『東京都 井の頭自然文化園』アクセス便利で、広いし遊べる。体験コンテンツもある人気動物園は、噂通り良かった説!
遊園地に動物園、水族館に映画館は、家族でお出かけ先の定番ですけど、かなり古くからあり、地域の方はもちろん遠方からも足を運ぶ人が多い、アクセス便利な人気動物園といえば吉祥寺にある「井の頭自然文化園」ですよね。定番すぎて、なにをいまさら・・・なんていうなかれ。子供はもちろん、大人もしっかりと楽しめ、の〜んびりできる憩いの場であるここは、まさに都会のオアシス! 1度といわず、2度3度と訪れたいスポットなんです。
*掲載内容は2019年9月23日時点での情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
場所東京都武蔵野市御殿山1-17-6
入園料【大人】400円、【中学生】150円、【65歳以上】200円
*小学生以下、都内在住&在学中学生は無料。ただし生徒手帳要持参
開園時間9:30〜17:00(入園16:00まで)
アクセスJRほか、各線「吉祥寺駅」南口から徒歩約10分
■https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/directions.html
公式サイトhttps://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
「東京都 井の頭自然文化園」とは!?
「恩賜上野動物園」、「多摩動物公園」に並ぶ、都立3大動物園の1つで、開園は1942年。武蔵野市側に位置するの「本園/動物園」と、吉祥寺通り/公園通りを挟んだ先にある「分園/水生物園」の大きく2セクションに分かれているのが特徴で、いわゆるライオンなどの猛獣系ではなく、アライグマやカピバラ、リス、モルモットなどの、かわいい系動物のほか、カモやオシドリ、コールダックなどの鳥類を飼育。その数なんと約170種。リスを間近で見れたり、モルモットに触れたりと小動物とのふれあえる点も特徴。「本園」に、遊園地や子供向け遊具も!
本園、分園どちらから!?
井の頭自然文化園は、ご覧の通り、吉祥寺通りを挟んで(写真右手が)本園、左手が分園。両者の距離は約300m。大人の足で5〜6分の距離。本園と分園の道のりは坂があるため、「本園」→「分園」の順が、ちびっ子のいるご家庭にはいいかも♪ 今回はとりあえず、本園の 動物園からご紹介します! 写真にある「現在位置」は、井の頭池側にある「分園」の七井門口です。
★動物観賞が中心、または子供に遊ばせたいなら・・・・【本園から!】
★吉祥寺駅から井の頭公園に立ち寄りつつ行くなら・・・【分園から!】
【↑】ちなみにチケットは、1枚で2園入れるマルチタイプ。上下にミシン目が入っており、開園時間中に両園を見切れない場合は、未使用であれば後日持参で入園とのこと!
【本園編】
【目安観賞時間:2時間半〜3時間半】
【見所/1】その自然さも、大きな魅力なんです!
園内、とくに本園は解放的で広いです! 主役はもちろん動物かと思いますが、井の頭自然文化園は、その名の通り自然が一杯。園内には小道も多くあり、木々も豊富。春〜秋口の新緑の季節は、園内に吹く風もとくに心地良く感じられるはず。休憩ポイントも随所にあり、ゆったり、まったりくつろげるんです。気分転換の散歩にもオススメ♪
【↑】疲れたらいつでも休憩を。休憩ベンチ類も園内いろんな所にあります。
【↑】歴史の重みを感じさせるこの根っこ。都会のちびっ子にはこれだけでも新鮮なはず。
【↑】ふと見上げると目に付く、生命力に溢れた木々からもエネルギーがもらえそう。
【↑】園内にはいろいろな植物が自生していますが、ときにはどんぐりも。大人には何気ないものでも、子供にとっては大切なモノが、落ちていたりするんです♪
で、気になる動物たちはどんなカンジ!?
大型系や猛獣系はおらず、比較的優しい、静かめな動物たちが飼育されている本園。例えばこんな動物がみなさんのの来園を待ってますヨー♪
【↑】絶滅危惧種に指定されている「ツシマヤマネコ」も。ヤマネコが飼育されている檻は比較的広いため、どこにいるのか見つけるまで迷うはず。じっと観察してみたところ、檻の上の柵あたり(←これが丁度来園者には見にくい位置だったり・・・)がお好みみたいです♪
【↑】ちびっ子人気が高い、カピパラ。モソモソしていてあまり動きは速くないため、写真は撮りやすいです!
【↑】アカゲザル。本園奥にある猿エリアは楕円系ですがかなり広め。猿の脱走を避けるためか、かなり遠くから眺める感じになります。ご覧のような写真を撮るには望遠レンズが必須です・・・。
【↑】意外な動物ではペンギンも。涼しいクーラーのエリアにいるかと思いきや、屋外にある専用ブースに。暑さのためか、ずっと泳ぎっぱなし♪
【↑】喰らい小部屋にいるのは、ミーアキャット。覗き穴は1箇所しかないため、見学渋滞ができている場合も。ちょこんと座る姿が、なんともカワイイです♪ 人に慣れているようで、来園者をジーと凝視してくれます♪
【↑】いまにもあくびしそうなこちらは、アライグマ。来園当日はお疲れのようで、ずっとごろ〜んと♪ うーん、癒される。
【↑】本園中央には、大放飼場というエリアがありますが、ヤクシカなどが放し飼いにされているため、中には入れません。
【見所/2】小動物に触れる、体験ブースも人気です!
井の頭自然文化園の特徴の1つが、実際に動物に触れること。「モルモットふれあいコーナー」は1987年にふれあいの場がオープンしてからのキラーコンテンツとか。これを目当てに訪れる方も多く、1日2回開催されるその時間帯には行列が。混雑具合にもよるそうですが、土日で6〜7分くらい。約100匹くらいいる中から、好きなモルモットを触ってなでることが可能なんです。
【↑】モルモットは時間内であれば、好きに取り換えて抱っこできますヨ。
【↑】ふれあいコーナーは2ブロックに分かれており、スタッフさんの指示に従い、気になるモルモットを抱っこするというモノ。餌やりではありません。
【↑】午前午後の2回ある開催前にはご覧の通りの行列となるものの、会場は広く、1度に数十人裁けるため、想像するほど待つことはないはず。毎日【1】10:00〜11:30と【2】13:30〜15:00の2回開催です!
【見所/3】間近をリスが走り回る“リスの小径(こみち)”♪
専用の檻の中をニホンリスが走り回る、園内屈指の人気エリアの1つが“リスの小径”。1方通行で通り抜けする檻の中で、足元を飛ぶ様に走り抜けていくリスたちのカワイさといったら! 手を伸ばせば届きそうな場所に、リスがちょろちょろ走り回るんです♪ 檻内だけで50匹前後のリスが放し飼いにされているそうです。
【↑】檻はリスが逃げ出さないよう扉が二段階式となっており、1つめの扉が閉まらないと、次が開かない構造になっています。
園内にはこんなポイントも【1】
【↑】本園左手にある「いきもの広場」は、昆虫たちを始めとした、野生の生き物の観察広場。普段はクローズドとなっており、毎週日曜日の11:00〜12:00のみ観賞できます。
【↑】ん!? これはなに!? と思ったら、看板には「ヒト」とあり。檻の中にはカーブミラーのような大きな鏡が。そこに映る自分、つまりアナタ自身が、動物園の1つの観賞対象ってこと! みたいです。
【↑】1949年に来日し、その後井の頭自然文化園へ。以来2016年5月26日に69歳で死亡するまで動物園のシンボルとして、長きに渡り広く愛されたアジアゾウの「はな子」を偲ぶ特別なエリアも。写真右にある白い石の様なものは、はな子の歯とのこと。
園内にはこんなポイントも【2】
ほかの動物園にはない大きな特徴が、動物園内になんとミニ遊園地があること! 「スポーツランド」と本園奥にあるエリアがそれで、電車やティーカップ、メリーゴーラウンドなど、5つの乗りものが、すべて100円チケットで、電動カーが現金100円でと、結構しっかり遊べるんです!
【↑】遊具はちびっ子が楽しむに丁度いい乗りものばかり。一部を除き、なんと4歳であれば1人で乗ることも! 1回100円という良心的価格はなによりウレシイ魅力です♪ ついついチケット(左下)も買いすぎてしまい・・・・。
園内にはこんなポイントも【3】
さらに、さらに、子供向けとしてこんな遊具コーナー「ぶらんこ広場」も。そこそこ広い公園がまるごと入っている感じなんです。こちらは入園さえしてしまえば、すべて無料です!
【↑】滑り台やジャングルジム、ミニボルダリングやシーソー、トンネル、ブランコなど、設備の充実ぶりにはきっとアナタも驚くはず。本園入り口から入って比較的すぐのところにあるため、ちびっ子はまずここにハマってしまう模様。ここであまり時間を取られると、園内見きれない・・・かも!? くれぐれもご注意を!
園内にはこんなポイントも【4】
カフェ、もちろんあります!
【↑】カフェは本園正面口入ってすぐ左手に「こもれび」が、奥へ進んだ先に「はな子カフェ」がと、2箇所あります。軽食が楽しめますが、その値段も良心的。例えば「フランクフルト2本」「焼きソバ」が1000円でお釣りがきます♪ カフェの看板の書体も、いー感じですよね!
ちなみに、風が強い日は食事にご注意を。落ち葉がそれなりに舞うなど、ちょいダスティかな!? という印象。ハトもたくさんいます。
有名なあの像も、ここで製作されました!
本園右手奥一体は、日本を代表する彫刻家「北村西望」(きたむらせいぼう)さんのアトリエと、「A館」「B館」の屋内外に多数の作品が展示されています。その大きさ、ダイナミックな姿にただただ驚かされますが、もっとも興味深いのは「A館」内にある「平和祈念像」。あの長崎にある平和祈念像の原型が展示中です! 製作は隣接するアトリエで行われたそう。ぜひ見ておくべき!
【↑】アトリエ内やA&B館内はすべて写真撮影禁止ですが、屋外の作品だけでも相当な数と、迫力。このエリアだけのスタンプが3つあります! *今回3つめを押し忘れました・・・(汗)
記念スタンプは各入り口にも!
ちびっ子だけでなく、じつは大人、とくに女子人気が高いのが、コチラのスタンプ。独特なタッチのスタンプが、本園、分園の計3箇所の入り口で押すことができます! ぜひ記念にどーぞ。
【↑】この優しいタッチのイラスト。きっとすべて集めたくなるはず!
お土産売店もありますヨー♪
本園入り口からすぐ左手にある「こもれび」カフェには、お土産屋さんも併設されています(「はな子カフェ」にはありません)。スタンプと同様の優しいタッチのイラストを使った様々なグッズやぬいぐるみが販売中。ぜひ記念にどーぞ。
【注意】売店は本園のここにしかありません。本園から分園を抜けて帰る予定の方は、まずここでお買い物したほうが良いですヨ〜。
【↑】ブックカバーやタオル、巾着などいろいろありますが、イチオシはTシャツ。子供用は最大サイズが110までしかありませんのでご注意を。
【分園編】
【目安観賞時間:1時間〜1時間半】
本園と分園は徒歩圏内!
両園の間隔は約300m。「本園」正面入り口と、「分園」弁天門入り口がもっとも近い関係にあり、歩道橋を渡ればすぐ。ちなみに「分園」は「本園」ほど広くなく、1時間程度あれば一通り見れるかな!? という印象です。
【↑】コチラは「本園」から「分園」に向かう、「本園」側の歩道橋。
【↑】コチラは「分園」から「本園」に向かう、「分園」側の歩道橋。
【↑】「本園」から「分園」に向かう場合、坂は下り坂に。その先に、「分園」の弁天門入り口があります。
気になる分園は、こんなカンジ!
水生物館
弁天門入り口すぐにあるのが「水生物館」。魚類、両生類、水生昆虫、水生植物など、水と共存するいろいろな生物を楽しめます♪ 館内はエアコン完備で、過ごしやすく、休憩用ベンチもあり!
【↑】お魚に触れることができる、貴重なコーナーも。触ったあとは手を洗ってね。
【↑】館内は広く、ゆっくり観賞すると30分はかかるほどのボリューム。眺めているだけでも、癒されるはず。一部館内照明にもユニークな配慮があるので、ご注目あれ。
鳥類もいろいろいます!
カモやオシドリ、コウノトリにハクチョウ、さらにコールダックなど、いろいろな鳥さんたちにも出会えます♪
【↑】観賞できる鳥たちは皆大人しく、動きものろ〜り。写真撮影にも向いているかもです!
コチラも自然豊か!
池があるなど、「本園」とは違った魅力も。ゆっくり散策するにも最適。都会の喧噪を忘れるにも丁度いいです。
【↑】鳥たちの卵の展示などもありますヨ。
「七井門」の先がボート乗り場、そして駅
「弁天門」の真逆に位置する「七井門」を抜けた先が、井の頭公園の有名なボート乗り場。さらに抜けると、オシャレなお店が連なる通りがあり、吉祥寺の駅が見えてきます。
【↑】コレが「七井門」。今回はここが終点となりましたが、もちろん、ここから入って「本園」へ向かうこともOK。入園終了は16:00と早いので、ご注意を。
【↑】井の頭公園の名物、ボード。週末にはかなりの人で賑わいます♪ ボートは3種類あり。料金はこちらで確認できます!
【↑】公園内、公園周辺にあるものといえばコレ。徒歩圏内にある「三鷹の森 ジブリ美術館」への案内板。オシャレです♪
豆知識
【混雑状況は!?】
今回訪れたのは連休中の休日で、しかも晴れであったこともあり、予想以上の来園者が。並ぶのは遊園地とモルモットコーナーくらいですが、どちらも時間的には苦にならない程度の渋滞。園内は広いため、週末でもかなりゆったりと、マイペースで楽しめます。
【写真撮影は!?】
もちろんOKです! ただしフラッシュが伴う日中シンクロは、動物がびっくりするので止めましょう。また遊園地での撮影対象は、“家族の人のみ”ですのでご注意を。
【勝手な餌やりは厳禁です!】
餌やり時間は決まっており、それを観賞する時間もしっかり設けられています。持ち込んだ食材などを勝手に上げるのは絶対禁止。最低限のマナーです♪
公式サイトで餌やりのタイムスケジュール表が公開されていますので、そちらを確認あれ!
【手洗いも入念に!】
モルモットなど、一部動物たちと触れ合えるコーナーがありますが、思わぬ病気などにかからないためにも、手洗いはマストです。お子さんにも徹底させたいところ。
【飲食物持ち込みは!?】
お弁当などの持ち込みはOKとのこと。テーブル付きベンチも各所にあり、ゆっくりランチできます。レジャーシートも一部場所に限り利用可能です。
【トイレは!?】
トイレは園内各所にありますが、広くはありません。ベビーベットの完備もあり。授乳室は「本園」正面入り口のみ。ご注意を。
【ベビーカー入場は!?】
もちろんOK。モルモットふれあいコーナー脇などに置く場所もあります。水生物館など、ベビーカーがジャマ!? と思った場合は、スタッフに聞いて見るといいかもです。
いかがでしょう!? 1日あれば見て回れる広さですが、「本園」の遊び場などで時間を取られると、(入園時間が16:00までと早いため)「分園」が駆け足となる場合もありえるので充分注意してくださいね! 「本園」奥にあるアトリエにも足を運んで欲しいところ。
仮に回りきれなくても、未使用チケットあれば後日使えますので、割り切って遊びに行くのも手かもしれません。
■「秋の夜長の自然文化園」10月12日(土)〜13日(日)/閉園時間延長し9:30-20:00に
■「アフリカフェア」9月28日(土)〜10月27日(日)/他動物園と連動のスタンプラリー
■「ヤマネコ祭2019」10月26日(土)〜10月27日(日)/ヤマネコ関連イベント
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