『多摩六都科学館』 学びあり、体験あり、刺激ありの注目科学館♪ ガッツリ楽しめます! 世界最大級のプラネタリウムドームも!
子供が科学と出会い、楽しく学べるスポットとして、年間を通じ多くの家族ずれで賑わう「多摩六都科学館」。科学を身近で感じ、ときに自ら挑戦できる都内屈指の体験型ミュージアムってどんなところなんだろうと、実際に行って楽しんでみました♪ 子供向けでしょ!? とお考えのアナタ、いえいえ、そーんなことはありません! 大人もハマる興味深い施設ですヨ、ここは。館内の様子をサラッと紹介しちゃいます♪
*掲載内容は2019年9月29日時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
場所東京都西東京市芝久保町5-10-64
入館料【大人】520円、【4歳〜高校生】210円
*ほかに観覧付入場券、セット券もあり(詳細料金)
開館時間9:30〜17:00(入館16:00まで)
休館日毎週月曜日(祝日の場合は翌営業日に振替)、年末年始、機器整備休館
アクセス西武新宿線「花小金井駅」北口からバスで約8分(詳細アクセス)
■Googleマップでの確認はコチラ
公式サイトhttps://www.tamarokuto.or.jp
「多摩六都科学館」とは!?
直径27.5mの世界最大級の大きさが自慢の、「サイエンスエッグ」と呼ばれるプラネタリウムドームで有名な“体験型”科学系ミュージアム。
大きく5つのセクションとドームで構成されており、来場者が実際に試してみたり、遊んでみたりできる、学びスポットです! 学びといってもお堅いイメージはなく、小学生くらいの子供が判る程度にかみ砕いた解説と共に、好きなセクションから楽しめるため、飽きっぽい子供でも安心。
「〇〇の部屋」と呼ぶ各セクションは、自由に行き来可能です。各未就学児ももちろんウエルカム。メインゲートは、すり鉢状に下がった部分にある地下1階から。表では週末イベントが開催されることも。
ドームを取り囲むように一風変わった遊びのオブジェもあり、まずそれを試してから館内に入るのもいいかも。ちなみに運営は、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市とのこと。開館は1994年3月。四半世紀に渡り親しまれている人気スポットなんです!
【↑】建物前は階段となっており、ときにそこが観客席にも。イベントを開催したりすることも。
【↑】建物を取り囲むように、こんなオブジェも。遊びながら考えさせる、科学館ならではの体験遊具(!?)があるんです。
【展示室編】
目安観賞時間:各展示室/約30分〜1時間半
「第1展示室」は「チャレンジの部屋」
頭と体を使って科学する! をモットーとするチャレンジの部屋。普段身近に接するモノが成り立っている材質を元素で知れるユニークなカウンターや、通電するしない、磁石がくっつく、くっつかないなど、素材で変わる特製の違い、潜り込むと思わず一瞬おおおっとなる、三面鏡・四面鏡。さらに「ムーンウォーカー」と呼ばれるマシンによる浮遊体験など、興味津々なコンテンツが盛りだくさん♪
小学生にはちとハードルが高いかも!? と一部思えるものの、判らなくてもなぜか自分でやってみたくなるコンテンツがいろいろあるんです。
【↑】読み取り機にモノに貼り付けられたQRコードを照会すると、それを構成する元素が判る不思議なレジカウンター。普段目にするものは、こんなモノで出来ているんだぁと、大人もいい勉強に。コレ、結構ハマります♪
【↑】チェッカーテーブルは+−極端子を使い、通電するか否か。さらに磁力が伝わるか否かを、実際に試せるコーナー。
【↑】ボールが入ったカプセルを支える枠を持って円を描くように揺すると、中のボールが一定の位置でぐるぐるまわる続ける「ボールぐるぐる」。進む力、押し返す力、そして重力の関係性を知るコンテンツ。子供は本意は分かっていないものの、単純に反復運動が楽しい様子で、ずっとやり続けてました♪
【↑】展示館内には、大きなスペースシャトルのオブジェもあり、中に入ることも。どー鳴っているかは、入ってのお楽しみ♪
【↑】惑星による重力の違いを同じ1㎏のウエイトで比較すると・・・。太陽や月など、地球以外では意外な結果に。
【↑】上下左右にふわーんと動き、浮遊感を味わえる「ムーンウォーカー」。利用制限があり、身長は110㎝以上、体重は22㎏〜70㎏未満。
【第1と第2展示室の合間にはこーんなモノも!】
動物のパズル!? 正解といえば正解なんですが、これは「テセレーション」と呼ばれるもの。床や壁に絵を描くように、いろいろなピースをパズルのように組み合わせ1つのデザインを作るもの。異なる動物たちを、隙間なく地道にあわせて行く作業ですが、コレが意外に難しい・・・でも結構ハマります! ぜひチャレンジを。
「第2展示室」は「からだの部屋」
その名のズバリな、人の体の仕組みを知る体験展示室。見て、聞いて、嗅いで、触るという五感訴え掛けるコンテンツがいろいろ揃っており、木の積み木「カプラ」コーナーのほか、パズルや知恵の輪をスタッフさんのアドバイスを受けながら楽しむコーナー、嗅覚当てゲーム、反射神経チェックコーナーなど、今回訪れた全5ブースのうちで、もっとも楽しいのはズバリここ! な気がします♪ どんどん、時間が過ぎますよ〜。
【↑】かまぼこの薄い板のような木の積み木「カプラ」コーナー。魔法の板とも呼ばれるフランス生まれの木製玩具を、自由な発想でいろいろなカタチに。小さい子にも大人気なスポットです! 想像力を刺激する意味でもいいトレーニングに。大人にもぜひ!
【↑】自転車を漕ぐときの骨の動きが判るユニークな体験コーナー。真横にある鏡に注目。ペダルの動きにあわせて、足の骨が動くんです!
【↑】人体骨格、血管の流れなどを、ボタン操作で切り替えて学べる「人体探検」コーナー。ちょっと、リアルすぎ・・・(汗)。
【↑】香りあてクイズは、ボックス内にある“ある”モノの臭いを嗅いで当てるクイズ。スライドさせると、答えが分かる仕組み♪
【↑】人気が高かったのがコレ。ランプが付いたパネルを次々とタッチして、自分の反射神経の度合いをチェック。子供以上に、大人がハマるはず!
【↑】エリア中心部にあるカウンターで、いろいろなパズルに挑戦。スタッフさんがいろいろアドバイスしてくれるので、幼い子でも楽しめますヨ。
「第3展示室」は「しくみの部屋」
電気や水が届く仕組みや、時計などが機械が動く構造など、普段の生活に溶け込む機械や道具の“しくみ”を学べるエリア。機械ということもあり、女子よりやや男子向けかな!? と言う印象ですけど、発電バイクなど、単純だけど、判りやすいコンテンツもありますので、女の子もスルーせずぜひ立ち寄って見て下さい!
【↑】バイクにまたがってペダルを漕ぐと、中央ドーム内の街の明かりが順番に点灯していく、発電体験ブース。単に急いで漕げばいいというワケではなく、バイクに備わるメーターを見つつ漕ぐなど、考えながら遊べます♪
【↑】懐かしの柱時計。ぜんまいの力で動く仕組みが、シースルーケース越しに確認OK!
【↑】見ているだけでも楽しいメカニカルタワー。見た目は複雑ですが、じつは単純なその構造。
【↑】東京−大阪間が僅か67分(!)で行けるとされるなど、日本でも本格開業に向けて開発が進むリニアモーターカーを、実際を動かすこんなコーナー♪
【↑】手元の1箇所を回すと、連結された歯車たちが一斉にグルグル〜っと動き出す「ギアの壁」。
「第4展示室」は「自然の部屋」
「自然の部屋」がある2階は、階段、またはエレベーターを使って「しくみの部屋」から上がることが可能。武蔵野地区を中心とした、生物や自然を展示物中心で紹介。ちびっ子大好きな標本や剥製も充実。やや地味なため、1〜3の各展示室に比べ空いている印象ですけど、その分、ひと目を気にせずじっくり楽しめます! 小休憩にも使えるフリースペースもあります。
【↑】どんぐり類もいろいろと。一部は実際に触ることもできます♪
【↑】剥製、標本類の充実ぶりも必見。昆虫が苦手な大人の方にはオススメしませんが、このほかにも川魚などの水槽もあります♪
【↑】各部屋には「ラボ」と呼ばれる、体験室&実験室があり、そこでさらに深い体験も。たまに休館があるらしく、今回はこの「しぜんラボ」はお休みでした・・・。
「第5展示室」は「地球の部屋」
地球や武蔵野台地の成り立ちを知れる、地球の部屋。中心ある巨大な地球儀のほか、会場内には結晶、岩石、鉱物など、普段なかなか目にする機会のない地質学的な展示がズラリ。化石好きな方にもぜひ。
【↑】様々な実験を通して科学を学べる「ラボ」では、地層のできる仕組みを試験管を使ってレクチャー♪
【↑】こちらは川パズル。バラバラになったピースを組み合わせていくと、武蔵野台地の川の流れが判ります♪
【↑】岩石、鉱石、結晶類の現物展示もいろいろ。日常の生活では意識することがなく、全部まとめて「石」と思っていたものが、」じつはこんなに種類があるなんて。石に対する見方も変わってくるかも!?
【↑】顕微鏡を使って、石の断面等を実際に確認することも。
【↑】部屋の中心には、巨大な地球儀が。土地の高低差が判る立体モデルなんです。
【↑】じつに興味深かったのが、この竜巻。竜巻が発生するメカニズムを学びつつ、人工的に発生させることができるんです♪
【↑】地震が起こる理由を大地の動きと共にビジュアルで解説してくれるコーナー。スイッチを押すとプレートが可動し、大地が跳ね上がるというもの。
【サイエンスエッグ編】
目安観賞時間:コンテンツによる(約1時間)
有料観賞ですが、コレもぜひ!!
多摩六都科学館といえば絶対コレ! な巨大ドーム。「サイエンスエッグ」と呼ばれるそのドームでは、プラネタリウムや映像上映会を実施。観賞にはそれぞれ別料金が必要ですが、キッズ向けにアレンジした特別プログラムは、午前開催も多く、ゆっくり来場するすでに「終了」なんてことも。上映時間は決まっているので、事前にしっかり確認しておきたいところ。
ちなみにサイエンスエッドのドームは、大きさで直径27.5mと世界最大級規模。内部にあるプラネタリウム投影機は、1億4000万個の星を打つし出せるとのこと。専門スタッフによるライブ解説も魅力で、2ヶ月ごとにテーマが変わるとか。
座席は全席自由の234席。ドーム内の撮影は上映開始前は可能ですが、上映後は一切禁止。喉に詰まらせる危険があるため、飴やガム含め、一切の飲食は禁止。
今回時間の都合上「大型上映」のみ観賞しましたが、1プログラム約40分とそこそこ長め。座席は上の方が断然オススメとのことで、アドバイスに従ってシートを確保しましたが確かに見やすい。シートはリクライニングするため、心地良かったですよ〜。
【↑】これは駐車場入り口にある、サイエンスエッグのプラグラム状況を知らせる看板。行く時間によっては観賞できない場合があるのでご注意を。
サイエンスエッグでのプラネタリウム、大型映像鑑賞料はコチラで!
https://www.tamarokuto.or.jp/guide/
【クイズラリーカード編】
目安観賞時間:1箇所につき2〜3分
顔写真入りのマイカードを作って、それを元に各展示室内にある専用マシンでクイズに挑戦。正解するともらえるポイント数に応じて素敵なプレゼントがもらえるクイズラリーカードなるコンテンツも。カード製作費200円がかかるものの、多くのちびっ子が参加。クイズも部屋ごとにテーマが分かれており、簡単なモノもあれば、大人でも「ん!?」となってしまう難しいモノまでいろいろ出題。科学館に繰り返し訪れたいちびっ子には、とくにオススメ!
豆知識
【混雑状況は!?】
人気スポットだけに土日は地元小学生を中心にかなり多くの来場者で賑わうものの、すべてが混雑しているわけではありません。仮に混雑してるなぁと感じたら、次の部屋を先にまわり、部屋同士を往復したほうが無難。どの部屋も見応え充分なため、しっかり楽しむには1日では正直たりないかも。ある程度の割り切りも必要かもです!
【写真撮影は!? 】
サイエンスエッグの大型上映やプラネタリウム上映中を除けば、基本的にOKとのこと。三脚の利用やストロボはNG。ほかの方の迷惑にならない程度にご配慮を。
【フリー飲食スペースも!】
館内には飲食できる専用カフェがありますが、それとは別に弁当などを持ち込んで自由に休憩と食事ができる「休憩室」が1Fにあります! しかも154席とかなりの広さ。持ち込みOKとは嬉しいです♪
【ゴミは基本持ち帰り】
ゴミ箱はないわけではありませんが、数はかなり少なく、ご覧のように持ち帰りが基本。ドリンクの自販機もあり、飲み終わったボトルなどはその近くで捨てられますが、ランチ等で出たゴミは基本持ち帰りで。
【ベビーカーは!?】
ベビーカーでの入場もOKですが、メインの入り口が地下1階と下がった場所にあるためか、入り口脇でベビーカーの貸し出しもありますので、借りるのも手かもしれません。
【図書室が!?】
2Fのサイエンスエッグのとなりには、小さいですがなんと図書コーナーも。科学や生物にまつわる図鑑などが、いろいろ常備されています!
【ミージアムショップも充実!】
入り口脇の地下1階には、お土産にも最適なミュージアムショップがあります。ほかではなかなか見掛けない、館内展示に即したユニークな商品がいろいろ。珍しいモノばかりのため、長く居座る可能性あり。ご注意を(笑)。オリジナルキャラ「ペガロク」くんのグッズもあります!
【このタワーってなに!?】
施設の一部かと、多くの方が誤解するというのが隣接するように立つ大きなタワー(全長195m)。コレは多摩六都科学館とはまったくの別施設で、関係性はありません。「スカイタワー西東京」または「田無タワー」と呼ばれる電波塔で、無線通信の普及拡大に伴い建てられたものとか。アマチュア無線の中継基地局ともなっているそうです。
いかがでしょう!? 今回紹介したのは、数ある展示物、見所のうちのほんの一部。大小合わせると、各部屋ごとにかなり多くの見所があり、ハマってしまうと1日では見切れません!(←それほど充実) 駆け足でまわるよりも気になるコンテンツからじっくり体験し、足りなくなったらまた次の機会にと、ある程度割り切った見方もオススメ。子供にとっては新鮮なことばかり、大人にとっては再確認させられることばかりと、親子で充分楽しめるはず。単にはしゃいで遊ぶ施設とはまったく違う、学べる遊び場的なスポットとして、ここは絶対行っておくべきです♪
【番外編】
ちなみに施設敷地内には、「木の見やぐら」なる大きなタワーも。内部はらせん状の階段となっており、ちびっ子が登り切ったてっぺんから、「おーい」と騒ぐ姿が多数目撃できます♪ 大人も登れるのでぜひ親子で挑戦を!
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