2026.07.06

特集記事

文・写真: 山さん
2026.07.05

【特別展 大南極展】 「南極」を見る! 知る! 触って学ぶ! 親子で行きたい、夏休みの話題展がお台場で!

大南極展 会場風景

リアルな観測活動を中心に、知っているようで知らない「南極」を様々な視点で知る、見て触って体験して学ぶイベントが開幕。観測隊員になりきった気分で楽しもう! 《2026.9.27まで》

*掲載情報は2026年6月30日開催の内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。

*掲載写真はすべて編集部による。

イベント概要

『特別展「大南極展」』

グッズ販売あり
撮影OK(写真)

会場日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン(東京都江東区青海2-3-6)
開催期間2026年7月1日(水)~9月27日(日)
開館時間10:00〜17:00 *最終入館/閉館30分前
当日入館料【大人/19歳以上】2000円、【18歳以下/小学生以上】1300円、【未就学児/3歳以上】900円
休館日7月7日(火)、14日(火)、9月1日(火)、8日(火)、15日(火)
行き方ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」「テレコムセンター駅」より徒歩約4分
主催日本科学未来館、国立極地研究所、ドリームスタジオ、テレビ朝日、朝日新聞社
公式サイトhttps://dainankyokuten.jp

【大南極展】とは!?

日本の国土の約37倍もある「南極」。

氷、大気、海、生き物と、地球が置かれている環境を知るうえで重要なスポットですが、そこで行われている観測活動や、地球環境・気候変動の研究などを知る機会は、正直なかなかないもの。

「南極ってどんなところ?」「観測はなにしてる?」と聞かれ、サッと答えられる人はそう多くはないですよね。

大南極展 会場風景

今回始まった特別展「大南極展」は、知っているようで知らないことだらけの「南極」と、その「観測活動」について紹介するイベント。

日本の南極観測の第一歩となる、南極観測船「宗谷」が晴海ふ頭を出発してから、2026年でジャスト70年となることから企画された展覧会です。

現地で採取した「実物資料展示」や「記録映像」、読み応え満点の「パネル解説」に加え、来場者自ら“触る・持つ・感じる”といった充実の「体験」コンテンツを通じ多角的に学ぶことができるです。

大南極展 会場風景 看板

じっくり読み込んでしまうパネル解説ですが、すべてフリガナ付き、かつイラストを使うなど、子どもたちにも溶け込みやすいよう配慮されています。

大南極展 ブイ探し体験の望遠鏡

会場各所に体験コーナーが用意されており、例えばこちらは「ブイ探し」。ブイとは海面に浮かべて位置を示す「浮標」と呼ばれる印のこと。実際挑戦しましたが、結構難易度高いですヨ〜。

そもそもなぜわざわざ「南極」に行く必要があるのか!? といえば、現地でしか入手できない、地球の情報や気候変動に関わる重要なサンプルとなるデータがあるから。

得られたデータを元に研究を進めることで、「日本に住む私たちの未来がわかる」と関係者。

「大南極展」は、来場者自身が観測隊員になった気分で楽しめるよう、様々工夫も凝らされています。

大南極展 南極の地質展示

好奇心を掻き立てる、実物展示の多さもポイント。写真は南極の地質調査で得られた岩。

もちろん、展示内容には専門的な用語など、難しい面もそれなりにありますが、思わず「へぇ」となることも多いはず。親子で訪れると会話が弾むむど、夏休みの自由課題にもピッタリな内容となっています。

大南極展 会場風景 大気観測エリア

思わず「何に使うの!?」と思ってしまう、興味深い観測機器も複数あり。

大南極展 オーロラ観測展示

「オーロラ観測エリア」では、オーロラについての詳しい解説があるほか、人工的にオーロラを発生する様子を会場で確認できたりも。

補足ですが、「大南極展」を見ると、南極観測は研究者だけで成り立っているわけではないことが分かるはず。

現地観測は年間80〜100人くらいの方が携わるとのことですが、「現地スタッフ=全員研究者」ではありません。研究者を支える、コックさん、機器をメンテナンスするエンジニアなど、研究とは直接関係のない方がおよそ半分くらい参加されているんです。

「(特別展を見て)研究者だけでなく、ほかの職業の方でも現地に行ける可能性があるということを知ってもらい、将来自分もその道に進んでみたいなと思ってもらう切っ掛けになれば」と関係者。

大南極展トークショーの様子

開幕前日に行われた内覧会では、展覧会開催にも深く関わった国立極地研究所の関係者も登壇。現地での最大の楽しみは食事。Wi-Fi環境が整っておりネットや動画も見れる。満月時は外で本が読めるほど明るいなど、貴重なお話がいろいろ飛び出しました。

会場では、現地での日常にスポットを当ててコーナーや食事など、気になる展示もあり。単に観測成果を発表する資料展示とは違う、いろいろな楽しみ方がある展覧会となっています。

大南極展 ミッションシート

会場内を巡り、キーワードを完成させる「ミッションシート」は、入館時に配布。会場内には、イベントを応援する「すみっコぐらし」のキャラクターたちも。探してみて!

会場は「日本科学未来館」

日本科学未来館 外観

会場はお台場にある、最先端の科学技術を体験しながら学べる「日本科学未来館」。ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」、または「テレコムセンター駅」から徒歩数分。多少離れていますが、お台場観光ついでに、りんかい線「東京テレポート駅」から行くことも充分可能です。

お台場へのアクセスは、じつは都バスが便利だったりも。錦糸町や門前仲町からバスで行くという手もあります。

【詳細な行き方情報はこちら】https://www.miraikan.jst.go.jp/visit/location-directions/

見所をザックリ紹介!

会場はエントランス部となる「南極上陸エリア」、地質や海洋、生き物など、多角的に学べる「観測エリア」、シメの「昭和基地エリア」と大きく3ブロックで構成。

最大エリアである「観測エリア」はホール状となっており、導線はなし。気になるポイントから楽しんじゃいましょう!

大南極展 入り口の氷河のトンネル

展覧会入り口は、氷の回廊風! 探検気分を盛り上げつつ、いざ内部へ!

触る&持つ「体験」展示多数!

「大南極展」は、来館者が実際に触ってみるなど、体験展示がいろいろあること。

大南極展 南極の氷

入ってすぐ、まず驚かされるのが、南極で採取された「本物の氷」に触れること! 耳を澄ますと、何やら音が……。その秘密はぜひ会場で。

*会場には3つの氷が並んでいますが、すべて同じ南極氷です。

大南極展 会場風景 体験展示

調査隊は現地で採取した、ときに40㎏もある岩石をバックパックにつめて運ぶそう。会場では10㎏ですが実際に岩石を持ち上げる体験ができるほか、南極で採取された「隕石」に実際に触ってみることも!

深層アイスコア!

「大南極展」のハイライト展示の1つが、南極の大地の深い場所から採取した氷「深層アイスコア」。

大南極展 アイスコア

「深層アイスコア」は、地球の年表ともいえる様々な情報がギュッとつまった、ある意味で宝の山。

氷のなかに閉じ込められた、数十万年前の空気や火山灰、大気中のチリから、当時の気温や二酸化炭素濃度など、気候変動の歴史を知る手がかりを知ることが可能と、「深層アイスコア」は極めて重要な試料。いまを生きる私たちの環境変化の予測に役立つとされているんです。

正確なデータを得るため、深層アイスコアは-50度の低音室で維持管理。本来門外不出とされていますが、今回は特別に会場に。地下2499mから掘削した34万年前のもの!

南極の生き物たち

大南極展 オットセイ ペンギン 生き物剥製

「南極」にももちろん、いろいろな生き物たち(アザラシ、ペンギン)が生息しており、それらを紹介するコーナーでは、貴重な標本展示が多数!

大南極展 オットセイ ペンギン 生き物剥製

注目は展示エリア中央部にある、透明な2つのドーム。なんと内部から頭を出すことが可能となっており、超至近距離から生き物たちを眺めることが!

実際の観測では、一部例外を除き、生き物たちから最低5m離れることが国際条約で決まっており、今回の体験のように、穴を掘って間近で見るというシーンはないとのこと。より身近に感じてもらうため、特別に制作したとのこと。

ちなみに、顔出しドームまでの道中はかなり狭いです。大人の方は要覚悟!

大南極展 ペンギンの皮膚に触る ペンギンの体重測定

そのほかにも生き物エリアでは、ペンギンの「フリッパー」と呼ばれるひれ状の翼に触る体験や、ペンギンの雛の重さを量る体験ができます!

大南極展 ペンギンの数をカウントする女性

ゲーム感覚で楽しめるのが「ペンギンセンサス」と呼ばれる、個体調査体験。カウント機器を手に、制限時間内に何頭いるかに挑戦。結構ハマります!

移動手段、観測ツールも

「大南極展」では、極地で活動する観測隊の行動を助ける、様々な移動手段等もフォーカスしており……

大南極展 歴代の南極観測船

南極移動に欠かせない観測船として、「宗谷」や「しらせ」「ふじ」の1/100模型が展示されるほか……

大南極展 南極観測の防寒着

装備道具類の紹介があったり……

大南極展 スノーモービル

現地でも活躍しているスノーモービル展示では、実際にマシンにまたがって記念撮影することもOK!

大南極展 地質調査道具

調査する分野ごとに異なるツール展示があったりと、観測を支える、見過ごされそうな情報もしっかりと紹介されています。

大南極展 テント型のトイレ

余談ですが、会場では「トイレ」事情の紹介も。潤滑油などの液体を入れておく、「ペール缶」と呼ばれる円筒形の缶を使った簡易トイレと、それを覆うテントもありました!

ブリザードを体験!

大南極展 ブリザード体験

南極ではブリザードと呼ばれる、強風と、細かい雪と氷が激しく舞う自然現象が発生することがありますが、会場ではその疑似体験が可能!

エリア前方に設置された大型サーキュレーターが生み出す強風は、ケガのないよう、風速10m/s程度と抑え気味にしているそうですが、雰囲気は充分味わえます。

会場では本物のブリザードをとらえた映像の上映もあり、そちらも必見です!

「昭和基地」特設エリアも

ベースキャンプとなる観測拠点「昭和基地」の、いろいろな情報展示もあり。

その情報はとても興味深く、燃料や発電、暖房設備、さらにお風呂事情など、様々な情報をパネルで解説。観測隊の活動時期や、「設営隊員」など、活動を支える方にも目を向けた情報もあります。

隊員たちのストレスを軽減させるための、思わず「へぇ」が連発してしまうレクリエーションなどの情報もありました。

大南極展 隊員の食事サンプル

壁には「南極飯」の食品サンプルがどーんと! 隊員1人につき1.4tもの食材を持ち込むそう。食料補給は年1回のみ!

なかでも興味深い点が、食事「南極飯」について。2人の調理専門隊員による、様々なメニューを提供。南極での一番の楽しみだけに、飽きないよう工夫が凝らされています。

また、食材は日本からフリーズドライ品などを持ち込むだけでなく、現地で「水耕栽培」をし育てることもあるんです。

大南極展 隊員の好物 キャベツの千切り

ちなみに写真が、現地で一番人気のメニュー。なんだかわかります!? 正解は会場で。

*写真は訪れる楽しみを残すため、編集部でぼかし処理を入れています。

大南極展 認定スタンプ

「昭和基地エリア」のラストでミッションシートにスタンプをもらい、隊員の認定を受けよう!

最後はオーロラで!

大南極展 オーロラ体験

展覧会のシメは、特性のオーロラロードを通って終了! ゆらめく光に身を委ね、展覧会の余韻に浸っちゃいましょう〜。

コラボグッズが買える!

オーロラロードを抜けると、「大南極展」の開催に協力するだけでなく、実際に南極観測に様々な機器などのデバイス等を提供している企業ブースが展開されますが、その先に、お待ちかねのショップエリアが。

大南極展 物販 すみっコぐらしグッズ

「大南極展」の公式応援キャラクターである「すみっコぐらし」の限定グッズを多数販売中!

ぶらさげぬいぐるみから、ぬいぐるみを入れて持ち歩けるポーチ、クリアファイル、トートなどいろいろあります。

商品により発売時期が異なるほか、一部購入個数制限もありますのでご注意を。

大南極展 物販 トート ぬいぐるみなど グッズ

そのほかにも、アデリーペンギンのイラストを使用した、おしゃれなオリジナルグッズ等も多数あり! 日常使いにもたけたグッズが多く、プレゼントにも喜ばれそう!

『ウルトラQ』に登場する「冷凍怪獣ペギラ」グッズも必見です。

【グッズ詳細】https://dainankyokuten.jp/goods

レポートまとめ♪

大南極展 メインビジュアル

・「南極」観測や自然をリアルに知れる特別展
・観測隊員になりきった感覚で楽しめる
・“触れる” “体験できる”コーナーが充実

いかがでしょう!? 「南極」を様々な角度から知ることができる今回の特別展。観測の実情を知るだけでなく、環境に関心を持つ切っ掛けにもなりそうです! 小学生を対象とした、トークインベントやワークショップといった夏休みの特別関連イベントも複数開催。詳細は特設サイトでご確認ください。

今回ご紹介した記事は 

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以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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この記事を書いた人

山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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