はコンクリート製。写真はありませんが、ハナショウブが描かれたシーソーもあります♪
余談ですが、園内のトイレも「ハナショウブ」仕様になっています! バリアフリートイレもあります。
レポートまとめ♪
・都内屈指のハナショウブの聖地
・トータル140種8100株が栽培
・品種も判りやすい列植え配置
・公園自体も見所多数♪
いかがでしょう!? 丹精込めて育てられたいろいろな品種の「ハナショウブ」。訪れる前には、最新の開花状況を確認するといいかもです! 駅チカですし、公園自体も魅力的。家族のお出かけにもピッタリですヨ♪
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