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『東村山 菖蒲まつり』 気分華やぐシーズンイベント! 都内有数の楽園で、初夏の花“花菖蒲(ハナショウブ)”を楽しもう♪
6月の梅雨シーズンはあじさいがフォーカスされがちですが、花菖蒲(はなしょうぶ)も見過ごせません! 各地に花菖蒲を楽しめるスポットがありますが、今回は都内有数の「北山公園」にオジャマ。今年はタイミングが・・・という方も、ぜひ来年足をお運びあれ♪ 無料です!
*掲載内容は2023年6月中旬時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
イベント概要
東村山 菖蒲まつり
開催地北山公園 菖蒲苑(東京都東村山市野口町4-50)
開催日2023年6月3日(土)〜6月18日(日)
入園料無料
開園時間10:00〜16:00
休催日会期中無休
主催東村山菖蒲まつり実行委員会
告知サイトhttps://shoukoukai.or.jp/iris_fes/
『東村山 菖蒲まつり』とは!?
毎年6月上旬から中旬ごろに行われている、花菖蒲の観賞イベントです。
今回で通算35回目。東村山市きっての一大イベントで、毎年市内外から多くの方が訪れます。
開催場所は、狭山丘陵を背景にした、豊かな自然に囲まれた好立地に位置する東京都東村山市の「北山公園」。北山公園は、1982年に東京都が公募を元に制定した“新東京百景”にも選ばれている由緒ある公園で、西武西武園線を挟み、奥側にハイキングや散策にも便利な「八国山緑地(はちこくやま りょくち)」と呼ぶ広大な緑地があることでも知られています。
北山公園は、今回ご紹介する「花菖蒲」を初夏(6月)に楽しめるほか、初秋(9月頃)には「曼珠沙華」が園を賑わすなど、季節の花が楽しめる市民公園です。
北山公園は24時間開放公園。イベント期間中はメインゲート脇に本部テントが設けられ、そこでは東村山市のキャラクター“ひがっしー”などのグッズ販売もありましたヨ♪
イベントは嬉しいことに無料! 入り口脇にある本部ではイベント運営資金の一部に見立てる「花菖蒲ポストカード」を販売中。来年も再来年も続くよう、ぜひ購入して協力してあげてください♪ 2枚セットでなんと100円です!
「菖蒲まつり」が開催される菖蒲苑は、約6300平方メートルという広大なもの。会場にいらした運営関係者の方にお伺いしたところ、同地は元々、八国山から流れる安定した水源を使った稲作を行っていたそう。しかし、土地の権利が民間業者の手に渡ったことでエリア一帯が開発対象となったことから、豊かな自然を後世に残すべく東村山市が土地を買い戻し。現在まで続く菖蒲苑として再整備したとのことです。
そんな菖蒲苑で植栽されている花菖蒲は、約600種類・8000株・10万本(!!)という膨大なもの。この数はイベントシーズンを通したトータルのため、期間中つねにこの数が楽しめるわけではありませんが、それでもかなりの規模。
苑内マップの看板には、見頃となっている花菖蒲のポイントが写真付きで紹介されていますので、散策の参考にされるといいかもです。
苑内をお散歩コースとして利用されている地元の方が多いことや、市外から訪れる方に長く楽しんでもらうべく、イベント期間中に開花ピークが2回くらいくるように調整しているそうです。
似ているようでも違う、カタチや色が異なる多種多様な花菖蒲が楽しめます!
苑内に咲き誇る花菖蒲をよーく見ると、確かに花びらがすでにシワシワとなっているものもありと、見頃が過ぎている感も否めない花も見られましたが、それを残念がる必要はありません! ワタシを含め、一般素人の方にとってはそれはそれで風情あってまたヨシと、しっかり楽しめるかと思います。
直線的にスラッーと並んだ花菖蒲もあれば、ひとかたまりとなっている花菖蒲もありと、場所により見せ方は異なります。
早い品種では開花から3日〜4日程度で見頃がすぎるとのことですが、ご覧のゆに花びらがダラ〜んとしているのは、基本的にピークが過ぎているそう・・・ですが、それはそれで見応えあります!
今回訪れたのは、イベント終了まであと数日という後半すぎでしたが、その時点でもかなりの数の花菖蒲を楽しめましたヨ。
花菖蒲観賞は上から見下ろすことになりますが、腰をかがめて、あえて見上げて見るのもオススメです! 天気がいい日は、花びらが青空にかすかに透けたりと、ひと味違った視点で楽しめます♪
無数に咲く花菖蒲の陰で、こんなお客さんも♪ 運が良ければきっと会えるはず! ちなみに水面をよーく見ると小魚たちが居たりします♪
関連イベントも♪
イベント開催にあわせ、苑内ではいろいろな関連イベントも同時開催。例えば今回であれば、飲食系ブースの出展や、銘菓・名産品などを販売する模擬店が軒を連ねるほか、お琴のライブ演奏、無料ガイド、ライトアップなどいろいろ。それらコンテンツはイベント期間中つねに楽しめるわけではなく、開催日時が決まっているものありますが、事前に情報確認して足を運ぶのもいいかもです!
菖蒲の花を摘む「花摘み娘」さんの衣装レンタルといった、気になるコンテンツもありますヨ。
メインゲートすぐ先には、来園者を歓迎する風鈴の演出もありました♪
散策路も、東屋も♪
苑内には縦横に散策路が整備されているほか、中央付近や端に涼を取れる東屋(休憩スペース)も完備されていますので、ゆったり楽しめます♪
整備路がある一方、一部は未整備路も。梅雨時期開催のため、ご覧のようなぬかるみがある場合も。ご注意を。
アクセスわかりやすい!
最寄り駅は西武国分寺線「東村山駅」(徒歩20分)、または西武西武園線「西武園駅」(徒歩15分)ですが、駅から会場となる北山公園までの道中には、進む目印となるノボリがあるんです! これは便利。
もっとも利用者が多いと思われる「東村山駅」から公園までは紫のノボリ、「西武園駅」からは緑のノボリと色でもしっかり分けているほど。はじめてでも難なくたどり付けます♪
駅や会場など、市内各所で無料配布中の「わくわくMAP」も一部あると便利です。神社仏閣など、観光スポットの紹介もあります。
駐車場は!?
歩くのはきつい・・・、遠方だからクルマデ行きたい・・・という方もいらっしゃるかと思いますが、北山公園には駐車場がそもそもありません! が、「正福寺」と呼ばれる近隣のお寺に、イベント期間中有料の臨時駐車場を設けているほか、会場周辺にも民間の方が提供されている駐車場を有料で借りることが可能です。
ただし、会場周辺は道幅が狭く、公園のまわりはすぐ民家がありますので、極力クルマは避けたいところ。
駐車場はありませんが、駐輪場が公園入り口にあります! 来園者を歓迎するかのうように、発色鮮やかな「タチアオイ」とおぼしき花が咲き乱れてました♪
どんな花菖蒲が楽しめる!?
ここから先は実際に苑内で出会った花菖蒲を見繕ってご紹介。ごくごく一部ですがご参考までに! すでにピークを過ぎており本来の姿を保っていない花菖蒲もありますが、ご了承くださいませ。
ちなみに苑内には、「長井古種」と呼ばれる花菖蒲の元祖である品種の、全34種のうち32種が栽培されているそう。一箇所に32品種もあるのは、かなり稀珍しいとのことでした。
北山公園だけの固有種
写真は「北山乙女」。花びらがピンと張ったこの状態がピークとのこと。名前は公募され、150の中から選ばれたそう。
花菖蒲は、とくに江戸時代に観賞花として重宝された園芸植物。現在まで数多くの品種改良が多く行われているそうですが、その数はかなり膨大。一説には5500品種もあるんだそう。
素人の目には違いが分からないものも数多くありますが、北山公園で生まれたここだけの固有種となるのが、コチラの『北山乙女』。自然交配で誕生した品種とのことで、花としてのピークは、写真のように縁が立ちスプーン状になっている状態。これがピークをすぎると・・・。
ダラーンと垂れ下がってしまうそう。これはこれで見応えあります! 品種としては小ぶりです。
ちなみに会場にいらしたスタッフさんによると、自然交配の品種は比較的(花が咲いている)寿命が長く花びらは小ぶり、人の手が入った品種は3〜4日程度と短く花びらは大きめなんだそう。
そのほかは!?
江戸系・玉宝蓮(ぎょくほうれん)
*本来、文字通り「玉」のように、花びらが中心を包み込むように咲くそうですが、写真はピーク後。花びらが下へたれています。
江戸系・筑羽根(つくばね)
江戸系・小町娘(こまちむすめ)
江戸系 長生殿(えどけい・ちょうせいでん)
江戸系・天女の冠(あまのかんむり)
江戸系・東鑑(あずまかがみ)
あじさいも楽しめます♪
苑の端にはあじさいエリアも。花菖蒲とほぼ同時期に楽しめるんです。苑奥に西武西武園線が走っているのですが、その線路に沿うようにあじさいが密集。このエリアは広葉樹エリアでもあり、木々の隙間から差し込む日差しで、一部あじさいがライトアップされているような感じに見えるなど、ちょっと雰囲気が粋♪
タイミングがあえば、西武西武園線の黄色い電車を入れて写真が撮れるかも!? 電車は20分に1本程度。4両編成の短い電車ですのでお見逃しなく!
レポートまとめ♪
・約600種類・8000株の花菖蒲。規模は西東京屈指
・模擬店や(日時指定)イベント等も複数あり
・ノボリが目地。駅からの道案内もわかりやすい♪
いかがでしょう!? いろいろな品種が楽しめるだけでなく、そもそも会場となる公園が開放感抜群。駅から会場までの街歩きも楽しみつつお楽しみあれ。今年は行けなかった・・・という方は、ぜひ来年!
今回ご紹介した記事は
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