“フィンランドのクリスマス・マーケット” が大使館で開催! 現地ブランド、風習、サンタのことを、アナタはどこまで知ってる!?
クリスマスシーズンですね! クリスマスといえばサンタ、サンタといえばフィンランド。ということで、今回は番外編として現地フィンランドのクリスマス気分を味わえるマーケットイベントにオジャマ。そこで出会ったフィンランドのいろいろな商品とあわせ、自宅でも試せそうな現地クリスマスの風習をご紹介します♪
ちなみに会場では、サンタさんからのビデオメッセージの上映ほか、現地に暮らすサンタさんの声を生中継で伝える、大人もワクワクするイベントも♪ その様子もチラッと紹介しますネ!
*掲載内容は2021年12月17日内覧会時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真はすべて編集部による。
開催された『クリスマス・マーケット』ってなに!?
フィンランドのクリスマスを、東京に居る方にも味わってもらえればと企画されたイベント。
現地ではクリスマス気分を盛り上げるべく、シーズンが近づくと各地のマーケットがそれ系アイテムで彩られるそう。今回のイベントはそんなマーケットの雰囲気を、大使館内の木造建物「メッツァ・パビリオン」の中外で再現。現地フィンランドへの旅行が厳しい時期ではありますが、雰囲気だけでも感じてもらえればと開催されました。
マーケットを盛り上げるべく集まったフィンランド系ブランドは、全部で11。ウッドに囲まれた北欧らしい雰囲気をのなか、短い時間ではありましたが、気になるアイテムを求めショッピング。会場には、フィンランドをディープに知る方には馴染み深いという老舗ブランドから、つい最近日本に上陸したブランド、現地でも比較的最近に誕生したというブランド、はたまた日本上陸は未定という気になるブランドまで、多彩なブースが軒を連ねました。
それら出店ブランドは、「マリメッコ」や「イッタラ」「アラビア」など、日本でも広く知られたハイメジャー系ではなく、よりリアルなフィンランド製品が知れる珍しいブランドで構成。会場ではじめて知ったブランドも、きっと多かったはず。
ちなみにこのイベントへの参加は、事前申し込み制の無料イベントとして、2021年12月17日(金)・18日(土)の2日間限定で開催と、残念ながらすでに終了しています。会場となる「メッツァ・パビリオン」で行うイベントとしては、今回で最後とのことです。
『メッツァ・パビリオン』とは!?
「メッツァ・パビリオン」は、期間限定となる仮設建物。
大使館内に元々あった駐車場の上に(被せるように)設置した建物で、一部除き、ほぼウッドで構成された代物。設計、加工はすべてフィンランド現地で行い部材を日本に持ち込んで組み立てるという、いわゆる「パプレハブ工法」の木造建築です。
2020年10月のオープン以降、ときにフィンランド企業と日本企業の橋渡し的存在として、ときにフィンランドの文化を一般の方に伝える場として継続的に利用されてきました。
東京オリンピック期間中はフィンランド代表選手の憩いの場として利用する計画だったのですが、昨今の世情を鑑みそれはあえなく中止に。代わりにオリンピック期間中は一般向けの施設見学ツアーの場として利用されるなど、マルチに活躍。今後取り壊され、どういったカタチかは未定とのことですが、部材は世界のどこかで再利用されることと思います。
内覧会では大使館の広報担当から、フィンランドのクリスマス事情についての簡単な説明も。
フィンランド人にとってクリスマスは1年でもっとも大切な日であり、その雰囲気は日本人にとってのお正月と同じようなものなんだとか。日本ではクリスマスといえばプレゼントばかりがクローズアップされがちな気もしないではありませんが、現地ではそれと共に、とにかく“たくさん食べる1日”という認識が強いそう。
ちなみにクリスマスシーズン前後のフィンランドは、1年でもっとも日照時間が少ない時期なんだとか。
(近年は温暖化により量が減っているそうですが)雪の反射による明かりも暗い街を照らす重要な要素となっているそうで、雪が少ない年は町全体が暗く感じてしまうそう・・・。そんな落ち込みがちな年でも、クリスマスシーズンだけは例外。その飾り付けだけでもみんなの気分を高揚させてくれるなど、フィンランド人にとってクリスマスは重要なイベントとのことです。
マーケットにはこんなブランドが♪
時間の都合上、全ブランドをまわることができず一部となりますが、会場にはこんなブランドが。あなたはいくつ知ってます!?
【エロヴェナ/Elovena】
創業90年以上というフィンランドの老舗食品メーカー「ライシオ社」が手掛けるオートミールの原料となる「オーツ麦」を使った食品を展開するブランド。日本上陸は2020年。今後、各地の輸入食品店等で見掛けることがありそう。小腹が空いた際に重宝するシリアルバーのような商品もあり、実際食してみましたが、牛乳とあいそうなビスケットでした。クドクド甘くなく、大人にも丁度いいかも。ぜひお試しを。
【ロヴィ/lovi】
白樺の木で製作された型抜きのような板からピースをとりはずし、パズルのように組み立てる3Dオブジェを手掛ける商品を手掛けるブランドで、日本でもご存じの方も多いハズ。ムーミンシリーズのほか、クリスマス気分を盛り上げる関連小物まで種類いろいろ。1000円程度から購入可能と、価格もお手頃です♪
注目は商品が入っているパッケージ。封筒状となっており、切手を貼ればそのまま送ることができるんです♪
ブースには北欧の高級家具ブランド「アルテック」(https://www.artek.fi/jp/)のチェアやテーブルが当たるガチャが。素材はプラスチックとのことですが、結構な人気なんだそう。見掛けたらぜひ挑戦を。
【テーレンペリ/TEERENPERLI】
https://teerenpelidistillery.com
フィンランドの環境都市「ラハティ」で蒸留されているウイスキーブランド。醸造をリサイクル素材で製作した会場コンテナ内で行ったり、パッケージを取っての付いたダンボール紙製としそのまま持ち帰れるようにするなど、環境面にも配慮しているそう。
日本に上陸したのは2021年の11月と、つい最近! 会場では、(写真左から)もっとも飲みやすい「サブ」、スタンダードモデルの「カスキ」、ウイスキー通の方にオススメな「クロ」と3種類を販売。日本での販売価格は9000円〜とのこと。
【ニーマール/NIIMAAR】
日本未上陸のニーマールは、耐久性の高い家具などを手掛けるブランドで家族経営なんだとか。写真にある見慣れない桶は、リサイクルボックス。生ゴミなどを溜めたりと、いろいろ使えるそう。木の端材を樹脂で固めたもので、防水性。
【ピュアウェイスト/Pure Waste】
https://www.instagram.com/purewastejapan/
https://ourearthproject.jp/products/list?category_id=10
現地周辺の提携工場から調達した廃棄される端材の布等をほぐし、糸として再生させたのち、Tシャツやニットなどにリサイクルするというサステナブルブランド。ブランドスタートは2013年。日本上陸は2020年。価格もTシャツで3520円〜とお手頃です♪
【キュロディスティリー/KYRO Distillery】
2012年にお友達5人でスタートしたというウイスキーブランド。フィンランドのライ麦を使ったウイスキーの蒸留の合間を縫ってジンも製作しているとのことで、会場では自慢のジンがずらり。チューハイ的な缶カクテルもありました♪
【ヘルミ ノルディックライン/HELMi nordic line】
https://semorina.com/brands/helmi-nordic-line/
2009年にフィンランドで誕生。ソフトな絵柄と色使い、ノスタルジックな気持ちにさせるオリジナルの図柄で、様々な企業とコラボレーションしているそう。デザイナーさんは日本人の父とフィンランド人の母を持つ新留直人さん。会場ではタオルなどのほか、東レのメガネ拭き「トレシー」とコラボした商品(990円)も販売されておりました。
ヘルミ ノルディックラインの図柄を使ったペット用品もあり、Mr.Mac(http://www.mrmac.co.jp)では、ドックウエアやお散歩バッグ、フードボウルなどを展開中です。
フィンランドではこんな風習も♪
今回のイベントでは、クリスマスシーズンになると多くの家庭で行うという風習を体験できるコーナーも。
【スノーフレーク作り】
フィンランドの家庭では紙を使って、スノーフレークと呼ばれる氷晶(ダイヤモンドダスト)風の飾りを作る風習があるんだとか。多少コツは必要ですが、手順は簡単。
白い紙を折り畳み、自由にカットして広げるだけ。わずか5分程度で完成です♪
【ジンジャークッキー デコレーション】
生姜入りのジンジャークッキーをチョコレートなどのペーストを使ってかわいくデコレーションして食べる風習も。家庭によってはクッキー作りから自宅で行う場合もあるなど、クリスマスの定番お菓子となっているそうです。
【グロギー/ホットワイン】
クリスマスドリンクといえば「グロギー」と呼ぶ、スパイス入りのホットワイン。そのまま飲む方もいるそうですが、多くの方はレーズンやアーモンド、ナッツなどを適量入れて一緒に味わうのがフィンランド流なんだそう。ちなみにちびっ子やアルコールが苦手な方には、ホットココアが定番とのことです。
会場では現地サンタさんと生中継!
プレス向け内覧会の特別コンテンツとして、フィンランドのラップランドにあるフラバリアという村にいるサンタさんと、大使館をつないだ生中継イベントも開催されました。サンタさんのなぜなになど、気になる質問にも答えて頂きました♪
サンタさんは毎年日本にお越し頂いてるためか、片言ですが日本語もしゃべれます・・・。
*ちなみにサンタさんの隣にいる女性は「トントゥ」と呼ぶ、サンタさんのアシスタントを務める妖精さんです♪
いまって どんな時期!?
「世界の子どもたちに届けるプレゼント用意をしている最中で、1年でもっとも忙しい時期じゃ。時間があるときは、スキーをしたりと外で遊んでおるぞ」
(編集部・くれぐれもクリスマス前に骨折しないでくださいね!)
ちなみに お年は・・・
「トナカイを引くためのライセンスには生年月日が書いてあるが・・・。ずーっと前じゃ!」
(編集部・サンタは教習所へ通ったのかぁなんてことはナシで!)
なぜいつも 赤い服!?
「(フィンランドの寒さによる)赤い鼻には赤い服が似合う! 綺麗に色付く紅葉やオーロラを連想させる! なにより“愛”の色だから!」
日本には煙突がないけど 大丈夫!?
「どこからでも入れるから大丈夫! なぜなら、“どこでもドア”を持っとるからじゃ!」
(編集部・ならトナカイいらないじゃん・・・というツッコミはナシで!)
好きな 日本食は!?
「ナットー(納豆)!」
(編集部/その国ならではの物を積極的に食べるようです!)
最後に ヒトコト!
「世界はコロナで大変じゃが、クリスマスはキャンセルにならん! 必ず日本へ、アナタのおうちへ行く!」
(編集部/サンタさんから心強いお言葉、いただきました!)
レポートまとめ♪
●シーズン中は関連イベントが集まるマーケットが盛んに行われるそう
●おうちではスノーフレークやジンジャークッキーなどを作り盛り上げるそう
●サンタさんは、なんと、どこでもドアを持っているそう!
いかがでしょう!? 知っているブランドもそうでないブランドもいろいろあったのでは!? 今後街の輸入雑貨屋さんや食品屋さんで見掛けた際はぜひ手に取ってみてください。スノーフレーク作りなど、ぜひ挑戦を! いつもと違ったクリスマスが楽しめるかもです♪
過去にはこんなイベントも開催されました
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