2024.04.20

特集記事

文・写真: 山さん
2022.01.17

『タイガー真空断熱炭酸ボトル』 炭酸をマイボトルで持ち運べる、話題の画期的新製品はどーんなカンジ!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

炭酸をマイボトルに入れて持ち運ぶ。そんな理想を叶えた、注目の新作ボトルがタイガー魔法瓶から2022年1月21日に発売されます! 国内メーカーでは唯一という新ボトルとは、どんなモノか!? 一足お先にご紹介します!

*掲載内容は2022年1月時点の情報で、内容を保証するものではありません。
*掲載写真は特記あるもの除き、すべて編集部による。

『タイガー・真空断熱炭酸ボトル』とは!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

ボトル本体のデザインはご覧の通り、シンプル! 写真は「0.5Lモデル/MTA-T050」

2023年2月に創業100年を迎える「タイガー魔法瓶」が、2022年1月21日に発売する新製品(MTA-T050/080/120/150)です!

商品ジャンルは、チマタに数多く存在するボトル(水筒)ですが、最大の特徴は文字通りのコレです、コレ ↓↓↓

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

・・・なんです!!

気分転換やリフレッシュの目的で「炭酸水」を楽しまれる方が昨今急激に増えているそうで、この10年で市場はなんと8倍に急拡大しているんだとか。この新製品は、そんな日常的なドリンクとなった「炭酸(水)」を冷えたまま持ち運び、好きなときに飲みたい! という要望に応え発売されるものです。

炭酸といっても 水だけではありません!

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

コーラやファンタなど、老若男女に人気の、いわゆるジュース系炭酸ももちろんOK! さらに・・・

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル
タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

さらにウレシイのが、お酒(アルコール)も入れられること! 前年比2倍の勢いで拡大しているというクラフトビールや、人気のハイボール、チューハイなどを、キンキンに冷えたまま、アウトドア先など、目的の場所へ持ち運べるんですヨ!

構造に違いがあるんです!

一般的な(炭酸非対応)ボトルに炭酸を入れた場合、気体になった炭酸がボトル内に充満し高圧となり、フタが開かなくなる場合があるほか、無理に開けようとするとキャップ等の破損を招く恐れが高いとして、“ボトル(水筒)に炭酸は無理” というのが、これまでの通説かと思います。

この新製品はそんな常識を覆す画期的なボトル。「炭酸対応ボトルって、すでにあるよね・・・」との声も聞こえてきそうですが、“国内メーカー”としてはタイガー魔法瓶が唯一なんです!

新発売のタイガー製ボトルは、ボトル内に溜まるそのガスを安全に排出できる、“炭酸ガス抜き機構”を搭載した新モデル。

ボトル内が高圧になりすぎた場合、ユーザーの意思に関わらずガスが抜ける“安全弁”も完備するなど、「安心」「安全」に使える技術力の高さが自慢です!

特許出願中の バブルロジックとは!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

新作ボトルの核となる特徴は、ボトル本体の上部分、トップのキャップや栓がおもな見所(写真のグレー&ブラックの部分)です! とくにスクリュー式であるキャップに大きな秘密があるんです!

【1】炭酸ガス抜き機構

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

素材/タイガー魔法瓶

最天部にあるグレーのキャップを、半回転くらい緩めると、“プシュ”という音と共にボトル内に溜まったガスが抜けるんです!

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

1度抜けたあとは、クルクルとさらにキャップを回転させるだけでOK! キャップが外れると飲み口が♪ キャップには指を掛けられる突起があり、回しやすいです。 

*ガス抜き後のキャップの回転は、一般的なボトルよりも多い印象。結構回します。

【2】安全弁

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

素材/タイガー魔法瓶

移動中など、長時間開栓しない場合や、夏場の車内に長時間放置した場合など、ボトル内が一定以上高圧になると、なにもしなくても自動でガスが抜ける「安全弁」が搭載されています!

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

「安全弁」はボトル本体と接続する栓の内側部分にある、赤丸部分がそれ。小さな突起のようなものが、超高圧時に自動でスライド、ガスを外部へ逃がす仕組みとなっているんです。担当者いわく、この安全弁の開発だけで、2年もかかったとのこと。タイガー魔法瓶ならではのこだわりです!

炭酸、長持ち! ボトルにもこだわりが

炭酸をボトル内で、安心・安全に持ち歩きできる理由は、先の「バブルロジック」ですが、実際にボトル内に入れた炭酸を気化させず、長く維持できる点も新製品の見所なんです。それがコレ ↓

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

写真左がタイガー製の新製品。右が編集部がたまたま持っていたブランド不明の市販ボトル。内部の違い、わかりますよね!

一般的なステンレス製ボトルの内部は、写真右のような曇った仕様が多いんだそう。これはステンレスの素材をざっくりといえば、そのまま使っている状態ですが、タイガー製は製造過程で内部を研磨(バフがけ)しているんです。内部が鏡面状に見えるのはそのため。

タイガー魔法瓶が独自に「スーパークリーンPlus」と呼ぶこのひと手間は、もともと汚れの付着やニオイ対策のために行っていたもので、タイガーでは以前から自社製ボトルの製造で採用していたそう。

この鏡面加工が、炭酸維持に大きな効果があることが判明。非研磨のボトルの表面は一見フラットに見えますが、目視では判らない小さな凹凸が無数にあるんです。その凹凸は炭酸の気化が早まる大きな原因ともなっているそうで、タイガー魔法瓶では、今回の新ボトルでも従来の研磨加工を継承。炭酸が抜けにくい。長持ちするんです♪

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

違いわかります!? タイガー製新ボトルは内部の表面が研磨で滑らかとなっているため、気泡が起こりにくく、見た目も少なくなっています。これは単純に抜けてしまったのではなく、液体内に炭酸が留まっているだけ。ボトルを振るとしっかり気泡が発生します。一方のブランド不明ボトルは気泡がどんどん発生。炭酸が抜けてしまいます。

ちなみに保冷含め、炭酸の維持は(7〜8度以下で)約6時間程度とのこと。

*非研磨のステンレスボトルも千差万別です。今回編集部では、非研磨と思われる手持ちボトルを3本を使い同じ確認をしましたが、一概に非研磨モデルのすべてが気化が早いというわけではなく、モノによるようです。

新ボトルがあれば、こんな心配からもオサラバ!

ちなみに新ボトルは、ペットボトルや缶入り飲料の、こんな“あるある”な心配もありません!

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

しません‼ 真空断熱構造のため、温度はある程度保たれます! 飲み残した場合でも、炭酸が急激に抜けたりしません!

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

しません‼ 冷えたペットボトルなど、気が付くと結露で濡れることがありますがそーんな心配ありません!

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

しません‼ 開けるときに炭酸があふれ出す・・・なんていう心配もありません!

実際に使った印象は!?

ここからは、実際に数日間使ったうえでの感想をリポート! 

今回実際に使ったボトルは、もっとも利用頻度が高いのでは!? と予想される一般的な「0.5L」タイプ。サイズや色については後述しますが、どのサイズ、色でも仕様は同じとのことですので、ご購入の参考までに。

持ちやすさは!? どう!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

表面はザラザラとしたこだわりの仕様となっており、僅かな滑り止め効果も期待できることもあってか、握りやすい印象。真空断熱仕様のため、冷えたドリンクを入れてもその熱は伝わらず、いつ何時もサッと持ち運べます♪

重さは「0.5L」で空の状態で290g。飲料をある程度入れると750gと、決して軽くはありません。

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

手に入れた多くの方が、1度や2度は間違いなく同じ使い方をすると思われる、(ブラックの栓とグレーのキャップをつなぐ)ゴムストラップに指を掛けての持ち運びですが、メーカーでは“ストラップを持っての持ち運びはNG”としています・・・。

ちなみにストラップ部の膨らみ。編集部計測で約3センチくらいありました。ボトル本体よりも横へはみ出しているのですが、これが実際にカバンなどに入れた際、ジャマになることが・・・。うーん、賛否が割れそうです(汗)。

飲み口は どう!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

個人的にいいなぁと思ったのが、直飲みとなるこの「飲み口」。突起の高さは約1.5センチ、直径2センチ。実施口を付けると、下唇がフィットしやすい高さなんです。焦ってガバッと口に付けても、こぼすことはなさそう♪

この飲み口に限り、「SIAA」と呼ぶ抗菌加工の認証も取得済みとのこと。気になるのは、抗菌の耐久性(持続性)ですが、それはメーカーでも判らないとのこと。

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

キャップはブラックの栓とゴムストラップで連結されているため、実際に飲む際はこの状態がもっとも多いパターンになりそう。

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

飲むたびに指でストラップをおさえなくても、(ストラップがジャマになることなく)飲めますが、ストラップは相応の反発力があるため、おさえないとブラブラします・・・。

個人的には、キャップトップにマグネットが仕込んであれば、本体のボトルにカチッとくっついて楽なのに・・・と、感じました。

【ご注意ください!】ボトルサイズは「0.5L」モデルで、幅10.5×奥行7.5×高21.2㎝。ボトル本体の直径は7㎝なのですが、この7㎝が問題。残念ながら、一部クルマの車載純正ドリンクホルダーに収納(固定)できません・・・(泣)。車載ドリンクホルダーは同じクルマでも場所により開口サイズが異なるため、全部がNGとは限りませんが、もっとも利用頻度が高いといえる運転席右の通気口横はあまり大きくない傾向が。クルマ移動が多い方は、そこも注意されたほうが無難です・・・。

洗浄は!? メンテナンスは!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル
タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

本体のボトル以外にも、ご覧の部分までパーツを分解可能。ガス抜きといった特殊な構造を採用していることもあってか、ネジ部などが(栓やキャップ内に)入り組んでいる構造のため、洗浄は一般的なボトルに比べやや時間がかかりそう。・・・というか、かかります(実際洗いました)。

パッキンは大小2つ。定期的な交換は欠かせないとのことで、メーカー推奨は1年。特殊なボトルのため、交換パッキンが高額にならない!? と心配しましたが、既存モデルと大差ないとのことです。

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

実際分解洗浄までは単純作業ですが、問題は後戻し。パッキンは至って簡単ですが、慣れていないこともあってかストラップの戻しが結構難しい・・・(汗)。

ストラップは前後上下と、位置が明確に決まっているので判りやすいはずなのですが、これが硬く。かなり手こずりました。慣れが必要です。

誤解なさらずに! コレにも対応です!

「炭酸ボトル」と “炭酸” がクローズアップされる点は仕方ありませんが、『炭酸専用』ではありません!

今回の新製品は、あくまでも

炭酸もイケる

ボトルです! つまり、こーゆーこと ↓↓

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

スポーツドリンクやジュース、緑茶、紅茶など、スーパーや自販機等で見掛ける、多くのドリンクに対応しています。炭酸だけじゃないんです!!

新製品は「保冷専用」と明記されていますが、ホットを入れること自体は問題ないとのこと。ただし、コップ式ボトルではなく、飲み口から直接飲む「直飲み式」ボトルであるため、火傷の心配があることから、メーカーでは推奨せず「保冷専用」としているそう。つまり、身近にあるコップ等に移し替えて飲めばいいだけのこと。自己責任でお使いあれ。

サイズは!? 色は!? そして価格は!?

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

サイズはご覧の4タイプ。日常使いにもっとも便利なのは「0.5L」かと思いますが、例えば「1.5L」や「1.2L」はビールピッチャーとして野外で使ったりと、シーンにあわせて利用できそう。

新ボトルは日本のみらならず、英語圏、中国語圏など、海外でも販売。日本国内での販売は初年度10万本が目標とのこと。

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

カラバリは「カッパー」「スチール」「エメラルド」の3色。炭酸水やアルコール利用も狙った、どちらかといって大人向け商品とのことで、色もそれを見越したものになっており、ロゴ以外、柄はなしとシンプル。

気になる価格は・・・

全サイズ、オープンプライス!!

と、消費者の立ち場からすると困ってしまいますが、おおよその「想定売価」を聞くと・・・・

0.5L→6000円
0.8L→6500円
1.2L→7000円
1.5L→7500円

とのこと。

炭酸非対応の一般的なボトルに比べ、それなりの高額な価格帯であることは否めませんが、炭酸を安心して持ち運べる実用性を考えれば相応といえるのでは!?

気になった点をいろいろ確認してみました!

栓やキャップは、既存タイガーボトルに使える!?

炭酸のガス対策は栓とキャップの上部に集中しているため、その部分だけを、すでに販売されているタイガー製のボトルに流用できれば、それはかなり便利なハナシで、環境にも優しい。可能かどうか聞いてみると・・・・。

「流用はできません。流用を前提とした栓やキャップの販売もありません」

*新型ボトルの補修用、メンテナンス用としての販売はあり

新ボトルは直飲み式。ストローやコップ式の販売は!?

市販ボトルにはご存じの通り、ストローやコップ式と種類も複数あり。それらへの展開拡充に加え、子どもなどが肩下げできる専用ケースなどのオプションの設定を聞いて見ると・・・。

「その予定はありません」

どこで買える!? 通販は!?

販路も気になるところ。タイガー魔法瓶には通販サイトもあるので、そこでの取り扱いを聞いてみると・・・。

「全国のタイガー製品取り扱い店のほか、タイガーボトルを販売するタイガーオンラインショップで購入可能です」

*通販サイトで行っている、他シリーズのような限定仕様の販売予定はないとのこと。

レポートまとめ♪

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

「真空断熱炭酸ボトル」まとめるとこんなボトル!

●「炭酸」を「冷えた」まま持ち運べる画期的ボトル!
●ビールもワインもジュースもお茶もと、幅広くイケる!
●特許出願中の新構造採用で、炭酸ガス対策も万全
●用途にあわせ使える、4サイズ3カラー展開
●想定売価は6000円〜とちょっと高額・・・

タイガー魔法瓶 真空断熱炭酸ボトル

いかがでしょう!? 国内メーカーでは初というこの新ボトル。1つあれば、ほかのボトルはいらなくなるくらいヘビーに使えそう。2つくらいサイズを揃えれておくと、家族や仲間とのお出かけ、パーティ等で重宝するはず。デスクワークの際にもぜひ! 個人的には、もうひとまわりスリム、かつ小さい容量のサイズがあってもいいのでは!? と思いました! みなさんはどうです!?

【2022.4.21追記】 発売以来大好評のこの新ボトル。出荷開始からわずか3ヶ月で、年間販売目標の10万本をクリアしたそーです! 売れ行き好調!

【商品紹介・公式サイト】https://www.tiger.jp/product/bottle/MTA-T.html

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山さん

娘と一緒にハイキングや登山を楽しむ日を待ち望む、ただの編集者。

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