イベント

文・写真： 山さん

【会期延長!】『バンクシー展 天才か反逆者か』 世界中で話題となっているアート展は、噂通りの充実度♪　ガッツリ見れます!

詳しいことが判らない謎に満ちたアーティストとして、社会風刺を盛り込んだストリートアートやグラフィティアートを世界中で発表しているバンクシーの展覧会が、横浜で2020年3月15日から約半年間ロングラン開催!　バンクシーを知らなくても、作品は知っているという人はきっと多いはず。一足お先に開催された内覧会にオジャマしてきましたので、オリジナル作品含め、貴重な作品群をイッキに紹介しちゃいます!

＊掲載内容は2020年3月13日時点での情報で内容を保証するものではありません【9月10日改訂】。
＊掲載写真は編集部による。

EVENT DATA

場所アソビル（神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9 アソビル2F）
入館料【大人】平日1800円、土日祝2000円
【大・専・高】平日1600円、土日祝1800円
【中学生以下】平日1200円、土日祝1400円
＊3&4月限定の平日アフター6料金別途あり
＊休日8時・平日9時の早朝オープンあり
開館時間10:00〜20:30（最終入場20:00）〜9月27日（日）10月4日（日）まで開催
アクセスhttps://asobuild.com/access/
公式サイトhttps://banksyexhibition.jp/

＊コロナウイルス感染拡大防止に細心の注意を払っての開催となりますが、来場前に必ずウェブサイト等で開催状況をご確認ください。

「バンクシー展」とは!?

モスクワやマドリードなど、2018年から世界5都市を巡回し、100万人以上の来場者数を記録している、いまもっとも話題のアート展示会。
 
拠点がイギリスということ以外、詳しい素性はわかっていない謎のアーティスト、バンクシー作品にスポットをあてたもので、オリジナルを含めた総勢70以上の作品紹介のほか、来場者がその世界観に入り込んで楽しむスポットなど、バンクシーをじっーくりと堪能できるまたとないイベントです!

【↑】入り口がコレ。ここで写真を撮られる方もきっと多いはず♪

バンクシーの作品といえば社会風刺やメッセージ性の強いですが、”作品の表層だけを切り取るのではなく、内面に潜む問題を感じとってもらえれば”とイベントプロデューサー。
 
そもそもバンクシー作品は、路上に描かれたものではすぐに消されてしまったりと、短命であるケースが多いため、作品を間近で見たことがある人はかなり少ないとのこと（ダンボールに描かれた作品なども展示されているので、ぜひご覧あれ）。
 
とくに馴染み深いのが「ステンシル」と呼ばれる型を使った作品ですが、なんでもこれは作品の製作作業のスピードアップを図るために考えついたものなんだそうです。バンクシーは建物などに勝手に描く作風のため、警察などに見つかった場合にすぐ逃げるためなんだとか。
 
今回のイベントは、世界にいる複数のバンクシーコレクターさんにも協力を仰ぎ実現したもので、規模としては過去最大級。今回ほどの内容は、日本ではもう見れない!?　・・・かもです!

本題前に、いろいろコネタをまずはご紹介!

 
 
【ご注意!】
会場は「横浜駅」から直結の「アソビル」2Fですが、その直結を近いと誤解してはいけません!!
 
横浜駅の改札出てから結構な距離を歩きます。「東口」方面に向かえばいいのですが、「東口」のほかに「みなみ東口」という出口が別にあります。
 
オススメは断然「みなみ東口」。通路にある看板を目印にして向かうと、迷わないはずです!

【↑】横浜駅はじつはそこそこ迷宮状態ですので、知らない方は時間に余裕を持ってください。改札から会場まで10分は覚悟です!

【↑】みなみ東口をひたすら進んだ脇にアソビルがあります。ゲートをくぐると、この巨大アートがお出迎え。

【会場内はどんな!?】

会場は比較的ゆったりした作り。 来場者数にもよりますが、チケット販売時に入場時間の枠をある程度指定されるとのことです。 場合により入場制限がかかる模様ですので、ギチギチに混むようなことは、コロナウイルスの件もあるためないのでは!?　と思われます。

【入れ替え!?　導線は!?】

1度入場すればあとは入れ替えなく、自由に観賞できます。決まった導線はなく、好きなポイントから自由に観賞可能。とにかく数が多いので、混んでいたらどんどん先へ進んで、ときに戻るが断然賢いと思います♪

【写真は!?】

会場内はすべてOK!　コレ、嬉しいですよね!　ただし、三脚など、他の方に迷惑となるものはNG。ストロボも止めましょう。

【↑】会場内全部がフォトスポットともいえる展示会ですが、それ専用に用意したオブジェもあります。赤いポストは中に入ってもOK。ベンチはもちろん座れます。ブロックに描かれた作品前には人工芝までもあり。みんなで楽しんで♪

【↑】会場内ラストには、好きなメッセージやイラストを来場者がかけるホワイトボードも。

【音声ガイドは!?】

あります!　しかも無料! 通常の展覧会とは違い、専用アプリを手持ちのスマホにダウンロードし、指定QRコードからアクセス。持参したイヤホンで聴くという独特なシステムとなっています。

【物販は!?】

内覧会ではご用意がありませんでしたが、館内ラストにはグッズ販売コーナーも。既存のバンクシー関連本などのほか、イベント限定のTシャツ（4種全8色）やトートバッグ（1種2色）が購入可能。写真を見せてもらいましたが、デザインもバンクシーらしい、良い感じですヨ!　日常使いにいけます。

それでは本題!　会場内はこんなに凄いんです!

今回ご紹介しているのは一部です。残り作品も含めぜひアナタ自身の目でお確かめくださいマセ!

【↑】会場入るとすぐにある、バンクシーのアトリエを仮想再現。ストリートだけでなく、アトリエで作品製作する一面もあるんだとか。たぶんこんなカンジでは!?　と再現されたものですが、雰囲気満点。バ、バンクシーの顔が気になります・・・。

【↑】創作活動はイギリスだけにとどまらず、世界各国で行われており、会場内には興味深い分布図も。

アートは下手な先入観や余計な情報は極力少ない状態で見る、初見の印象が大切!　イッキに行きますヨ〜

【↑】ストロベリードーナツ／2009／スクリーンプリント

【↑】フェスティバル／2006／スクリーンプリント

【↑】トロリーズ／2007／スクリーンプリント

【↑】モーロンズ／2007／スクリーンプリント

【↑】バーコード／2006／スクリーンプリント

【↑】グリンリーパー／スクリーンプリント

【↑】セールエンス／2006／スクリーンプリント

【↑】フライングショッパー／フォトグラフ

【↑】アンダーグラウンドテラータクティクス／2000／オリジナルアートワーク

【↑】ブラー・アウトオブタイム／ジャケット

【↑】ブラー・シンクタンク／ジャケット

【↑】ストップエッソ／2000／オリジナルアートワーク

【↑】パンツ／2009／オリジナルアートワーク

【↑】スープ缶／オリジナルアートワーク

【↑】アイフォウトザロウ／2004／スクリーンプリント

【↑】クイーンヴィク／2003／スクリーンプリント

【↑】ボムミドルイングランド／2005／スクリーンプリント

【↑】モンキーパーラメント／2009／オフセットリトグラフ

【↑】モンキークイーン／2003／スクリーンプリント

【↑】コップカー／2002／オリジナルアートワーク

【↑】スマイリーコッパー／2003／オリジナルアートワーク

【↑】ポリスキッズ／2005／スクリーンプリント

【↑】エピグラム／監視カメラ社会への風刺

【↑】ストップアンドサーチ／2007／スクリーンプリント

【↑】ファミリーターゲット／2003／オリジナルアートワーク

【↑】ゴルフセール／2003／スクリーンプリント

【↑】ラブイズインジエア／2003／スクリーンプリント

【↑】ラフナウ／2002／スクリーンプリント

【↑】モンキーデトネーター／2000／オリジナルアートワーク

【↑】モンキーサーファーオンザボム／2000／オリジナルアートワーク

【↑】ナパーム／2004／スクリーンプリント

【↑】シーエヌディーソルジャーズ／2005／スクリーンプリント

【↑】アプローズ／2006／スクリーンプリント

【↑】ボムラブ／2003／スクリーンプリント

【↑】ロングウォー／2003／オリジナルアートワーク

【↑】バンクシーはベツレヘムとう場所で、2017年にホテルを開業しているんだとか!　世界で一番眺めが悪いホテルとのことで、争いが絶えないイスラエルとパレスチナ防壁に面しているとか・・・。

【↑】ちなみにそのホテルコーナにあるこのベッドに、実際に寝転がって撮影してもOKとのことです!

【↑】ディズマランドポスター／2000／2015年にバンクシーが1ヶ月限定で開園した、”小さな子供に不向きなファミリーテーマパーク”のポスター。

【↑】ラブイズインジエア／2015／スーベニア

【↑】ラットシリーズ

【↑】チューズユアウエポンライト／2010／スクリーンプリント

【↑】パルプフィクション／2004／スクリーンプリント

あの有名な作品も!

【↑】ガールウイズバルーン／2004／スクリーンプリント／もっとも有名なバンクシー作品は、ラストのと特別コーナーに。ぜひ間近で見て頂きたく、あえて写真は引きで撮影しました!

ちなみに向かいのエリアには、映像コーナーも!

【↑】1度展示会場を出て、通路を挟んだ真向かいの部屋では、3面の巨大モニターを使って作品のイメージムービーを流し続ける、特別な部屋が用意されています♪

いかがでしょう!?　開催期間が長いので、ぜひ足を運んでみてください。アートファンでなくてもしっかり楽しめ、かつ考えさせられる内容ですヨ!
 
 

【追加特報!】2020/7/29追記
YouTube「エガちゃんねる」内にて制作されたアート作品「バンク尻—」が会場で展示開始!!
お尻から発射した粉で仕上げた「こんな時代だからこそ１人でも多くの民衆を笑顔にしたい」という強い思いで製作された作品もご覧頂けます♪　搬入の様子などはYouTubeで確認できますヨ!