番外編

文・写真： 山さん

【東京ばな奈カレー】 チマタを賑わす話題のレトルトカレーが本格販売! 味はチキンとフルーツ! 通販あり!

商品概要

販売開始日【実店舗】2024年6月1日、【公式通販】2024年5月30日
販売店東京ばな奈s（東京駅 八重洲中央口改札外）ほか
価格各734円／チキン180g、フルーツ200g
商品紹介サイトhttps://www.tokyobanana.jp/products/banana_curry.html
通販サイトhttps://paqtomog.com/shop/c/cb-curry/

【東京ばな奈カレー】とは!?

1991年の誕生から30数年。贈って満足、もらって嬉しい東京みやげの定番として支持されている、スポンジ生地＋バナナピューレのお菓子『東京ばな奈』。みなさん、ご存じですよね！

コラボ商品含めバリエーションも複数ある『東京ばな奈』は、日本はもちろん海外の旅行者からも人気を博していますが、そのスピンオフ商品として、2024年4月23日から1ヶ月間限定で販売され話題を集めたレトルトカレーが、今回紹介する『東京ばな奈カレー』です！

先行販売を行った東名高速道「海老名SA（下り）」では、商品の単品販売はもちろん、お皿に盛ったカレーライスメニューとして提供。TVやSNSで取り上げられるなど、賑わいました。詳細な数は非公開とのことですが、約1ヶ月間の販売で想定の2倍以上売り上げと、大ヒットとなりました。

そんな、カレーファンも必見の話題レトルトカレーが、2024年6月1日からレギュラー商品として改めて正式販売されることに。販売窓口がイッキに拡大し、より多くの方が買えるようになったんです。

味はチキンとフルーツの2種類

柔らかく、甘い、ふんわり食感がたまらない「東京ばな奈」ですが、そのイメージが強すぎるゆえか、意外に見過ごされている!?　と思えるのが、メインとなるスポンジ菓子以外にも派生商品が複数あること。

今回のレトルトカレーは、ブランドの多様を示すその一環によるものですが、開発販売元となるグレープストーン社では、バナナとカレーのマッチングの可能性にはかなり早い段階から注目しており、なんでも約四半世紀前に「東京ばな奈カレー」の商標を取っていたほど。出るべくして出た商品といえるんです。

カレーとバナナ（ピューレ）は一見相容れない存在にも思えますが、「とろ〜りとした食感と、コクという意味で通じるものがある」と考えた担当者。

カレーにフルーツといえば「リンゴ」を連想される方が多いと思いますが、バナナはリンゴよりも甘みやコクが強いため、両者の相性はきっとあうはずと企画がスタートしたそう。

開発には、これまで同社の様々な商品開発に携わってきた、バナナについて一家言もつ社内パティシエが参加。バナナの旨味を引き出すためにいろいろ知恵を絞ったそう。

担当者いわく、「バナナピューレは、配合する量が0.1%違うだけでも味が変わる」など、個性が強いため、使いすぎると奇をてらったようになりかねないと注意。開発するうえで念頭に置いたのは「菓子屋が出す（それ風な）カレーではなく、しっかりとカレー感が楽しめる本格的な味」なんです。

そして開発期間1年半をへて完成したのが、「チキン」と「フルーツ」の2種類。バナナとカレーの銀食器がコラボしたパッケージも、とてもオシャレですよネ！

価格はともに734円。チキンが180g、フルーツが200g。ともに1人前です。

・・・レトルトカレーとしては、ちょっと高い印象は否めませんが（汗）、特別なカレーという付加価値を考えれば許容範囲かと思います！

ちなみに先にお伝えすると、「バナナ入り」といっても、果肉がゴロッと入っているような、目視で判る商品ではありませんのでくれぐれも誤解なく。

バナナはあくまでもピューレ（ペースト状）であり、ルーの中に溶け込んでいるため、見た目ではわかりません。

まろやかな濃厚チキンカレー

＊写真にある、ライス、フライドオニオン、（タマネギと生姜の）アチャールは、商品に含まれません。「フルーツ」も同様

まず「チキン」から。

「チキンカレー」は、バナナピューレと発酵バターを使って再現した濃厚なコクがポイント。どちらのカレーにも、クミンやコリアンダーなどのスパイスを15種類以上が使っているそうですが、思っているほどスパイシーではないなという印象。

柔らかい鶏肉がゴロッと入っており、ルーとの相性もいい感じ。生クリームも使っているため、味わい濃厚。食べやすいですヨ〜。

欲をいえば、もう少しチキンの量があるとベストかなと思えましたが、物足りない方は、惣菜のから揚げなどをお好みで追加して召し上がれ。全体的に、「中辛」とはいえ子どもでもイケるのでは!?　と思えるほどまろやかでした。

スパイシーなフルーツカレー

一方「フルーツ」は、バナナのほか、キウイやマンゴーの3種類のフルーツと、カシューナッツペーストやココナッツミルク等をブレンドした味です。なかでもナッツは甘みをコントロールするうえで重要と、配合には細心の注意を払ったそう。

それだけ聞くと、こちらのほうがフルーティーで食べやすそうに思えますが、意外や意外、実際食べてみるとこれが想像以上にスパイシーなのでビックリ!

スパイス好きな方はもっとほしい！ となるはずですが、あまり強いスパイスは・・・という方には結構ハードルが高いかもです。「チキン」は万人受けしそうだと感じましたが、この「フルーツ」はややマニア好みかも。

・・・にしても、同じバナナピューレを使ったカレーでここまで大きく味が違う点は、ある意味嬉しい驚き。片方だけといわず、ぜひ2種類ともお試しあれ。担当者いわく「（2種類の）相掛けもオススメ」とのことです。

ちなみに核となるバナナピューレは「チキン」が約10%、「フルーツ」が約17%含有。うち後者は、バナナ以外にもキウイ等が含まれるため、商品全体でフルーツが占める割合は20%を超えるそう。

食べた際の「バナナ感」ですが、（あくまで個人的な感想ですが）言われるとそかな!?　という印象。食べた瞬間「おおお、バナナじゃーん!」という、露骨な判りやすさはありません。それだけうまくルーに溶け込んでいるということだと思うのですが、本格カレーが好きな方は、そういったさり気なさにビビッとくるのかも!?

余談ですが、今回の新商品に使っているバナナはすべて、ドールが行っている「もったいないバナナ」です。フィリピン産です。通過程等で傷が付いたり、形が悪かったりすることで廃棄されていた、味はまったく問題のないバナナを使い製造されているんです。

どこで買えるの!?

気になる購入窓口は大きく2つ。1つは「実店舗」（2024年6月1日〜）、もう1つは公式オンライン通販サイト「パクとモグ」（2024年5月30日〜）で販売。

実店舗は、東京駅の八重洲地下中央口（改札外）にある『東京ばな奈s』や、先行販売した東名高速「海老名SA（下り）*」、成田空港など、平日休日問わず多くの方が利用されるエリアなどで販売。ちなみにスーパーなどの量販店での販売は行わないとのことです。

＊「海老名SA（下り）*」も6月1日以降、物販のみ。期間限定で販売したカレーライスメニューでの販売はありません。

＊直営店「東京ばな奈s」（東京駅）の様子／素材提供：グレープストーン

『東京ばな奈』シリーズを取り扱っているお店は、現在113店舗*ありますが、そのすべてで紹介したカレーを販売しているわけではありませんのでご注意を。ウェブに掲載のある個々の店舗情報をクリックすると、取り扱い製品情報のリストを確認できますので、そこで販売有無を確認ください。

＊2024年5月29日現在

通販限定パックも！

先述の通販サイト「パクとモグ」だけの限定商品として、新商品の2種類のカレー（各1点）と、オリジナル専用皿の3点をまとめたセット商品を販売。価格は3300円です！　売り切れ必至、お急ぎくださいませ〜。

レポートまとめ♪

・あの大人気銘菓のレトルトカレーに！
・味は「チキン」と「フルーツ」の2つ
・辛さは「中辛」のみ！
・指定店舗＋通販で購入可能