2025.12.05

特集記事

文・写真: 山さん
2025.09.22

【BUNKITSU TOKYO】 3つのカフェラウンジ併設。“入場料”を払って楽しむ話題書店の最大店舗がニュウマン高輪に!

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

昨今の出版不況により街の本屋さんは全国的に減る一方ですが、高輪に誕生した『BUNKITSU TOKYO』は、従来の「本を買う」の一歩先をいく、“ゆったり留まり、まったり憩いながら楽しむ”新感覚な本屋さん。人と本との出会い方、接し方が変わる話題店です!

*最終記事更新:2025年10月15日

スポット概要

『BUNKITSU TOKYO』

カフェラウンジ有料
無料エリアあり

所在地ニュウマン高輪 South 5F(東京都港区高輪2-21-2)
オープン日2025年9月12日(金)
営業時間11:00~20:00 *飲食L.O./19:30
カフェラウンジ利用料1時間/1100円、以降30分ごと/550円、 *1日最大/3850円
定休日施設に準じる
最寄り駅JR「高輪ゲートウェイ駅」より徒歩1分
運営(株)ひらく
公式サイトhttps://tokyo.bunkitsu.jp

BUNKITSU TOKYOブンキツ トーキョー】とは!?

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ロゴ

お目当ての本を買うために、新しい本との出会いを楽しみにと、本屋さんを訪れる目的や理由は人それぞれですが、本屋さんで「本を買う」ことは、改めて考えるまでもなく自然なことですよね。

2025年9月12日に誕生した『BUNKITSU TOKYO』は、“本と出会う、体験の豊かさ”をウリにする新感覚書店。

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「本を買う」という当たり前の行為はもちろんですが、本を選ぶ時間を楽しんでもらい、選んだ本を座席に座って試し読み。ときにドリンクで喉を潤し、ときに外の景色を楽しみながら気になる本との時間を過ごしと、ひたすら自分と本との時間に没頭……。

そんな一般的な本屋さんでは体験できない時間も楽しめる、“滞在型書店”なんです。

そもそも書店としての規模が大きく、同店で取り扱う本と雑誌の数はおよそ10万冊!

新刊から専門書、児童書、コミックと、様々なジャンルの本を取り扱う、店舗面積1000坪超えの大型書店で、コアな本好きの方から、普段あまり本屋に立ち寄る機会がない方まで幅広い方が楽しめる商品展開を実施。

お店が入店する大型商業施設『ニュウマン高輪』は、とくにファミリー層をターゲットにもしているため、親子で楽しめる空間づくりや商品展開にもチカラを入れているのですが、それ以前に注目したい大きな特徴があるんです。それが↓↓↓

“入場料金制”を導入!!

なんと、“入場料”が必要なんです。入場料ですよ、入場料!!

本屋さんを利用する際に、本を買う、買わないにかかわらず、入店(利用)するだけでお金がかかる“特別なエリア”があるんです。

思わず「えっ!?」となって当然かと思いますが、『BUNKITSU TOKYO』は(従来と同じ)本屋さんである一方、(従来とは違う)本屋さんでもある異色のお店。

“滞在型”をウリにする、従来の本屋さんにはないサービスを提供しており、それに対する対価として(一部エリアに限り)入場料が必要になるんです。

そのサービスというのが、店内に常設される「カフェラウンジ」。《眺望と》《食事と》《本に囲まれて》と、コンセプトの異なる「カフェラウンジ」が3つも用意されています。

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の俯瞰地図

『BUNKITSU TOKYO』は全10エリアで構成。うち⑧〜⑩が有料エリアとなる「カフェラウンジ」です。

「カフェラウンジ」では、同店のブックディレクターが厳選した、“サブカルチャーから専門書まで、好奇心を刺激し新たな関心領域を拓く”切っ掛けとなる、様々なテーマの本を用意。カフェ利用者はそれらを自由に試し読みでき、気に入れば購入することが可能です。

さらにラウンジ利用者には特典があり……。

★椅子に座ってくつろぎながら時間を過ごせる
★珈琲や紅茶などがドリンクで無料で飲める!
★電源*やWi-Fiを自由に使える
★カフェメニュー、テイクアウトドリンクを利用可能(ともに別料金)

*一部座席に限る

といったサービスを受けることが可能。もちろん、滞在中に出会った気になる本があれば、退出時に「購入」することも可能です。

ちなみにラウンジの利用方法は、「本の試し読み」だけにあらず。「仕事」や「おしゃべり」も自由な、“居心地のいい”場として活用して問題ありません。

1時間1100円で利用可能

そんな「カフェラウンジ」の気になる利用料(入場料)は、1時間「1100円」。

以降30分延長するごとに「550円」が加算される仕組み。1日「最大3850円」という上限があるため、長居しすぎて……大汗、なんて心配もありません。

料金精算は退出時にまとめて払う“事後精算”です。

どんなカフェラウンジが!?

有料となる「カフェラウンジ」は、先述の通り全部で3つ。全エリアにそれぞれ座席を完備しており、3エリア合計で223席も用意されています。

3つの「カフェラウンジ」は、行き来自由。ラウンジごとに利用料(入場料)を払うことなく、利用している途中で、気分転換をかねてラウンジを変えることも可能です。

*ラウンジ内へ、ラウンジ外の無料エリアで販売している(購入前の)本の持ち込みはNG。

どんなラウンジがあるかといえば……。

【パノラマラウンジ】

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

採光性抜群な大きなガラスエリアを目の前に、JR「高輪ゲートウェイ駅」を眺めながら読書体験が可能。座席数は20席。

選書コンセプトは「手にとりたくなる美しい本」。アート本や写真集を中心に、約500冊から自由に試し読み可能です。

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「パノラマラウンジ」には、予約制のミーティングルームも併設。最大4~8名が利用できるスペースが5室用意されています(こちらは入場料不要・別途利用料が必要です)。

【カフェ アンサンブル】

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「カフェ アンサンブル」は、文字通り“カフェ”機能が強く、無料ドリンク(珈琲、紅茶/7種類、煎茶)の提供のほか、フォカッチャやポテト、チュロスといった、手軽につまめる各種軽食・デザートメニューを有料で提供(全14種類/380円〜/テイクアウト不可)。カフェ気分で利用可能です。全114席。

余談ですが、ここで購入した飲食類については、ほかの有料ラウンジへの持ち込んでも問題ありません。

選書コンセプトは「日常と非日常」。献立などを紹介した料理本から旅の本など、生活や趣味まで、幅広い内容の本を約6500冊用意しています。絵本などの児童書もあり、子どもの利用も可能*です(未就学児無料)。

*未就学児のお子さんは、オレンジ、またはアップルジュースが無料となります。

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 販売フード

軽食やデザート、ドリンク片手に、優雅な読書体験を。有料でテイクアウトドリンクも販売しています。ちなみに飲食物の持ち込みはNGです。

【ブック ビオトープ】

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「わからない、けど楽しい」が選書のコンセプト。

知らないことを知る切っ掛けとなるほか、知っている情報をさらに深める場ともなる「ブック ビオトープ」。サブカルチャーから専門書まで、幅広く集めた約1万3000冊の本が集う情報の泉スポットです。

半個室もあり、より集中して「読む」「書く」、さらに「考える」ことができるんです。全61席。半個室もあり、仕事等でも使え、モニターの貸し出しもあります。

カフェラウンジ「無料」見学もあり

紹介のカフェラウンジは「有料」が基本ですが、15分に限り「無料」で見学可能。その時間を利用して、ラウンジ内にある本を購入することが可能とのことです。 *カフェラウンジにある本の一部は、無料エリアでも扱っています。

“無料”エリアはどんな感じ!?

『BUNKITSU TOKYO』は、ご紹介した「カフェラウンジ」を除けば、一般的な書店と同じく入店“無料”で利用可能です!

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の俯瞰地図

ご覧の店内俯瞰図でいえば、①〜⑦がその無料エリア。

無料エリアでは主役となる「本」のほか、「文具」「雑貨」なども販売(①〜⑤)。展示スペース(⑥)や、期間限定のポップアップエリア(⑦)もあります。

例えば物販エリアがどんな様子かといえば……

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「ろじ」

俯瞰図①の「ろじ」は、ビジネス書や新書、参考書、さらに洋書などを集めたコーナー。

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「tomarigi(とまりぎ)」

俯瞰図②の「tomarigi」は、恐らく本好きの多くが立ち寄るのでは!? と予想される文庫・文芸コーナー。中心の円柱状の本棚を取り囲むように、さらに円柱の本棚が配置される珍しい構成。

広報担当によると、“包み込まれるような読書スペース”を両立するデザインとして、企画当初はゲル*をイメージしていたとのこと。

*ゲル=モンゴルの遊牧民の間で見られる、伝統的な移動式住居

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「ノマドマド」

俯瞰図③の「ノマドマド」は、ライフスタイル系の本のほか、文具や雑貨などを取り扱い中。屋根裏部屋を歩くような感覚も味わえる、「通り穴」のある本棚は子どもたちも喜びそう!

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「ときどきやま」

「ノマドマド」(俯瞰図④)は、児童書の専門コーナー。子どもの目線、大人の目線で本を選べるように、小さな小山(段差付きステージ)が用意されているんです。ステージは登るはもちろん、座ってもOK。

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 店内の様子

「odriba(おどりば)」

子どもから大人まで多くの方が利用されるであろう「odriba」は、コミック専用コーナー(俯瞰図⑤)。

……といった感じです。

自分だけが知っている路地のような本棚があれば、くぐって楽しめる通り穴があったりと、“遊び”の要素が盛り込まれたほか、店内の要所にアートも掲示。創造性や冒険心を掻き立てる仕様となっています。

有料・無料エリア含め、フロア自体を「街」と捉え、「公園通り」をテーマに設計したそう。木材が多用された親しみを覚える、癒しの空間設計となっています♪ そこにいるだけで、気持ちがホッと癒されそう。

展示&ポップアップスペースではなにを!?

一定期間や季節等で適宜入れ替える予定の展示&ポップアップスペースでは、いろいろな企画を実施。オープン時は小物の物販や文喫を紹介する展示を行いましたが、今後は、例えば書籍の著者などを招いてのトークイベントなどを開催できればとのことです。

既存店にも行こう!

すでにご存じの方も多いかと思いますが、『BUNKITSU TOKYO』は、『文喫』の名で全国3箇所で展開している“文化を喫する、入場料のある本屋”の通算4店舗め。過去最大規模の旗艦店です。

既存3店は「東京・六本木」「名古屋・栄」「福岡・天神」にあり、お店の規模や本の取り扱い数等に違いはありますが、基本は同じ。

有料と無料エリアがあり、有料では無料ドリンクとともにスペースを自由に利用できます。ぜひお近くの『文喫』にも足を運んでみて下さい。

【既存店情報】https://bunkitsu.jp

新店はなぜ横文字!?

既存店が『文喫』と和名であることに対し、新店が「BUNKITSU TOKYO」としたのは、海外からの来店者も多いと予想されることから読みやすいローマ字に。文喫の名をより広く知ってもらうことが狙いとのこと。

レポートまとめ♪

BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー) 文喫東京 ニュウマン高輪 バナー

・3つのカフェラウンジがある、“入場料”付き書店
・店舗面積1000坪超、取り扱い冊数は約10万冊!
・創造力と冒険心を刺激する店内演出
・一般的な“入場無料”販売エリアもあり

いかがでしょう!? 居心地のいい滞在型書店として話題のこのお店。本との出会いはもちろんですが、おしゃべりやワークスペースとしての活用もあり。お店は最寄り駅からすぐの「ニュウマン高輪」内。お買い物にあわせ覗いてみては!? ちなみに支払いは現金からキャッシュレスまで、一通りOKです。

今回ご紹介した記事は 

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以上、お出かけ情報満載のウェブメディア「オソトイコ」がお届けいたしました。関東1都3県ではこのほかにも楽しいイベントや気になるお出かけスポットがたくさん!オソトイコではそんなお出かけに役立つ情報を日々集めてお届けしております。今後もぜひ活用してくださいね!

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山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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