【浅草花やしき®】 開園170周年にあわせ、屋内新エリア! お化け屋敷に妖怪探し、時間旅行体験などの新アトラクション誕生! 原点である”花園”も復活♪
日本でもっとも古い遊園地として、いまなお現役で営業を続けている「浅草花やしき®」が、開園170周年となる2023年夏に新エリアをオープン! さらに魅力を増した老舗遊園地をリポートです!
*掲載内容は2023年7月18日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による(一部除く)。
スポット概要
浅草花やしき®・新エリア
所在地浅草花やしき(東京都台東区浅草2-28-1)
リニューアル日2023年7月20日(木)
入園料大人(中学生以上~64歳)/1200円、小人(5歳〜小学生)/600円、シニア(65歳以上)/600円、幼児(0〜4歳)/無料
のりもの券普通券1枚/100円、回数券11枚つづり/1000円
フリーパス(入園料別)大人(中学生以上~64歳)/2800円、小人(5歳〜小学生)/2400円、シニア(65歳以上)/2200円
営業時間10:00〜18:00 *最終入園は閉園30分前まで
休園日年中無休
運営花やしき
アクセスつくばエクスプレス「浅草駅」より徒歩3分、銀座線・浅草線・東武スカイツリーライン「浅草駅」より徒歩5分
公式サイトhttps://www.hanayashiki.net
そもそも【浅草花やしき®】とは!?
『浅草花やしき®』は、1853年(嘉永6年)に造園師・森田六三郎さんが手掛けた、牡丹と菊細工をメインとした「花園(かえん)」がその始まり。つまり、2023年(令和5年)の今年は開園ジャスト170周年となる記念すべき年なんです!
ちなみに1853年(嘉永6年)は、ペリーが黒船で来航した年ですヨ。
アトラクションと呼べる遊戯施設が設置されるようになったのは1872年(明治5年)頃ですが、当時は珍鳥や猛獣を飼育のほか、山雀(ヤマガラ)と呼ぶ小鳥の芸などで知られ、大正天皇がお忍びで訪れたこともあるほど、賑わったそう。動物園としては、あの上野動物園よりも古いんだとか。
関東大震災や戦争による中断を挟み、1947年(昭和22年)にほぼいまの形に。名称が『浅草花やしき®』となったのは1949年(昭和24年)。現在でも続く日本最古のジェットコースターであり、花やしきの名物といえる『ローラーコースター』は1953年(昭和28年)に登場しました。誕生から70年、いまも現役です!
「ローラーコースター」を筆頭に、上空から園内をゆったり見下ろせる「スカイシップ」、大人も大興奮の「ディスク・オー」など、多彩なアトラクションを展開。花やしきといえばの「パンダカー®」も必見♪
『浅草花やしき®』は、その後適時新アトラクションの追加・改装等を繰り返し、開園から170年を迎える現在でも現役で営業を続ける日本最古の遊園地。アトラクションのほか、縁日的エリア、飲食エリアなどが多数あり、なにより敷地がコンパクト。歩けばすぐ次のアトラクションがと、ギュッとまとまっているため、遊園地は苦手・・・なんていう大人の方にも最適です!
誕生した新エリアとは!?
開園170周年にあわせ行われたリニューアルで誕生したエリアは、園の西側にあり、園内を一望できる屋上庭園「スカイプラザ」がある建物内にあります。
素材/花やしき
新エリアのアトラクション系は2Fに集中しており、写真の「お化け屋敷」「スクープカメラマン」「パノラマ時間旅行」がそれ。
今回誕生したのは大きく、新アトラクション3種類と、プロジェクションマッピングを駆使したフォトスポット、手軽に小腹を満たせるメニューを揃えた飲食店です。リニューアルの規模は、花やしき全体の2割り程度。数値的には僅かに思えますが、コンテンツはいろいろありますヨ〜。
どこが変わったのかを順を追って紹介すると・・・。
時空階段
新しく誕生した3つのアトラクションは建物2Fにあり、そこへ続く階段が『時空階段』と名付けられたプロローグ的エリア。現在から過去へとタイムスリップするような感覚を味わってもらうべく、階段の両側の壁に花やしきの過去の写真を展示と、雰囲気を盛り上げます。
ちょうちんなど、レトロ感満点な演出にも注目を。
君もスクープカメラマン
2F中央付近に新たに誕生したこのコンテンツは、スマホ型専用デバイスを使って園内を周遊して楽しむアトラクション。ここには元々イベントスペースがあったそう。
ご覧の専用デバイスは、社の窓口で支給されます。色は黒とピンクがあり。
「マルハナ新聞社」のカメラマンとなり、園内各所に潜んでいるという妖怪を探し出し、それを写真におさめ、20分以内に社に戻るというもの。新聞の一面を飾れるスクープ写真を何枚撮れるか、みんなで競い合ってお楽しみあれ。
この20分が、実際挑戦してみるとかなり短い。もたもたしている間に、時間切れとなってしまうのでテキパキ回ろう!
ちなみに妖怪には「一反もめん」がパンダ風になっていたりと、花やしきならではのアレンジが加えられている場合も。そのあたりにも注目してお楽しみあれ。
【料金】のりもの券4枚、またはフリーパス
【参加条件】2歳以上。4歳以下は中学生以上の付添必須
デバイスを受け取ったあと、まずは編集長からの指令ムービーを鑑賞。妖怪のスクープ写真を捕らえるべく、いざ園内へ!
妖怪が潜んでいる目印となるポイントは、この看板。園内至る場所にありますので、1つでも多く探してください!
その看板に向けてデバイスを掲げると・・・。「!!」とビビッと反応。すると画面内に妖怪が・・・。逃げる前にシャッターを切って! ちなみに園内には22体の妖怪がいます。
1度撮影したポイントでは、ご覧のような表示が。ちなみに撮影をミスした場合、やり直しがききませんのでご注意を。
制限時間は20分。画面左上にある時間が00:00になると、新聞社に戻れとの指示が。締め切りに間に合わせるため、すぐに戻ってください!
社に戻りデバイスを返却すると、返却窓口の脇にあるディスプレイに、捕らえた写真を使った新聞が表示されます。捕らえる妖怪は22体中12体あれば、新聞はコンプリートしますが、時間内に12体収集するのはかなり至難の業かも!?
時間制限内で、何体の妖怪を捕らえることができるか!? 子ども向けアトラクションとして楽しめる内容ですが、成果物としてはなにももらえません・・・。完成した新聞のプリントアウトサービスはもちろん、データとして持ち帰ることもできませんので、手持ちのスマホなどで撮影することをオススメします!
お化け屋敷 〜江戸の肝試し〜
アトラクション名が記された看板のみ旧施設のものですが、それ以外は刷新されています。
花やしきには元々お化け屋敷がありましたが、今回の新バージョンは、位置を大きく移動しつつ、内容も全面刷新。歌舞伎や落語などのお題となるなど、現在でも広く知られている江戸の怪談話がモチーフとなっています。
その怪談とは・・・「累ケ淵(かさねがふち)」「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」「番長皿屋敷(ばんちょうさらやしき)」「四谷怪談(よつやかいだん)」の4つ。入り口脇のモニターでは、それら4怪談を紹介する弁士のムービー上映も。
体験時間は6〜7分程度。館内はかなり暗いですが、順路は明解なため、迷う心配はなさそうです。
【料金】のりもの券4枚、またはフリーパス
【参加条件】0歳からOK。4歳以下は中学生以上の付添必須
なんともおどろおどろしい雰囲気ですが、館内はかなり暗いですので、ご注意を。
雰囲気は、昔ながらの古典的お化け屋敷といったカンジ。それまであったお化け屋敷よりも内容をマイルドとするなど、「小さいお子さんの”お化け屋敷デビューの場”として楽しんでもらえれば」と広報。
突然ライトがパッと付いて驚かせるなど、一部お化けには仕掛けも。
今回は内覧会ということで一部のみ撮影が許可されましたが、お化け屋敷内は全面撮影禁止。どんなカンジとなっているかは、ぜひ現地でお確かめを!
館外へ出た先にあるモニターには、体験者の写真が表示。*プリントアウトサービスなどはありません。どこで撮られるかは、体験した方のみぞ知る・・・。
パノラマ時間旅行
元々お化け屋敷があった場所に誕生した『パノラマ時間旅行』は、前方、左右、床の4面を使ったマルチ映像で浅草の今と昔を振り返る体験型映像アトラクションです!
2016年(平成28年)に惜しまれつつ営業終了となった、1960年(昭和35年)に誕生した、上空から浅草の街を一望できる『Beeタワー(元人工衛星塔)』で味わえたあの感動が、映像として蘇ります。1回の上映は約5分です。映像部分は新規で撮影したそうです。
【料金】のりもの券4枚、またはフリーパス
【参加条件】0歳からOK。4歳以下は中学生以上の付添必須
56年間という長きに渡り親しまれた、花やしきの1つの名物でもあった高さ45mからの眺望を楽しめる「Beeタワー」。そこで見た景色+αが、映像として楽しめます。
個室アトラクションとなっており「椿」「菊」「桜」の3部屋があり(上映作品はすべて同じ)。定員は1部屋最大8人。クルマ椅子やベビーカーのまま入場可能です。
まるでなにかの乗り物に乗っているかのような感覚で、浅草上空にグーンとあがり、街を一望。すると当然、なにやら妖しい雲がモクモクと・・・。
今回は特別に途中まで撮影させていただきましたが、「パノラマ時間旅行」も撮影は一切禁止。モクモク上がった雲が、あのあとどうなるのか!? 会場でご確認あれ。
NAKED 花景色
建物1Fに新たに誕生したスポットがこの『NAKED 花景色』。四季折々の風景を、プロジェクションマッピング技術を使って楽しめるという、現代版「花園(かえん)」です。元々ゲームコーナーがあったスペースを、幻想的な憩いの場としてリニューアルしました。
プロデュースしたのは全国各地で様々なイベントを仕掛けている、クリエイティブカンパニー「NAKED,INC.(ネイキッド)」。
上映は春夏秋冬をそれぞれ約1分半ずつ投影し、1ループ終了後、約3分休憩。再び春からスタートと繰り返します。ここは無料エリア。どなたでも、いつでも楽しめます♪ ちなみにこのスポットは撮影OKとのこと♪ お友達に教えてあげて下さいませ〜。
紙で作ったお花に、おみくじが付いた「花みくじ」もあり。1回700円。
お花見茶屋 OHANAMI CHAYA
「NALED 花景色」と同じフロアに、新カフェ『お花見茶屋 OHANAMI CHAYA』もオープン。浅草の雰囲気を感じさせる風情あるスイーツや、色鮮やかなおにぎり風メニューなど、ちょっと贅沢も味わえる、絵になるメニューがいろいろ揃います。
注目はじつに8年ぶりの復活という「パンダカー焼き」という、ひと口サイズのスイーツ。あんこ、カスタードから選べます♪
注文したメニューは園内お好きな場所で召し上がれ。目の前にある「NAKED 花景色」では立食のみとなりますが、円卓が8つ用意されています。
写真映えする、片手で食べられるお手軽メニューばかり。写真右上にあるのが「パンダカー焼き」。支払いは現金とカードのみです。
新エリアの雰囲気も楽しもう
新エリアには各種アトラクション以外にも、そこはかとなく感じさせるレトロな雰囲気のなかで味わう休憩スポットやゲームコーナー、フォトスポットもあり。
易者コーナーは、実際に座って撮影してもOK。
運営会社がバンダイナムコグループということもあり、人気ゲームを完備した休憩スペースを兼ねた特設エリアも用意。
エリア内には「広場」と名の付くスポットが合計3つあります。
エリアの雰囲気を盛り上げる、風情満点のちょうちんは「時空階段」だけではありません!
レポートまとめ♪
・新アトラクション、お花見スポット、茶屋が同時登場!
・子ども目線で楽しめる参加型アトラクションも
・浅草の絶景を楽しめる、懐かしのBeeタワーが復活!?
いかがでしょう!? 新アトラクションは、子ども目線で楽しめるものもありと、家族のお出かけにもぴったり。フリーパスがあれば繰り返し楽しめますので、とくに「スクープカメラマン」は完全制覇目指してガンバッてみては!
今回ご紹介した記事は
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